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国家企業年金条例

昨日サーチナに面白い記事が出ていた。「国家企業年金条例」の制定についての記事である。企業年金制度の採用企業に対する税制面での優遇政策を中国全土で実施する方針とのこと。中国の年金問題は深刻である。一人っ子政策の影響もあるが、年金として捻出するべき原資がすでに底をついている。

ご承知の通り、日本の年金制度は加入者から集めたお金を行政がプールして、年金受給者に分配する賦課方式を採用していますが、中国の都市部では、積立方式と賦課方式を組み合わせた制度が採用されています。つまり、一部は各個人の口座に年金を積み立て、残りは「年金保険基金」と呼ばれる公的運用基金にプールして、そこからも老後に基礎年金を受け取るしくみです。

ところが、本来なら加入者に支給される年金の原資となる基金が、すでになくなっているのだ。年金保険基金は、現在の年金制度が始まる以前に退職した人々の年金支給の原資にもなっており、当初は、新制度以前の人々に対する支給原資と、新制度以後の人々が自分たちの老後のために積み立てた個人口座積立分と合わせて支給の原資となるのですが。

しかし、新制度以前の受給者の数があまりにも多いことから、年金支給の原資が不足し、その補てんとして、現加入者への支給原資にまで手をつけてしまっている。本来なら手を付けてはいけない別勘定の個人口座のお金まで遣ってしまった。都市部の年金は各地方政府が運用していますが、どの省・市も、現加入者が将来受け取るべき年金の原資はすでに存在しません。個人口座は、「カラ(空)口座問題」などと呼ばれていますが、非常に深刻な問題です。

ちょっとサーチナさんからお借りしてしまったが、申し訳ない。まず企業年金と聞いて頭に思い浮かぶのは401K(確定拠出年金制度)ですかね。日本の生命保険会社も力を入れてます。これは保険会社にとっては非常に大きな契約になります。特に大企業との契約は恐ろしい金額になる。しかも税制面での優遇政策を取るとしていますので、民間企業に開放するようだと非常に大きな政策となります。年金基金がすでに破綻していることを考えると企業(中国人寿保険などの)の介入も多くなるのではないでしょうか。
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