チリ新憲法草案否決
今日はチリで新憲法草案の国民投票が行われていた。結果は反対多数で否決された。この憲法、かなり問題があった。鉱山会社にとっても。先住民族に対する権利をかなり尊重しており、鉱山地域での先住民族の許可がないと採掘できなくなる。また、環境問題にも踏み込んでいて氷河地区での採掘が難しくなる。可決されていたら大事だった。だが、まだ終わっていない。鉱業ロイヤリティ法案が待っている。資源ナショナリズムの台頭。ロイヤリティの引き上げの問題はよく聞く。これはすでに資源の取り合いが起こっているからだが、やり過ぎると体力のない中小の鉱山会社はやっていけなくなる可能性がある。最近の話としてはコンゴでの洛陽モリブデンのコバルトのロイヤリティ問題。埋蔵量を低く見積もってロイヤリティの支払いが少ないともめているケース。埋蔵量の算定は難しい。実際の採掘量で支払った方が適切だろう。
- 関連記事
-
- ドル円144円??? (2022/09/07)
- CHIPS法施行に伴って (2022/09/06)
- チリ新憲法草案否決 (2022/09/05)
- 意外と良い雇用統計 (2022/09/03)
- 異なる相場が交錯する (2022/09/02)
スポンサーサイト