ロシアを挟んだ分裂
ロシアをめぐって制裁の雨あられが降り注ぐ。主要国はSWIFT排除でいきなり切り札をだしたが、ドイツ、フランス、イタリアはロシアとの取引を根絶することは出来ない。中途半端な制裁。米国はすでにエネルギー禁輸措置に移行した。自国で調達できる米国は高飛車に出られるが、ついてこれない国も多い。これだとロシアを挟んだ分断が起こりかねない。かくいう日本もサハリンから抜け出ることができない。石油・天然ガス開発事業サハリン1からはエクソンモービルはすでに撤退している。日本政府や伊藤忠商事、丸紅は撤退できないでいる。また、サハリン2からはシェルが撤退。三井物産は撤退できずにいる。日本は引けないだろう。自国でエネルギーを賄える米国と他国との間で起こる歪は小さくない。そこにつけこまれなければ良いが・・・。
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