原油の次を窺い始める
原油がこれほどの大相場になると考えていた人は少なかっただろう。つい2年前にマイナスに振れて大騒ぎしていたのが懐かしい。あの時はもう原油は終わったと思ったのではなかろうか。ところがどっこい原油は生きていた。と言うか脱炭素の煽りで供給不足気味になるとは思ってもいなかった。コロナ禍で供給不足が加速された感はあるが、まさかの90ドル突破である。しかし、実際供給不足なのは原油だけではない。非鉄金属も同様で常に供給はタイトなものが多い。去年は高騰した場面もあったが、高止まりしつつも原油ほどではない。今後の商品ETF等への資金流入を考えると全体的に底上げがなされるのではなかろうか。原油が先行しているが、商品相場はこれからである。
- 関連記事
-
- 効果の薄い戦略備蓄放出 (2022/04/01)
- ニッケルの次は何か? (2022/03/10)
- 原油の次を窺い始める (2022/02/08)
- 銅の乱は続くか? (2021/11/13)
- 銅の異変 (2021/10/27)
スポンサーサイト