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竜虎の戦いは目に見えない

フィルディナント・リップスの「Gold Wars」日本名「いまなぜ金復活なのか」を見たとき、やっぱり凄い本だと思ったが、分かり難い部分が随所であった。それがなぜなのか分かった。今回推奨した「金の値段の裏のウラ」には知りたかったことの多くが書かれている。Gold Warsとは誰と誰の戦いだったのか?

昔からゴールドは各国政府から邪魔者扱いされてきた。それは通貨に問題があるとゴールドが上昇してしまうというバロメーターの機能があるからである。そのため米国財務省はゴールドを管理下に置く決定をした。

各国の中央銀行もそれに追随したわけで、上昇しようとするゴールドに売り圧力をかけて押さえ込んでいたのだ。そうした中でバリック・ゴールドが開発した新兵器が金のデリバティブ取引である。バリックはJPモルガンと手を組んでヘッジ取引に手を染めるわけだが、最終的に失敗してJPモルガンはチェースマンハッタンと合併を余儀なくされる。

Gold Warsの主人公はアメリカと各国の中央銀行であるが、バリック、JPモルガンの後ろにはデビット・ロックフェラーの姿が見える。そしてもう一人の主人公はロスチャイルドだと言われている。ただ、ジョン・D・ロックフェラーはロスチャイルドと手を組んでおり、ロックフェラー同士の覇権争いともいえる。

デビット側は徹底した売り攻勢でジョン側は徹底的に買い捲っていった。その結果アメリカ財務省金庫にはゴールドはほとんど残っていないと言われている。これは金キャリートレードが盛んに行われた影響である。各国の中央銀行の金備蓄も同様でかなりの量を放出してしまった。ロスチャイルドはそれを徹底的に買っていったのだ。

そしてアメリカの金備蓄は底をつき、JPモルガンとチェースマンハッタンなどは破綻直前まで追い込まれた。ここでゲームオーバーとなった。デビット・ロックフェラーが負けて、ロスチャイルドが勝ったのだ。この結果、金のキャリートレードはやがて消滅していくことになる。そのため金鉱山会社はヘッジポジションを解消しなければならなくなった。

簡単に纏めてみましたが、概略はこんな感じで良いと思います。売り圧力が消えていくゴールドは自然に浮上していく力を持っています。来年は確実に1000ドルを越えていくことでしょう。
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