相場が無差別テロと化す日
原油安で見えてきた世界はなんだろう。原油の大幅安のわりに下がらない国内ガソリン価格。円安の呪縛は思ったより強い。ドル円が80円だったならば原油安の恩恵は計り知れなかったが、もはや言うまい。現在の原油価がいつまで続くのか不明だが、産油国の一部はもはや耐えられそうにない。ロシアも痛かろうがその前に潰れる国が出てきそうだ。相場は核兵器よりも強しだ。もはや無差別テロと言うべきか。
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為替が80円から120円に、50%もの通貨切り下げが実質的に行われたにもかかわらずガソリン価格がこの程度で済んでいるのは原油安のおかげでしょう。ただ、これが逆回転しだすと円安と原油高のダブルパンチでガソリン価格はとんでもないことになりそうですけど(笑)。まあ、日本は物資の輸入国ですからことはガソリンには留まらない訳なんですが(笑)。
但し、原油安がこれ以上進むと、シェールオイル業界の業績が悪化し、彼らが発行した債券の一部がおかしくなって、米ジャンク債市場の破綻につながる危険性が、一部の専門家からは指摘されています。確かにこっちは大きな問題になるかもしれませんね。それともう少し長い目でみれば、産油国の経済が苦しくなって社会不安が高まり、それが世界情勢にも影響してくるということもあるでしょうね。