直通車の影にある人民元自由化の可能性

直通車の記事に反応した人はほとんどいなかったが、その真の理由に気が付いた人もほとんどいなかったようだ。中国が最後まで世界に対して開放していなかった分野は金融である。今回の直通車は金融自由化の先駆けである。本土の人が香港株を買えるようになり、香港の人も本土A株が買えるようになる。しかし、通貨建てがそれぞれ香港ドル、人民元と異なる。それぞれの市場に異なって上場している銘柄もあり非常にやりにくい。B株は外国人向けの市場だったが、いずれ統合されてなくなるだろう。香港株と本土株もやがて本当の意味で統合される可能性を考えないわけにはいかない。そこに横たわるのは通貨の問題であるが、やがて香港ドルは人民元にペッグすることになるのではないか?というか中国はWTOに加盟して既に13年が経つ。WTOの規則では15年後には加盟国間の間では相互に規制緩和を終えてなければならない。その中でも全く進んでいないのが金融なのである。それが降って沸いたように出てきたのが直通車だ。中国は香港を通じて規制緩和を行うつもりなのではないか?これはバブルを伴う可能性がある。
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#42938
なるほど興味深いですね。

人民元はユーロやドルや円に対して国力などを計算すると割安に評価されている。

ただ一部のエコノミストは、人民元は割高であり安くなるという人もいる。

香港ドルと人民元の歪みは対数差としていくらぐらいあるのでしょうか?

人民元が定数として香港ドルが変数だとすれば
人民元を買い香港ドルで運用という手順がリスクが低いように思える。

ゴジラさんへの見立てはいかが?
#42940 No title
モモさん、こんばんは。

中国は為替介入を行っているから現状のレートが丁度居心地が良いレベルだと考えられる。人民元と香港ドルの対価ですが、2年ぐらい前だと香港ドルが20%切り上がるレベルで釣り合うと言われていました。香港ドルを持っておく意味は大きいと言えるかも知れない。前々から香港ドルはやがて切り上がるという話はありましたからそう思っている人は多いと思います。
#42941 本日の日経新聞夕刊にも
金融の更なる開放の必要が中国の要人の発言として掲載されてはいました。以前、中国の親戚が為替の変動で一夜にして大金持ちになったと言う話を大学の先輩の嫁さんが話されていた記憶があります。今回も本土と香港の通貨の変動の大波で貧乏人と大金持ちの格差が生まれるかも知れませんね。
#42942 イスラム国が中国を復讐対象国に指定
イスラム過激原理主義武装集団「イスラム国」新疆ウイグル自治区の統治の問題で中国を復讐対象に指定、奪還と開放を宣言。
#42943
中国は、人民元の切り上げをゆっくり行いたい。

香港の上場会社は中国本土でビジネスを行っており、キャシュフローは人民元である。

人民元の切り上げ圧力は、欧米からかけられているが、米国債運用されている外貨準備に損失が発生するため、また中国内の海外輸出企業を保護するために、人民元売りドル買い介入するジレンマが生じている。

このジレンマを低減するための現物資産の購入とも見えるが米国から購入する現物はないかもしれない。

上海株式購入の目算にはドルペッグされている香港ドル
人民元と米国ドルの対数差に収斂する。

ヘッジファンドの獲物はまず香港ドル何だろうか?

確かに何か起こりそうですね。

ロシアの外貨準備は減少中…。

とりあえず分からんね(笑)
#42944 下がってます
落ち始めましたね。。
#42945 No title
マザーアースさん、モモさん、こんばんは。

中国は国際準備通貨への道を歩もうとしているはず。だが、どう考えても現状では無理です。どういった手段を取るつもりなのか?まず、そのへんが問題。ヘッジファンドの狙いは香港の不動産、もしくは香港株かなと思っています。そのために今のうちに香港ドルに変えておく。それで資金流入が起こっているのか?と思ってますが。また、本土の人の香港株に対する興味は大きいようです。口座開設の動きはかなりあるようです。本土の人にとっても香港ドルに切り上げの可能性があるのならそれだけでも切り替えるでしょう。政府にとっても本土のインフレ抑制のための調整弁の役割を担っている。その代わりに香港はバブルっぽくなってしまう。ここにヘッファンドが目をつける可能性はある。実際、前回の騒ぎの時にはそうなりましたからね。
#42946 No title
たけるさん、こんばんは。

いきなりストンときてますね。
#42947
今晩はです。すとーんと下がりましたねぇ…でも、ジリジリ下がるよりましかって思える…
でも、いつまでボックスなんでしょうねぇ?個人的には、10月までには、上がるって、思ってるんですが(^^;
#42948 No title
クロノさん、こんばんは。

そんなに動くような環境じゃないんですけどね。まだ頭がお休みモードです。
#42949
日本の年金資金の運用方針変更も9月末頃で円安効果が約6円らしいですね。

何か連動しているように見えてしょうがない。

何か大きな国家間の連携があるように思える。

ウクライナ問題で
ロシア国民のタンス預金は、
ルーブルではなくドルとユーロ。
私の思慮ではオーバーキャパです。
#42950 国境無き医師団
西アフリカのエボラ出血熱。感染者と志望者の数、公表されている人数は実情よりはるかに過小。我々の対応能力を超えて拡大。最早、戦争状態。

西アフリカ、出稼ぎ労働の中国人の国慶節に向けての大量帰国が更なる感染拡大の危惧と恐怖との個人的印象。
#42951 ウクライナの地政学的リスクで売られた金
値戻し。現在、1305.52ドル。ロシア軍がウクライナ国境を超えて浸入の情報。
#42953 No title
モモさん、マザーアースさん、おはようございます。

モモさん、何とも言えないが臭いですね。

マザーアースさん、なぜ下がったのか、なぜ戻したのかまったくわからない。
#42954 考察資料A
ロドリック「世界経済の政治的トリレンマ」
①「グローバリズム」
②「国家主権」
③「民主主義」

のうち3つを同時に達成することはできないとする説。
この仮説のもとで考えられる選択肢は以下の3つ。

(1)国家主権を二の次にして「グローバルな連邦主義」の下で国際経済統合と民主主義を選択する。

(2)民主主義を二の次にして「黄金の拘束服」の下で国際経済統合と国家主権を両立させる。

(3)国際経済統合を二の次にして、国家主権と民主主義を維持する。

>中国は(2)なので民主化は出来ないが、第2の天安門事件は起きやすくなっていく、

(1)は、ユーロ圏のことだけどいずれ(2)に移行するだろう。
日本は、民主主義に制限をかけていき秘密保護法やマスコミ統制によって右傾化または全体主義的な色彩が強くなり、少数意見の軽視や知識層言論の管理に繋がる。

麻生財務大臣のナチスに学ぶ発言はここから来ているのではなかろうか?

結論を言えばグローバリズムを進めれば進めるほど民主主義は消滅するか機能しなくなる。
#42955 No title
picachu1234さん
グレゴリー・マナリーノのuーtubeの翻訳有難うございました
いつもすみません
内容は的確で全く同感しました

意訳を頭に入れて動画を見ましたが、やっぱり英語はわかりませんでした
ですがこのところKingWorldNewsの記事を毎日読むようにして英語を勉強しています
今までは英語を読んでもまったくわからなかったけど
記事に興味があるせいか少しづつわかるようになってきました
これを一年ぐらい続けていると読めるようになりそうな気がしています

もし読めるようになったら恩返しに面白い記事を紹介したいと思っています

#42956 考察資料B
国際金融のトリレンマ

①為替相場の安定
②独立した金融政策
③自由な資本移動のうち2つまでで1つを諦めなければならない状態。

為替相場の安定

為替相場を安定させる事は、小国であり経済が不安定である国にとっては特に有効、小国でなくとも他国の通貨が不安定である時に為替相場を安定させる上で有効。

為替相場を安定させる方法
①固定相場制
②共通通貨がある。

共通通貨の代表的なものがユーロこれもブレトン・ウッズ体制下でのポンド危機やフラン危機など欧州通貨相場が混乱状態になる事が増え、国際取引に弊害が出ていた事が共通通貨導入への当初の目的。共通通貨は域内の取引を安定させるメリットが有る。

独立した金融政策

独立した金融政策における「独立」とは、一国若しくは一国の中央銀行を指し、それらが独立して金融政策を行えるかどうかというのがポイント。金融政策の目標には、主に物価や通貨価値の安定がある、その手法には
買いオペレーションや売りオペレーションといった公開市場操作や、預金準備率がある。

自由な資本移動

自由な資本移動は、外国からの直接投資を制限しているか否かや、対外資本取引が自由か否かで判断するもの。資本移動の制限は、国内の雇用を保護する目的などで行われ、日本も戦後は外国資本の出資比率が50%以下に制限。その後、IMF8条国への移行などに伴い、資本自由化が進められていき、現在は一部の外資規制(国家の主権維持などに関係する防衛や放送、通信など)を除いて、自由な資本移動が行われている。


3つの金融政策を併用出来ない理由

①【「為替相場の安定」と「独立した金融政策」を選択した場合】

まず、為替相場の安定と独立した金融政策を選択した場合ですが、この場合に資本移動を規制していないと、資本流入出が起こりえる。中国を例に説明。

中国は管理フロート制(通貨の変動幅を固定した中での通貨取引が行われる制度)は為替相場の安定政策の一種で、更に独立した金融政策を行う。仮に中国の経済に悪影響をもたらすほどの高いインフレ傾向になったすると、この時、中国は金利を上げる等の方法で独立した金融政策を行使する。しかし、もし資本移動が完全に自由であったら、海外との金利差を求めて人民元が多く買われる。そうなると、人民元は大幅に高騰して為替相場の安定を放棄か、金利調整などの独立した金融政策が無効になる。

②【「独立した金融政策」と「自由な資本移動」を選択した場合】
独立した金融政策と自由な資本移動が選択されている国は、日本やアメリカ、英国など。
仮に金融緩和をして金利を低下させると、自由な資本移動が可能な場合はその通貨が売られ、固定相場制(為替相場の安定)を選択する事は出来ない。

③【「自由な資本移動」と「為替相場の安定」を選択した場合】
自由な資本移動と為替相場の安定を選択している場合に、基軸通貨国と異なる独立した金融政策を取る場合。仮に金融引締めによって金利を上昇させると、固定相場制下では、無リスクで金利差による利益を得られるので、金融政策が無効化する。


>さて答えは①②③の3択問題のようです。WTOに加盟して15年の猶予期間が終わろうとしています。

ブログ読者の皆様、
中国やロシアは何れを選ぶと思いますか?

答えが分かる人は儲かるかもね。日本の年金資金運用変更は正解なのかもしれない。
#42957 No title
モモさん、tetuさん、こんばんは。

難しい質問ですが、中国が完全な資本移動ができるようになるとは思えないところがある。また、金融政策が無効になるような態勢を築くとも思えない。実に難しい問題です。

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