信用は持続可能か?

PIMCOのビル・グロスが米経済は信用に依存し過ぎで持続不可能とし、投資家は金融市場から撤退すべきとの見解を明らかにした。正しいことを言っているが果たして正解となるかが問題。以前、ビル・グロスは金利上昇を予測し、米国債から撤退したが見事に外れた。それはFRBの米国債購入による管理相場入りしたために金利上昇が回避されたからだが、今回の発言が正しくなるのかどうか興味深い。信用拡大には限界があり、やがて突然消滅してしまうリスクを持っている。誰も今の世界がなくなるとは思ってはいないため限界まで信用は拡大される。そしてある日、王様が裸であることに気がつくとすべてが消滅する。信用とはそういうものなのである。ビル・グロスは信用市場が機能不全に陥ればインフレが高進する公算が大きいとして、インフレ指数連動債(TIPS)やゴールドなどコモディティへの投資を提言したほか、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、カナダなど債務水準が相対的に低い国やキャッシュフローが健全な株式への投資が好ましいとしている。これも正しいことを言っているが、そうなるための条件がそろうときは来るだろうか?
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#32898
もちろんいくら歴史を繰り返すとは言え、時代の変化によって転換点となる出来事は変わってくると思う。日本の信用創造の転換点の場合、私は政策金利と国債金利の逆転現象が生じる点を重視しています。

政策金利・・・日銀が民間銀行へ貸すお金の金利
       ※預金金利はそれより高くなる
国債金利・・・国債の金利

本来は政策金利(預金金利はそれ以上)<国債金利とならなくてはいけない。
リスクの無い借入<リスクのある投資
だからです。
この構造は現代金融社会の市場原理において、要となる要素だ。
しかし、ここがやがて崩れる。

なぜなら、
1.量的緩和を行う→景気は良くなるが、お金が投資へ回りすぎ始める。
2.どこかで金融引き締めを行わなくてはならない。
3.政策金利が上がる
4.国債金利は日銀が直接引受をしている為、上がらない。
  国債金利を上げてしまうと、膨大な利息となるため払えなかったり、
  住宅ローン破産が大量に発生するため、上げることもできない。
5.政策金利が国債金利を超える。

この瞬間、日本の金融市場は根底から矛盾が発生し、でたらめな状況に陥る。

 なぜなら「預金」が「投資」より利回りが良くなるからです。

国債を買うよりも、銀行に預けた方が利回りが良い。
銀行は預かったお金を国債に投資すると逆ざやになってしまう。

今までは不景気があったために金融緩和を行い、この逆転現象は生じていなかった。
ヨーロッパもアメリカも、量的緩和も金融緩和もしてきているが、
「未だに景気が回復しなかった」という点が共通している。
だから本質的な統制経済による問題は露出して来ていない。
しかし日本の場合良くも悪くも「回復しうる健全な経済体質」がある。
だから、これから量的緩和が本格化していった時、日本は必ずこの転換点を迎えることになる。
そのタイミングをしっかり見ておこうかなと思っています。
#32902
暇人さん

前は中国の通貨制度を教えてくださりありがとうございました

質問なのですが

〉本来は政策金利(預金金利はそれ以上)<国債金利とならなくてはいけない。
リスクの無い借入<リスクのある投資 だからです。

の部分がよくわかりません

教えてください

政策金利は公定歩合の意味ですか
#32903
>モモさん

政策金利・・・「銀行達は〇%で貸し借りしようぜ!」と日銀が旗を振る目標金利
公定歩合・・・日銀が銀行達に「俺が〇%で貸したるぜ!」と言ってる金利
        (今は名前が変わって名前が長くなってます)
政策金利として掲げた目標の達成手段に公定歩合の金利があるので、政策金利の一部を公定歩合と考えることもできるし、目標達成のメイン手段が公定歩合だから(昔は)、同一視してもいんじゃねって人もいます。

日銀が市場を見て、政策金利をイメージし、
・銀行間の金利高いな→あいつらの債券買い上げて、金を増やしてやろう。
           →金利が下がる。
・銀行間の金利低いな→あいつらに債券買わして、金を減らしてやろう。
           →金利が上がる。
・バックアップ策として→最悪でも日銀が〇%で困ったら金を貸してやろう。
           →これ以上は上がらない。(公定歩合)
例えると
政策金利 2% (日銀があの手この手でここに近づける)
公定歩合 3% (最悪でもここまでしか金利が上がらない)
だけど実際は、政策金利と公定歩合が近い数字になりがち。
なんてな関係性かな。
#32904
>モモさん

今読んで見たら、質問お答えできてなかったですね。

>本来は政策金利(預金金利はそれ以上)<国債金利とならなくてはいけない。
>リスクの無い借入<リスクのある投資

リスク無しで得る金利収益<リスクをとって得る金利収益
と解釈をお願いします。
#32906 御礼
銀行間コールローン金利≠
市中銀行の王様日銀が与える金利で良いでしょうか?

米国債金利と日本国債金利は
正に主従関係になっています
逆転することは近年ありません
あと

中国のマネー発行が土地を信用の裏付けなっている

ということは

領地拡大策は利に叶っており
恐ろしさも感じました

また無制限なマネーを刷る行為を止める効果もあり

金本位性に近く

その代わり欧米日など福祉国家にかかる費用をすぐにマネーを刷ることでファイナンスするのに対し
中国が一人っ子政策をとるのも 医療費が高額なのも
西側の情報統制するのも
しょうがない

人々の権利意識を制限する
ことでなんとか成り立っている ように思います

我々の国の通貨の与信を
何処に置くかは

将来の徴税なのですから

人口減少社会に入り
与信能力に劣化が見られます

怖い時代に生きていますね

#32907
暇人さん、モモさん、こんばんは。

なるほど、私は欧米の景気は本格的に回復するのは遥か先だと思っています。しかし、日本は量的緩和で復活できるということですね。
#32910 world war
私達がもっているお札は
政府と個人の借金の借用書
(金利は付かない)

政府は中央銀行にやりたい政策の原資を国債という形で借りる
(金利がつく)+(信用創造)

また民間企業や個人は市中銀行 から金を借りる
(金利がつく)+(信用創造)
市中に出回るマネーが増大する
今現在の日本は
少子高齢化社会なのだから
利益最大化を狙う民間企業の
資金需要は少ない

市中銀行は国債というもので
運用すれば
リスクを取らずに利子収入を得ることができるため

マネーは増えないし
需要と供給のバランスが崩れ
デフレになる

ケインズ式の景気浮揚策を行うのだろうけど

昔と今では決定的に違うのは
供給能力が異常に発達しており
新規雇用が機械生産に置き換わり新興国の豊富な安い労働力
があるため

狭義の日本国という視点で見た場合

通貨安戦争に引きずられます

第1・2次世界大戦は

有効需要の保護政策から始まり
当時の工業国

イギリス・ドイツ・アメリカ・ 日本などなどの

生産手段(工場・人命も含む) の破壊と富の収奪だと思っています

参戦の遅かったアメリカは
無傷に等しく
戦争という資源と人命の無駄遣いにより

決済手段goldを溜め込み
イギリスと争った上で

国際基軸通貨になり
覇者となります

世界恐慌の発端はFRBの
通貨供給量の急減と言われており
戦争の真因です

ケインズ式の経済政策は効かず
アメリカは戦争で景気回復と
覇権国の地位を得たのです
#32912
モモさん、こんばんは。

これを本当に計算してやってきていたのだとしたら大変なことですね。実証するのはなかなか難しいですが、流れ的には納得している人も多いところです。
#32913 管理人のみ閲覧できます
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