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2011年金需要



去年の金需要統計データが出てきているようだ。2011年の金の世界総需要は4067.1トンで0.4%増加した。投資需要が宝飾品需要に追いつきつつある。中央銀行の需要は買​​い越しであった。2010年の77トンと比較して2011年は439.7トン(570%増)と急増した。投資需要は中国、インド、ヨーロッパ(主にドイツ、スイス)が強い。

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こちらは投資需要の内訳です。欧州投資需要は7年連続増加していて2011年の金投資の4分の1を占めている。バーとコインの需要は世界的に大幅に対前年比増加し、強力な投資需要に貢献ている。バーの需要の大きさにも驚くがコインも非常に強い。金ETFが霞んで見える。

2012年のゴールドのファンダメンタルズは良く見える。依然として低いマイナスの実質金利はゴールドが安全な避難所であることをサポートする。2014年までゴールドに非常に強気である理由の1つにはFRBの金融政策の影響も大きい。ユーロ圏の債務危機で金融の不安定性とソブリンリスク、金融システミック·リスクはコインやバーの形で地金の購入を増加させている。欧州の需要はスイスとドイツが主な要因である。2011年は374.8トンで前年同期比25%以上上昇した。

ゴールドの供給側では金鉱山側の出力として前年同期比でわずか4%の増加で2809.5トン。ヘッジは158.0トンで前年と比べて18トン増と10年ぶりに増加した。リサイクルは相変わらず多く1611.9トンと前年比わずか2%下落であった。

さて、今年はどういった年になるのかな?
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