注目は欧州に集まっているが・・・
今世界の注目は欧州のギリシャに注がれているが、米国は前例のない財政赤字を抱えて沈没寸前になっている。オバマ大統領はここまで何も出来ずに来てしまった。この窮地を脱する手段はあるのだろうか?過去の恐慌時にルーズベルト大統領は何をやったのだろう。彼は恐ろしい事をやっている。国民からゴールドを強制的に買い上げて緊急銀行法を成立させている。その後、1トロイオンス20ドル67セントだった金価格を35ドルに切上げを行っている。国民から安く買い上げたゴールドが2倍近い価値になってしまった。これで財政赤字を帳消しにするという離れ業をやっている。これでニューディール政策の資金もゲットし、政策上の余裕が生まれた。デタラメなやり方ではあるが、金平価引き上げの効果は絶大である。しかし、米国はこれだけでは復活には程遠く、最終的に好景気になったのは日本との戦争が最も大きな要因だと思われる。米国で行われた金平価切上げは効果的であったようだが、日本の幕末に行われた金平価切上げは超インフレを呼び込んで大混乱を呈した。そこにどういった違いがあるのかはよく検証する必要があるだろう。
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