新興国のドル離れは起こるか?
ドルにペッグしている新興国は米国の金融政策の悪影響でインフレに悩まされている。特にQE2には相当苦しめられたはずである。中国のみならずベトナムなども物価上昇は顕著である。中国が人民元の切り上げを始めた事からもドルの減価のレベルが容易ならぬものであると推察できる。そんな中、米国の著名エコノミストが言う。「新興国は世界的な危機から身を守るため米国債購入以外の方法を見つけるべきである。米国や他の先進国の債券は流動性が高いかもしれないが安全からはほど遠い。債券投資家はある日突然背を向ける可能性がある。」その通りなんだが、身内からもそう言われ始めるとはね。最近の中央銀行の行動をよく反映したコメントである。
- 関連記事
-
- 日本はスイスに続く気はあるか? (2011/09/06)
- 空売り禁止は危機のシグナル (2011/09/05)
- 新興国のドル離れは起こるか? (2011/08/29)
- 人民元の自由化が近い? (2011/08/28)
- やがてギリシャはデフォルトを宣言するだろう (2011/08/27)
スポンサーサイト
ドルが普通に流通している国では、大きな問題かも知れない。
日本は、円以外流通していないので、ドルが身近に感じない。
日本人は、円以外の通貨を信用していない。逆に言うと円は絶対であると信じ込んでいる。
円安とか、国債の暴落なんて想像がつかいないことが、幸福なことか不幸なことか。
不幸な事ですよね。