2010.01.31(Sun) | 経済 | CM (24) | TB (0)
ドルの反撃が始まったかのようなドル高である。サマーズ米NEC委員長が言っているようにドル基軸通貨体制を維持する事こそが米国の国益たるのである。そのためには米国は財政赤字の削減など「ドルのファンダメンタルズ」を支える経済政策を追求しなくてはならない。それこそがドル不信を払拭する事になると思う。しかし、それが非常に難しい事であるのも理解している。今年の米国はドル絶対防衛線を張ろうとしているかのようだ。経済の底はある程度打った、これ以上の後退はない。今度はドルを守ろうと言う事か。取り合えず明日からのドルスワップ協定の解除がどうでるのか?新金融規制法案の影響も未知数である。財政赤字削減は通貨政策上の問題が絡む。今年の米国は何かやらかしそうである。
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#12747 10年債の動き
ゴジラさん、ご無沙汰です。
10年債をみると、ジリ高基調を続けており金利安が進行中。
EU圏も歴史的な超低金利が続いるし、一気にインフレ過熱に突入する時期が早まるのではない。
ソロスの発言はその裏付けでこれからバブルになるということと解釈しています。
#12748 ドル城陥落
ゴジラ様 皆様 こんにちわ。
ドルなんて鼻くそ、鼻くそ!口では何とでも言えますよ。景気対策の予算が2月には払底するでしょうから、3月には株価操作すら出来なくなり金、商品相場は暴騰していくと読んでいます。恐らくはドルは切り下げでしょう。
ドルの絶対防衛線、上等ですよ。大阪夏の陣のように業火にやられて焼け落ちるのは必定!
#12752
Pさん、Steinさん、ちょっと通りすがりさん、こんばんは。
Pさん、そう言われてみれば久しぶりですね。嬉しい解釈です。そう願っています。
Steinさん、そうくると思ってました。2月は激戦になるのかも・・・。
ちょっと通りすがりさん、普通に考えると手詰まり感が拭えないのですけどね。やっぱり米国は権力が集中しているからこそ強いのですね。
#12753 アメリカで起こるであろう攘夷運動
ゴジラ様 こんばんわ。
本質的な問題はドルの信用がいつまで持ちこらえられるかでしょう。近い将来ドル決済ではなくユーロ、円決済になるという可能性もあるんではないでしょうか。
問題は株価操作ができなくなると次は金融に関する統制、様々な法律で今の国体を守ろうとする国体護持に走っていくと思います。公称7千トンの金もロスチャイルドに流れて殆どないでしょうからやるのはドルの切り下げ。事実上の借金踏み倒し、もちろん世界からの金融に関する信用はなくなるでしょうから新ドルは事実上の紙屑状態になって第一次世界大戦後のドイツ同様になっていくでしょう。
アメリカは資源国ですから安いドルを利用して鉱山、農地などの買占めなんかも起こるでしょうね。もちろんアメリカの内戦もありえますね。安いドルを利用してアメリカを買い占める外国勢力を追い出せ!という攘夷運動が起こるんでしょうね。
宇野先生のお話では世界支配連中からはアメリカは捨てられたそうです。あとは衰退するだけ。宇野先生はトヨタのブラックリストのナンバーワンに位置しているので寧ろ信用できそうです。
#12754 ドル切り下げ
ゴジラ様 皆様こんばんは
通貨スワップですが、目的はドル暴落防止の為の為替介入に使われたのだと思っています。昨年は下手するとドル暴落するところでしたから。過去1978年カーターショックといわれた時も各国との通貨スワップ拡大が実施され、ドルの防衛が行われました。その7年後プラザ合意により円高ドル安に。
私も Stein さんと同じくドルの切り下げを想定していますが、あまりにもいろいろな事が起こってきているので時期の特定が難しいです。しかし今年中に実施されるのではないのかと思って身構えています。
#12755
Steinさん、ちょっと通りすがりさん、こんばんは。
あえてはっきり書かなかったんですけど、私も年内のドル切り下げを予想しています。商業用不動産問題がまだ残っているのになぜ通貨スワップをやめるのか非常に不可解です。爆弾が炸裂する前に手を打つ必要があり思ったより早い可能性もある。
#12756
ゴジラ様、皆様、お早うございます。
いつも勉強させていただき、有難うございます。
少し前に金論議がブレイクしておりましたが、alchemy(錬金術)の探求が無かったら、chemistry(化学)の発達や産業革命の勃興を含め人類の科学史は違った様相を呈し、従って私たちの住む世界も、現状とはかなり違ったものになっていたのではと思います。(GSも存在しない、欲の少ないもっと清らかな世界になっていたかも知れません。)ただ人類には光物を好むDNAが埋め込まれているような気もします。
ところで、本題ですが、万が一の”爆弾破裂”に備えて、今まで話題になった’備蓄’以外に’打つべき手’があったらご教示お願いしたいです。
今週はどうなるのでしょうか?
http://www.huffingtonpost.com/ellen-brown/jpmorgan-vs-goldman-sachs_b_441922.html
PS:タイミング逃しましたが、オフ会参加です!!!突然の上げに備えて、美味しそうなところをネットで物色しています。
#12757 ポール・ボルカー
ゴジラ様、皆様の記事でいつも勉強させて頂いています。
現オバマ政権の経済最高顧問であるポール・ボルカーについて調べてみたら、
「1979年にFRB議長に就任し、深刻な財政赤字とインフレ、高失業率にあえぐ米経済からの脱出を主導した、ボルカーショックと呼ばれる引き締め政策を実施、金利のピークには、年利17%に達した、米国民の銀行預金は高利回りの投資信託などへ一気になだれ込んだ、高金利ショックは金融機関、中小企業の多くを倒産に追い込んだが、高いインフレ率の収束には効果的であった、結果的に米国経済の景気拡大を持続させた」
とありました。
ある方のメールマガジンを読んでいて、2004年に発行されたポール・ボルカーの回顧録を拝見しました。
その方の意見として、「ポール・ボルカーが1980年当時に行った物価抑制政策が『ゴールドの売却』であったとし、状況証拠として当時ゴールドは大暴落している。彼が表舞台に出てきたということは、インフレ抑制のために『ゴールドの売却』をするのでは!?」とおっしゃっています。
当時と現在が同じ状況かどうかわかりませんが、このポール・ボルカーという人物が、過去にそのような成功体験を持っているとするならば、同じ政策を打つ可能性が高いような気がします。
確かに、今まで表舞台にいなかった彼が、新金融規制政策と共に表舞台に出てきたことも気になります。
皆様はどのようにお考えでしょうか?
#12758 ボルカー回顧録の読み方異見
ボルカー回顧録の重要点は、彼がドルー金離脱のプラン作成責任者だったことだと
思っています。
従って、決済通貨・ドル、の防衛のため、むしろ金連動に戻す登場では、
#12759
ボルカー回顧録はこれからじっくり読んでシナリオを妄想してみようかと・・・
しかし、ボルカー案はGS等反発する勢力が多そうですし、欧州でも反論が出てますね。
そもそも、マサチューセッツで負けなければボルカー案が出てきていたのかどうか・・・
オバマのポピュリスト路線を国民に強調するっていうのが目的なのではと。
米中の株がジリ下げなのはGS勢の反撃だ、walking in the spiritさんではそうおっしゃってました。
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201001310000/
#12760 フォロー/GS vs. JPM 勝者はどっち?
kinsanginsanさんの投稿URLの訳があったのでご紹介しておきます。
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/345/
これを読むと、GS勢はNY市場にクラッシュを仕掛けてでもボルカールールを撤廃させる覚悟があるようです。
恐過ぎ!!今月は荒れそうですね~
いずれにせよ、しばらくはゴールドが上がる要素はないように見えるのですが、
もし上がるシナリオがあるとしたら何なんでしょうね。。。
#12761 前田慶次さんへ
こんにちは。そのメルマガの内容は、私も一抹の不安を抱いて読みました。ボルカーは30年前に金を叩き売りして通貨価値を維持した張本人らしいですね。同じ事をされると大変迷惑します。
#12762 金はない!
きつねうどん様
ご心配なく、どうせアメリカには公称しているほどの金なんてないですよ。
#12763 ポール・ボルカー
ゴジラさん、皆さん、はじめまして、毎日楽しく拝見させていただいております。
ポール・ボルカーの登場は、ダーティーハルさんが言われているように金連動に戻すための登場ではないかと考えられます。 昨年亡くなられた高橋靖夫さんの著書である金本位制復活の中で、ボルカーが 「ドルと金の交換停止」を議論したときの回顧録として「後日、金とドルの交換可能性を回復させるための方法や、通貨改革案についても、実行計画に盛り込んだ」 とあります。
Stainさん、アメリカは金を充分持っていると思います。ニクソンショック後、上記逆ニクソンショックの実行計画に従って金価格をかなり低く抑え込んで多量に購入できたと思えるからです。
#12764 疑問点
Juny様 はじめまして。
本当にあるかな?馬鹿みたいに鼻くそドルを刷り散らかしてドルの信用がなくなりつつあり、大量の米国債を中国に握られている状況下であるということはドルというトランプの塔を崩すハンマーを中国が持っているのと同じですから。
仮に金を潤沢に持っているならもっと早くに金本位制に戻っていなければおかしいのでは?という疑問があります。
ロスチャイルド家が1500万ポンドの紙幣しか刷らなかったとの対照的です。
#12765 Steinさん 、
>仮に金を潤沢に持っているならもっと早くに金本位制に戻っていなければおかしいのでは?という疑問があります。
いえいえ、金本位制回帰を遅らせれば遅らせるほど、アメリカはゴールド大量購入が容易になる、
という事ですね。
#12766 どうでしょう?
JuJu さん
大量購入するとなるとかなりの量、1万、2万トン?中国が1万トンいくぜ!と言っていますが、アメリカはそれだけの量の金をまとまって買えるかな?
この辺はみなさんの意見をお聞きしたいですね。
#12767
kinsanginsanさん、前田慶次さん、ダーティーハルさん、kenkenさん、きつねうどんさん、Steinさん、Junyさん、JuJuさん、こんばんは。
kinsanginsanさん、現代社会とはかけ離れた世界で生きていく事です。難しいね、これは。
前田慶次さん、ダーティーハルさん、kenkenさん、非常に良い着眼点ですね。私もボルカーの復帰はおかしいと思っていました。2代も前のFRB議長ですからね。普通では考えられません。古の禁呪(金本位制)を復活させるためと考えるのも一興だと思います。GSとJPが本気で戦ったらペンペン草も生えなくなるなるんじゃないの。
きつねうどんさん、鬼が出るか蛇が出るかですね。
Steinさん、Junyさん、JuJuさん、こればっかりは確認できないだけに両方のセンで見ていくのが妥当でしょう。
#12768 ボルカー、資本主義の救世主?
去年末の29日、Yra Harrisが自身のブログで、ボルカー「saver of capitalism」として登場と記述。
このHarris氏は、あのシカゴ先物市場の帝王レオ・メラミドの子飼いの人物。CNBCにもよく出ています。
Jim Sinclairは、元パートナーで友人のHarrisの、ボルカー歓迎記述に対して、珍しく冷淡。
Sinclair氏は、12月9日の自身のブログで、質問に答える形で、「Federal Reserve Gold Certificate」という用語を使って新通貨システムについて私見?を少し記述。
帝王メラミド氏は、変動相場制に乗って帝王となった人物。
どういう脈絡で事態が繋がっていくのか?
#12769
ダーティーハルさん、こんばんは。
ジム・シンクレアはボルカーを良くは見ていないようですね。ゴールド潰し路線?よく分からんな。
#12770 兆候
「ディスインフレの旗手=グリーンスパン氏、インフレの旗手=ボルカ―氏」・・です。
もう30年前の歴史の教科書にのるような過去の人物でしかないボルカ―氏に、2010年にもなって
スポットライトが当たりつつあるということは、やはり今後10年はインフレの時代であることを暗示して
いるような気がするんですけどどうでしょうか(笑)?
#12771
abramovichさん、こんばんは。
ずばり、正しいような気がします。
#12775 GS VS JP
きつねうどん様
あのメルマガの結末が、恐怖を与えるような演出だったので焦りましたよね!?(笑)
ゴールドマン出身者(ガイトナー) VS JPモルガン出身者(ボルガー)の抗争に思えてきたのですが、
この抗争はどこに向かわせるのか、その兆候を早く掴みたいものです。
10年債をみると、ジリ高基調を続けており金利安が進行中。
EU圏も歴史的な超低金利が続いるし、一気にインフレ過熱に突入する時期が早まるのではない。
ソロスの発言はその裏付けでこれからバブルになるということと解釈しています。