CFTCの持ち高制限は・・・
今日はあちこちでCFTCの持ち高制限についての記事を見かける。ついに原油だけではなく金や銀など金属先物の持ち高制限について検討が始まっている。不思議だなと思うのは政府はインフレの目はないと言っていなかったかな。ここまで商品相場は上昇しては来たが、まだ問題視されるほどではない。持ち高制限を課すということは今後問題になる可能性があるということである。その原因がなんなのか?それこそが問題である。バーグステン氏が言っているようにドルの国際的な地位によってアメリカは確かに恩恵を受けている。貿易赤字や財政赤字が増えても外国からお金を借りやすいのである。しかし借金を返さず赤字が増え続ければいつか外国はお金を貸すことをやめドルは崩壊する。もし外国がお金を貸し続けたとしても、資本流入でお金がだぶつき金融危機が再燃しかねないと述べている。アメリカ経済とドルの崩壊を避けるには、むしろドルの地位を緩やかに低下させるべきだと。果たしてCFTCの持ち高制限は非常時の安全装置となるのだろうか?
- 関連記事
-
- またまた出てきた元切り上げ論 (2010/01/22)
- 米国債から撤退する日 (2010/01/21)
- CFTCの持ち高制限は・・・ (2010/01/18)
- 解除されていくデリバティブ (2010/01/16)
- 隠されたインフレ (2010/01/16)
スポンサーサイト
やまはFXにもさわりが紹介されてますが、LEAP2020の今回号、読み応えがありますよ。とくに注目してるのは2015年。新ドルの1/10デノミ1、原油価格の金表示、挙句の果てには金はドル表示でなくユーロ表示でアベレージが2000ユーロだそうです。ジム・シンクレアが昨日紹介してた「マーチン・アームストロング」もブレトンウッズ体制の崩壊が1964年にみられ、そこから51.6年サイクルの2015.75年に「このマネタリーシステムの終焉がはじまる」とのこと。なにはともあれ、あと5年くらいで勝負はつきそうですね。