私は9年前の書籍【金、復活!21世紀の米世界戦略とは】からの高橋ファンです。
故高橋先生が言われた、準金本位制にますます接近していると感じます。
それが確信と変化したのが、あのヘリコプターBENの$バラ撒き戦略です。
高橋学説が頭に入っていたので将にデジャビュ(既視感)を持って報道に接していました。
少し古い(去年11月)報道ですが、伝説の投資家ファーバーの勇気付けられるコメント2件です。今のところ$1000は割っていません。特に「金利水準を考えると、金相場は2001年よりも現在のほうが割安だろう。現物の金を保有すべきだ」の下りは成程と感心しました。我々とは発想が根本的に異なります。金利水準からは金価格が実は下がっているとは気づきませんでした。
(以下引用)
投資家ファーバー氏:金相場の下値支持線、オンス当たり1000ドルに
投資家マーク・ファーバー氏は18 日、金相場の下値支持線がこれまで上値抵抗線だったオンス当たり 1000ドルになるとの見方を示した。
同氏は、シンガポールでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、金相場のパフォーマンスは株式相場を上回るだろうと語った。商品需要は「消えない」と付け加えた。
http://raku3104.blog21.fc2.com/blog-entry-515.html
投資家ファーバー氏:金相場が再び1000ドルを下回ることはない
投資家マーク・ファーバー氏は11日、各国中央銀行が財政赤字の穴埋めなどの目的で通貨を増発し、金相場が年初来27%上昇して過去最高値を更新した後で、金が1オンス当たり1000ドルを再び下回ることはないとの見通しを明らかにした。
金相場は11日、米ドル安を背景にニューヨークとロンドン市場で最高値を更新。主要6通貨のバスケットに対するドル指数は今年に入って7.9%下落しており、この日は1年3カ月ぶりの低水準を付けた。インドとスリランカが金を購入したとの先週の報道を受け、他国が追随するとの観測も浮上している。
ファーバー氏はロンドンで開かれた会合で、「金が再び1000ドルの水準を下回ることはないだろう」と指摘。「中央銀行はどこも同じだ。紙幣を増刷している。金利水準を考えると、金相場は2001年よりも現在のほうが割安だろう。現物の金を保有すべきだ」と語った。
また、中国は金を含めた資源を購入し続けるだろうと述べ、「同国の商品に対する需要はますます増加する」と説明。「新興国が最も速いペースで成長しよう」との見方を示した。
一方、西側諸国については、経済縮小を回避できれば幸運だとし、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を事実上のゼロで維持するだろうと述べた。
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追い詰められた米国としては究極の手段として実施する可能性は否定できないですね。あるとされている金準備の8133トンがもし嘘であっても国家ぐるみでインチキを貫けば、なかなかばれないでしょうしね。(例えばやらせで準備金の公開に応じてタングステン入り地金を世界に放映してごまかすことも可能かと)
もし実施された場合、金兌換不可、国外持ち出し不可がポイントになりそうですが、そのことが信用に対してどのように影響してくるのかが気になるところです。
しかし米国は物作りが衰退しきっているので、根本的に生まれ変わらないと(たのみの航空機産業が他国に食われればご臨終かな?)金本位制も米国にとって時間稼ぎの手段になってしまいそうな気がします。