デリバティブの踏み倒しが始まった
中国の電力会社(深セン南山熱電)はゴールドマン・サックス・グループの子会社から求められていた8000万ドル(約73億円)の支払いを拒否したことを明らかにした。石油関連のヘッジ取引での損失をめぐりゴールドマン側と認識が異なるという。中国国務院の国有資産監督管理委員会によると中国東方航空集団や中国航空集団など国有企業68社がデリバティブ商品で損失を被っており深セン南山熱電はそのうちの1社らしい。各社はゴールドマンやモルガン・スタンレー、メリルリンチ、シティグループなどの金融機関からデリバティブ商品を購入していると言う。少し前のニュースで中国はデリバティブ取引の無効宣言をしていたが徐々に実態取引が表面化してきている。恐らく両者平行線となり収拾がつかないと思われるが、こんなものが原因で倒産の憂き目に遭うとしたら堪ったものではない。日本も早々にデリバティブ取引の無効宣言をしないと大変な事になるだろう。
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28日、北朝鮮情報サイト・デイリーNKは、今月26日に同国で外貨の使用・保有禁止が人民保安省名義で公告されたことを伝えた。新規定は北朝鮮国民だけではなく、同国を訪問した外国人にも適用されるという。新規定に違反し、外貨の獲得及び使用を継続した場合、その外貨は国家が没収することが明記されているほか、貿易機関も輸出によって獲得した外貨を24時間以内に銀行に振り込むことも義務づけられた。外国人も所持金を銀行に入金し、北朝鮮ウォンに両替したうえで使用することになるという。(翻訳・編集/KT)