資金供給は永遠に続くのか?
米財務省は政府管理下で経営再建中のファニーメイとフレディマックが保証する住宅ローン担保証券(MBS)の買い取りなどを年内で打ち切ると発表している。またFRBも米国債の買い取りを停止している。いよいよ金融緩和が停止に向かうのかとも思えるが、そうではないようである。米財務省はファニーメイとフレディマックへの信用供与枠を拡大し2012年末までの損失を全額カバーすると発表した。事実上の無制限と言う事だが、財務省はファニーメイとフレディマックの損失は従来の4000億ドルの信用枠を超えない見込みとしている。実際は到底4000億ドルでは収まらず桁が違っていると思うが、2012年末という期限を切っていることからそれまでにチャラにするのではないか見ている。2010~2012年末の間になにかやらかすという事である。用心されたし。
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