去年との違いは・・・
1年前はリーマン・ショック後の年末で悲惨な状況であった。今年はどうなんだろう?昨年と比べて随分と落ち着いた感じには見える。凍り付いていたドル市場は生き返ったかにも見える。それもそのはずで世界中で無制限にドルを供給したからだ。当然ドルはジャブジャブの状態である。しかし、ジャブジャブのはずが資金の流動性は一向に上がらず世の中は不景気風が吹く。だが大手銀行群には大量の弾薬が充填されているのは事実である。そしてそれらの資金で彼らは利益を上げ続けているのである。その一部が商品へと流れじわじわと一次産品価格は上昇してきている。冷静に考えると米銀達はもう十分に市場をコントロール出来る資金量、すなわち弾薬を手に入れてしまっているとも言える。つまり1年前と今の違いは米銀達の自由度がまったく違うのである。そうは言ってもずっとこの状態が続く保証は無い。商業用不動産等の爆弾を抱えているため何時また昨年のような状況になるとも限らない。どっちに動くにしても事が起こるときは急変という形になるのではないか?
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いつかはドルは暴落しますが、それまでは何でもドルでコントロールできるということではないでしょうか。
つまり少なくとも来年は。