米景気後退予測
グリーンスパン氏は3月5日にブルームバーグ・ニュースとの会見で、今年の米リセッション(景気後退)入りの確率は「3分の1」と具体的な数値を挙げて答えた。しかし、前回のリセッションに陥る前には、グリーンスパン議長はその可能性について、まったく触れていなかった。
前回のリセッションは2001年3月から同年11月まで続いた。当時、グリーンスパン議長が指揮した連邦公開市場委員会(FOMC)は、迫りくる景気後退を前に、声明に盛り込むリスク判断を2000年11月まで、「インフレ」とし、利上げ方向を示していた。FOMC声明が「景気リスク」に転換したのは2000 年12月になってからだった。グリーンスパン議長(当時)は、リセッションの可能性を示唆する暇もなかったようだ。
年が明けた2001年1月3日に、同議長は緊急FOMCを招集し、0.5ポイントの大幅利下げを断行。同月25日の議会公聴会で、グリーンスパン議長は「米景気は劇的に減速しており、現時点ではおそらくゼロ成長に極めて接近しているだろう」と景気後退が切迫していることを初めて認めた。景気後退の予測は示さず、ほとんど実況中継の趣があった。
今回は議長職を離れ、民間エコノミストの立場から、景気後退の確率にまで言及したのだろう。グリーンスパン氏が金融政策の決定権を持っていない以上、1民間エコノミストの予想と同列のものだ。
*リセッションの確立は三分の一と言っているが、高いのか?低いのか?。リセッションはやはり一年ぐらいかかるようだ。かなり直前にならないと景気リスクには転換しないことがわかる。独自に判断を早めにしたほうが良いのだがこれが難しい。
前回のリセッションは2001年3月から同年11月まで続いた。当時、グリーンスパン議長が指揮した連邦公開市場委員会(FOMC)は、迫りくる景気後退を前に、声明に盛り込むリスク判断を2000年11月まで、「インフレ」とし、利上げ方向を示していた。FOMC声明が「景気リスク」に転換したのは2000 年12月になってからだった。グリーンスパン議長(当時)は、リセッションの可能性を示唆する暇もなかったようだ。
年が明けた2001年1月3日に、同議長は緊急FOMCを招集し、0.5ポイントの大幅利下げを断行。同月25日の議会公聴会で、グリーンスパン議長は「米景気は劇的に減速しており、現時点ではおそらくゼロ成長に極めて接近しているだろう」と景気後退が切迫していることを初めて認めた。景気後退の予測は示さず、ほとんど実況中継の趣があった。
今回は議長職を離れ、民間エコノミストの立場から、景気後退の確率にまで言及したのだろう。グリーンスパン氏が金融政策の決定権を持っていない以上、1民間エコノミストの予想と同列のものだ。
*リセッションの確立は三分の一と言っているが、高いのか?低いのか?。リセッションはやはり一年ぐらいかかるようだ。かなり直前にならないと景気リスクには転換しないことがわかる。独自に判断を早めにしたほうが良いのだがこれが難しい。
- 関連記事
-
- 20日のFOMCは・・・ (2007/03/17)
- 米景気減速が世界に与える影響 (2007/03/16)
- 米景気後退予測 (2007/03/13)
- 米住宅市場不況深刻に (2007/03/12)
- 為替が戻っていく (2007/03/10)
スポンサーサイト