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全ての目が揃う

今年は特徴的な年になろうとしている。去年はFRBの強行的な利上げによって商品相場は抑え込まれた。それが終わりを告げようとしている中で中国のゼロコロナ解除。中国の経済復活は欧米諸国にとっては微妙な状況。中国の消費動向を占うように銅価格は動き出した。中国が大量に消費するものはすべて影響する可能性が高い。今年は金利状況だけでなく需給状況の方が大きく影響するかもしれない。特に金属資源やエネルギー、農産物は強含むと思われる。また、2年にわたってテック企業の締め付けから始まった中国株のベア相場が終わりを告げようとしている。安すぎるバリエーションは修正される可能性が高まっている。全ての目が揃いつつあり、今年は大きなラリーになる可能性がある。
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企業は決算次第

コロナ禍で金融相場に入っていた市場は2022年大きく崩れていった。ハイテクは沈みオールドエコノミーが復活した。今年はどうなるのか?基本は企業は決算次第だということ。決算が良ければ買われ悪ければ売られる。鉱山株は市況に影響される。だから中国でよく使うものはゼロコロナで売られた。裏返せばゼロコロナ解除で買われている。次は業績を大きく上げないといけないことになる。

先週の金価格

1月   London   NY(COMEX)
23日  1914.85   1930.60
24日  1920.75   1937.40
25日  1930.80   1946.00
26日  1932.45   1930.10
27日  1923.05   1927.50

*少しジグザグしてますが、堅調と言って良いでしょう。少ないながらも金ETF動き出しています。

*金ETF残高1011.96トン(01/29現在)exchange-traded gold securities

寒波に凍える列島

今回の寒波は寒いな。光熱費がかさむ中での寒波は堪えるのではないか。水道管破裂で困っているところもあるようだが、寒い中での断水は厳しい。私のところは断水はないが、昨日は久しぶりに雪が降った。遠慮なくエアコンもファンヒーターも使っているが、これも投資のお陰。インフレに強い投資対象の恩恵は大きい。

電気料金がさらに上がる

現状でもすでに高くなっている電気代だが、ここからさらに上がりそうだ。原油、天然ガスともにピークを越え落ち着いてきているのにここにきて東京電力は3割増の申請をしている。タイムラグがあるとはいえ、どうなんだろうね。日本はその前に原発再稼働を検討しなければならない。脱炭素に向かってということもあるが、原油、石炭などの比率を下げるためにも不可避である。当然、再生可能エネルギーも注力しなければならないが、原子力を柱の一つにせざるを得ない状況であることに違いはない。

ドイツの戦車が・・・

ついにドイツの戦車がウクライナに供与される。と言っても14台だが、これをきっかけに周辺国が供与すると結構な台数になるかもしれない。レオパルトと言ったら世界最高峰の戦車の一つ。昔からドイツ製の戦車は凄かった。第2次世界大戦中、ティガーやキングティガーがもっと早く量産できていたらロシアには勝てていたかもしれない。昔、よくプラモデルを作ってたな。ドイツの戦車は人気NO1だった。

春節で潤うか?

どうも春節は株式市場も締まっているから退屈でかなわんな。とは言え久しぶりの大移動で潤うか?日本は制限しているからもう一つかもしれないけど、来れる人はお金を落としてくれるだろう。東南アジアには恩恵が大きそうだ。この期間に貴金属製品の売り上げが大きくなるのかも重要。結局、中国人の持っているお金は大きいと言うことか。

共通通貨

ブラジルとアルゼンチンは共通通貨の準備を開始するという。ユーロを連想するが、ドルを介さない決済手段移行への足掛かりだ。そうは言ってもお互いに強くない通貨同士が一つになっても難しさはある。しかも準備から開始までは長い道のりだ。しかし、ブラジルは資源も豊富なため可能性は感じる。サウジアラビアも言葉は選んでいるが、貿易の決済に関してドルでもユーロでもリアルでも議論することに問題はないと言っている。頃合いを見定めているな。ドルに振り回されるのはどの国もこりごりのようだ。

先週の金価格

1月   London   NY(COMEX)
16日  1917.00   
17日  1913.80   1908.70
18日  1920.70   1904.20
19日  1918.60   1932.20
20日  1924.90   1926.30

*1900ドルは維持されているので良いかなと思ってます。金ETFは5.25トン増とやっとついてくるか?

*金ETF残高1009.28トン(01/22現在)exchange-traded gold securities

銅の動きはかなり気が早い

最近の銅価格の上昇は高い需要に対する供給懸念とされている。かなり気の早い話に聞こえる。米国はこれからリセッション懸念が叫ばれているのにである。中国もゼロコロナ解除したとは言え、感染爆発で経済回復どころではないと思うのだが、現在の動き方は旧正月後からかなり需要が出てくるとの憶測がある。どっちが正しいのか?

足踏みのゴールドだが

ちょっと足踏みし出したゴールドだが、これで良いと思う。しばらく止まってても悪くない。中国は春節を迎えるが、ゼロコロナ解除で消費も徐々に戻るだろう。宝飾品の売り上げも戻してくると思うので金現物の買いも増えてくると予想。金ETFの戻りが鈍いのが気になるが、下支えにはなるだろう。

資源確保のための輸出禁止

インドネシアは年内に未加工銅の輸出禁止を予定している。インドネシアの銅産出量はトップテンには入ってこないが、それなりに取れる国である。この行為は上手くいくかどうかは分からない。以前、ニッケルでも同様のことをやってWTOで負けている。すでにボーキサイトは既出禁止とはっきり言っている。これから予定しているのは前述の銅と錫である。多くの国がこれをやると非常に困ることになる。

YCC現状維持

日銀の前回の政策金利の変動幅の拡大で急激に円高に傾いていたが、今回は現状維持で良かった。いずれにしても為替が大きく動きすぎる政策は良くないのだと思う。円安の動きも急だったが、円高転換も急激だった。今回ドル円は少し戻しているが、行き過ぎだったのだと思う。確かにいつまでも指値オペをやってる場合ではないが・・・。

今年のトレンドは・・・

去年はエネルギー一辺倒だったが、今年のトレンドはどうなるのか?原油株はそんなに下がるとは思ってなくて、今年も高配当を享受してくれる良い投資先の一つであり続けると思う。米株の見通しが両極端でどっちに転ぶかで景色は全く変わる。今年はハイテク系は生き返ってこないと思っていて、高配当系のオールドエコノミーの方が良いと考える。中国の景気回復に伴いコモディティは逼迫の度合いが高くなると見ていて金属系と農産物系は資金が集まると予想。米利上げ停止から貴金属も買われると思われる。最近言われている新興国株だが、ドル安の度合いに応じて物色される展開と考えている。米国一極集中から拡散の時代を迎える。

原油は思惑によって動くが

原油はそれぞれの国の思惑によって動く。いやいや先物でトレーダーが動かすでしょ。米国は金融政策で動かそうとする。産油国は供給を絞って動かそうとする。それぞれの思惑ははっきりしている。戦略物資の最たるものが原油である。次はゴールドもその中心的な位置づけに入ってくるという説。中国とロシアはゴールドを武器化しようとしていると言う。ゴールドバグにとっては金価格引上げは嬉しいが、西側諸国としては混乱することになる。真相はいかに?

https://www.scmp.com/comment/opinion/article/3206560/move-over-cryptocurrency-gold-could-have-last-laugh-year

先週の金価格

1月   London   NY(COMEX)
9日   1878.85   1871.50
10日   1878.65   1876.90
11日   1872.35   1876.50
12日   1882.55   1896.70
13日   1907.15   1920.60

*FOMC後に買い圧力が強まった。これまでのドルへの極端なポジションの解消の反動が出でいる。金ETFは2.33トン減と逆行。不思議な現象。

*金ETF残高1003.99トン(01/15現在)exchange-traded gold securities

Forecast2023集計

            high      low
クロノ        3400      1620
ゴジラ        3000      1800
new-farm      2700      1700
鈴忠         2600      1800
しん         2500      1750
たくみじゅん    2450      1700
XIWI         2400      1700
たける        2400      1400
でんぷん      2350      1750
くろ          2340      1620
日本海側      2200      1700
バンコク在住    2200      1680
名無しC       2100      1750

平均         2511      1690
中央値       2400      1700

*ちょうど良い感じにばらけてますね。当てに行くのなら真ん中あたり、中央値の精度は高いと感じる。解説は少し前にやってしまったな。今年は誰が当てるか?正解はいると思う。

1900ドル到達だが

ゴールドが1900ドルに到達した。思ったより早い。ドル円の動きも早く、突然2円ぐらい動く。今のゴールドも似ていて危うさを感じる。やっぱりドル安につられてグイっと動くので下げる時も同様の動くをしそうだ。つまり為替的に動いているわけだ。これに現物の買いが同調してくるようだと底堅くなってくると思うのだが・・・。

暖かい欧州は良かったのか

冬場にエネルギーは高騰すると言われていたが、欧州は思いのほか気温が下がらない。その為か原油や天然ガスの需要が少なめになっている。そのせいか、原油も天然ガスも値段は下げてきていて大人しい。これを幸運と見るべきなのか?しかし、中国の景気が本格的に回復してくるとエネルギー価格は高騰すると見られている。原油も天然ガスも結局一番の消費国に大きく影響されている。中国のロックダウンは欧州にとっては渡りに船であった。状況としてはこれからが正念場か?

中米最大の銅鉱山も

中南米最大の銅鉱山であるパナマのコブレ銅山がロイヤリティ問題で操業停止になった。どうもパナマ政府がロイヤリティの引き上げを要求しているようだ。どこの国でも同じようなことが起こっている。これから起こる膨大な需要に対して利益を得ようと必死だ。この鉱山の総輸出額はパナマの75%を占める。国の命運を握る鉱山だ。筆頭株主には中国の江西同業の名が連なる。ここも中国の影はついて回る。これでは供給は安定しない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b3ab63499f20e5d9a32fe2539f90be8f0115459f

銅の動きが強い

ゴールドも堅調に推移しているが銅の動きが強い。1ポンド辺り4.00ドルに迫ってきた。在庫も減ってきており、1年前の水準に迫るようだと本物と言える。需要が戻ってきているとの話も聞こえるが、ゼロコロナ解除が効いてきたのか?結局、需要の半分は中国だから仕方がないのだが、銅の復活で世界は変わる。

日本だけデフレ論

日本だけデフレ論なるものが出回っている。個人的にはいくらなんでもと思っていたが、少し考えを改めないといけない。スーパーに時折、食料品の値段を見に行くことがあるのだが、目についたのは菓子パン。すでに去年よりも値が下がっているものを発見した。恐らく値上げで売り上げが下がったため挽回しようと値引きして物量を稼ごうとしている。まさにデフレ現象を垣間見た。これはこの先、恐ろしいことになるなと思った。給料が上がらない中で日本人は値上げを許さないようだ。デフレに逆戻り論は正しい可能性がある。増税どころではない。日本は沈没の危機にある。

先週の金価格

1月   London   NY(COMEX)
3日   1843.25   1839.70
4日   1857.30   1854.90
5日   1834.00   1833.20
6日   1852.20   1865.70

*悪くないですね。上昇トレンドに入りつつあると言って良いかもしれない。金ETFは4.79トン増と増えてきたね。

*金ETF残高1006.32トン(01/08現在)exchange-traded gold securities

オーダー完了

オーダー完了ってクルマの話。今日は受注停止中のシビックタイプRの注文を受けてもらえたので発注してきた。一枠だけもらえたらしいが、キャンセルでも出たのかな。ディーラー枠が一つだけあったらしい。これでも納車は未定で2年以上は待つことになる。ホッとしたが、先は長い。定年後計画の一つはクリアできた。

今年の予想は・・・

今年のForecast2023なかなか難しい。一つの傾向と言うか方向性が見える。FRBの利上げに頂点が見え始めドルにも頂上が見えている。金利も落ち着き始めようやく相場に安心感が広がる。去年のゴールドはよくこらえたと言える。ゴールドは現在の水準がベースと言って良いだろう。ここから上昇サイクルに入るのであれば最高値は更新すると考えるのが普通。そうなると2100~2200ドルだとやや低い。何か異常事態が起こったケースと考えられる。常識的なラインは2300~2400ドル前後だろう。この辺が当たりどころと考える。それ以上だとこれもまた異常事態。何かが壊れたケース。どれも可能性はある。

今年の匂いは

ドルは強いの?弱いの?円は?景気は良いの?悪いの?インフレは強い?弱まる?意見は割れている。常に反対側の意見が存在する。投資家も大きく買いにくい。動きも小出しに小出しになる。これが2023年のスタート。円は相対的には強いとは思えない。インフレは去年よりはましかもしれないが、収まっていくとも思えない。株式は大きく買える状況ではない。株式の基本に立ち返ると業績の良いものに限定される。広く買われる状況ではない。エネルギーも農産物も去年と状況は大きくは違わない。ゼロコロナ解除はコモディティに影響を与える。コモディティは去年より相対的に強い可能性がある。読みずらいのはドル。世界でドルを回避する動きがどこまで進むのか?現状ではドルは強いと認識される。

銅は10ドルを目指す

今日、目についた記事は銅に関するものだった。脱炭素に向かっていく経済は電動化に伴い銅価格を1ポンドあたり10ドルに到達させるというもの。ただ、この価格は現実的ではなく継続可能かと言われると厳しい。この10年の間のどこかで銅は相場になる可能性は高い。ピークは一瞬だと思う。その後、急落してそれなりの水準で収まる。勝負はその時である。

https://www.kitco.com/news/2023-01-03/Copper-could-reach-10-as-markets-gears-up-for-commodity-supercycle-Gianni-Kovacevic.html

三が日が終わる

三が日が終わって、改めて今年はどうなるだろうと思いを巡らす。いきなりドル円は円高に振れたが、ちょっと行き過ぎにも見える。相場は常に行き過ぎる。行き過ぎたときの反動も大きい。現在の円の実力は140円前後のような気もする。もちろん、130円の方が良いのかもしれないが、何よりも安定していてほしいと思っている人は多い。金融が経済を不安定化させることはあってはならない。為替もそうだし、株価も金利もすべてがそうである。だが、そうはさせてくれないのだろうなと考えている。

Forecast2023

今年もForecast2023をやっていこうと思います。ドル建て金価格の2023年度予想です。highとlowの予想を入れてください。私の予想はhighが3000ドルでlowが1800ドルでいきます。去年はFRBの強行利上げで潰されたゴールドですがよく持ちこたえました。現在の水準を底値にして上昇サイクルに移行すると見ています。皆さんはどのように予想しますか?

*期限は1月13日いっぱいとします。よろしくお願いいたします。

Forecast2022を振り返る

あっという間に2023年が来てしまいました。ここでForecast2022を振り返ってみたいと思います。2022年はhighが2052.60ドルでlowが1622.40ドルでした。近かったのはhighはKawaさんの2050ドル。ほとんど正解と言って良い。lowは名無しCさん、くろさん、鈴忠さんの1650ドルでした。正解者の方、おめでとうございます。2022年はFRBの強行利上げにゴールドは叩き落されました。2023年はどうなりますかね?