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まだ入り口だが・・・

大混乱の9月だったが、まだ地獄の入り口に過ぎない。本当の地獄はこれから。どのあたりまで沈むのか?コツンはあるのか?大転換はあるのか?崩壊はあるのか?凄い年になったな。無事に来年を迎えられることを祈りたい。
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成功するか?失敗するか?

成功するか?失敗するか?って何のことだって。要するにFRBがインフレのコントロールに成功するか?失敗するか?ってこと。今のところ将来のインフレ期待はあまり高くない。それが現在の金価格に反映されている。だが、ゴールドは下げてはいるものの株式や債券の下落と比べればましな方ではある。そして市場はFRBがインフレのコントロールに成功する前提で動いている。しかし、ジョン・ポールソンはFRBはインフレをコントロール出来ないと見ている。2%まで戻せずに経済は弱まり再び緩和することになると言っている。今の英国をなぞるように。その時にゴールドはより高いレベルに上昇するだろうと。さて、当たると思うかね?

https://www.kitco.com/news/2022-09-27/Billionaire-investor-John-Paulson-gold-price-to-rise-when-Fed-fails-to-get-inflation-back-to-2-economy-slows.html

景色が急変する時が近い?

英国のように政策ミス一つでトリプル安に見舞われる今の状況は厳しい。米国は利上げによるドル高で辛うじてインフレに対処できているかのように見える。世界は壊れ始めている。米国がこれ以上利上げを続けると周辺国の状況はさらに悪化する。また、米長期金利はこのまま上昇が容認できるのか?何らかの理由で利上げを停止しなければならなくなった時が急変ポイントになる。

崩れゆく英国

英国は新政権の新財政政策発表と同時にポンドが急降下、金利も急騰した。財政の急速な悪化を懸念してのものだが、反応がシビアすぎる。英国は先進国だ。同様のことが起こるリスクはどの国にもあることになる。現在の英国のインフレは尋常ではなく、財政出動したのもよく分かるし、減税も必要なぐらい市民生活は圧迫されている。この英国の例を見るとインフレ対策としての財政出動はインフレ抑制法のように財政赤字を削減するような措置を施す必要がある。そうは言っても難しいが・・・。日本にこれが起こると笑えない。

先週の金価格

9月   London   NY(COMEX)
19日          1676.90
20日  1664.15   1664.90
21日  1671.75   1673.70
22日  1671.85   1671.20
23日  1643.55   1644.40

*じわじわ下がる展開。中国の金需要が回復してきていて43ドル以上のプレミアムがついている。需要が供給を上回っているからだが、商品価格に反映されていない。金輸入量が許可制になっているのも原因だが、ドル買い金売りのプログラム売買が入れられているのが大きい。それを破壊するぐらいの買いを入れる必要がある。金ETFは13.68トン減と大幅減少。

*金ETF残高1036.15トン(09/25現在)exchange-traded gold securities

米国と米国以外

FOMCが終わり、さらに世界の景色が変わる。米国と米国以外に。今までこれほどのペースで利上げを行ったことは稀である。ボルカーの時代を除いて。当然、周辺国はこの利上げのペースにはついていけないから通貨安になってインフレを被ることになる。要するに強行利上げでなんとか息継ぎをしようとする米国とその煽りを喰らって転落していく国である。長期金利の上がり方も一直線になってきた。米国債は買いなのかなとも思えてくる。値嵩株はしばらく買えそうもない。利益を出しているオールドエコノミー系を拾っておくことぐらいだろう。まあ、焦る必要はない。株式はこにまま2番底を目指していくと思う。相場は先読みして動くが年内の二番底が最後かどうかが分かりずらくなってきたのが、問題。ゴールドも似た動きになる可能性が高いが、安くなったところでは現物買いの動きがあるだろう。特に通貨安の国はその動きが大きくなる可能性が高い。株式ほどは落ちづらくなると見ている。

24年ぶりの為替介入

急激な円安の波についに日本は為替介入を行った。良かったのか、悪かったのか微妙だが、そもそも為替介入で明確に止められたことはない。しかし、牽制にはなったか。さすがに金利差がここまで開くとどうしようもないし、日本が利上げをできないのは分かっていること。円安は止められるものではないし、自然の成り行きに任せるしかない。じゃあ、為替介入の意義はどこにあるの?ということになる。投機家に対する牽制でしかないことにはなる。

FOMCが終わり

FOMCが終わり、予想が悪化していく。それも今年は回を重ねるごとに悪化していく。利下げの予想はかなり後ずさりした。金利はかなり上がった。この金利なら、もうリスクを取る必要はないと考え始めるレベルだ。これじゃ株買わねえわな。ゴールドも微妙に見えてくる。金利は景気が壊れ始めることを見通し始めている。株価はまだだと思う。景気が壊れての株価暴落ならゴールドはいける。ゴールドの動きを注意深く見ていないといけないのはリスクを反映するから。それがドル高と金利高で分かりずらくなっている。

踏みとどまっているドル円

先週の米8月CPIで一気に進んだ円安だが、ここに来てよく踏みとどまっている。口先介入が利いているのか?いずれにせよ、よく頑張っている。このFOMCを乗り越えられるのかが問題だが、145円を突破されると一気に崩される可能性がある。円安に助けられている身とは言え、これ以上の円安は日本国として不味かろう。

FOMC前で・・・

FOMC前で硬直。8月CPIショックであれだけ下げたから慎重にはなる。パウエルは何を言うのか?ここ数週は痛みを伴う発言が多かった。その流れを踏襲した形になるのか?もう十分消化したと言って良いのかな?追加でのハプニングはない方が良い。だが、利上げピークは予想しずらくなっている。

台湾防衛

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先週の金価格

9月   London   NY(COMEX)
12日  1726.40   1724.40
13日  1704.85   1701.90
14日  1703.90   1697.00
15日  1689.10   1665.30
16日  1664.65   1675.90

*米CPI高止まりで強行利上げ継続の見込み。その影響からの下げに見舞われる。複合的なインフレだけに利上げだけでどうこうできる問題ではない。それが見えてきた。経済を壊すしかない。その時、どうなるか?金ETFは6.35トン減と減速が続く。

*金ETF残高1049.83トン(09/18現在)exchange-traded gold securities

アジア通貨危機再来の予感

強行利上げの米国の影響で周辺諸国の通貨安が進む。お隣の韓国も大騒ぎしているように厳しい状況の国は増えてきている。日本もこのままでは地盤沈下が激しい。ここで言う厳しいとはドル建て債務の多い国々で通貨安によって破綻の危機のある国である。米国は自国優先過ぎて周辺諸国の破綻は頭にない。韓国ウォンだけでなく、タイのバーツも安いし、為替介入をほのめかしている。アジア通貨危機のきっかけはタイバーツの暴落からだった。また、ベトナムドンやフィリピンペソも安い。とても危ない状況だ。

重力に押されたゴールド

さすがに今後の利上げの強さ、長さにネを上げつつあるゴールド。インフレ抑制の見通しが立てば、利上げも緩み、金価格も底打ちするだろう。また、インフレが制御不能で経済が破壊されだしても金価格は急騰するかもしれない。どっちにしても待ちである。ゴールド・バグは我慢強さが必要である。

2番底を試すのは来月か?

昨夜は続落せずに踏みとどまった米株。一気に暗雲が垂れ込めてきた。2番底を試す展開になると予想。来月ぐらいか?楽観ムードが一掃された。インフレのピークアウトが確認されない以上、株価は彷徨うしかない。しかし、極度のドル高と金利高はこれまた副作用が強い。米国は世界にインフレをばら撒く形になった。ドルの発行過剰で起こったこのインフレ、世界にインフレをまき散らすことで自国のインフレを緩和しようとしている構図を納得できない国は多いだろう。

インフレ上振れでパニック

米CPI思ったより悪かった。8.3%だったわけだが、コアも6.3%と高かった。利上げがあまり効いていないイメージを与える。やっぱり賃金を押さえないといけないか。ばらまきすぎたマネーの副作用は強かった。当分の間、我慢強さが必要な世の中になるかもしれない。スタグフレーションが現実的になってきた。

米8月CPIが出る

米8月CPIが出るが、どうなるだろう。予想は8.1%か、まあ妥当な気はする。でもコアは6.1%で上昇してる予想なんだ。結構厳しいね。予想自体は良いセンいってるね。0.75%利上げは堅そうですね。問題はこれで相場がどう動くかだ。株がここまで買われているのは不気味。今月からQTは加速するわけだからネガティブ材料としては大きいよな。そんなに楽観的にはなれない。

リカバーする国がない

今、世界を見渡しても健全な国が存在しないことに気が付く。米国は高インフレに対処するため利上げを強行して失速していこうとしている。住宅バブルは崩壊するだろう。中国はゼロコロナ対策と住宅バブル崩壊の憂き目を見ている。ロシアは狂ったように戦争に明け暮れて消耗してきた。EU圏はロシアにエネルギー問題で苦しめられている。こんなことって今まであったか?季節は秋に移り変わる。無事に年を越せるのだろうか?それぐらいの不安に苛まれる。

先週の金価格

9月   London   NY(COMEX)
5日   1710.95   
6日   1702.60   1702.20
7日   1702.65   1717.90
8日   1709.35   1708.90
9日   1713.40   1717.10

*今月の0.75%の利上げと金利が長期間固定されることは織り込んでいると思う。それが正しいという前提で底打ちと言える。金ETFは7.62トン減とまだ減っている。

*金ETF残高1056.17トン(09/11現在)exchange-traded gold securities

米インフレ率2025年初頭に正常化

米サンフランシスコ連銀が分析しているが、米インフレ率は2025年初頭ぐらいに2%程度に正常化する。至極真っ当な分析である。その間、長期間高金利が続くことになるが、それが何を意味するのかよくよく考える必要がありそうだ。当初から言っていたが、通常の利上げではこのインフレは制御できない。気が付けば想定外のペースの利上げが始まっていた。この状態が当分続くのである。2023年、2024年もこの状態だとすると異常なことだ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-10/RHYVLWT0AFB401?srnd=cojp-v2

エリザベスの後の英国は

エリザベス後の英国はどうなるのか?君主制は維持されるのか・それとも共和制に移行するのか?チャールズは人気がない。英国は大きな狭間に来ている。それも猛烈なインフレの最中に。国が荒れる要素は多分にある。

コツンしたか?

ゴールドはドル高、金利高の中で底打ちしたのかな?見た目的にはコツンといったかなとも思うが、騙しはなしよ。出来れば推進力が生まれるようなネタが欲しいな。事件は不味いけど。

ドル円144円???

あっという間にドル円は144円を突破した。早い、早すぎるぞ。想定よりも円安が進みそうだ。さしあたってはガソリンがやばいな。あと、光熱費どこまで上がるのかな。所得が上がらないと厳しい現状だ。年金生活者にも地獄が待っている。さすがに円安の許容範囲を越えそうだ。かと言って手立てがないとは・・・。どうする日銀。

CHIPS法施行に伴って

8月にバイデン大統領はCHIPS法案に署名を行った。これに伴い米国内での半導体製造に対しての優遇措置が図られる。半導体の関わる分野は幅広く、電気自動車、PC、兵器、ゲームなど多岐にわたる。そして、その製造を米国で行わなければならない。全米鉱業協会によると現在のペースでは、グリーンエネルギーに移行するための、重要鉱物の大幅な需要増に対応できないとしている。しかも、中国やロシアを経由できないとしたらかなりの難題だ。鉱物資源は現在の原油や天然ガスのようになると考えられる。

チリ新憲法草案否決

今日はチリで新憲法草案の国民投票が行われていた。結果は反対多数で否決された。この憲法、かなり問題があった。鉱山会社にとっても。先住民族に対する権利をかなり尊重しており、鉱山地域での先住民族の許可がないと採掘できなくなる。また、環境問題にも踏み込んでいて氷河地区での採掘が難しくなる。可決されていたら大事だった。だが、まだ終わっていない。鉱業ロイヤリティ法案が待っている。資源ナショナリズムの台頭。ロイヤリティの引き上げの問題はよく聞く。これはすでに資源の取り合いが起こっているからだが、やり過ぎると体力のない中小の鉱山会社はやっていけなくなる可能性がある。最近の話としてはコンゴでの洛陽モリブデンのコバルトのロイヤリティ問題。埋蔵量を低く見積もってロイヤリティの支払いが少ないともめているケース。埋蔵量の算定は難しい。実際の採掘量で支払った方が適切だろう。

先週の金価格

8月   London   NY(COMEX)
29日          1737.20
30日  1730.30   1723.90
31日  1715.90   1711.40
9月
1日   1694.30   1698.20
2日   1712.50   1712.50

*1700ドルちょい割れで反発した形にはなっている。やっぱり安いと考えている人は多いのかな。金ETFは12.35トン減と大きくブレーキ。こいつが止まらないと安心はできない。

*金ETF残高1063.79トン(09/11現在)exchange-traded gold securities

意外と良い雇用統計

米8月雇用統計、まだ意外と良い。失速してきてくれた方が動きやすいと思うんだが粘り強い。一番悪いのは突然ポキッと折れるケース。これが最も困る。徐々に悪さが見えてきてくれる方が対応はしやすい。このままだと突然のバッドニュースに揺れることになる。株価が下げているとはいえVIXはまだ低い。恐怖は不十分。まだ、先は長い。

異なる相場が交錯する

米国は急激な引き締めに転じて急ブレーキがかかる。傍や中国はこれから緩和に入る。そう、少し前まで米国がやってた金融相場に移行する。この真逆な展開どうなるのか?上手くクロスしてくれることを祈っている。理想は米国がつぶれて、中国がじゃぶじゃぶ相場になることだ。なかなか上手くいくものではないが、眺めていきたい。

迫る1700ドル割れ

押してきましたね。いよいよ1700ドル割れかってとこまで来ました。あくまでも個人的な意見だが、ゴールドは1700ドル割れしたとしても限定的だろうと思っている。何故かって?そりゃ、安いからですよ。下げ渋っているものには理由があるってことです。