史上最強と思われた金融制裁SWIFT排除。これでもうロシアは破綻する。当初はルーブル大暴落で一巻の終わりと思われた。しかし、その後ルーブルは持ち直して復活した。なぜだ?まず、ロシアの経済収支は黒字である。原油、天然ガス等すこぶる好調である。買っている国があるから。外貨購入は制限されている。輸出企業は外貨を早急にルーブルに変えている。天然ガスの支払いをルーブルにするように強要している。最後はゴールドの買取実施。1グラム5000ルーブル。これは1グラムを5000ルーブルで固定する金本位制ですよね。これが現代社会で上手くいくとしたらショッキングな事件だ。そして今度はルーブル相場をゴールドやその他の商品価格と連動させることを検討していると言っている。コモディティバスケット制か?ロシアは気に入らない国だが、金融政策としてやっていることは非常に面白い。機能するのであれば追随する国が出てくる可能性がある。中央銀行家にとっては脅威だ。
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米株はそろそろ逃げた方が
昨夜はバカに強かった米株。ちょっと行き過ぎではなかろうか。まだ、利上げの手ごたえも分からない状況で買い進むのは危ない。一通り売られた後の買いではあるが、選ばれてる感じがなくついていく気にはならない。昨夜の水準で買いが続くとは思えず、また大きな下げが来る可能性の方が高いと思われる。
130円突破で冷や汗
ドル円があっさりと130円を突破してしまった。20年ぶりの水準ということだが、ちょっと記憶にないぐらい。高い原油をさらに高く買うというのは本当にアホらしい。これが110円ぐらいだったら随分と違う。日銀の政策には反対を表明したい。
変わったのは中国のロックダウンぐらい
荒れ相場の現況はFRBのタカ発言だが、それ以外に何が変わったか?何も変わってないんだが、中国のロックダウンぐらいである。最もこの上海、北京のロックダウンは世界景気に与える影響は大きい。商品相場も荒れた。まあ、落ち着く兆しが出てきたというニュースを聞いて私もホッとした。ここで気になるのは株式相場が連続利上げをどこまで織り込んでいるのかと言うこと。これだけヒステリックに落っこちるとなると意外と織り込んでないのか?という疑問が湧いてくる。底抜け脱線ゲームが起こるかもしれない。
底はどこだ!
世界株安が世界を一回りした。ちょっと早い気がするが、パウエルのコメントが利きすぎた。下げのタイミングが早いこともあってどこまで下げるの?って感じだ。期間的にもFOMCまでちょっとある。どうする?少し戻すのか?微妙な空気が漂う。だが、今晩大きく下げると落下していくだろう。
先週の金価格
4月 London NY(COMEX)
18日 1978.70
19日 1964.00 1950.10
20日 1949.55 1957.70
21日 1943.70 1951.90
22日 1941.55 1932.30
*株式を中心に荒れ相場に突入の予感。ゴールドも売られています。益の出ているものも相殺のために全売りの状況。今週も重たい感じが続くと思われる。金ETFは5.38トン増と意外にも増えている。
*金ETF残高1191.97トン(04/24現在)exchange-traded gold securities
18日 1978.70
19日 1964.00 1950.10
20日 1949.55 1957.70
21日 1943.70 1951.90
22日 1941.55 1932.30
*株式を中心に荒れ相場に突入の予感。ゴールドも売られています。益の出ているものも相殺のために全売りの状況。今週も重たい感じが続くと思われる。金ETFは5.38トン増と意外にも増えている。
*金ETF残高1191.97トン(04/24現在)exchange-traded gold securities
利上げ相場に突入したか?
昨夜のNYは荒れた。次回FOMCで0.50%の利上げを匂わす発言が出たこともあり警戒態勢が強まった。次回が0.50%として、その次も0.50%だと思うが、さらにそこに沈む可能性がある。全売りに近い状況だが、これは通過しないといけないイベント。辛抱が必要。最後は買われるセクター、買われないセクターに分かれると見る。
円建て金急騰の恐怖
ドル建て金価格がさえない中、急騰する円建て金価格。見ていて正直怖い。円の購買力が明確に落ちているわけだが、中央銀行の金融政策の違いでここまで売られるのかと改めて実感した。しかし、日銀はただ見ているだけで役に立たない。所得が上がらない日本の庶民には極めて重大な問題である。後進国ではすでに暴動が起こっているが、日本でも買い占め等が起これば品不足は起こるだろう。そこへきての中国ロックダウンは実にタイミングが悪い。これでは物流の問題が解決するのは程遠い。品不足に拍車をかけている。迫るGWに浮かれている場合ではない。
サハリンに手を伸ばす中国
サハリン2撤退を表明しているシェルに中国企業が食指を伸ばす。ペトロチャイナ、シノペック、CNOOCの中国ビッグ3だ。これは日本は引き上げてはだめだな。すべて中国に持っていかれてしまう。しかし、欧米はどこまで引き上げるつもりなのか?ドイツもロシアからのエネルギーの禁輸を進めていき、年内には完了すると言い出した。そうなると日本も全面撤退するのか?そうするともう戻れない。完全に西側と東側が分断されていく。ここまで行くか?
コモディティ小休止
株式市場の元気が出てきた。一時的とは思うが、一本調子の相場はなかなかない。コモディティは小休止か。原油とかは上手いこと押しが入っていると思う。天然ガスみたいなのは逆に困る。適度な調整は健全である。株式市場が上向いているのは事情が違うが・・・。石油株下がってたら買って良さそうな気はする。
2000ドルテストしたが
知らないうちにゴールドは2000ドルテストしていたようだ。しかし、行ってこいで跳ね返される。せめぎ合いと言うか、ドル高だからちょっと上げるとショートかけられやすいのかもしれない。まあ、何回かチャレンジがありそうだ。何かのはずみで突き抜けるとおもしろい。そいつを期待しよう。
先週の金価格
4月 London NY(COMEX)
11日 1951.55 1954.10
12日 1960.85 1966.20
13日 1976.75 1977.30
14日 1963.25 1974.20
15日 1974.20
*ゆっくりですが、上昇基調は続いています。2000ドルチャレンジが見られるか?と言ったところ。金ETFは9.62トン増と順調に推移。2000ドル突破あるかもね。
*金ETF残高1186.59トン(04/17現在)exchange-traded gold securities
11日 1951.55 1954.10
12日 1960.85 1966.20
13日 1976.75 1977.30
14日 1963.25 1974.20
15日 1974.20
*ゆっくりですが、上昇基調は続いています。2000ドルチャレンジが見られるか?と言ったところ。金ETFは9.62トン増と順調に推移。2000ドル突破あるかもね。
*金ETF残高1186.59トン(04/17現在)exchange-traded gold securities
ロシアの鉱山業
資源大国ロシアはこれからどうなっていくのか?原油や天然ガスの話題が多く聞かれるが、金属資源も問題である。ちょっとだけ探ってみた。ダイヤ、ウラン、ニッケル、ゴールド、シルバー、銅など多岐にわたる。注目は外資ではどこがかかわっているのか?トランス・シベリアン・ゴールド、バリック・ゴールド、キンロス・ゴールドなどがある。キンロス・ゴールドは撤退するとか言っていた。キンロスが撤退した後はどこかの企業が引き受ける可能性が高い。あとは聞いてない。紫金もロシアの鉱山を持っている。撤退はしないだろう。今後、ロシアで企業活動をしていることが問題視されるかどうかと言う懸念がある。継続か撤退か判断が難しい。個人的には残るべきとは思うが・・・。
インフレはピークに達したか?
今回の3月のCPIは8.5%と予想通り、コアCPIは6.5%で予想を下回った。これでインフレはピークを打ったとする意見が出ている。個人的には時期尚早と考えている。ピーター・シフは1981年のCPIを用いて2022年の物価上昇を測定すると前年比17%になると言っている。凄い数値だが、さすがに行き過ぎとも思える。だが、私も現在の8.5%は通過点だとは思う。まず、金利はまだピークに達してないだろうということと、ウクライナ戦争の長期的な影響はこれから現れてくる。3月CPIはインフレピークという期待を打ち砕くだろう。
この調子だとGWにコロナピークか?
なかなかコロナが収まらない。蔓防解除が良くなかったのか?この調子だとGW辺りにピークが来そうだ。飲食店には客が戻りつつあるようだが、コロナを収める手立てが見いだせない。しかし、ワクチン効いてないのかなと思わせるような状況。私も3発目はなんとか打ち終わったところ。4発目を打つのはもうめんどくさい。いったいいつまでワクチンを打つのか?
動き出したかNY金
米CPIイマイチでしたね。その割にゴールド動き出したのかな?2000ドルチャレンジになりました。突破するようだと最高値にもチャレンジになる。金利を跳ね返すこの動きに深刻なインフレを醸し出している。戦争リスクをどの程度抱えているのか分からないが、強いことには変わりはない。
恐怖の3月米CPI
今夜発表の3月米CPIは予想8.5%だったかな。実際はもっと上振れそうと言うことでざわざわしている。9%とか言ったら騒動になるかも。それだと0.50%連続利上げ確定だろうから荒れるわな。しかし、このインフレ年内に収まるとは思えない。金利とインフレ率との間がどんどん開いていく。洒落にならないぐらいに。今夜は荒れ模様と見る。
ドル基軸態勢にほころびが
SWIFT排除はロシアよりも周辺国に脅威と映っているのではないだろうか。こんなことをされたらひとたまりもない。そう思っている国は思ったより多いかもしれない。SWIFT排除と言うよりもドル決済からの排除と言った方が良いか。自国通貨からワザワザドルに変えないと決済できないのは不自由極まりない。そのたびにドルを調達しなければならない。ドルの一極支配は危険なのである。そのことに気が付く重要な転機が訪れた。ロシアはエネルギーの取引にルーブルを強要し始めた。EUがこれをのむかどうかでこの先の流れが変わりそうだ。ドル取引が分散化する起点になるかもしれない。日本も他人ごとではなくサハリンからの天然ガス取引はルーブルにされてしまう。ドルに落日の時は来るのか?
先週の金価格
4月 London NY(COMEX)
4日 1930.30 1933.20
5日 1944.05 1923.20
6日 1930.15 1925.30
7日 1932.40 1931.20
8日 1941.40 1946.70
*さて、ボックスから抜け出る動きになるのかどうかが問題。金ETFは1.22トン増と小動き。まだ早いのかな?
*金ETF残高1176.97トン(04/10現在)exchange-traded gold securities
4日 1930.30 1933.20
5日 1944.05 1923.20
6日 1930.15 1925.30
7日 1932.40 1931.20
8日 1941.40 1946.70
*さて、ボックスから抜け出る動きになるのかどうかが問題。金ETFは1.22トン増と小動き。まだ早いのかな?
*金ETF残高1176.97トン(04/10現在)exchange-traded gold securities
食糧問題をどうする?
3月の世界食糧価格指数は13%上昇した。世界穀物取引の約4分の1を担っているウクライナの港湾は閉鎖されたのは大きい。3月の食料価格上昇はまだ始まりに過ぎず、今後さらに上がっていく可能性が高い。上がるだけならまだいい。足らなくなるわけだから困りものだ。低所得国は食糧のアクセスが著しく悪くなる。暴動の可能性も高く内乱に発展するケースもあるかもしれない。輸入に頼っている日本も例外ではなく、早急な対策が必要。政治的な立ち回りの上手さが必要になってくるだろう。上手くいくだろうか?
日本はウクライナ難民を大量に引き受けるべき
高齢化が進む日本は将来の労働力不足は否めない。途方もない数のウクライナ難民は受け手が受けきれない。日本は積極的に引き受けるべきと考える。特に若い人材は必要だ。人助けでもあるし、日本としても渡りに船である。将来の問題を解決してはどうか?
QT強行計画にビビる市場
FRBのQT計画はかなり強行のようだ。年間1.1兆ドルのペースで圧縮される。この重圧に市場は耐えられるか?FRBはインフレ抑制に舵を切る。これから先はいばらの道になりそうだ。特に株式市場にとってはきつい。思い切ったQTは正解だが、かなり後手に回ったのは事実だ。当然抑え込むにも時間がかかる。JPモルガンは商品価格はさらに40%上昇余地があると言う。株式市場がダメで債権もダメとなれば商品しかない。ここに資金がさらに移動するのは考えられるが、限界を越えていくことになる。今でも一杯一杯だから、それは普通のインフレではなくなることを意味し、FRBがかなり手こずることになる。
インドの動きが世界を変える?
今回、ロシア制裁に動かないインドの動きが注目されている。インドは兵器をロシアから買っているし、親交が厚い。原油をしこたま買っているのも気掛かりで仕方がない。このまま西側ではなく東側の陣営に傾くと世界が変わる。インドは中国とは敵対しているが、ロシア、インド、中国が合わさると人口では突出した存在になるからだ。西側を圧倒する数である。これに中東が合わさると不味いことになる。今回の金融制裁はドル偏重の怖さを改めて認識させられたと言える。サウジアラビアが人民元での原油取引を行いそうなことを考えるとそういった背景からのドル離れが起こる可能性は低くはないと思う。それだけにインドの動きは世界をドルの世界から引き離す可能性を秘めている。
北方四島を奪還できるか?
ウクライナ戦争を見ているとプーチンは領土拡大に対する意欲が異常に高いことが分かる。初めから北方四島を返還する気がなかったことが分かる。さて、どうやって北方四島を取り返すかだ。やっぱりソビエト連邦崩壊時の状況をもう一度作り出すしかない。ウクライナ戦争で疲弊したロシアが西側諸国の制裁でデフォルトし、内乱が発生した時にどさくさに紛れて北方四島を買い受けるしかない。
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
28日 1937.05 1922.60
29日 1910.00 1920.00
30日 1933.85 1932.90
31日 1942.15 1937.20
4月
1日 1929.40 1925.60
*ボックスですよね。きっかけがないとこの辺りが収まりどころなのか?金ETFは0.3トン減と急ブレーキ。一服か?
*金ETF残高1175.75トン(04/03現在)exchange-traded gold securities
28日 1937.05 1922.60
29日 1910.00 1920.00
30日 1933.85 1932.90
31日 1942.15 1937.20
4月
1日 1929.40 1925.60
*ボックスですよね。きっかけがないとこの辺りが収まりどころなのか?金ETFは0.3トン減と急ブレーキ。一服か?
*金ETF残高1175.75トン(04/03現在)exchange-traded gold securities
ロシアが勝つ可能性
これだけの金融制裁を受けていても、ロシアの経常収支は過去最大の黒字になるらしい。エネルギー価格の上昇は大きい。結局、ロシア産エネルギーの購入を続ける国々がなくならない限り、ロシアが倒れることはないのか?これでは制裁の意味がない。制裁を受けているのは猛烈なインフレにさらされているロシア国民だけなのか?
効果の薄い戦略備蓄放出
バイデンは再び石油の戦略備蓄放出を行った。向こう数ヶ月間で最大1億8000万バレルである。結構な量である。目先、原油は下がってきているが、石油株が下がってくるのなら買場だな。また、バイデンは米企業に石油増産を呼び掛けている。脱炭素や暖化対策目標からは脱線する。もうめちゃくちゃだ。戦争はすべてをぶち壊す。どうやら中間選挙で勝つことしか頭にないようだ。