紙幣の購買力は通貨発行量が増えるにしたがって落ちていくが、ゴールドの購買力は落ちない。現在インフレが高進しており、物価高に悩まされ始めたが、ゴールドで買えるものの量に変化はなくなるはずだ。つまりモノの値段が上がった割合に応じてゴールドも上昇するからだ。ゴールドはインフレに負けないのだ。その真髄がこの先見られるはずである。
スポンサーサイト
動きが荒いゴールド
ここ最近のゴールドは動きが荒い。急激に売られるし、上げてきたと思えば落とされる。金ETFはコンスタントに積み上がっている割に上値が明らかに重たい。こういうのってあんまりないよね。金ETFがこのまま推移するのであれば落ちていくことはないとは思っている。戦争が終結した場合の影響は短期的にはあるかもしれないが。
EUは膨大な避難民をどうする?
戦争にばかり目が行きがちだが、ウクライナからの避難民は膨大な数に上る。普通じゃない。彼らにかかるコストはどこから出ているのか?もちろん、救済は必要だが、コロナで痛めつけられた欧州経済は債務が山積みだ。そこへウクライナ戦争が起こった。非常事態である。何がって?金がないのだ。このコストをだれが負担するのか?彼らを受け入れる働き口もないのだ。何と言っても人数が多すぎる。どうにもならないぐらいに。戦争が早期終結し、ウクライナに返すしかない。出来るのか?
円急降下
円安が進む。しかも急激なペースだ。ちょっとこのままで良いのかなと思える。個人的には円安のお陰で含み益が増えるが、そろそろ止まって欲しいと思えるレベル。ただでさえ輸入物価が上がって苦しい時に急激な円安は堪える。日銀の政策は正しいのか?FRBとの政策の乖離が円安の原因と考えられるが、このままでは日本は沈没する。
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
21日 1935.05 1936.00
22日 1915.25 1921.70
23日 1931.75 1944.00
24日 1965.20 1956.90
25日 1953.80 1958.40
*値が安定してきましたね。上目線で良いような感じです。再び2000ドルチャレンジに行けるかどうか。金ETFは13.28トン増と増加が続く。上がっても良さそうな状況ですね。
*金ETF残高1175.78トン(03/27現在)exchange-traded gold securities
21日 1935.05 1936.00
22日 1915.25 1921.70
23日 1931.75 1944.00
24日 1965.20 1956.90
25日 1953.80 1958.40
*値が安定してきましたね。上目線で良いような感じです。再び2000ドルチャレンジに行けるかどうか。金ETFは13.28トン増と増加が続く。上がっても良さそうな状況ですね。
*金ETF残高1175.78トン(03/27現在)exchange-traded gold securities
役に立つとはいえ喜べない仮想通貨
今回のウクライナ戦争では仮想通貨が脚光を浴びている。ウクライナはロシアからの攻撃で銀行業務がマヒする中、仮想通貨は大活躍。取引や送金が勘弁ということもあり、大量の募金や支援が集まる。まさか仮想通貨がこんなに役に立つとは思わなかった。逆にSWIFT排除からの抜け道として仮想通貨が使われると言われており、今後は規制されていくようだ。だが、今やられるとウクライナの人たちは困る。どう考えても中央銀行家の立場からは嬉しくない状況ではある。
中国の対ロシアリスク
ウクライナ戦争が始まってから中国からの資本流出が大きいようだ。中国政府が株式市場を支援しますと言った背景はそういうことだったのかと思える。ロシアは完全に西側の市場から締め出しを食らったが、中国は今後のロシアに対する対応次第で制裁対象になる可能性がある。そのリスクを恐れて資本逃避が起こっている。状況が状況だけにいつでも逃げ出せる用意だけはしておかなければならない。個人的な予想だが、中国は軍事支援はせずに通常の貿易の範囲と言っていろんなものを買っていくのではないか。インドが原油を買うと言っているのなら制裁対象にはしにくい。上手く立ち回れると思っている。
商品の逆襲が始まる
商品の上昇サイクルは一旦始まると長期に及ぶ。原油は一気に上がり過ぎたため調整しているが、強気相場は続く。銅も高止まりしているが足踏みが続いていた。ここにきて動き出しそうな雰囲気を醸し出している。商品の強気サイクルが本格化しようとしている。これは世間的には良いことではないが、来てしまいそうだ。(ここで言っているのは主にメタル系のこと)
米株調子良さそうだが
米株が比較的調子よく反発しているが、金利の上がり方を見ていると危険な感じが拭えない。今は良くともやがて何かのきっかけで転げ落ちていきそうに見える。個人的には米株はまだ底打ちしていないと考えている。まだ、利上げが始まったばかりと言うこともあるが、インフレはまだピークをつけていない。これからが大変なのである。
戦争の果てにあるものは
過去の栄光が捨てきれないプーチン。その夢にすがろうとしたために国は衰退の道をたどる。さすがに西側諸国の経済制裁は厳しい。どう考えても国力は衰退していく。過去の栄光どころの騒ぎではない。今やロシアを助けられるのは中国だけである。しかし、中国も西側諸国の経済制裁を受けるわけにはいかない。中国は通常の貿易と言いながらの支援はするだろう。しかし、その程度ではわずかながらの延命にしかならない。国力の落ちたロシアは中国の傘下に入るしかなくなる。何もしない中国はすべてを手に入れる。これを世界はどう見る。
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
14日 1954.05 1951.30
15日 1913.65 1918.10
16日 1913.20 1927.20
17日 1949.65 1942.40
18日 1935.80 1921.90
*急騰からの急落でしたが、落ち着いてきたようですね。金ETFは20.27トン増と大幅に増加。なぜ下がる?このペースで増えていくのなら先々は強含むぞ。
*金ETF残高1162.50トン(03/20現在)exchange-traded gold securities
14日 1954.05 1951.30
15日 1913.65 1918.10
16日 1913.20 1927.20
17日 1949.65 1942.40
18日 1935.80 1921.90
*急騰からの急落でしたが、落ち着いてきたようですね。金ETFは20.27トン増と大幅に増加。なぜ下がる?このペースで増えていくのなら先々は強含むぞ。
*金ETF残高1162.50トン(03/20現在)exchange-traded gold securities
タイミングの悪い円安
あれよあれよ言う間にドル円は119円台になってしまった。ちょっと早すぎるな。この猛烈なインフレが始まろうとしている最中での円安は日本にとって厳しい。120円を突破してしまうと何年ぶりになるんだ?6年ぶりか。これは電気やガスは相当上がるな。インフレを円高で緩和するのが最善策なんだが、日銀もそろそろ効果のない金融緩和策をやめて出口戦略を考えるべき時が来た。このままでは日本は沈没しかねない。頼むで。
ロシアの資源は・・・
四面楚歌のロシアをどう扱うか?極めて重要な問題である。ロシアの資源はどこかの国が引き受けなければ需給バランスは保てない。インドがロシアの原油に興味を持ち始めたが、非難するべきではない。この考え方は微妙であるが、中国が買い受けるとなったら制裁対象になりかねない。しかし、誰かがロシアの原油を買わないと世界の原油は足らなくなるのは自明の理。各国がロシアからの資源開発から撤退する中でその権益はすべて中国の手に落ちるのは容易に想像できる。しかし、誰かがやらなければ需給バランスは崩れるのである。かくして中国は濡れ手で粟の権益をすべて手に入れることになる。
株価は生き返ったか?
ダウ、ナスダックともに元気が戻ってきた。日経も香港も活気が出てきた。さて、本物と言えるのか?米金利は上昇しており先行きの不安を暗示する。金利上昇からはハイパーグロースの厳しさを感じる。長続きはしないだろう。個人的な興味は中国が預金準備率引き下げか利下げが行われそうだと言うこと。もともと割安だった中国株に油が注がれる。
反転の兆し
昨日の香港市場大暴落とは打って変わった買い相場。1日で何が変わるのか?それは中国政府が金融市場、株式市場を支援すると言うもの。株式市場の安定のために対応すると言うもの。国策に売り無しとは言うが、まさに昨日ボトムを打っての反転である。去年は規制、規制で株価の腰を折っていたのに今度は支援と来た。国内的な要因としては底打ちと言って良さそうだ。昨日買った人はおめでとう。
沈む香港
今日の香港の下げはきつかったね。どうも中国の立ち位置が微妙だという話が出ている。ロシアとの関係が取りざたされる。西側との距離感をどう保つのか?いろんな見方があるが、ロシアを助けられるのは中国しかいない。だが、ロシアと同様の制裁を受けるわけにはいかない。覇権を狙っている中国にとって世界からの孤立は避けなければならない。果たして一挙両得の秘策はあるのか?
敵と味方がはっきりしてくる
ウクライナ戦争、長期化の可能性も出てきた。長期化すると分かるものがある。それは敵と味方がより鮮明になってくる。西と東は完全に分かれて行きそうだ。曖昧な態度を示していても長期化するとどちらかに身を置かなければならなくなる。中には意外な国も出てくる。それぞれの立ち位置にはそれぞれの理由がある。
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
7日 1980.95 1998.60
8日 2039.05 2052.60
9日 1988.90 1991.30
10日 1996.60 1997.20
11日 1978.70 1991.10
*一回ボンと上がったけど、現在のレベルで安定してしまった。今後、ロシア系資産の処理問題等もあり、ゴールドの資産配分にも影響が出てくると思われる。また、ロシア産ゴールドが市場に出てこない影響がどうでるのか?いずれにせよ上昇基調は不変と考える。金ETFは9.87トン増でなんとか維持。
*金ETF残高1142.23トン(03/13現在)exchange-traded gold securities
7日 1980.95 1998.60
8日 2039.05 2052.60
9日 1988.90 1991.30
10日 1996.60 1997.20
11日 1978.70 1991.10
*一回ボンと上がったけど、現在のレベルで安定してしまった。今後、ロシア系資産の処理問題等もあり、ゴールドの資産配分にも影響が出てくると思われる。また、ロシア産ゴールドが市場に出てこない影響がどうでるのか?いずれにせよ上昇基調は不変と考える。金ETFは9.87トン増でなんとか維持。
*金ETF残高1142.23トン(03/13現在)exchange-traded gold securities
ロシアを挟んだ分裂
ロシアをめぐって制裁の雨あられが降り注ぐ。主要国はSWIFT排除でいきなり切り札をだしたが、ドイツ、フランス、イタリアはロシアとの取引を根絶することは出来ない。中途半端な制裁。米国はすでにエネルギー禁輸措置に移行した。自国で調達できる米国は高飛車に出られるが、ついてこれない国も多い。これだとロシアを挟んだ分断が起こりかねない。かくいう日本もサハリンから抜け出ることができない。石油・天然ガス開発事業サハリン1からはエクソンモービルはすでに撤退している。日本政府や伊藤忠商事、丸紅は撤退できないでいる。また、サハリン2からはシェルが撤退。三井物産は撤退できずにいる。日本は引けないだろう。自国でエネルギーを賄える米国と他国との間で起こる歪は小さくない。そこにつけこまれなければ良いが・・・。
でかいボラティリティ
ゴールドの動き、激しいですね。上も下も。下げてるけど、株の損失の穴埋めに益出ししてるんですかね。落ち着くと本格的な動きに変わっていくんじゃなかろうか。そうなると良い買場ということになるが。株で損失、商品で儲けるという構図。しばらく続きそうだが、上限がどの辺になるのか想像がつかない。
ニッケルの次は何か?
ニッケル相場の大混乱でビビった。あんな急騰があるのだろうかと言ったものだった。でも、ロシアのニッケルは世界の10%だよね。まあ、中国企業の異常なポジションに問題があるとは言え、起こるべくして起こったと見る。他にロシア産資源で問題になるのはパラジウムが40%、これが一番目につく。原油は12%、天然ガス25%、石炭18%、このあたりは良く知られている。全部急騰しているよね。地味なところではゴールド9%、シルバー8%でこれが市場に出てこないのも大きい。意外と知られてないのが銅4%、これは今上がっている金属の中では使用量が特に大きいもの。実は銅は危ないと言われている。細かい金属資源を入れるときりがない。これは大変なことになってきた。
ロシア喪失の恐怖
ニッケルに見る商品相場の異常さは尋常ではない。取引停止になってしまったが、急激な踏み上げの恐ろしさ。絡み合い過ぎてほどけない相場があるのだろうか。パラジウムの上がりかも凄いが、ロシアからものがアクセス出来ないのは絶望的である。これはまだ始まりの方だろう。次は何が動くか?
ロシアが金本位制と言っているけど
ロシアが金本位制に移行したとか噂が流れているが、どうなんでしょうね?ルーブルが急落していく中でゴールドの取引にかかる税金をゼロにしたと聞いたが、通貨として認めたということなのかなとは思っている。金準備はロンドンにあると思っていたんだけど、国庫にあったんだね。でも、ロンドンにないと取引できないよね。まあ、ロンドンにあってもSWIFT排除されてるからダメだけど。国内で現物売買しか出来ないのかな。不便ですね。これじゃあ仮想通貨に流れるわな。一刻も早くルーブル暴落を止めないとデフォルトが迫る。
早かった2000ドル到達
思ったより2000ドル到達は早かった。これから高値更新して行くかどうかが問題。今の相場で高値を更新しているものは限られる。もちろん、コモディティは別格ではあるが、株式がダメダメなので高値を追っているものは買われ続ける可能性が出てくる。嘘から出た誠ではないが、戦争から出た誠になるかどうか、と言ったところか。
先週の金価格
2月 London NY(COMEX)
28日 1909.85 1908.70
1月
1日 1922.00 1945.30
2日 1928.50 1928.70
3日 1929.60 1936.50
4日 1945.30 1972.90
*順調な1週間でした。戦争プレミアムがどの程度なのかが気になる。今週は2000ドルチャレンジになりますね。金ETFは29.99トン増と急増。来てますね。
*金ETF残高1132.36トン(03/06現在)exchange-traded gold securities
28日 1909.85 1908.70
1月
1日 1922.00 1945.30
2日 1928.50 1928.70
3日 1929.60 1936.50
4日 1945.30 1972.90
*順調な1週間でした。戦争プレミアムがどの程度なのかが気になる。今週は2000ドルチャレンジになりますね。金ETFは29.99トン増と急増。来てますね。
*金ETF残高1132.36トン(03/06現在)exchange-traded gold securities
台湾有事の時は
今回のウクライナ有事で今後の台湾有事の際の動きが想定できる。同じようなケースになると思われるが、米国は口だけで動かない可能性が出てきた。武器供与はするかもしれないが行動は伴わないだろう。日本にかかるウエイトが大きくなる。また、SWIFT排除等の金融大量破壊兵器は使う可能性が高いことも分かった。個人的には香港市場はアクセス出来なくなる可能性があることから台湾有事の際は速やかに撤退しなければならない。ただ、中国もSWIFT排除破壊力が大きいことから容易に行動を起こせないことは理解したと思う。何も起こらないことを祈る。
原発攻撃に凍り付く
ロシアがウクライナの原発を砲撃のニュースに凍り付く。これは核攻撃と同じ意味がある。無差別な攻撃に恐ろしさを感じずにはいられない。さっさとNATO軍は戦うべきだと思う。キエフが占拠される前に。理屈ではなく心で動く時が来た。
壊れ始めたロシア
ロシアの暴走は目に余る。どこで踏み間違えたのか?それよりもSWIFT排除の破壊力の凄さには驚くばかり。ロシアは破綻に向かって歩み始めた。プーチンには時間がない。何をやるか分からない恐ろしさが出てきた。核を使う危険性が増す。その前にロシアを破綻に追い込むのが最良の策。SWIFT排除による兵糧攻めはまさに金融大量破壊兵器。ロシア破綻時には金銀暴騰が見られそう。
読みづらくなった金融相場
ロシアSWIFT排除の影響は大きい。これからの金融相場が読みづらくなった。3月の利上げはあるのだろうが、戦時中ということを考えればこれからドルの流動性は必要になってくるだろう。金融引き締めで良いのか?だが、インフレが加速することを考えれば引き締めは必要という板挟み状態。利上げをしながらQE継続なんてのはあり得るのか?両方必要な局面である。
どこまで読めているのか
プーチンは現在の状況をどこまで読めていたのか?想定外のウクライナの善戦。SWIFT排除は想定内?国内のデモは予想できていたか?核兵器使用の示唆は不味かった。これで世界を敵に回した。ゼレンスキーはEU加盟申請を行った。倫理的には加盟を認めるべきとの声を誘いそうだが、EU加盟は簡単ではない。もし、認められればプーチンは詰んでしまう。何も得られず撤退が待つ。どこで間違えてしまったのか?やはり、ドネツク州、ルガンスク州に限局するべきではなかったか?もはや後戻りは出来ぬ。