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銅価格は持ち直すか?

下落中の銅価格だが、持ち直しの兆しが出てきた。このレベルで安定するのか?それともさらに上に進むのか?問題だ。チリ銅鉱山スト突入の話が出ているようだが、難しいことになってきた。チリの銅鉱山は氷河保護法案の問題も抱えていて先行きが不透明である。氷河の近くでの鉱山操業を制限する法案はコデルコの生産量の最大40%を減少させる可能性がある。ちょっと考えられないが、全面的に可決されると世界的な影響が出る。
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先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
24日  1880.15   1880.50
25日  1887.00   1898.80
26日  1899.75   1896.80
27日  1891.45   1895.90
28日  1899.95   1903.50

*1900ドル復帰を果たしました。金ETFは0.60トン増と小動き。意外と慎重か?今週も堅調に推移すると思われるが、大きな動きとはならないかも。

*金ETF残高1118.56トン(05/30現在)exchange-traded gold securities

裏付け資産がない?

日銀の黒田総裁の発言に思わず首を傾げた。ビットコイン等の仮想通貨は「裏付け資産を持っていないため、値動きが激しく、基本的に決済手段としてはほとんど利用されていない」 と言うが、現在の通貨も金本位制ではないから裏付け資産はないに等しい。確かに金準備は持っているが765.2トン。通貨流通量は2020年時点で118.3兆円。釣り合うか?

年間歳出6兆ドルに拡大

バイデン米大統領の予算案、年間歳出6兆ドルに拡大。派手な見出しだ。しかし、際限がないですね。ここまで主要な国債に対する評価に変化はない。手心が加えられていると言ってもおかしくはないが、これから景気が本格的に上向いてくるのであれば真っ当な評価を下す必要がある。格下げラッシュになるのか、その前になかったことにしないと収まりがつかなくなる。格下げの前に行動する必要があるが・・・。

再び2000ドルへ

バブルボトム後、順調に値を伸ばしてきたゴールド。値固めは必要だと思うが、このまま2000ドルを越えていくのだろう。ビットコインのこの崩れ方は想定外だった。仮想通貨はゴールドの代わりにはならないことが、なんとなく市場に伝わった。市場は通貨を信用していない。仮想通貨は逃げ道の一つとされていた。それが崩れかけている。やっぱりゴールドしかない。上抜けしたゴールドが物語っている。今度、2000ドルを越えていくともう2000ドル以下にはならない。

人民元を切り上げていくか?

商品価格の上昇は中国によるところも大きいが、それだけではない。商品価格を抑制しようにも一国では難しい一面もある。人民元は基軸通貨ではないからだ。ここにきて人民元が上昇を始めている。輸入商品価格を抑制するには自国通貨を切り上げるのが有効である。輸出ではなく内需主導の景気回復をもくろんでいるのであればレートを切り上げていくのは悪くない手段だ。いつかは通る道であるから。

商品価格にも中国の手が

中国は商品価格抑制にも乗り出すようだ。悪いことではないのだが、中国当局の手が入るのは市場をゆがめることにはなる。一本調子で上がっていた銅も調整中だが心理的な境界線である10000ドルを割り込んでしまった。大きな調整になる可能性がある。裏返して中国株式市場にとっては良かったわけで痛し痒しと言ったところか。

サイレント・ゴールド

ゴールドがじわじわと上がってきているが、あまり話題ならない。もっぱら仮想通貨の下落が話題の焦点になっているようだ。確かに目立ちすぎるのは良くないが、無視され続けるのもどうかとは思う。せっかく綺麗に上抜けているのにね。まさにサイレント・ゴールド。1900ドルを抜けたら少しは騒ぎだすのかな。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
17日  1853.70   1866.40
18日  1866.75   1869.10
19日  1888.45   1869.30
20日  1878.30   1876.60
21日  1875.90   1880.70

*堅調に推移してると言って良いのかな。今週は1900ドルをうかがう動きか?金ETFは14.71トン増と増えてます。良い感じですね。

*金ETF残高1117.96トン(05/23現在)exchange-traded gold securities

中国の仮想通貨取り締まりは・・・

中国は仮想通貨の取り締まりを改めて表明している。中国はどうやら本気のようだが、この動きは米国などの他の国々にも影響するだろう。ビットコイン等は調整中だが、ちょっと手を出すには怖い状況だ。個人的にはデジタル人民元に対して米国がデジタルドルをどのような形で登場させるのかが気になる。やっぱり後れを取るわけにはいかないだろう。中国は邪魔なものを排除したからスムーズに移行すると思う。米国はもたもたしていると後れを取ることになる。そうなると仮想通貨の先行きは不安定なものになる可能性が出てくることになる。

商品価格の上昇は簡単には止まらない

今週に来て、ブレーキのかかりつつある商品価格だが、そう簡単に止まるとは思えない。確かにあり得ない価格に到達しつつあるものあるが、サプライサイドに問題のあるものは落ちずらいし、逆ザヤになっていればなおのことである。しかし、これ以上上がって回っていくのか?という疑問もある。そこに未曽有の金融緩和が追い打ちをかけている。まさにあり得ないところまで到達しようとしている。さて、そろそろゴールド君の出番ですよ。

テーパリングに揺れる世界

FOMCの議事要旨とやらは物議を醸し出している。テーパリングの時期に言及していると言うが、正直はっきりしたバブルになるぐらいまで行かないと根底の回復とまでは行かない気がする。だからこそ金融緩和が継続されているはずだ。これは牽制球ではなかろうか?少なくとも簡単に解除できるとは思っていない。ただ、需給バランスの崩れからくるインフレは深刻になる可能性はある。難しい年末になるのだろう。

インフレヘッジ?

最近、暴落しているビットコイン。インフレヘッジになるとも言われているようだが、本当にそうだろうか?理由は供給量に制限があるからとか。希少性があるからと言って、あるのかないのかよく分からないものが、インフレヘッジと言われてもピンとこない。その答えは近いうちに出そうだ。まあ、イーロン・マスクに振り回されたのは可哀そうだが、中国人民銀行からの嫌われ方からしてもなかなか難しい立ち位置になると思える。

上昇トレンド入りのはずだが・・・

ゴールドはやっと綺麗に上抜けしたと言って良い状態になっている。常に曖昧なところにいたから実感がない。このまま1900ドルを抜けていくと思うんだが、どうも力強さを感じないのがちょっと気に入らない。金鉱株ももうちょい勢いが欲しいね。

商品下落?

モルガン・スタンレーは商品価格の下落を予想している。現在の商品価格が現実的でないことはよく分かる。銅や穀物なんかはあり得ないとさえ思っている。しかし、現在は通常の状態ではない。天文学的な金融緩和の中にある。株価も商品も債権も同様である。何かがつぶれると言うことはすべてがつぶれると言うことを意味する。今年後半は荒れるのかもしれぬ。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
10日  1840.45   1836.00
11日  1829.10   1837.90
12日  1830.70   1815.40
13日  1821.80   1826.50
14日  1838.10   1843.90

*一時下げましたが切り返して回復しました。悪くないですね。今週の動きは重要です。金ETFは3.83トンの増加と上向きが続く。もう下がらないのではないかな。

*金ETF残高1103.25トン(05/16現在)exchange-traded gold securities

回復基調のNYだが・・・

急落一転回復基調に入ったNY。まあ、元々大した理由ではなく神経質な下げではあった。トレーダーにとっては稼ぎ時だったかもしれない。だが、インフレの芽が出てきつつあるのは事実でゴールドにとっては重要な局面である。株価の下落に対してゴールドはさほどではなかった。そこが大事な点ではある。また、回復基調に入ったNYとは対照的に日経の方がダメージは大きく、尾を引く可能性がある。来週のオープニングは重要である。

ゴールドに来るかな?

金利がとか、ドル高だとかで少し押されたが、切り返しが見受けられるゴールド。インフレって本当に問題だと受け取られるかどうかですね。さて、それでポジションが来るかどうかが問題ですよ。それでも株はもう少し買われると思っているだけに微妙な状況です。ただ、日経はやられ過ぎた感じがしてます。

結構な調整

結構な調整になりましたね。これでまた儲けるチャンスが出てきた人もいれば大きく損失した人もいる。調子に乗っていると痛い目に合うと言うことかね。個人的には戻っていくと思うんだが、どうなるか。また、これをきっかけにポジションチェンジが起こるかどうかも気になるね。

株価下落の意外

世界的に株価の下落が起こっているが、個人的には意外に思っている。そもそも出来高は大きくなかった。要するに買うにしても高所恐怖症で大きくは買えずにチビチビ買っていたのだ。そういう時は大きく落ちるとは思っていない。にもかかわらず落っこちるわけだから思ったより神経質なのね。これで怖さから金買いが多くなるかもね。

欧州の債務帳消し論

現在、欧州で出てきているコロナによる債務の帳消し論だが、実現の可能性はいかほどか?私も以前から言っていたが、FRB、ECB、日銀が共に債権放棄せよと。ECBだけが債権放棄するとユーロが暴落してしまう。必ず各中央銀行が足並みを揃える必要がある。恐らく、この論議は計画的なものである。現在の行動は複線であり、世論の反応を見ているのだ。これは日本にとってはチャンスである。日銀の持つ国債をすべて葬り去る絶好の機会が出現する。ゴールド・バグにとっての重要案件はその時、ゴールドに何が起こるかである。

銅のフィーバーが始まっている

銅価格は一向に落ちていかない。在庫が低水準だからだと思うが、しかしよく続く。バンカメは供給が滞ればトン当たり2万ドルもありうると言う。すでにこの1年で倍になっているが、さらに現在の倍か。需給って怖いな。本当はゴールドでこの状態を想定していたのだが、銅が先にこうなるとは予想できていなかった。確かに次に枯渇するベースメタルは銅だと言われていたが、まさかね・・・。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
3日           1792.90
4日   1797.95   1779.00
5日   1782.25   1786.60
6日   1813.15   1814.70
7日   1836.55   1830.70

*一応、きれいに抜けていますが、機械的な上がりに気持ち悪さはある。金利も安定、ドル安が利いた。また、雇用統計が???でゴールドにとっては追い風か?今週は遅れてやってきたゴールドの進撃が見られるか?金ETFは8.56トン増と反転。

*金ETF残高1099.42トン(05/09現在)exchange-traded gold securities

遅れてきたゴールド

チャート的には綺麗に抜けてきたゴールドだが、ここから先どうなるのか?一応、堅調に推移すると思われるが、目先何処までいくのかが問題。金利も落ち着き、ドル安気味なことからコモディティ全般に好調になりそうな雰囲気が強い。そこへ遅れてきたゴールドが出てきた形となった。早い話が全部の市場が買われていくことに変わりない。こんな相場ってあったか?

1800ドルを本物にするには

いきなり1800台復帰を果たした。不意打ちと言っても良い。この上昇は何ら不思議なことではないが、本物にするためにはさらなる上昇が必要だ。急騰する必要はないが、堅調に推移し、昨年の高値を抜いていく必要がある。銅にお株を奪われたままでは不味かろう。

物色対象がなくなる

ダウにしてもナスダックにしてもバリエーションが高すぎる。まだいくらか買えるとしても怖さはある。今はラッセル2000が対象となりつつある。株式は物色対象が広がり始めていて食いつくされようとしている。仮想通貨もそうだが買われつくされようとしている。次は日本株や中国株も再度買われだすだろう。商品もしかりで物色されているが、貴金属だけは聖域とされている。これは最後に何かありそうだ。株式はバブルではない。仮想通貨もバブルではない。ましてや商品もバブルではない。通貨がバブルになっているのだ。その果てにあるものは・・・。

1800ドル攻防に沈む

休み中の知らないうちにするすると上がってきていたゴールド。一瞬、1800ドル近くまで行っていたんだが、叩き落されてしまった。イエレンが一言余計なことを言ったばかりに逆戻りとは。1800ドル突破してくれれば気持ちよく仕事に入れたのにね。でも、薄商いながらよく1800ドル近くまで来てたなとは思う。まあ、コモディティは貴金属以外は絶好調だからむしろゴールドの停滞は疑問ではあるが。

高山に行ってました

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高山に行っておりました。人が凄かった。相対的に若い人が多い。お年寄りは我慢してるんだろうな。観光客には来て欲しそうなんだけど、心境としては複雑なんだと思う。しかし、経済的には嬉しいというのが本音だと思う。かなり気を付けて行動しました。飛騨牛はやっぱりおいしい。わらび餅屋さんは大行列になってました。

インフレは来ているのか?

一部の商品価格の動きを見ているとインフレが来ているようにも見える。だが、米国はインフレ圧力を否定する。専門家の一部もインフレ高進を示唆するが、実際はどうなのだろうか?米国自身がインフレを認めるのは問題があるのだろうが、またインフレに対する手段はあるとも言っている。もしかするとその対策とやらを実行しているためにドル安になっていない可能性もあるのだろうか?

先週の金価格

4月    London   NY(COMEX)
26日  1773.35   1781.00
27日  1784.15   1775.80
28日  1772.20   1781.50
29日  1762.65   1772.00
30日  1767.65   1769.10

*どうもしっくり来ません。やや頭打ち気味であんまり下がるとは思わないんだが、ボックス化に危険ありか。元気の良い銅とは対照的か?金ETFは4.35トン減と元気なし。

*金ETF残高1090.86トン(05/02現在)exchange-traded gold securities