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バブルと暴落のはざまで

バブルと暴落は紙一重である。バブルの最後は最も強く光り輝く。それだけにその最後を言い当てるのは難しい。来年の予想は両極端に分かれている。暴落が始まるとする者もいればバブルの始まりだとする者もいる。正直、現在の状態が続いても不思議はない。ゴールドバグにとっては株式が下げるのは待ってましたなのだが、実はバブルがもう少し続く可能性も捨てきれないところがある。そのへんが難しいところなのだ。
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年末に来ての反発をどう見る

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年末に来ての反発をどうとらえるのかだが、反転と言っても良いのなら年初からの上昇はあるんだがね。

見通しは強気・・・

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意外と来年のゴールドの見通しは良いのですね。今年よりは少し上がる予想です。ちなみに今年は1年をかけた壮大な行ってこい相場でしたが、実はこの4日間の上昇で上向きで終わりそうです。こうしてみると2013年以外は大して下がっていないですね。さて、来年の上昇予想は何を示唆しているのか?

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-30/OIZ1SG6K50YC01

なりふり構わない中国

資金流出に揺れる中国は人民元指数通貨のバスケット構成を変えた。13通貨を24通貨に増やし、ドル構成比を26.4%から22.4%に縮小した。ドルの影響を分散する作戦だが、何も言わずにいきなりやってくるところが中国の怖いところだ。中国は景気的にも厳しさが現れてきているし、思い切った切り下げを行う可能性も捨てきれない。しかも唐突にやられるとマーケットに与える影響も小さくない。来年はいきなりに気をつけねばなるまい。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-29/OIXY8Z6KLVR501

今年の仕事終わりました

私は今日で仕事納めとなりました。早かったですね。この1年も。明日は愛知に帰ることになります。1月4日には広島に戻ってくる予定です。いつものように車での移動ですので長時間を要します。1週間休むと言っても移動で2日間かかりますから実質は5日間の休養です。更新は不定期になる可能性がありますがご容赦ください。

偽物の話は前からあるが・・・

JBさんのコメントは久しぶりに偽物ゴールド混入の話を思い出した。この手の話は昔からあった。タングステン製のメッキゴールドが混入しているという話だった。我々には経験のない話だから真偽のほどは分からない。しかし、HSBCの保管庫のゴールドにも混入しているとなるとどこにでもあるな。これは表に出たら面白そうだが、どれぐらいの確率だろうかね。

気になりだしたモンテ・パスキ

正直あんまり気に留めてなかったんだが、イタリアの銀行のモンテ・パスキ救済だがどうももめているらしい。EUでは今後の銀行救済はベイルイン(投資家負担)を導入したいようだ。その試金石として今回のモンテ・パスキ救済をベイルインの先駆けにしたいようだ。ところがイタリア政府は難色を示しているらしい。私は経済を食い物にするような銀行は救済の必要なしと思っているが、この銀行がどうなのかは知らない。確かに納税者負担にするのは良くないとは思うが、良くないものはつぶさないと世のためにはならないよね。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-26/OIRZ8R6TTDS301

先週の金価格

12月    London    NY(COMEX)
19日    1136.25    1137.70
20日    1125.70    1132.10
21日    1133.65    1131.30
22日    1131.35    1128.30
23日    1131.00    1133.50

*ある意味、底値で落ち着いてきたと言うべきか?それとも今年はもう終わりと言うべきか?金ETFは12.45トンも減ってます。その割には動いてないのかな。まあ、今年はこの辺りで終わるのでしょう。

*金ETF残高1162.23トン(12/25現在)exchange-traded gold securities

日本は破綻するのか?

年末にこういう話をするのはどうかとは思うが、最近やたらとこの手の記事が目に付く。いろんな意見があり、絶対に日本は破綻しないという意見もあれば手遅れだとする意見もある。なぜこれほど極端なのか?真面目に考えれば到底返しようのない金額なのだが、数字を突き詰めて考えると気が遠くなる。真面目な試算をすると下記のサイトのようになる。

http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/

とてもやってられない。これから人口が減ることと高齢化が進むことを考えれば不可能である。やっぱりインチキしか手段はないと言える。現在、日銀の国債保有率は43.5%を突破しており、債権放棄すればなんとか返済可能なレベルにはなるだろうか?また、メガバンクが保有する国債も債権放棄すれば良い。バブル崩壊時に国民の血税で助けたことを考えれば恩返しのチャンスである。以下のサイトに債権放棄について書かれています。日本国が破綻することによるデメリットは甚大で銀行が債権放棄する理由にはなり得る。だから日本は破綻しないという理屈は成立する。

http://rh-guide.com/roan/saiken_houki.html

尻すぼまりで終わりそうだ

今年は不思議な年であった。年初から厳しいスタートであったが、中盤に向けて順調に伸びていった。後半は意外や意外トランプ相場が逆風となり、気が付けば1年間を使っての行ってこい相場とはこれいかに。まさか1年前に逆戻りとは恐れ入った。残りはもうわずかで大きな動きはなかろう。年が変われば新たな動きが出てくると思う。しかし、やれやれの1年であったな。

怪しげなインドと中国

ゴールドにとって世界最大の市場であるインドと中国に怪しげな動きが出ていることは知っていると思う。池水さんが上手くまとめているようなので読んで見てください。個人的にはどっちの国民も必要があって手に入れているものであればどんな手段を使っても手に入れる国民性があると思う。共通するのはどちらの国民も自国通貨に対する信頼がないということ。この問題は根が深いと言える。来年の実需は前途多難なのかな?

http://goldnews.jp/column/ikemizu/entry-4931.html

予想の矛盾点

2017年度の利上げ回数予想と経済予想に矛盾があるとの見方が出てきた。私もそう思うが、来年度の利上げ回数が引き上げられているのに経済予測にはほとんど変化がないことである。それは予想にトランプによる経済対策に対する期待感が織り込まれている点にある。こいつはやってみなければ分からないことで期待先行型である。かなりのリスクがあることは覚悟する必要があると思う。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-21/OIIRQ86JTSEH01

じわじわと下げる?

地味に下げていきますね。ドカンと下げるよりも気持ちが悪いか?どうも底が見えないままずり下がっていくのも嫌なものである。こういうところで仕掛けられると厳しいがこの水準なら買いはあると見ているのだがね。1100ドルを割り込むと下を探りに行く可能性が高いかもしれない。静観すると決めているのならどうということはないが・・・。

来年の利上げは・・・

来年の利上げ予測だが、2回?3回?4回?そんなに出来るものなのかな?というのが私の見方だった。今年の予想でも4回というのがあったが、なんのことはない1回だけだった。この慎重な動きからは連続的な利上げは考えづらい。また、突発的な出来事が起これば逆戻りの可能性すらある。私の見方はあってもせいぜい1回で、大きなイベントが起こることを想定して逆流の可能性ありとしておこう。

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/a9d7650a2603146984213d4a2e13219b

先週の金価格

12月    London    NY(COMEX)
12日    1156.10    1161.90
13日    1158.55    1158.00
14日    1162.25    1142.60
15日    1126.95    1128.20
16日    1131.60    1134.60

*さらに1段階下げましたね。金ETFは約20トン売られています。結構な量です。年末に来て緊迫感が出ていますね。まだ注意が必要とは・・・。

*金ETF残高1174.68トン(12/18現在)exchange-traded gold securities

歪められた市場は生き返るか?

少し前の記事だが、イスラム圏で2.4兆ドル相当の Gold 市場開設が認可されたというものがあった。イスラム圏でもゴールドは購入できるが、イスラム金融は金利を認めていないなど投資状況は西側諸国とは異なる。わかりずらいんだが今回は投資商品としてのゴールドが認められるようである。その中には金ETFのようなものも含まれるということで金投資に関しては似た環境になるようである。その投資規模が大きく市場に与える影響が大きいとみられている。これは私が想定していたものではなく未知数だが、歪められた金市場にとっては脅威ではある。

http://news21c.blog.fc2.com/blog-entry-7664.html

http://news21c.blog.fc2.com/blog-entry-7716.html

http://www.zerohedge.com/news/2016-12-06/

株高、金利上昇にドル高

ここまで突き進んできた株高、金利上昇にドル高だが、今のところ止まる予感がしない。来年、一度立ち返る時が来るとは思っているが、ちょっと勢いが凄い。今年も残りは少ないが、ノンストップだと結構行ってしまう。ゴールドや金鉱株は下げ渋りだすと思っているが、さすがにちょっと長くなるなとは思っている。

利上げは織り込んでいなかったのか?

為替の動きが特に大きいね。利上げはすでに幾度となく繰り返されているアナウンス効果で織り込み済みかと思っていたが、動くもんだね。ゴールドはあおりを食っている感じだ。こういう時は誘導されやすいから注意は必要ではある。年末の下げはテンションが下がるね。

ペトロダラーの次は

戦後米国はドルをゴールドと交換することを保証することでブレトンウッズ体制を築き上げた。これはニクソン・ショックによって終焉を迎えるが、後に原油の決済通貨をドルに固定することにより、ペトロダラーシステムを作り上げることに成功した。基軸通貨にはそれを支える背景が必要である。最近のサウジと米国の関係を見ているとその関係は終焉を迎えようとしているかのようである。果たして米国には次の手が残っているのだろうか?なければちょいと苦しいことになりそうだが、それだけに現在のドル高は不思議な感じがしている。最後のドル高は正しいのだろうか?

北方4島の運命は・・・

日露首脳会談が近づくが果たして北方4島は帰ってくるのか?2島先行返還、2島共同開発でも良いような気がするが。国後と択捉はやっぱり欲しいが、かなり難しい気がしてきた。ビザなし交流が出来れば良いとは思うが難しいだろうか?歯舞、色丹は必ず返して欲しいと思うね。さあ、運命やいかに。

先週の金価格

12月    London    NY(COMEX)
5日    1162.20    1170.00
6日    1172.50    1169.30
7日    1177.65    1173.30
8日    1171.05    1170.40
9日    1163.60    1159.60

*下向きのまま終わってしまった感じです。金ETFは12.77トンの減少とまだ止まりませんね。先物の方は大方売りは終わったとの見方もあります。この辺で片付くのなら良しですが、まだ安心はできませんね。

*金ETF残高1195.13トン(12/11現在)exchange-traded gold securities

ドル高に苦しむが

結構な勢いでドル高株高が進んでいる。しかし、これって逆向きではないかとも思うんだが。そもそもトランプは国内景気にマイナスとなるドル高を容認するとは思えない。来年は反対になるのではないかと思える。となるとこのラリーは年内一杯かとも思えるが、いかがだろうか?

http://jp.reuters.com/article/opinion-forum-toru-ibayashi-idJPKBN13Y0R1

迷ったときは基本に立ち返る

相場が低迷すると迷いが生じることもあるが、そういうときこそ基本に立ち返ることが重要だと改めて感じいる。良いタイミングでジェームズ・リカーズ氏の本に出合えた。これは良書である。1から勉強したい人にもお薦めだし、ベテランの投資家にも頭の整理に役立つ。今、置かれている状況をもう一度振り返り、今後起こりうることを想定すればおのずと答えは出てくる。しかし、随分と長いこと調整に甘んじてきたものである。

推薦図書のご紹介

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「金価格は6倍になる いますぐ金を買いなさい」 ジェームズ・リカーズ著 朝日新聞出版 1620円

ゴールドについて、貨幣制度に関する解説本である。FRBは酷評している。ゴールド・バグに一般的なタイプ。金現物派です。「通貨戦争」や「ドル消滅」が好きだった人は面白く読めると思います。ちょっとタイトルが下品だが、よくまとめられた本である。私と少し異なるのはこの人は金鉱株が嫌いなことか。

まだ止まってないんだよな

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ガツンとは来てないがあんまりよろしい下げ方ではない。まだ、コツンの音ははっきりとは聞いていない気がする。だが、良い潮時ではあると思う。このまま年を越す可能性はあるが、年明け早々に明確な転換点らしききっかけが必要かもしれない。それぐらいズルズル加減が強い。

現大統領よりも目立つ次期大統領

しかし、不思議な人物だ。トランプという人は。オバマがこれほど霞んでしまうとは恐れ入る。どこのメディアを見てもトランプ、トランプで、既に就任しているかのようである。ちょっと普通じゃない。日本はもう安倍首相が面会しているし、台湾総統とも電話会談をしている。明らかにフライングだと思うが、これからは大きな摩擦も起こって来よう。投資家にとっては動きづらい状況が続く。立ち位置がはっきりするまでは荒れ模様が続くのかもしれぬ。

先週の金価格

11月    London    NY(COMEX)
28日    1187.00    1193.80
29日    1186.55    1187.90
30日    1178.10    1173.00
12月
1日     1161.85    1171.60
2日     1173.50    1177.10

*もう下がらない。もう下がらないと思いながらここまで来ましたね。前にも言ったけど下がるにしても限度はあります。金ETFはまだ15トン弱も売られています。そろそろ止まると思うんだが・・・。

*金ETF残高1207.90トン(12/04現在)exchange-traded gold securities

一山越えた感がある

米雇用統計は大きな反応はなかった。一山越えて落ち着きを見せている感じがする。しばらく大きな動きはないかもしれない。だが、やっぱり為替だけはピーキーな感じがある。商品だと原油か。円安と重なってガソリン価格への影響は小さくなく、日本人の生活には大きな影響を与えるだけに年末を迎え気になる点である。

米雇用統計で波乱はあるか?

ゴールドにとっては渋い相場が続いている。今夜の米雇用統計での波乱はあるか?なんとなく内容的には良さげではある。すでに織り込んでいそうだからさほどの変化はないような気がしている。よろしくないが、この年末はこのまま株式はクリスマスラリーに突入すると見ている。とにかくそれで幸せいっぱいで年を越せる人が多いのなら良しとしよう。

気がつけばもう師走

早いものですね。もう師走とは。今年は米大統領選挙に一喜一憂する1年だった。結局、トランプに決まったが相場は予想とは違った展開となった。来年はまたどういう動きを見せるのかは未知数だが、大きな変革となるかもしれない。だが、基本は変わってはおらず信念に従って行動するが吉と判断する。今年もあと一か月を残すのみとなったか・・・。