早いものだ。もう2016年Q1が終了する。ゴールドは結局行ったり来たりではっきりしないまま終わることとなった。金ETFは買い反転し、マイナス材料ではなくなったのが大きい。そのわりに価格への影響が少ない。要するに落ちてきたときのような力強さ、ここでいう上がる力がイマイチである。米国はゼロ金利を解除したが、長期金利は気持ち下がって来ており、目先の混乱を示唆している。ゴールドは全体の怪しげな気配をかぎ取りじわじわと上げてはいる。ダウが崩れるか、明らかなドル安傾向を示さなければジャンプはし難い状況ではある。そしてQ2が始まる。
スポンサーサイト
米利上げ後退
イエレンFRB議長講演で利上げに慎重な発言が出たためにドルが大きく下げた。相変わらず、この趣旨の発言で大きくぶれる。実際、FRBはゼロ金利を解除はしているが、長期金利はやや下げてきておりゼロ金利を解除したとは思えない状況となっている。世界経済は塀の上を歩いており、本来はもろ手を上げて株式に飛びつけるような状況ではないのである。利上げの手を下すのはなかなかタイミングが難しいようだ。
インフレ予測?
PIMCOとブラック・ロックがインフレ予測をしている。この状態でのインフレ化は特に日本にとっては厳しい事態を招く。ただ、米国のインフレ率と言っているからドルが下がると言う意味か?インフレ連動債とゴールドを推奨している。デフレ化しそうに見える中でのインフレ化は厳しいぞ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-29/O4SS3A6S972V01
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-29/O4SS3A6S972V01
消費増税は延期するべきだと思うが・・・
私は現在の8%への消費増税も反対だったが、今回の10%への再増税も反対である。景気は弱ってきている。ここでの消費増税はかなり堪える。ようやく延期も含む対応策の検討に入ったという話が出てきた。分かっていたことだが、アベノミクスは限界に来ている。あとは財政出動しか手は残されていないが、上手くやらないと本当の手詰まりになる。将来的な財政状況は心配だが、背に腹は代えられない。
決算期の日本だが・・・
日本企業は3月が決算になっているが、どうも良い話が見えてこない気がする。今月は久しぶりに嫁さんの軽を買い替えた。なんでも売れてないらしくいきなり値引きを大きめに入れてきたので即断即決となった。すでに納車されており、快適に乗っている。ついに我が家も広島ナンバー1号車となった。シャープや東芝だけでなく三井物産や三菱商事と悪い話ばかり聞いているので今期の決算は良さそうな気がしてこない。もし総倒れの決算ならばアベノミクスもいよいよ終わりなのだろうかね?
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
21日 1244.90 1243.10
22日 1252.50 1247.80
23日 1217.60 1219.60
24日 1221.00 1216.20
25日 1216.20
*後半失速しましたね。この流れが継続するのかが気がかりです。金ETFはまだ増加を続けています。先物と現物の綱引きが続いていると見ています。
*金ETF残高1158.40トン(3/27現在)exchange-traded gold securities
21日 1244.90 1243.10
22日 1252.50 1247.80
23日 1217.60 1219.60
24日 1221.00 1216.20
25日 1216.20
*後半失速しましたね。この流れが継続するのかが気がかりです。金ETFはまだ増加を続けています。先物と現物の綱引きが続いていると見ています。
*金ETF残高1158.40トン(3/27現在)exchange-traded gold securities
資源価格低迷の傷跡
三菱商事、三井物産の赤字決算には驚かされた。創業以来初の赤字と聞いてなお驚いた。今回の資源価格の低迷はそれだけ想定することが困難だったともいえる。原油を始めとして銅や液化天然ガスなど上げたらきりがないほど打ちのめされた。保有資産の評価額が下落したため減損処理をすることになった。私はこの2社の判断が間違っていたとは思わないが、改めて資源がらみの取引の恐ろしさを実感した。個人的にはこのあたりが底値と判断して良いように思う。つまりここから反転していくのであれば来季からは利益が計上できる可能性もあるからだ。ここで膿を出しておくという考え方は正しいとも思える。
米GDP上方修正
2015年Q4の米GDPが上方修正された。少々意外だったが、思ったより良い。前期比年率1.4%増と改定値の1%増からの修正。しかし、企業利益は前年同期比で11.5%減で急激に利益が減少してきているのが目に付く。原油価格の急落が関連企業に大きな影響を与えているようだ。また、為替がこれだけ大きく動くとその影響によって浮き沈みも発生する。目先の為替を想定しずらいことでリスクを取りずらい。日本の商社の赤字決算を見ても資源価格急落や予期せぬ為替の変動は企業リスクの向上につながり将来的な不安要素の拡大が懸念される。
春の足跡が聞こえるが
桜も咲き春の足音が聞こえてきた。ゴールドは思わぬところで足元をすくわれた。果たして来週は切り返せるだろうか。そんなに下げていく状況ではないと見ているのだが、ドル高が本物なのかどうかは気がかりである。さすがにダウは無理が来ているのか足踏みし出した。周りの環境が微妙にゴールドに影響を与えつつあるのは否めない。
撃墜されたゴールド
昨夜のゴールドはあれよあれよと下げてしまった。ここ最近の調整はドルの影響かとも思える。水面下でファンドの動きは起こっている。ゴールドブルの準備は整ったと考えたいのだが、見てくれはなかなか追いついては来ない。困ったものである。GWまでには方向感ぐらいははっきりして欲しいものだ。
QE復活はあるか?

インフレ率はどんどん低下し、デフレの足音さえ聞こえてくる。そろそろQE発動の声が響き始める。世界的に消費者の購買力は低下しつつある。もはや元には戻りづらい。QEをやったからと言って奏功するとは思えないが、手段は限られると言うことか。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-23/O4H16G6K50XV01
フランスに引き続きベルギーで
ベルギーで起こった爆弾テロは衝撃的だ。フランスに引き続き起こったこのテロはユーロ圏ならどこでも起こるものと認識される。今後、厳戒態勢になり、チェックがより厳しいものになるだろう。旅行はしずらくなる。観光業は大きな打撃を受けるのではなかろうか。間違っても東京でこのようなものは見たくはないが、政治家のうっかり発言だけはやめて欲しいものである。しかし、恐ろしい世の中になったものである。
GSのドルに対する強気は・・・
GSはまだゴールドには弱気だが、ドルには強気だ。FOMCでの今年の利上げは4回から2回へトーンダウンしたが、GSは3回必要になると主張している。この辺は相反する動きで一応整合性は取れている。ある意味、ドルに対する防波堤のような役割をしているのかもしれない。まだまだ微妙な綱引きが続くのかなぁ、と思ったりする。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O4DVS86JIJUT01.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O4DVS86JIJUT01.html
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
14日 1242.75 1235.00
15日 1232.00 1231.80
16日 1228.50 1262.10
17日 1266.50 1257.60
18日 1252.10 1255.00
*調整気味でしたが戻しましたね。正直、気持ちが悪いです。今週素直に上がれば良いですが、気持ちの悪さは残ります。しかし、金ETFは20トンちょっとの増加と流れは良い状態をキープ。さて、週明けはどう動くのか?
*金ETF残高1152.94トン(3/20現在)exchange-traded gold securities
14日 1242.75 1235.00
15日 1232.00 1231.80
16日 1228.50 1262.10
17日 1266.50 1257.60
18日 1252.10 1255.00
*調整気味でしたが戻しましたね。正直、気持ちが悪いです。今週素直に上がれば良いですが、気持ちの悪さは残ります。しかし、金ETFは20トンちょっとの増加と流れは良い状態をキープ。さて、週明けはどう動くのか?
*金ETF残高1152.94トン(3/20現在)exchange-traded gold securities
アンバランスに何を感じる
ここ最近の相場の動きにややアンバランスを感じる。ダウは完全に生き返ったかの様に見えてくる。まあ、見たままだが。ゴールドは合わせ鏡のような下げは見せずに調整色を出しながらの横ばいか。ドルは急激に下げてきているが、これは何らかの裏がありそうな気がする。この動きにゴールドはまともには反応してないように見える。ただ、下げる理由がなくなった感はある。微妙な力関係が働いている感じだが、金ETFの動きは意外と良い。そこに現在の相場の危うさが垣間見えてくる。
伸び悩むゴールド
ゴールドは伸び悩み始めましたね。重要なところで水を差されて重たくなってしまった。バブリ気味のダウとは対照的とも言える。しかし、下げていかないだけ状況は以前とは異なる。FOMC前にゴールドが下げてきたのはもしもの利上げリスクを想定してのことか?各国が量的緩和(マイナス金利の時代)に突入する中で量的緩和からの脱出を試みるFRBだが、出来ないと分かっていてもそぶりは見せなくてはならない。これが本当に無理だと言うべき時が何時なのか興味があるが、早急にはっきりしてもらいたいものである。
ドルの安定が必要
ドルが落ち始めている。結構、急激である。世界経済の安定には為替の安定は不可欠である。特に基軸通貨であるドルの安定は最も重要。ここ最近のドルは上がる時も下がる時も急激である。すべての通貨が乱高下調なのは不安要素以外の何物でもない。そろそろ気が付きそうなものだが、止められないと言うことなんだろうね。ルール変更しないと大けがしそうだ、
持ち直して喜ぶべきか?
年内の利上げ予想2回に引き下げでドル安からの金高。初めから分かっていたように思えるが、余りにも正直すぎる動きにやや違和感を覚える。しかし、まだ1300ドルは超えていない。ゴタゴタしながら結局は足踏みをして時間を費やしている。ひょっとしてそれが狙いなのだろうか?
追加利上げはないはずだが・・・
間違っても追加利上げはないと思うのだが、ゴールドは少し勢いを消された。GSは金先物の売り推奨を下した。その割に勢いの消され方が気に入らない。何かあるのだろうか?サプライズはないと見ているのだがね。
量的緩和の後に来るものは・・・
世界的な量的緩和ブームはさしたる成果もないまま限界を迎えようとしている。その後に来るものは何か?恐ろしくて口に出せない。米国が最後の砦と言われているが、利上げ失敗となればこれまた恐ろしいこととなる。このような世界規模の量的緩和は前例がない。つまり起こり得る副作用も経験がない。想像だにしないことが生じる可能性がある。すべてがコントロール出来ると思っているのは人間の奢りである。
ボックス化するか?
金価格は思わぬところで足踏みをし始めた。金ETFは順調に積みあがっているようだが、金先物ショートはひるまない。GSの金先物下げ予測が頭をよぎる。微妙な鬩ぎ合いの中で膠着状態に陥りそうである。不思議なのはどうやって釣り合っているのかである。実に不思議だ。
マイナス金利で上手くいかなかったら
金融政策としてのマイナス金利であるが、そろそろこの手で上手くいかなかったらどうなるのか考えなければいけない気がしてきた。かくいう日本のことである。おかしいね。なんか日本が一番先におかしくなる気がしてきた。正直、マイナス金利化で経済が上手く回らなかったら打つ手なしである。現在のところ良くなっている感覚はまるでない。むしろ悪い気がしている。少し急ぎ過ぎたのではなかろうか?
先週の金価格
3月 London NY(COMEX)
7日 1267.90 1267.00
8日 1267.00 1261.00
9日 1246.40 1252.90
10日 1266.50 1272.10
11日 1264.75 1250.10
*上がりかけたが、結局やや下がり目で終わった1週間であった。やっぱり調整色が出てきたように見えてますね。今週も似た感じかもしれません。金ETFは8.5トンほど増えています。ガタガタ下げていくことはないと考えています。
*金ETF残高1132.72トン(3/13現在)exchange-traded gold securities
7日 1267.90 1267.00
8日 1267.00 1261.00
9日 1246.40 1252.90
10日 1266.50 1272.10
11日 1264.75 1250.10
*上がりかけたが、結局やや下がり目で終わった1週間であった。やっぱり調整色が出てきたように見えてますね。今週も似た感じかもしれません。金ETFは8.5トンほど増えています。ガタガタ下げていくことはないと考えています。
*金ETF残高1132.72トン(3/13現在)exchange-traded gold securities
ダウ暴落予測はどこまで当たる?
ここ最近、わりとダウは持ち直してきている。だが、依然としてダウ暴落論は存在する。どこまでを暴落と呼ぶのかという問題もあるが、どこまで下がる可能性があるのだろうか。現在の17000ドル前後から10%落ちたとしても大騒ぎにはなる。半分になると言われれば当然凍り付く。6000ドルになると言われればパニックどころではない。現在の官製相場の状況を考えればそこまで落ちるとは考えにくいという意見も出てこよう。そうなると何らかの異常事態の発生が必要条件になるかもしれない。どうも金利の問題が絡む気がしてならない。米国の利上げ失敗からマイナス化への流れで国債に問題が生じ、株式に関わっていられない状況から起こってくるやも知れぬ。さて、ダウ暴落は起こるのだろうか?
ダウが息を吹き返しつつあるのが重荷か?
今週のゴールドは足踏みしましたね。ダウが息を吹き返しつつあるのが良くないのか?上がりきらずに撃ち落とされています。またぞろ6月利上げ説まで登場し、依然として目くらまし相場が続く。視界良好と行きたいが、この闇はそう簡単には晴れないだろう。一気に晴れれば面白いことにもなろうが、それは後々のお楽しみか?
8000ドル説の信憑性
最近、ゴールド8000ドル説が唱えられているが、その信憑性やいかに。私も金相場は既に底打ちしているとの見方はしているが、反転しどこまで行くのかは想像できない。一旦上昇に転じれば息の長いものとなると考えるが、その上限を予測するのは難しい。もちろん、最高値は更新していくと思われるが、常識的に考えられるのは3000ドルぐらいまでである。確かにゴールドには値段はあってもないようなものだと考えているが現実問題としては想定しづらい。それは前例がないからである。この予想はダウと金価格の相対比でみているものだが、理論的には十分考えられる。
http://www.gold-eagle.com/article/gold-could-surge-8000oz-negative-interest-rates-%E2%80%93-lassonde
http://zerohedgejapan.blog.jp/?p=5
http://www.gold-eagle.com/article/gold-could-surge-8000oz-negative-interest-rates-%E2%80%93-lassonde
http://zerohedgejapan.blog.jp/?p=5
調整色が出てきたが・・・

金相場の調整は金ETFに大きく動かされてきた経緯がある。金ETFに金先物の売りがかぶさり大きく値を崩していく。今回は金ETFは買い優勢であるが、それほど売り転換していないようなら金先物単独売りでの調整である。大きくは崩れない予感があるね。
水を差された金相場
今週押してこなければ1300ドルは抜けると思っていたんですけどね。言っているさなかで物凄いタイミングで調整をかけてきますね。これで少し伸びてしまったかもしれません。ただ、これはショートですから買いがかさめば崩せるとは思っています。今回は背景にゼロ金利があります。あとは米国の景気動向ですべてが決まる塀の上状態。この綱引きは我々に分がある気がします。
3月10日暴落説が近づく
3月10日暴落説は信憑性があるのだろうか?この手の予想は当たったためしはない。もし当たるのであればそろそろ何らかの兆候のようなものが出てきていても不思議ではない。通貨の動きはピーキーで神経質さは感じるが、崩壊のような危機感はまだ薄い。今やマイナス金利がはびこる異質の世界ではある。過去の経験則が通用しない可能性はあるかもしれない。一般に3月10日暴落説を知っているものは少ない。さて、どうなることやら。
今週押してこなければ・・・
今日のゴールドの動きは手堅かったですね。週末、少し押しかけていたんですが、そんな雰囲気は感じさせずに終わりました。もし今週、あまり押さずに終えるとなると見通しはかなり強気に傾くだろう。今まで売りだと言っていた輩もかなり買いに変わってくる可能性が高い。すでに変わり身の早い奴らも出てきているが、まだ少数派である。入り口は小さいからね。