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落ち着いているのはいつまでか?

ゴールドも金鉱株も今のところは落ち着いた動きに終始している。金ETFは比較的買われている感がある。この状態がいつまで続くかだが、現状は上手くコントロールされていると思われる。すでに株式の大暴落説を唱えるものが何人か登場している。それに合わせて金価格は大きく上昇するという見解が多い。現在の動きはそれらを肯定するものである。金価格の動きは明らかに先々の大きな愁いを示唆するものとなっている。問題はいつ本番がやって来るのかと言うことである。

先週の金価格

2月    London    NY(COMEX)
29日   1234.90    1238.30
3月
1日    1236.50    1231.70
2日    1239.20    1239.50
3日    1250.25    1263.90
4日    1277.50    1259.10

*じわじわと上げてきた1週間でしたが、雇用統計改善で少し足踏みしました。現物は品薄状態になってきており、今後の上昇を予感させる。金ETF残高は30トン超増えており、勢いがついてくる可能性あり。

*金ETF残高1124.22トン(3/6現在)exchange-traded gold securities

需給を反映しきらないゴールド

ブラックロックはiシェアーズ・ゴールド・トラスト(金ETF)の新規設定を一時停止した。金の需要急増で対応が難しくなったことが理由だと言う。不思議だが、現物不足による金価格の急騰は起こっていない。 どうなっているのかね?ブラックロックは「今回の一時停止措置は個人および機関投資家による証券取引所での取引には影響しない」と説明している。 今回の措置は登録済みETFが尽きたことを受けたもの。一応現物に対応した量しか販売していないということだから健全だとは言える。

雇用統計の良さに反応しなくなりつつある

昨夜の雇用統計は予想よりも良かったが、金価格に与える影響は限定的だったようである。あまり大きく反応しなくなっている。ドルも下落していることが関係しているかな。予想外の平均時給減少の方が材料視されたと言う。経済指標も数字だけでなく内容が重視されるようになると金価格も下げる材料が少なくなることを意味する。1300ドルを超えてくれればいよいよ下げ余地はなくなるように思えますね。もう一息です。

急激な悪化ではないと思うが・・・

2月の米景気指標(PMI)が急激に悪化したとかで騒いでいたようだ。景気は急に悪化するものではないと思うがね。目くらましもそろそろ限界だろうか。ドル安から金高への流れだったらしい。これまでの展開は継続性がなかった。頭にしみこむまで継続されることが重要だが、そこまで溶け出しているのかどうかだね。

上昇か下落かで割れる

ここに集う人たちも金価格の目先の動きでは割れているようである。素直に上昇すると見るものと大きめの調整があると言うものとに分かれる。個人的には底打ちとの見解を出しているので大きく割れていくとは見ていないが、しばらく横ばいとの可能性は否定しない。目先、金価格の調整はダウの持ち直しと上昇を意味しており、しばらくの株式市場の延命を意味する。ないことはないが、退屈な時間が長くなるだけだな。

トランプ躍進は現状への不満の表れ

トランプ旋風が吹き荒れているようだ。米国は大きな転換期を迎えているのかもしれない。米国民は既成政党への明確な否定を示そうとしている。悪いことではないが、トランプがやらかしそうなことは世界的には良くも悪くも多大な影響を起こしそうなだけに不安感も強い。いずれにせよ現状を打破したいという米国民の気持ちの強さには驚いた。来るところまで来ているということだろう。クリントンの方が無難だとは思うが、ひょっとしてということもあるね。

来ている可能性はあるんだが・・・

金相場が来ているのかどうかが問題なのだが、なかなか尻尾をはっきりと出さない。上げかけると丁度良いところで調整をかけるし、はっきりと買い出動出来る状態にならない。上手い目くらましだ。金鉱株もあからさまに怪しい動きをする。ほとんどもみ合わない。短期間で上げてあとはほぼ横ばいで終える時が多い。ブローカーが段階的に動かしている感じだ。これは来ているのかもしれないが、誘われている感じもしないでもないので明確に突き破ったのを確認するのが定石ではある。