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インドの金密輸は想像を超える

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金密輸が空港で見つかるってどういうことなのかと思っていたんですが、どうも国営航空会社エアインディアの従業員によるものということなんですね。関連ニュースが出ていました。密輸が発覚した場合は懲戒処分らしいですが、それでもやるというのはなかなかの神経です。ワールド・ゴールド・カウンシルは200から250トンの金が不正にインドに流入していると見積もっているようですが、こういった数字は公式統計には当然出てこないんですよね。そういった数字はどこへ消えていくのか不明です。どうやって帳尻を合わせているのか不思議ちゃんです。

http://response.jp/article/2014/08/31/231189.html
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先週の金価格

8月    London    NY(COMEX)
25日            1276.20
26日   1286.00    1280.60
27日   1282.75    1282.70
28日   1292.00    1289.20
29日   1285.75    1287.20

*上げかけたこともあったが、基本は小動きでしたね。あっという間の8月でした。金ETFは少し減ってます。ここ最近増えていた分が減っただけなのか?大して上げ下げしてないのに売買しても儲からなさそうですけどね。

*金ETF残高1137.99トン(8/31現在)exchange-traded gold securities

金鉱山統合を狙ったものだとすると・・・

金鉱山の統合は徐々に進んではいるが、まだ大きな話は入ってきてはいない。だが、先ほどの金生産コストの急騰を見ているとこのままでは生産停止に追い込まれる鉱山が出てくるだろうことは容易に想像できる。現状の価格で推移すれば北米がトントンでそれ以外の地域は軒並み赤字になる。バリックなどはアフリカンバリックの売却等の噂があったが、むしろ優良な鉱山に関しては買収の可能性もあるのではなかろうか?もちろん金価格が上昇するという前提でなければ買収などできない。下がるという前提であればもう地下何千メートルという鉱山では採掘は不可能である。金鉱山会社、特にバリック等のメジャーの動きに関しては注視しておく必要があるだろう。

喘ぐ金鉱山会社

池水さんのとこでゴールド生産コストについてまとめてくれているようなので下記にリンクを貼っておきます。ちょっと驚きましたが金生産コストは1年ごとに驚くほど上がっています。現実問題としてこのままだと大半の金鉱山会社が消えてゆくことになります。裏返すと生き残れば凄いんですがね。だが、そこに到達するまでにはいろんなシナリオが待っていそうです。しかし、金生産コストから考えた金価格は2000ドル以上を正当化するだけに理由は存在する。

http://goldnews.jp/column/ikemizu/entry-2694.html

密輸で押収されたゴールドは500キロを超える

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依然として続くインドの金輸入制限。実際の経済活動を阻害するおかしな制度だが、金密輸は後を絶たない。もちろんいろんなルートがあるわけだが、今年の4月から7月の間でムンバイ国際空港で押収されたゴールドの量は500キロを超えるらしい。前年同期比で7倍になる。空輸での密輸は発覚しやすいし大量に運べない。やっぱりベスト海路だろう。発見されていない密輸は桁違いだろうと思われる。カウント出来ないゴールドがここにある。

やっぱ変だよね

1300ドルを割り込んできたゴールドだが、結局ラインが少し下がっただけで同じ動きをしている。なんだろうね。何に反応しているのかも分かりづらくなってしまった。ただ、上げ下げ同じことを繰り返すのみで依然としてボックス状態が続く。長いな。もう8月も終わるというのにドルとは完全には一致しない。原油とも違っている。独自の道を歩もうとしているのか?

人民元上昇?

人民元が8月最大の上昇だとか。人民元の世界的な取引の拡大を示唆しているらしい。ロシアはウクライナ問題で欧米からの経済制裁に晒される。ドル建て決済は難しくなる。ロシアはドルの代わりに人民元や香港ドルを用いる可能性がある。原油決済での人民元が増える可能性がある。そういった背景を示唆しているのだろうか?しかし、おかしいよな。米ドルは今は非常に強含んでいる。ドル決済が減るんなら多少なりとも影響はあるよな。お互いに経済制裁をやるのはお互いの首を絞めているように見えて仕方がないね。

原油が下がってきたのはドル高のメリットか?

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街で見かけるガソリン価格は一向に下がったようには見えないが、知らないうちに原油価格は下がり始めている。これはドル高の影響なのか?原油が下がって文句を言う人は少ないと思うが、ある程度下がって安定してくれるのであれば助かる人は多いだろう。しかし、しばらくは下げにくいと思っていたんですけどね。

目先はドル高との戦いか?

すっかり重たくなってしまったね。まあ、今月は最初そう思っていたからいいんだけど。それにしても重たいね。出来高の少なさと相まって低迷しているが、現物の買いもやや弱っているのも原因の一つだ。だが、金ETFは去年のような売られ方はなく、暴落的な下げにはならないのではないか。このへんでうろつきながら下げど待ってくると踏んでいるがいかがだろう。もう8月もあと1週間。早いですね。

増えてきたロシアの金準備

ロシアがコツコツとゴールドを買っていることは知ってはいたが思ったより増えていた。1121.9トンと公表されているようだ。3年前の統計で824.8トンだったからかなり頑張ったと思う。中央銀行が買いに回っていた割にはこの3年間の金価格は低調だったことになる。中国の金準備には変化はないことにはなっているが、実体は不明である。報告の義務はないからね。

http://www.mineweb.com/mineweb/content/en/mineweb-gold-news?oid=250942&sn=Detail

先週の金価格

8月    London    NY(COMEX)
18日   1296.75    1297.20
19日   1296.50    1295.20
20日   1295.00    1291.40
21日   1275.25    1276.30
22日   1277.25    1280.80

*ドル高と利上げの恐怖に下げ続けた1週間でした。どうも未だに相場全体がFRBに誘導されているかのようですね。言い換えればまだ上手くいっていると言うことでしょうか。金ETFは少し増えています。

*金ETF残高1143.55トン(8/24現在) exchange-traded gold securities

利上げの脅しは効いてはいるが

結局、ゴールドがイマイチなのは米国の景況感が良くなりつつあることとドル高による影響が大きい。それが早期利上げ予想に繋がり頭を抑えられていたが、今回はやや下に動いた。問題は現実にそうなるのか覆るのかにあるが、多くが肯定している中で否定派に回るのは多勢に無勢ではある。だが、元々金利が正常な時でもゴールドは上げていたのではある。やがて利下げが始まり、ゼロ金利近くまで来た。もちろん、最初から金利がここまで下がると思っていた人はいないだろう。金現物を買う人は金利は考えていないだろうが、先物で取引する人は金利の問題は大きい。私は利上げはまだ時期尚早と思うが、この問題がゴールドに及ぼした影響は大きい。

米国の景気に注目が集まるが

世界的に景況感がおかしくなってきたが、米国はなんとか踏みとどまろうとしている。ドイツまでもが変調をきたしてくるといよいよ米国に期待が集まってくる。出来高が細る中、ダウは持ち直してきた。ドルも再び持ち直して強含んでいる。だが、グローバル化した世界に一人勝ちはなかなかない。利上げの検討に入っているかのような報道が多いが、果たして本当にそのような状況なのだろうか?私の予想に反してQEは縮小されてきたが、未だに疑念は消えない。

少し下に寄ってしまったが

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今回の下げで少し下の方に寄ってしまった。上に抜けて欲しいんだけどね。金鉱株はゴールドほど神経質ではないように見える。以前はゴールド以上に金鉱株が下げることが多かったが最近はそうでもなくなった。金ETFも減らずに増えている。そろそろ落ち着くんじゃないかと見ています。

凄い雨でした

昨夜は本当に凄い雨でした。雷も物凄く光りまくっていました。それでも大事になるとは思っておらず、ぐっすり寝ていました。朝起きると大変な災害だった事が判明。高速も不通になっており、仕事に大きな影響が出ました。災害とは本当に思わぬ時にやってくる。夜中に家ごと流されたらたまったものではない。広島は平地が少なく山を切り開いて家々が建っている。そのために元々集中豪雨に弱い特性がある。それにしてもこういった災害は滅多に遭遇するものではないと思うが、ここ最近は多すぎる。気候が大きく変化しているのは間違いなかろう。

夏の長雨なんて聞いたことがないが・・・

しかし、よく降る雨だこと。8月にこんなに雨が降った時なんてあったかな。明らかに日照不足になる。米や野菜の収穫にはかなり響くだろう。昔だったら飢饉になるんじゃなかろうか。野菜の値段が上がってきてますからね。相場の方がまだ退屈なんでろくな記事がかけません。米住宅指標の改善は本物なのか?現状では金持ちしか買えなくなっていると思うんだけど、どうなんだろう?中国は再び崩壊論が出てきました。こっちもどうなんでしょう。これらのニュースは表裏一体のようにも思えます。じっくりと見ていきたいと思います。

寸づまりには理由があろうが・・・

金鉱株的に言うとブローカーのショートは大して減っていない。ポジションの変化はそれほどないように見える。それなのに底打ちはしていて値は切り上がってきている。不思議なことなんだが、新たな投資家が参加してきて買い上げているとしか思えない。悪い兆候ではないが、寸づまりな金価格と釣り合わない。仕掛けがあるのかな?

広島に帰ってきました

過ぎてしまえば1週間ってあっという間ですね。今日はなんとか無事に広島に戻ってきました。お陰様でのんびり過ごすことができました。しかし、これほど雨に降られたお盆休みってなかったんじゃないでしょうか。アウトドアを計画していた人は困ったんじゃないですかね。個人的には雨の隙間をつくようにテニスも出来たし、予定に変更はほぼありませんでした。ラッキーと言うほかありません。明日からの仕事はキツそうですが・・・。

先週の金価格

8月    London    NY(COMEX)
11日   1307.25    1307.90
12日   1315.75    1308.50
13日   1312.00    1312.20
14日   1313.50    1312.90
15日   1296.00    1304.50

*週末に下げてきたのが気になりますね。今週も尾を引くんでしょうか?一応、ボックス圏内です。あとシルバーのフィキシングが終了した影響は今週あたりから出るのかどうか?金ETFの動きは小さいですね。

*金ETF残高1139.44トン(8/17現在)exchange-traded gold securities

中国の難しい国内事情

モモさんの考察資料には恐れ入りました。的確に今の難しい現状をまとめあげています。考えれば考えるほど自由化の難しい国であることが分かる。中国がいきなり自由化することはなく、香港を通じて壮大な自由化実験を試みるというのが正解のような気がしてきました。その状態で自国でのコントロールが出来るのか試みながらやり方を模索していき最終判断をするというのが私の見方になるのだろうか。だが、そうなると直通車に関わる案件は極めて重要度の高いものとなる。

直通車の影にある人民元自由化の可能性

直通車の記事に反応した人はほとんどいなかったが、その真の理由に気が付いた人もほとんどいなかったようだ。中国が最後まで世界に対して開放していなかった分野は金融である。今回の直通車は金融自由化の先駆けである。本土の人が香港株を買えるようになり、香港の人も本土A株が買えるようになる。しかし、通貨建てがそれぞれ香港ドル、人民元と異なる。それぞれの市場に異なって上場している銘柄もあり非常にやりにくい。B株は外国人向けの市場だったが、いずれ統合されてなくなるだろう。香港株と本土株もやがて本当の意味で統合される可能性を考えないわけにはいかない。そこに横たわるのは通貨の問題であるが、やがて香港ドルは人民元にペッグすることになるのではないか?というか中国はWTOに加盟して既に13年が経つ。WTOの規則では15年後には加盟国間の間では相互に規制緩和を終えてなければならない。その中でも全く進んでいないのが金融なのである。それが降って沸いたように出てきたのが直通車だ。中国は香港を通じて規制緩和を行うつもりなのではないか?これはバブルを伴う可能性がある。

未来は明るいか?

大幅なマイナスとなった日本の2014年4~6月期のGDPだが、このマイナス6.8%(年率換算)になった数値をどう捉えるのかで揺れている。いろいろ見ていくとどうも明るい見通しが出てこないのが正直なところ。2014年7~9月期の結果が待たれるが、急反転するとは思えない。だが、政府や日銀は急回復が既定路線となっているようだ。また、株式市場も同様で危うさを感じずにはいられない。そのへんは米国も同じようなものだが、量的緩和の効果は限定的であり、幻想に過ぎなかったということか。

http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/

http://yamikabu.blog136.fc2.com/

http://blogs.yahoo.co.jp/fxdondon2/11791380.html

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0GD0G420140813?sp=true

香港は標的になるか?

直通者実施まであと2ヶ月。香港には資金流入が著しいようだ。そのため当局は為替介入を行っているとか。市場に歪みが生じているときはヘッジファンドはその歪に仕掛けてくることが多い。ただでさえ1国2制度と言うのは歪みだらけの制度ではある。香港株、上海株だけの統合に留まらず、人民元と香港ドルの統合とまではいかずとも修正の必要は出てくるかも知れない。思った以上に変動する可能性を感じずにはいられない。手直しなしとはいかないのではないだろうか?少なくともこの歪にソロス的な投機家が挑んできたらひとたまりもなかろう。10月は一荒れするかもね。

ゴールドに適正価格などないが・・・

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本来ゴールドは適正価格なるものを見出しにくいと思っている。目安はいろいろあるが、通貨発行量であったり、債務残高に比例するとも言われていたりする。実際にコモディティの側面もあるから商品取引上の価格も存在するし多様性を持つ。このグラフは原油との相対価である。いわゆる gold to oil ratio だ。このグラフ上の過去の平均値は15.5でゴールドと原油の相関性は92.3%であった。現在は11.8を示しており、ゴールドが極端に割安になっている。この公式に当てはめると現在のゴールドの適正価格は1736ドルと計算される。過去の経験則が当てはまらなくなっているという見方もあるが、相関性92.3%を覆すには明確な説明が必要である。

ベアではないよ

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近年の金相場を見ると3つの期間に分けることが出来る。1969年から1980年の強気相場。1980年から1999年の弱気相場。そして1999年から現在までの強気相場の3つである。ここ3年は弱気だとする意見も多いと思うが、ベアではないと捉える。ただ、その割に下落幅は大きくピークからは一時約37%程度まで下げていた。これは1980年時のピークから1999年時の底までの下落幅約70%とまではいかないが、かなりの大きさではある。当時の反発はものすごく息の長い上昇となった。押さえ込まれたものの反動はかなり大きいという典型的なケースである。だが、現在の相場が転換した時の反発力はもっと大きいだろうとは思っている。さて、噴火がいつなのかが問題であるが・・・。

先週の金価格

8月    London    NY(COMEX)
4日    1290.50    1288.20
5日    1284.75    1288.60
6日    1306.50    1305.90
7日    1305.25    1313.00
8日    1309.75    1309.10

*再び1300ドルに復帰しましたね。何回目でしょうかね。お盆休みに入ったこともあり、どうでもよくなってきました。何なければこのままでしょう。金ETFは約6トンほど減ってます。

*金ETF残高1139.70トン(8/10現在)exchange-traded gold securities

無事に愛知に到着

無事に愛知に到着しました。奈良から愛知への帰途は大変でした。名阪国道は伊賀から不通となっており、第2名神も不通。1号線も鈴鹿峠が普通ということで名神高速に迂回して竜王インターで乗って帰って来ました。100kmばかりの迂回でとても疲れました。よりによって台風がくっついてくるとはね。

奈良に来ています

今日は帰省の途中で奈良に寄ってます。唐招提寺、薬師寺、法隆寺などを回ってました。気がつきませんでしたが、斑鳩町に台風による避難勧告が出てたんですね。確かに川の水嵩は物凄かった。後で見たんですけど法隆寺(斑鳩町)の土壁(重要文化財)の一部がはがれ落ちたと言うニュースが流れてました。今日、ココにいたんですよね。確かに崩れてました。明日、愛知まで帰れるかな?心配になってきました。高速が不通になりませんように。トホホ・・・。

今度はイラク空爆

ウクライナとロシアの小競り合いはなかなか決着がつかない。すると次は欧米とロシアの制裁合戦が始まった。これは長期化すると経済的にはお互いに厳しい。イスラエルの問題もどうなるのか見えてこないし、よくもまぁモメるものだ。そしたら今度はイラク空爆ときた。もうやめたらとさえ思うが、そのうち大きな戦が始まるのではないかとさえ感じ始めてきた。人間の本性は攻撃性にあるとは思いたくはない。

地政学的リスクのせいではない

ゴールドの上昇は地政学的リスクの影響と言われているが、本当にそうだろうか?上昇が単発的で一定の調子では動いていない。ここ最近の問題はウクライナだけではなくイスラエルの問題も併走してきた。どちらも解決困難だが、ゴールドはどちらかと言えばボックスを抜け切れていない。とても地政学的リスクでの逃避買いとは思えない。勢いがなさすぎる。それとバカンスシーズンによる薄商いもあって実態が見えてくるのはもう少し先のことか?