米経済は回復しつつあるというのが、一般的な見方のようだ。FOMCでもQE縮小が始まっている。今晩もQE縮小はあるだろうか?前回はフォワードガイダンスの変更等もあり、見方に迷いが生じているようにも見える。市場にも迷いらしきものは垣間見える。まあ、状況的に考えて大きなサプライズはないとは思うが、徐々に相場環境は悪化してきている。それはテーパリングの影響とみられるが、真綿で締められるように相場環境は圧迫されていると言える。FRBもそのへんは分かっていると思うが、いかにマイルドに伝えていくかであろう。やれやれである。
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CRB指数を遡ると・・・

CRB指数を遡ると商品価格は一度上がると下がることがないように見える。元々昔は商品価格は安定していた。商品価格には需要と供給も反映されるわけだが、その時代ごとの通貨システムが大きく関わっているとも言える。商品価格は安定させることも可能と思われるが、現在の不換紙幣システムでは制御することは非常に難しい。昔の安定した状態に戻すのは不可能とも思える。
交渉打ち切り?
バリック ・ゴールドはニューモント・マイニングが合併交渉を打ち切ったと発表した。合併によって年間10億ドルの経費節減が出来るとし、バリックはニューモントの株主に13%の買収プレミアムを提示する予定だった。しかし、ここまで安値になっているとそれでも格安と言える。やっぱり上手いところで交渉していると思う。だが、保有する鉱山の一部スピンオフする案で合意出来なかったと言う。解決できそうな問題のようにも思えるが、これは当事者でなければわかるまい。このタイミングで動いたバリックは次の獲物に向かってさらに動くのではなかろうか。
今週はイベントが多いね
今週は米雇用統計、GDP速報、FOMCなどイベントが多いですね。ふらついてはいるが、大きく動かないのは様子見と言ったところか。GWだというのに数値が悪かったら大きく動くことも考えられます。のんびりさせて欲しいですよね。上海は売られているけど、すでに出し殻のようなものです。
人民元の下落の理由は

今年に入っての人民元の下落は結構はっきりした動きといえる。一般には中央銀行による介入ではないかとも言われている。これは人民元高相場の終わりを示しているのか?正直、明確ではない部分も大きい。もし中央銀行の介入であるのなら米国債を買い始めていることになるが、金利はやや上昇傾向にあった。ちょっと違うかも知れない。それならば本国からの資金逃避の動きか?いや、それによってここまで為替が動くのなら当局が強引に制御するだろう。何か理由があるのだろうが、いったい何なのか?
先週の金価格
4月 London NY(COMEX)
21日 1290.30
22日 1286.75 1283.70
23日 1285.25 1283.70
24日 1291.50 1293.90
25日 1301.25 1303.80
*結果的に1300ドルを回復していますが、しっくりきませんね。24日のロンドン時間の動きはやや不可解です。思い切り沈み込んでから浮き上がってきました。その後は順調に来ています。金ETFは減少傾向にあります。
*金ETF残高1134.94トン(4/27現在)exchange-traded gold securities
21日 1290.30
22日 1286.75 1283.70
23日 1285.25 1283.70
24日 1291.50 1293.90
25日 1301.25 1303.80
*結果的に1300ドルを回復していますが、しっくりきませんね。24日のロンドン時間の動きはやや不可解です。思い切り沈み込んでから浮き上がってきました。その後は順調に来ています。金ETFは減少傾向にあります。
*金ETF残高1134.94トン(4/27現在)exchange-traded gold securities
GWスタート
今年もGWがスタートしました。ちょっと長めのお休みの人もいるかもしれませんが、いかがお過ごしでしょうか。私も長めの休暇をいただきリフレッシュすることにしました。前半はテニスと温泉、後半は旅行の予定です。消費増税後の大型連休ですが、景気の方はどうなんでしょう。なんとなく感じるものはよくなさそうですが・・・。
米国の金輸出

米国が金輸出をしているイメージはまったくなかったんだが、よく見ると意外とあるんですね。スイスは分かるとして一番に位置する香港は異様ですね。どういう輸出なんでしょうね。現引きを輸送しているんだろうか?ちなみに2014年の1月は57トンだったらしい。
予測不能なのだろうか?
バリック・ゴールドのピーター・ムンク会長は金価格を予想することはできないと言っている。30年以上前に同社を創業した人物とは思えない発言だ。ムンク氏はかなり強気の発言で知られた人だったはずだが、あまりの変わりように少々驚いた。本音なのか三味線なのか分からないが、実需以外の変動要因が大きすぎるため予測が難しくなっているのは事実ではある。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4K6RD6JTSFB01.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4K6RD6JTSFB01.html
GW前に下げてきたゴールド
GW突入目前なんですが、ゴールド下げてきましたね。どうもGWは相性が悪いようです。なんで下げてるんでしょうね。インドの金輸入が下落するという話が原因でしょうか。現物の動向にはあまりポジティブには反応しないのにネガティブには反応しますね。ゴールド・ウォーズらしくなってきたとも言えるか。なかなか霧が晴れないのはもどかしいが、近づいている感じはしてます。
バークレイズも商品市場から撤退
バークレイズは商品(コモディティー)取引事業の大半から撤退するようだ。去年はJPモルガンが商品現物取引事業から撤退すると発表している。正確には卑金属、エネルギー、農産物市場から撤退し、貴金属事業を為替取引部門に統合する計画らしい。貴金属事業を為替取引に統合するって引っかかるね。貴金属は通貨だということなのかね。怪しさ満点だな。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303595604579515850236128682.html
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303595604579515850236128682.html
人民元はどっちがコントロールしているのか?
ここに来て人民元が下げている。様子のおかしい米ドルを横目に下げているのだ。まさにどさくさ紛れに落としているようにも見える。中国から資金逃避とのニュースがよく目についていたが、今度は資本流入が再び増加していることが先週末の統計で示唆されたと言っている。どっちなんだかよくわからんね。人民銀行が元相場を押し下げる市場介入を実施しているのではとの思惑が流れる。通貨戦争のどさくさに紛れて中国はしたたかに見える。
巨大勢力が誕生するか?

バリック·ゴールドとニューモント·マイニングには経営統合の話が出ていたらしいとの噂が出ている。なんでも先週交渉が決裂したらしいが、恐ろしい合併の話である。業界No.1とNo.2の合併ですから、そこまでしないと生き残れないのかとの思惑が脳裏を過ぎる。金鉱山会社を取り巻く環境は想像以上に厳しいようである。今後、思いもよらぬ合併劇が引き起こされる可能性があると言える。
http://www.theglobeandmail.com/report-on-business/barrick-gold-and-newmont-mining-still-open-to-merger-source/article18070738/?cmpid=rss1
先週の金価格
4月 London NY(COMEX)
14日 1325.75 1326.60
15日 1298.00 1302.40
16日 1301.50 1302.20
17日 1299.00 1294.60
18日 1293.90
*あれれっと言う感じで1300ドルを割れました。1300ドル攻防戦はしばらく続くかもしれません。金ETF減ってきましたね。まだ短期売買に使われています。
*金ETF残高1137.47トン(4/20現在)exchange-traded gold securities
14日 1325.75 1326.60
15日 1298.00 1302.40
16日 1301.50 1302.20
17日 1299.00 1294.60
18日 1293.90
*あれれっと言う感じで1300ドルを割れました。1300ドル攻防戦はしばらく続くかもしれません。金ETF減ってきましたね。まだ短期売買に使われています。
*金ETF残高1137.47トン(4/20現在)exchange-traded gold securities
不法移民の取り締まり強化は・・・
米国では不法移民に対する取締が強化されているようだ。そのため強制送還が増えているらしい。これは何を意味するのか?間違いなく失業率対策である。不法移民の強制送還によってその分の職が確保されることになるからだ。考えたな。これは数字的には結構効くんじゃないだろうか。米国のやることはエグいね。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40488
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40488
中国の失速は避けられないか?

中国の景気後退は避けられないか?電力消費量の推移を見ると微妙な感じであることがわかる。成長というよりは横ばいに近いものになる可能性を示している。
GOFOはまだマイナス
GOFOはまだマイナスである。はて?先物以外は売られにくいと思っていたが、相場は芳しくないようだ。下げる時間帯も広範囲になった。中国の投機目的の売買状況のニュースもまるで犯人を決めつけているかのようだが、果たして正しいのかどうかはよくわからない。kenjiさんが「貴金属市場に何かあったのではないか?」と言うのはあながち勘違いでもない気がする。
下がりたがっているドル

依然としてドル高予想が主流のようだが、私はドルは下げたがっているのではないかと思う。それをやや無理にとどまらせている状態なのではないだろうか。しかし、不思議ではある。テーパリングを始めたところなのにである。
インフレは怖いが・・・
原油は高値で安定してしまいそうですね。80ドルぐらいまで下がってくれるとガソリンも値がこなれて助かるんですけどね。しかし、いつから原油とゴールドがバラバラに動くようになったのか。原油の方が明らかに値に安定感がある。ゴールドは気がつけばボラティリティが随分と大きくなった。原油価格は金価格同様ドルの価値の減価を示していると思われるが、この点で2つは異なる動きを示すようになった。背景はそれぞれ異なるが、最終的には同様の動きを示すようになると思われる。
まだ1050ドルと言っているGS

まだGSはゴールド1050ドルと叫び続けているようですね。なんで何回も強調するの?と言いたくなるくらいによく出てくる。露出しすぎのように思うが、いかがなものか。下げるタイミングでアナウンスすると確かに堪えるかもね。
収拾がつかなくなってきたウクライナ
ウクライナは酷いことになってきましたな。親露派の占拠に対してキエフ暫定政府は軍を投入してきた。これではシリアの状態とどこがどう違うと言うのだろうか。泥沼化の様相となってしまった。ロシアは突入のタイミングをひたすら待っているかのようだ。ウクライナはどこまで大義名分を持って綺麗に鎮圧化するかにかかっている。人を殺しすぎると危ないね。本当の戦場と化したらロシアは来るんじゃない。
直通者が来る
何年前でしたかね。直通者が実施されるという思惑で香港株がバブル化したことがありました。直通者とは上海・香港両証券取引所の統一化と言うか、本土の人に香港H株が、そして外国人に上海A株が買いやすくすることです。いわゆる市場開放政策です。先週の木曜日にこの発表があったためA・H株の価格差の大きい株は大きく買われるプチバブルが発生していました。恐らく両市場の株価は直通者実施の6ヶ月後までには高い方に鞘寄せされる方向で動くと思われます。ここで気になるのは人民元と香港ドルの関係です。一銘柄A・H株2株価だった市場は1株価に統一されるでしょう。では1株価2通貨の歪さはどうなるのでしょうか?香港ドルの米ドルペッグ制に手が加えられることがあるのか非常に興味深いところです。手段としては人民元と同じレベルまで香港ドルを切り上げる手法と米ドルペッグ制をキャンセルして人民元ペッグに変更する手法です。それとも放置するのか?
先週の金価格
4月 London NY(COMEX)
7日 1299.00 1296.90
8日 1309.50 1308.00
9日 1301.75 1312.30
10日 1320.50 1310.10
11日 1318.00 1310.40
*1300ドルは維持していますが、伸び悩んでいます。株やドルの変調がどの程度影響するのか見所です。金ETFは少し減り始めました。
*金ETF残高1146.76トン(4/13現在)exchange-traded gold securities
7日 1299.00 1296.90
8日 1309.50 1308.00
9日 1301.75 1312.30
10日 1320.50 1310.10
11日 1318.00 1310.40
*1300ドルは維持していますが、伸び悩んでいます。株やドルの変調がどの程度影響するのか見所です。金ETFは少し減り始めました。
*金ETF残高1146.76トン(4/13現在)exchange-traded gold securities
上がってきた原油価格

原油価格は真ん中に線を引くと上下対称にボックスっぽい動きをしていますね。ここ最近、原油はちょっと上がって行きそうな感じになっています。日本は増税と相まって厳しいですね。ガソリン価格は既に160円を突破しています。110ドル突破は避けたいと思う人は少なくないだろう。
行き先に迷っている

基本的にドルとゴールドは逆相関であるとは言われているが、必ずしもそうではない時期が存在する。この1年ちょっとの期間がまさにそうで行き先に迷っている状態といえる。ゴールドは大きな調整を余儀なくされ疑惑の期間であった。対するドルは強くなると言われながら足踏み状態が続いている。底抜けすると何が起こるだろうか?
やっぱり荒れるかね?
広瀬さんとこで米株の撤退サインを出している。神経質な下げでしたからね。胸騒ぎはまんざらでもなかったのかな。だけど米国はダウを守りたかったのではないのだろうか?それともそれ以上に米国債を守りたいのか?しかし、日経も厳しくなったな。これだとアベノミクスも頓挫することになる。ゴールデン・ウィークに相場が荒れるアノマリーは生きていたか。
http://markethack.net/archives/51917805.html
http://markethack.net/archives/51917805.html
胸騒ぎがする
今日の香港市場の買われ方は凄かったな。銘柄によるが、買われ方がハンパではなかった。金鉱株も出来高が大きい。この動きは何を意味しているのだろうか?ブローカーが大きく動いたと思われるが、膨大なショートカバーの始まりであることを願いたい。それが金価格に連動するものであればさらに良いが、それは虫が良すぎると言うものか。いずれにせよ胸騒ぎがしてきた。
上げ渋って下げ渋る

上げ渋って下げ渋る。してその心は。難しい謎かけである。何かを待っているような感じですね。米当局がレバレッジ比率規定を承認したようです。大手8行に6%に相当する資本の確保を義務付けていますが、この基準が厳しいのか甘いのかがさっぱり分からん。ただバーゼルⅢの規定である3%を上回っているので厳しいんだろうとは思うが、なぜ米国のみさらに厳しくしようとしているのか、これもよく分からん。
不思議な時間に上げましたね

香港時間に大きく上げてます。そのままロンドン時間に橋渡し。このままNYにつながると面白いですね。kenjiさんが言うように現物主導で先物が動いているのであれば面白いですね。
地味な週初めですね
1300ドルを回復した先週末と比較すると地味な週初めですね。材料に乏しかったとも言えますが、思った程の買いがなかったとも言えます。様子見の人が多いようですね。冷静に見ている人が多くなった感じがしています。となるとボンとは上がりにくいと言うことになりますね。
消費増税の実感はどうでしょう。個人的には支払った金額がそんなに大きくなってない気がしてます。かなり感じにくいように工夫がなされているように思います。企業努力がはっきりと感じられますね。景気が腰折れにならないことを祈ります。
消費増税の実感はどうでしょう。個人的には支払った金額がそんなに大きくなってない気がしてます。かなり感じにくいように工夫がなされているように思います。企業努力がはっきりと感じられますね。景気が腰折れにならないことを祈ります。