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ゴールド担保通貨の可能性

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Bitcoinの成功を横目にゴールドに裏打ちされたデジタル通貨の登場の可能性はあるだろうか?Bitcoin型システムには実体がないが、爆発的に普及した。これに対抗するには新たなアイデアが必要だろう。そこで次に考えられそうなのが実体を持つ仮想通貨の登場である。
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実体のないものに価値が生じる不思議

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ウィキペディアでビットコインについて調べると以下のように書かれている。Bitcoin(ビットコイン)はオープンソースなpeer-to-peer型の電子マネーで、暗号通貨の一種である。Bitcoinは極めて低いコストでの決済(およびマイクロペイメント)を権力機関や発行者無しで平均10分程度の待機によって可能にする。ノードから別のノードへの貨幣の移動は電子署名された取引で行われ、P2Pネットワーク内の全てのノードにブロードキャストされる。初期の通貨流通や、二重支払いの検知のためproof of workシステムが用いられている。

いわゆる電子マネーであるが、日本で使われているモノは価値が上昇したりはしない。だが、ビットコインは利用者の増加とともに価値が上昇していく。これは通常の通貨と同じような気がする。だが、価値に上昇は悪くはないが、どこかで固定する必要が出てくるのではないか?それは決済に使うものの価値が変動しすぎるのは困るからである。

追い剥ぎ行為だな

ゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカを含むウォール街の金融機関は外貨準備 不足に直面するベネズエラに対して米ドル確保を支援する取引を提案しているようだ。ゴールドマンがベネズエラに提案したスワップ取引では中央銀行が保有する18億5000万ドル(約1880億円)相当のゴールドを担保に16億8000万ドルの現金を融資する。ベネズエラは消費するモノのほぼ4分の3を輸入に頼っているためドル不足は致命的だ。そこで米銀がゴールドを担保にしたスワップ取引を提案している。あからさまに追い剥ぎ行為だと思われるが、根こそぎ持っていかれる可能性があるな。ギリシャの二の舞になったりはしないだろうか?

岐路に立たされているのは事実だが・・・

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それぞれのタームのピークがCで底がDである。今回の底が1200ドルであれば前回2008年ピークの1000ドルを上回っているので問題はない。強気が復活すると言うもの。果たして・・・。

秘密保護法案の成立をなぜ急ぐのか?

なぜ秘密保護法案の成立を急ぐのだろうか?権力者側が国民に知らせたくない秘密情報の漏洩を防ぐこと。あとは国民を監視し、情報の拡散を防ぐことだろう。ということは近々秘密保護法案が必要になると言うことを意味する。当然、米国からの要請で審議している法案だ。あまり考えたくはないが、来年あたり何かやらかすんじゃなかろうか?危なっかしいことっていっぱいあるよね。

株、国債、ゴールド・・・

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株、国債、ゴールドそれぞれ違った意味で重要なのだが、その時によって連動性が異なる。株と国債のパフォーマンスが相対するのはよく分かる。株とゴールドは必ずしも相対的とは言えず、同調する時もあった。ここ最近は相対的な動きが強くなってはいる。株のみが強いサイクルは珍しく、何らかの変化が出てくる可能性がある。

金スワップ取引を開始する中国

中国は今日から金スワップ取引を開始するようだ。今のままではNY(COMEX)には到底勝てない。少なくとも同じ条件にする必要はある。まだ対等に戦えるレベルには遠いが少しずつ近づいているようではある。

http://www.chinamining.org/News/2013-11-25/1385344118d64971.html

キーワードはQE3だが・・・

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ゴールドがQEに反応しなくなったのはQE3導入後からである。そこでダウとは別の道を歩み始めた。もちろん、そこには理由があるはずだが、語られることはない。この1年の動きはまさに人工相場であるが、それが相場というものでもある。なぜこの1年ゴールドがショートされてきたのか、そろそろその理由が見えてきても良さそうなものだが・・・。

先週の金価格

11月   London   NY(COMEX)
18日   1283.50   1276.00
19日   1275.75   1275.20
20日   1257.00   1242.80
21日   1240.00   1242.40
22日   1246.25   1243.70

*週半ばでガツンと下げました。そのまま回復せず来ています。相変わらずQE縮小が材料視されていますが、ゴールドだけがショートされる構図もそのまま。金ETFもガツンと来てます。

*金ETF残高1195.92トン(11/24現在)exchange-traded gold securities

中国の金需要を振り返る

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2013年1~9月の中国の金需要をまとめると上記のようになる。何らかの形で約2130トンが動いている。年間ベースで考えると約2841トンになるが、世界需要の何割になるのかを考えると恐ろしい数字だ。いくらインドが輸入制限しているとは言え、これで金価格が暴騰しないのは不思議だ。それ以上の先物売りの圧力があることになるが、それも世界不思議くんのひとつである。裏返せば中国がいなくなればゴールドは死ぬことになるが・・・。

ドル指数の管理

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ドル指数の管理に恐らくゴールドは組み込まれている。緩和を続けるドルの下落が止まるのはモノの価値基準から考えればおかしい。それはユーロや円などとの相対価値に対する指数であるからその対象が緩和を行えば価値は維持される。通常であればインフレにならなければいけないがインフレは先物市場でコントロールすることができる。現在は緊急事態の状況にあると思われる。

リーマン・ショックで何が変わったか?

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私はリーマン・ショックで何かが変わったと思っている。水面下で何かが動いていると思うが、それは何か?銀行の債務は国家の債務に置き換えられた。それと同時に相場は歪められつつあるようにも思える。実態はやがて反映される時がやって来るだろう。

FOMC議事録を受けてと言うが・・・

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FOMC議事録を受けてとは言うが凄い反応だね。なんとなく思うんだが、ゴールドに関して言えば前兆としての下げがあったから事前に漏れてる感じがしますよね。

底打ちしないのかね?

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建玉が反転増加し始めているが、底打ちとはならないものかね?どうもへんてこりんな感じがしていけない。そう言いながら本日もまことに具合が悪いのだが・・・。

こんどはデス・クロスか

金先物相場の下落が続き1200ドルに値を下げるとの見通しをロジック・アドバイザーズがテクニカル分析を基に示した。移動平均線がデス・クロスを示しているためと指摘する。今度はデス・クロスと来たか。攻め立てられているゴールドに道が開けてくるのはいつの日か。金ETFの売りは限界が近づいている。金先物は売ればいつか買い戻さなければならない。一段階落とすにはそれなりの条件が必要だ。どう出るのか見ものではある。

ゴールドになったBitcoin

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Bitcoinの勢いには少々驚く。本当はゴールドがこうなるはずであった。まるでゴールドの生き写しのようである。そろそろ権力者にとって目障りになり出す頃だが、潰しにあわなければ良いのだがね。

密輸は許されるのか?

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インドの金密輸は相変わらずのようだが、7~9月で40~50トンとの予想らしい。インド政府の不可思議な金輸入規制のため困った業者が密輸に走る構図は新興国ならではか。日本ならこれだけの密輸は不可能だろうが、ここまでおかしな政策にもならないとは思いたい。しかし、暗黙の了解で密輸を認めているようなところがあるように思えてならない。恐らくこのぐらいのレベルで継続されるのだろう。

先週の金価格

11月   London   NY(COMEX)
11日   1282.50   1281.90
12日   1281.25   1266.20
13日   1272.50   1282.30
14日   1286.00   1287.30
15日   1287.25   1290.40

*1回落ちかけたんだが、持ち直してきて1300ドル復帰を伺う動き。落とされるときはガクンと来るが、持ち直すときは地味だ。金ETFは減少。

*金ETF残高1209.43トン(11/17現在)exchange-traded gold securities

ゴールドと債務は相関性があるが・・・

1971年以降の国家債務と金価格についての相関性は86%らしい。かなりの相関度だが、ここ最近は異なる動きに終始している。2000年代は債務の増加に対して順調に上昇を続けていたと言える。債務上限を次々と突破する現状を見るに金価格が下落する環境ではなかったことが改めて感じられる。世界的な金融緩和が進行する中で先進国通貨は気がつかないうちにドル、ユーロ、円がともに地盤沈下を起こしている。それと同時にゴールドも地盤沈下が起こっているのである。これは偶然ではなかろう。それに伴い新興国が金準備を増加させているのが現実だが、なるほどなと思われる状況である。

侮れないロシアの金準備の増え方

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驚いたね。ロシアがゴールドを買っていることは知っていても、こんなに積み上がっているとは思わなかった。1000トンに達していたんですね。中国の統計は不明だが、恐らく想像を絶するだろう。トルコの金買いも有名だったが、かなり纏まった量になっている。だが、トルコは原油決済用にも買っていたのでこれ以上買っていたことになる。意外なのはBISである。人知れずこんなに買い込んでいるが、なぜだろう?必ず理由があるはずだが、気になる動きである。

時間が証明するか?

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40年前との比較だが、コンパクトカー1台を買うのには66オンスのゴールドが必要だった。現在は10オンスのゴールドで買える。40年前平均的な住宅を買うのには703オンスのゴールドが必要だった。だが、現在は228オンスのゴールドで良い。40年前のダウジョーンズは25オンスであったが、現在は8オンスである。いったい何が起こっているのか?確実に世界はインフレ化して来ていた。クルマや住宅の値段は確実に上がっている。しかし、買うために必要なゴールドの量は減っている。恐らくこの傾向はこれからも続くことだろう。

ドルは世界の施しで生きている

人民元は米ドルに対して上昇。ルー米財務長官の訪問を控え、中国人民銀行が元の中心レートを過去最高に設定した。人民銀は中心レートを0.04%元高方向の1ドル=6.1315元に設定。2005年のドル・ペッグ制廃止以降の最高水準とした。どうも中国は徐々に人民元高ドル安方向にシフトしていくようだが、債務の踏み倒しをどの程度許容するつもりだろうか?米ドルは世界の施しで生きている通貨である。

通貨の地盤沈下

不安定な米ドルに世界が揺さぶられている。あらゆるものが揺さぶられている。米ドルは価値消滅の危機に曝されているとの見方は正しいのだろうか?インフレの兆候は徐々に見えつつもあるが、またデフレの兆候すらも見て取れる。果たしてどっちへ向かっているのか?そしてサウジアラビアは米国ドルのみを原油の決済通貨としていたが、決別するときはやってくるのか?その場合の原油価格はあっという間に1ガロン10ドル程度にはなるのではないかと言う。確かに量的緩和は新興国にインフレという大きな被害をもたらした。米欧日は絶妙のバランスで金融緩和してきたが、新興国はそうはいかない。サウジの米国離れも考えられなくもない。しかし、その可能性はいかほどか?

2000トンとは景気が良いな

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ゴールド2000トンを収容できる保管所が上海で開設されるようだ。この保管所の収容能力は予想されている今年の中国の金需要の2倍に相当する。マルカ・アミット・グローバル(香港)という会社のようだが、ちょっと規模が大きすぎないか?恐らくこの会社の金需要予測のピークは現状の需要の遥かに上を行くと見える。

通貨リセットで一夜にしてゴールドが倍増する日

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米国は引っ込めることが難しくなってしまったQEに困窮している。インフレが上手くコントロールされているのはNY先物を掌握しているからだろう。つまりお互いに依存しあいどっぷり浸かっているため現状を抜け出せない。だが、困窮しているのはドルだけにあらず、ユーロも同様に発行し過ぎた国債の後処理が出来ないでいる。グローバルな通貨リセットが近づいているとも考えられるが、一夜にしてゴールドが倍増するというプランは存在するか?

http://www.silverbearcafe.com/private/11.13/goldfever.html

300トンをこっそり買う

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2013年の前半に中国人民銀行がゴールドを300トン購入したのではないかとの見方が出ている。どうやったらそんなことが分かるのか知らないが、確かに300トンという量は図体がデカすぎる。簡単に運べる量ではないから目に付くと言えば目に付く。中国人民銀行は実際の購入実績を公表していないのではないかと言われていることからも興味深い記事ではある。

http://www.mining.com/chinas-central-bank-may-have-secretly-bought-300t-of-gold-this-year-10585/

先週の金価格

11月    London    NY(COMEX)
4日    1320.50    1314.60
5日    1307.25    1311.90
6日    1319.00    1317.60
7日    1307.25    1307.60
8日    1285.50    1289.50

*週末の米雇用統計が良かったとかで1300ドル割れを見舞われてしまった。なんでも90トンのペーパーゴールドの売りだとかで。ショートがまた積み上げられたんでしょうね。あら?金ETFは少し増えてますね。

*金ETF残高1212.14トン(11/10現在)exchange-traded gold securities

上海の影響力は?

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上海先物取引所の影響力は徐々に高まっているものの依然としてCOMEXの足元にも及ばない。その差は徐々に縮まりつつあるのは事実であるが、追いつくにはまだ時間がかかるだろう。注目すべきことはCOMEXの取引量が減少傾向にあることだろう。SHFEは1~2年で取引量が倍増する可能性はあるだろう。逆にCOMEXがこのペースで取引量の減少が起こるとSHFEは無視できないウエイトになる。米QE縮小は恐らくCOMEX取引量の減少をもたらすと思われるがゴールドにとってはポジティブ要因である。私はQE縮小は当分ないと見ているが、また違った一面でもある。

通貨的な動きだが・・・

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ゴールドはドルの裏側としての側面もあるため、昨夜などは顕著に動きとしても現れている。最近は明らかにドルの反対取引としてショートされているのが目に付く。ゴールドが需給を反映していない理由の一つがここにあった。つまりコモディティとしての側面よりも通貨としての側面が強かったことになる。現在の米国の量的緩和のペースを考えるとドルインデックスが現状を維持しているのは実態を反映しているとは言い難い。市場がかなり歪められている可能性があると言える。

実体か?カモフラージュか?

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S&Pはフランスを再び格下げしてAAとした。もっと先に格下げするべき対象は存在していたのではないかとも思えるが、この行動は実体を反映しているのか?それともカモフラージュなのか?最後まで守りたいものは存在する?