南アフリカ金鉱山が全滅する日

ゴールド・フィールズのニック・ホランドCEOが現在の金価格に対して苦言を呈し始めた。「1230ドルの金価格は持続可能なものではない。金鉱業のためには1500ドル以上に上昇しなければならない。」と言う。恐らくコスト高の南アフリカの金鉱山は限界に達しているのだろう。下がらない原油価格や少し前に起こっていたデモ騒動による賃金上昇も事態を悪化させている。緊急事態と言える。
スポンサーサイト

先週の金価格

6月    London   NY(COMEX)
24日   1286.75   1282.60
25日   1279.00   1277.60
26日   1236.25   1225.20
27日   1232.75   1200.80
28日   1192.00   1235.30

*1300ドルを割り込んだのには驚いたが、1200ドルまで割り込んでさらに驚愕。正直想定外です。ペーパーゴールドをとことん売ってきてますが、現物の動きは強いままです。投げ売りは起こっていません。そろそろ実態に即した動きに回帰する時が近づいているのではないでしょうか。

*金ETF残高1313.90トン(6/30現在)exchange-traded gold securities

歴史は繰り返すと思うか?

G3_convert_20130629094424.jpg

酷いさげに見舞われているゴールドだが、歴史は繰り返すと思うか?もちろん、そのためには条件が必要かもしれないが・・・。

戦略物資

ゴールドが下げ止まったかどうかはまだわからない。この下げ方は2008年よりも酷い。個人的には理解不能であるが、ドルが強くなっているということだけでゴールドの下落が正当化されるものではない。ドルと原油とゴールドは戦略物資である。それぞれの動きには政治的な側面が見え隠れしている。当然、理由があって上げたり下げたりしている。特に米国の背景上の理由で動くことが多い。それはドルが基軸通貨であるからだ。そこに今後のヒントがあるのは間違いないが・・・。

中国の危険度は高い

今まで何度となく中国危機は言われてきたが、私はあまり気にしていなかった。今回の中国の危険度はかなり高いと思う。金利の上がり方が普通じゃない。銀行の信用度が極端に悪化しているのだと思うが、疑心暗鬼になっていた時のリーマンショックに似ている。果たして中国人民銀行は状況を打破できるのか。中国バブル崩壊、最悪のケースは米国債売却という記事を見かけたが、思わぬところに飛び火しそうだ。

ミイラ取りがミイラになるか?

正直、バリックのレイオフには驚いた。元々金デリバティブ取引を開発したのはバリックとJPモルガンではなかったのか?過去にバリックはこの技を使い業界を苦境に追い込み有力な金鉱山を次々と買収していった。それが金ショートに苦しめられてレイオフとはおかしい感じがしてくる。だが、この苦境に鉱山売却の理由付けははっきりとした。これが巧妙な資産移転の側面があるのかどうかよく見ていきたい。

ゴールドバグを不安にさせるとは・・・

ゴールドの断続的な下げに不安を感じている人も多くなってきたようだ。ゴールドバグに不安を感じさせるとは場面は最終局面に近づいているのだろうか?もちろん、私はここまで下げるとは思っていなかった。それは金鉱株も同様だが、さすがにくたびれてきたのも事実である。メンバーが増えたのは良いが、好まれざる客人も含まれているのはやはりいただけない。下げ相場の時はいつもそうだが、上げ相場になるとまず出てこない。これも不思議なことではある。

バリックの変調

バリック・ゴールドが本社スタッフの30%をレイオフすると言う。業界の最大手がである。この事態をどう見るか?バリックは世界に多くの鉱山を所持しているが、それぞれの鉱山で労働力の削減を迫られているようだ。今の金価格でバリックが揺らぐと言うのか?まさかとは思うが、ここが閉山もしくは資産売却に迫られるようなことがあるのだろうか?もしそうだとしたら業界再編は急激に進むことだろう。その頂点に立つ者は誰なのか?思いもよらぬ買収劇が起こる可能性が出てきたと言えよう。

不思議なことだが・・・

普通、相場が軟調な時というのはアクセスも減るし、コメント数も減るものなんだが、逆に急激に増えるというのはどういうことなのか?実に不思議な現象である。個人的には一向に構わないのだが、コメントはスルーすることが多くなるのでご容赦下さい。中国株ブームが廃れていくときは閑散とした状況となり、コメントも減った時期があった。その時と比べると現在の状況は大きく異なる。要するに悪い方に対する相場の転換点ではないという事。しかし、そろそろこの展開にも飽きてくる頃ではある。

中国危機

中国が危ないという記事が目に付き始めた。世界的に金利が上昇し始めているが、中国のそれは段違いに急騰状態である。バロンズでも取り上げられて危機感が上昇してきた。だから金現物の動きが大きいとも言えるのだろうか。そうなると本当に危ないのかもしれない。しかし、初めは先進国の経済がおかしいと言っていたのに気がつけば新興国のデモが目立ち始め金融危機が顕在化してきてしまった。これでは総倒れになってしまう。先行き懸念材料が大きくなってきた。

先週の金価格

6月    London   NY(COMEX)
17日   1384.75   1384.70
18日   1366.75   1368.30
19日   1372.75   1351.30
20日   1292.50   1277.80
21日   1295.25   1298.60

*1300ドルを割り込んでしまった1週間である。ちょっと想定外です。FOMC相場と言って良いのか、思い切り振られてしまいました。金ETFまだ減ってます。

*金ETF残高1334.34トン(6/23現在)exchange-traded gold securities

空想と現実の狭間で

20130621_image009_convert_20130622101026.gif

ペーパーマネー全盛の時代においては現実がよく分からなくなってくることが多い。それは実態が覆い隠されて見えなくなるからだが、現在の金相場もその通りである。COMEXにおける実物の金流通量は世界供給の10%にも満たないが、最近のSGE(上海金取引所)の金流通量は急増しており、世界供給量に匹敵し始めている。均衡が崩れる時が近づいている。

バーナンキは苦しんでいる

バーナンキは行き詰っているという意見が出てきている。金融緩和で経済を活性化するのには限界がある。失業率は改善してきているというが、実態はまだ良いとは言えない状態である。それでも強気に出口に向かっていると言わなければならない。私はこれはもうほとんどファンタジーの世界だと思っている。金融緩和をやめて財政を絞れば日本のようになることは分かっている。袋小路に入っているが、強気の姿勢は崩せないところに来ている。世界情勢も米金融緩和の影響からインフレを輸出する形となったためにデモが頻発してしまった。米国は明らかに世界に悪影響を与えている。いつか金融緩和はやめなければならないが、現実的に難しくなっているためにやめるやめると言いながら引き伸ばしていく戦略だと思う。

金利が一番気になるな

US-yield-curve-6-20-2013.jpg

ダウもゴールドもガタガタと崩れたが、一番気になるのは金利だな。米国はMBSの買い上げで強制的に住宅市場を支えた。だが、完全に回復したわけではない。金利の上昇は好ましいことではない。これを日本が肩代わりするのが、アベノミクスであるのならやれやれである。

総売りってのは悪い事ばかりじゃない

凄かったね。売りの勢い。株が売られ、商品が売られ、債権も売られた。総売り状態とはまさにこの事か。ドルだけが買われた。アホみたいな相場を見てしまった。しかし、総売りってのは悪い事ばかりじゃない。そのうち何かを買うってことだから。その何かが何なのか分かるかね?FOMCにはいろんな思惑が複雑に絡み合っていたと思うが、それが相場をより難しいものにしてしまっている。さて、我々はどっちへ向かうべきかね。

心変わりを見ている

iStock_000013094022XSmall-resize-380x300-resize-380x300-resize-380x300.jpg

市場は投資家の心からゴールドが消えているのかどうかを見ている。4月以降、景気市況は紆余曲折ながらも良くなっているかのようにも見える。QEの縮小もにじませている。金先物でも思い切ってショートをかけてみた。やれることは全てやった。さて、どう出る。

沈黙する金鉱株

WAU20130618.jpg

2000年代を通じて金鉱株は堅調に推移していた。リーマン・ショック時は大きく下げたが戻してくることはなんとか出来ていた。その後、一般株の堅調さに隠れて日が当たらなくなっている。その背景にはコストの上昇などもあるが、中には資産規模を大きく拡張してきた銘柄も潜んでいる。果たして世紀の転換は起こるのか?

本当に長い調整だな

zihlmann061613-3_convert_20130617213135.jpg

あまりにもお寒い相場なので景気づけが必要だろう。ゴールドはこの10年ほどの期間としては最長の調整に見舞われている。しかし、下落率としては最大ではない。いくつかの指標はゴールドの反転を示してもいる。だが、非常に頭の重い展開となっている。何が重くさせているのか、そこが問題なのだが・・・。

80年間のリターンを可視化する

20130614_gold_0.jpg

この80年間あまりのリターンを集計すると金利を生まない資産であるにも関わらずゴールドの平均リターンは債権とほぼ同等である。また、下振れリスクは株式よりも小さい。明らかにゴールドはリスク資産ではないことが分かる。確かに過去の米国債は安全資産だと言えるが、ここに異変が生じたらどうなるのだろうか?

先週の金価格

6月    London   NY(COMEX)
10日   1383.25   1387.00
11日   1374.25   1378.20
12日   1382.75   1388.40
13日   1385.00   1385.70
14日   1391.25   1391.50

*先週はじり高傾向にはあったんだな。悪い感じではないが、他の相場が荒れ模様だっただけに無風状態と言って良いことにやや驚く。金ETFはまだ減速中。どうなっているのやら・・・。

*金ETF残高1347.93トン(6/16現在)exchange-traded gold securities

福岡に来ています

今日は叔父さんのお見舞いを兼ねて福岡まで来ています。朝は大雨で車の運転が少し怖かった。一時、前が見えないぐらいの雨だったので到着できるか心配しました。ちょうど山口県を走っている時でしたね。それとやたらとパトカーを見かけました。あとから聞いて知ったんですが、山口県でパトカーに捕まるとやたらとやかましいらしいですね。気をつけていて良かった。今日は一泊して明日広島に戻ります。

推薦図書のご紹介

41gxjWoiF1L__SL500_AA300_.jpg

「急騰前の金を買いなさい」 亀井幸一郎 著 廣済堂出版 1575円

ちょっと遅くなってしまったが、亀井さんの本を推薦図書として指定したい。なんといってもタイトルが気に入った。これまでの流れを1980年代まで遡って説明してくれているのは分かりやすい。そう、すべてはニクソン・ショックから始まった世界なのだから。ゴールドとはいったい何なのか?それは永遠のテーマでもある。その答えは未来にこそある。

ダウの不思議

wood061213-2.jpg

NYダウは歴史的に見て出来高を伴って上昇してきた経緯がある。しかし、今回の上昇は逆に出来高が細った中での上昇であり、特異的なものである。これが持続可能かと言われれば懐疑的であると言わざるを得ない。どこで息切れが起こっても不思議ではない。

世界同時不況?

PIMCOは3~5年以内に世界同時不況に陥る可能性は60%だと言う。5年という期間は長く、その間にいろいろなことが起こる可能性がある。もっと近いセンで予想はするべきだと思うが、実際はもっと近いものであろう。米国は景気が悪くなると想定すると出口戦略は絵に描いた餅になる。日本もアベノミクスが不発に終わり、大変な状況に転落する。ユーロ圏も迷走するどころか、多くの国の失業率が恐慌レベルに達するだろう。何気ない予想だが、実質は破滅的な事を言っている。私も景気は悪い方向に行くと見ている。

量的緩和の縮小は可能か?

知らないうちに年末には債権購入が縮小されるという方向で見方が固まりつつあるようだ。もう限界が来ていると見るべきなのか?それとももう景気が回復してくると見るべきなのか?景気回復と言いたそうだが、そう簡単に行くのだろうかね。得てして時期尚早な金融緩和の打ち切りは急速な景気後退の原因になることは過去の歴史が証明している。しかし、これではキリがないし、いい加減副作用の恐れがあるのも事実だ。また、来年はFRB議長の任期が切れるため、新しい議長がいきなり金融緩和を縮小させるのはやりにくいと言うのもある。日本のお陰で少し減らせるというのもあるかもね。

ドイツ銀行は何を考える

ドイツ銀行はシンガポールに200トンクラスの金貯蔵庫を稼働させるようだ。施設は空港に位置していて貴金属、美術品やワインなどのための倉庫である。これまでドイツ銀行のこういった倉庫はロンドン、チューリッヒ、ニューヨークにあったが、新たにアジア圏に持ってきた。どうも税制上の問題でシンガポールにしているようだが、ドイツ銀行は最近、金価格を大きく切り下げてきたところだ。言っていることとやっていることが噛み合わないな。だが、JPモルガンも2010年にシンガポールで同様の施設を開設している。これはゴールドが西から東へと動いていることに関連がありそうである。その動きは加速していくのではないだろうか?

予想は当たらないことが多いが・・・

Analysts-average-gold-pforecasts_convert_201306090817.png

毎年金価格の予想はアナリストが出してくる。金価格は10年以上も上昇しているのにも関わらず、ほとんどが先々下落していくと予想してくる。しかも毎年そういう傾向がある。例えば2009年の予想で行くと今年は800ドルぐらいでなければならない。これはもう予想とは言えないシロモノである。これで高給取りであったら完全に給料泥棒である。さらに最近では予想価格の引き下げが頻発されているが、当たった試しがほとんどないことを考えると極めて怪しい予想と言える。つまり体制派としては下げたいのに下がりきらずに上げてきていると見た方が良いのかもしれない。さて、今年は久しぶりに金価格受難の年のようにも思えるが、どういった道筋を辿るのだろうか?

先週の金価格

6月   London   NY(COMEX)
3日   1402.50   1411.20
4日   1399.50   1400.00
5日   1404.00   1402.70
6日   1400.00   1413.70
7日   1386.00   1384.60

*1400ドルを維持していたんだが、週末に値崩れしてしまった。量的緩和縮小を織り込んだのか?だが、ダウは違った反応をしている。こちらは景気が良くなると予想したのか?どうも良いとこ取り相場の様相だが、そう上手く行くものかね。

*金ETF残高1351.54トン(6/9現在)exchange-traded gold securities

週末下げは相変わらずだが・・・

iStock_000017776797XSmall-resize-380x300-resize-380x300.jpg

再び週末に大きく下げてしまったゴールド。今や定番のようになりつつある。雇用統計をポジティブに捉えたのかね?そのため量的緩和の縮小が年内に始まるとの予想か?しかし、それはダウ上昇の説明にはならない。ドルインデックスもここ最近は下げがきつかったが、今週を最後まで見通すとゴールドは反応してないことになる。そこに無理矢理ショートを詰め込んでいる状態となっている。不自然な感じは否めない。何が正しいのか分かりづらいが、市場のボラティリティの大きさから言って外因に対して鋭敏な状態であるのは間違いなかろう。

ハイレベルなショートは続く

CFTC20130608.png

過去最高のショートの積み増しからは一旦減ってはいたものの再び増えてきたショートポジション。当然だが金価格にびったり連動する。少し日にちがずれているがこれでも十分参考になる。現在はこれぐらいのレベルで1400ドルを境界線にして戦っているのだ。昨日はかなりショートが積み増しになったと思う。