ドルの時代は終わるのか?

南アフリカで開かれたBRICS首脳会議は新興国支援を目的とした「BRICS開発銀行」と危機の際に資金を融通し合う「共同積立基金」の創設で合意したそうだ。ドル基軸通貨体制、IMF、世銀支配から脱却しようとしている。過去の金融危機の多くはドル基軸通貨体制の行き過ぎから生じているとも言える。果たして独自路線は築いていけるのか?BRICS5ヵ国の合計GDPは世界の21%もある。本気でドルの不安定性を回避する目的であれば影響は大きい。
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先週の金価格

3月    London   NY(COMEX)
25日   1599.25   1605.40
26日   1598.00   1599.50
27日   1603.00   1605.40
28日   1598.25   1596.50
29日           1597.60

*1600ドルライン攻防戦が続いている。どうもここのラインは重要なようだ。金価格がもたもたしているのでゴールドの強気相場が終わりを告げたとの記事が出始めている。この行程は経なければならないものではある。

*金ETF残高1565.66トン(3/31現在)exchange-traded gold securities

金決済は続くか?

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イランからトルコへの天然ガス輸出に関する25年の契約に基づきトルコは毎年決められた量の天然ガスをイランから輸入することを約束している。この約束を守らない場合はトルコがその天然ガスの代金を支払わなければならない。イランは米政府当局者による核開発計画西洋制裁によってグローバルな銀行システムから締め出されている。そのため決済通貨であるドルが使えない。トルコは苦肉の策として決済通貨としてゴールドを選んでいた。1月に停止されていたゴールドによる決済が再開された。先月、イランへのゴールド1.179億ドルを売却して決済が行われた。イラン制裁が逆にドルの脆弱化を招くとは皮肉なものである。

中央銀行のあるべき姿は

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中央銀行のあるべき姿とは何なのだろうか?先進国は軒並み大幅な金融緩和で通貨価値を希薄化させ続けている。米国やユーロ圏諸国以外の中央銀行(ここが重要)は2012年度ゴールドを買い越してきている。最近では例を見ないことである。2012年の中央銀行の金購入の純増は14.8万トロイオンスであった。量的にはたいしたものではない。これは中小国が多いからか、まとまった量が手に入らないのか、欧米に気を使ってのことかは不明。不測の事態に備えて中央銀行が金準備を増加させるのは正しい判断である。

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分かりにくいのでトータルのトン表示で中央銀行の増加量を示しておきます。この10倍ぐらいあると多少のインパクトはあるんですけどね。あと隠れて増やしていると考えられている中国ですが、2012年の香港経由の金輸入量は572.5トンで2001年以降では1352トンになる。これに国内の金採掘量を加えると4793トンにも上る。すでに中国の金準備は発表されている1054トンではないと思った方が正しい。

キプロス問題は連鎖するか?

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キプロス問題は偶然の産物なのか?必然なのか?これを見ると一般無担保債権の比率。貸倒れリスクは散々叩かれてるキプロスやギリシャの方が低いのかな。右に並んだ国の銀行が持っている債権が棄損するとキプロスやギリシャ以上に危ないことになる。

際どいところに来ている金鉱株指数

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ゴールドはまだサポートが働いているが、金鉱株指数の方は際どいところに来ている。金鉱株指数はゴールドほど反発の力がないと言える。それは金現物のように中国やインドなどの大口の買い手が不在だからだ。その為、苦戦を強いられる状況となっている。要するにブローカーにとっては金価格よりも金鉱株の方が操作は簡単なのである。そこが問題だ。

不思議な動きをする

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ゴールドはキプロスに一瞬反応したが、その後は1600ドルを挟んで行ったり来たりしている。不思議な動きだ。もう少し待つか。

昨夜はサッカーを見てたので眠い。しかも内容が内容だったので倍疲れた。今日は1日テンションが上がらなくて苦労した。今日はそういう人が多いんじゃない?

ドル高、金高の可能性

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ユーロは棺桶に片足を突っ込んでしまった。入ってはいないが危なくて仕方がない。当然ユーロは降下していくわな。ドル高にならざるを得ない。しかし、ゴールドは下げないと見る考えは正しいと思うか?もちろん、有り得る。

欧州の他の国の銀行が問題

広瀬さんがイイことを言っている。ギリシャ、スペインの銀行の前に行列が出来るかどうかが問題だと。同感だ。ギリシャやスペインの銀行が取り付け騒ぎになったら大事だ。特にスペインに火が付いたらタダでは済まない。気がつけば小国キプロスが欧州全体を振り回し始めている。思っていた以上に影響は大きいと見ている。

http://markethack.net/archives/51868318.html

ペーパーマネーの時代に生きていることを実感するね

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世の中はある時点を境にして世界が変わった。もう元の世界に戻ることはできないのか?このシステムを創ったものが最大の利益を享受している。それが曲がり角に来ていると言って良いものなのかどうかだな。

先週の金価格

3月    London    NY(COMEX)
18日   1603.75    1605.80
19日   1610.75    1612.80
20日   1607.50    1606.70
21日   1613.75    1614.80
22日   1607.75    1609.20

*なんとか1600ドルを維持して終わったという感じか。もう一つスッキリといかないね。もうひと越えすると行きそうなんだが。金ETFは相変わらずで、まだ減っている。

*金ETF残高1565.66トン

今はペーパーマネーの時代なのだよな

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金本位制の時代とペーパーマネーの時代では経済の拡大のスピードが違う。その代わりに経済は常にインフレ型(中央銀行による操作が作用)となるし、株価や商品のボラティリティは大きくなっていく。流動性に上限がなくなると言うことはこういうことなのかと思う。すでに信じられないサイクルと化しているが歴史は繰り返すだろうか?

信用危機

メディアでキプロス問題が取り上げられなくなってきた。現在の通貨システムはすべて信用で成立している。キプロス問題はその銀行に対する信用が大きく揺らぐ可能性を秘めている。あまり取り上げたくないニュースであることは事実である。今回の一件で富裕層の資金が銀行から移動する可能性はあるのではないか。もちろんユーロ圏が主体ではあるが、預金封鎖⇒預金課税のパターンは逃げようがない。これはスペインやポルトガルで起こっても不思議はない。そう思われたらパニックだ。前例が起きるというのは極めて重要な問題である。

電力危機に陥る南アフリカ

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南アフリカが5年前と同様に大規模な電力不足の危機に立たされているようだ。ケープタウン近郊の原子力発電所の不具合で電力供給が抑制されている上、モザンビークでの洪水の影響で電力輸入は減少している。ストライキに暴動、そして電力不足か。そう言えばそんなこともあったなと思い出す。あの時は自動車用の触媒の材料としてのプラチナが無くなるとかでトヨタも買い占めていた。そんなこともあってプラチナ価格は1年ぐらいで2倍に膨れ上がったな。この問題は主にゴールドとプラチナに影響を及ぼすが、今回はどうなるか?

2007年のパターンに似ている

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S&P500と銅価格の動きが2007年当時の動きに似てきている。この2つは割りと連動することが多いが2007年時は乖離が起こっていた。その後は両者ともドスンだった。今回はどうかな?

EURIBORはそのうち制御出来なくなる?

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UBSは欧州銀行間取引金利(EURIBOR)を設定するための金利申告を28日付で取りやめると発表した。UBSはLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)など複数の国際的な金利指標の不正操作に関わっていたとして罰金を課されている。これまでにも金利操作問題に絡みオランダのラボバンクや米シティグループなどがEURIBORの指定銀行からの撤退しており、約40の指定銀行のうち大手行は数行となっている。この状態で何か起こるとEURIBORは制御不能になる可能性がある。大丈夫かね?

ユーロ危機と言われながら

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バーゼル委員会は世界の大手行はバーゼルⅢへの対応で大きく前進しており、全面実施の数年前には基準を満たすとの見通しを示した。バーゼル委員会によると仮に2012年6月にバーゼルⅢが実施された場合、世界の大手銀101行の資本不足は合計2082億ユーロ(2700億ドル)で2011年12月の調査時から1760億ユーロ減少したと言う。ユーロ危機が叫ばれる中、大手行は資本増強に勤しんでいたことになる。ギリシャはほぼ崩壊し、キプロスもまた預金課税で金をふんだくられようとしている。全てにおいて銀行保護が優先されている。

根が深いキプロス・ショック

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こうして見るとキプロスって思ったより小さいですね。人口約87万人ぐらいの国だから小さいのは当然か。EUやECB、そしてIMFが主導して預金課税って結論に到達したわけだからね。誰もおかしいとは思わなかったのだろうか?一般預金者にはなんの落ち度もない。金融機関に問題があって金融機関を救済するのに一般預金者に対して預金課税を徴収するという考え方は間違っている。恐らくラガルドもメルケルも同じ穴の狢である。確実に同じ方向に向かっていると思われる。今後も形こそ変われど同様のことが起こる可能性が出てきた。

キプロス預金封鎖の波紋

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銀行預金に課税するとは信じがたい行為だが、これをIMFやEUが主導しているところが恐ろしい。金融危機になった国は銀行にお金を置いておけなくなる。ゴールドが反応するのも無理はない。何かやろうとしているのだろうけど、なんだろうね。小国のキプロスで反応を見て、次に何をやる?取りあえずこの手は使えないことがわかったと思う。

疑問は残る

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今年のゴールドの動きには疑問が残る。過去最大規模のショートポジション、そして金ETF(SPDR)の116.14トンの売りが重なった。それでも100ドル程度しか下げていないのだ。なぜだろう?普通ならこんなものでは絶対に収まらない。恐らくかなり大きな量の現物を買っている奴がいたと思う。いずれその正体は判明するだろう。

ショートの持つ意味

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現在のNY(COMEX)の金ショートは1999年以来最大規模のものだと言われている。その当時の市場規模として考えると1999年の方が異常である。恐らくそれ以前はほぼ価格操作に近いものであったと考えられる。

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1999年も金ショートにより金価格は歪められていたと思われるが、ポジション整理によるショートカバーにより20%前後急騰している。実際の価格は288ドル前後であり、10%程度が歪められていたと思われる。

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現在は100ドル前後が金ショートにより押さえ込まれていると思われる。意外と小さいような感じがする。巻き戻しが起こった場合は200ドル前後上昇すると考えられる。1600ドル以下に押さえ込もうとする動きは1800ドルを超えると完全に上抜けする可能性があるからか?

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こんな感じになると思っています。これがいつ起こるか分かる人はコメントお願いします。

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最近はもう一つ要因があって、金ETF残高が金ショートに連動して大きく減少しています。これが金価格下落の要因になっている。今年に入ってSPDRだけで116.14トンの減少は大きいと言える。こいつが復活するかどうかは大きい。

先週の金価格

3月    London   NY(COMEX)
11日   1579.00   1581.80
12日   1594.00   1592.70
13日   1589.25   1587.70
14日   1586.00   1590.30
15日   1595.50   1592.90

*瞬間的には1600ドルを超えることもあったが、1600ドルを超えて終わることに抵抗を示している。金ETFはズルズルと降下を続ける。あまりショートが減っている感じには見えないね。

*金ETF残高1577.39トン(3/17現在)exchange-traded gold securities

推薦図書のご紹介

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「悪魔の経済学」 浅野浩明 著 文芸社 1470円

モモさんが推薦していた本だが、注文して読んでみた。非常に不可思議な内容である。簡単に言うと怪文書「沈黙の兵器」の解読本だ。この文書が恐らく経済理論をまとめた理論書と思われる。その理論は経済理論はエネルギーの一般概念にほぼ置き換えることができるというもの。そしてそれは操作が可能であるとするものである。なかなか面白かったが、すでに絶版になっており中古本しか手に入らないし、私は定価の3倍のプレミアムを払った。興味のある人はどうぞ。

Liborの次はGold?

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金価格の操作疑惑をめぐってロンドンの金と銀市場の調査を検討しているらしい。???、怪しいのはNYの方だと思うんだが、不思議な感じがする。Liborもロンドンだから吹き出しやすい市場だと言うことか?ロンドンで金価格を設定するシステムは異常でバークレイズ、ドイツ銀行、HSBC、ノバスコシア、ソシエテジェネラル銀行の5つの銀行で行われている。さて、どうなるか。

ダウが潰れると・・・

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もしダウが潰れると上記のグラフが再び稼働し始める。動き始めるかな?

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そしてターゲットはこんな感じか?上手くいくとイイけど。世の中、そんなに甘くない。神のみぞ知る。

極端すぎないか?

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一人勝ちだった円とは思えない変貌ぶりに恐ろしさを感じるのは私だけだろうか?ちょっと極端過ぎないか?

ショートカバーが始まったか?

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金先物はショートの積み上がりが多かったからいつショートカバーが起こっても不思議ではない。やっと巻き戻しが始まったか?そうなるとロングも戻ってきて一気に戻すんだがね。

最終ターンが近づいている

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歴史的な転換点だと言うものもいる。私もそう思うが、これは悪い意味ということである。金利が上がり始める。信用バブルが崩壊を始めるのだ。

商業トレーダーが戻ってくる

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今の先物市場は商売人としてみるとやってられない相場なのだろう。だが、金先物も商業トレーダーが戻ってきそうだと言う。ということは底打ちの気配があるということか。無茶なショートが積み上がっている時だから入り時と言えば入り時だよね。

先週の金価格

3月   London   NY(COMEX)
4日   1574.25   1574.60
5日   1579.75   1575.40
6日   1574.00   1584.50
7日   1579.50   1578.60
8日   1581.75   1579.20

*フラフラしながらも現状を維持した。もう少し苦戦するのかな?金ETFはまだダダ漏れ状態が続く。

*金ETF残高1584.14トン(3/10現在)exchange-traded gold securities