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特別な1年だったな

今年も残りわずかになってきた。特別な1年だったと思っているのは私だけだろうか。LBMAのForecast2012を見ていると全員が上に外している。つまりLBMAのアナリストは今年は上がると見ていたのだ。最近は下に外すことが多かったが、珍しいことが起こった。予期せぬ調整に見舞われ1年が経過することとなった。状況的には買われてしかるべきと思うが相場とは天邪鬼なものである。もう一つ特徴的だったのはrangeが極端に狭く252ドルだったことである。これを予想した人もまたいない。ここまでの経過はhigh1790ドル、low1538ドル、average1669ドル、range252ドルである。これをどう見るか?

予想とは外れるものだ



例年行われるアナリストの金価格予想であるが、だいたい毎年将来的に下がっていく予想がなされている。もちろん、金価格はこの10年余りの間は毎年上昇しているから外し続けていることになる。すごい外し方だよね。まるで下がることを祈っているかのようだ。今年は久しぶりに前年を下回るかもしれない。だが、不思議なことに来年のアナリスト予想は今年の価格を上回っている。まさか逆に外すことはないよな。これはなかなかなかったことである。

過去600年の金の実質価格



過去600年の金の実質価格というのを見つけた。どうなんだろうね。正しいのかどうか分からないが、面白いとは思う。もちろん、これは推定価格だからね。あと、我々にとって重要なのはこれからだということに変わりはない。

推薦図書のご紹介

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「紙の約束」マネー、債務、新世界秩序 フィリップ・コガン著 日本経済新聞出版社 2625円

上手いタイトルを付けたものである。ここで言う紙とは債務のこと。現在の債務とは通貨と表裏一体である。誰かの富は誰かの債務なのだ。その背景には約束、つまり信用があって初めて通用するものである。本書はその背景についての歴史的考察と現在に置き換えて今後の問題を検証している。よくまとめられた本だと思う。本サイトの推薦図書としたい。

中国はメインプレイヤーになるか?

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中国の金生産と金輸入の伸びは著しい、と言うか異常だな。これがどこに吸い込まれているのか知りたい気がするが、やっぱりかなりの部分が中国人民銀行に入って金準備となっているのだと思う。それはもちろん何かの準備のためだと思われるが、来年はこの数字がさらに増えるのだろうか?

先週の金価格

12月   London   NY(COMEX)
3日    1720.00   1716.00
4日    1697.95   1696.80
5日    1694.00   1694.30
6日    1694.25   1700.00
7日    1701.50   1704.50

*先週は激しい1700ドル攻防戦だった。かろうじて1700ドルを維持して週を終えたという感じだ。これを面白いと言うべきか、じれったいと言うべきか微妙。

*金ETF残高1707.97トン(12/9現在)exchange-traded gold securities

ギリシャ国債買い戻しに動きが・・・

ギリシャ政府が実施する国債買い戻しに対してギリシャ国内のナショナル・バンク(NBG)、アルファ・バンク、ユーロバンク、ピレウス銀行、ヘレニック・ポストバンク、アッティカ銀行が参加を表明。政府は債務を差し引き200億ユーロ削減するため、最大100億ユーロを投じて民間投資家から国債を買い戻す。ストゥルナラス財務相は国債買い戻しを成功させるために銀行は「愛国的な使命」を負っていると言っているが、どういうこと?債務削減をしようともデフォルトするのであれば国債は手放した方が正解だが、何に置き換えるのかが問題。上記の銀行は生き残ると予想する。

崖は乗り越えられるか?

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オバマの時代に変わってから米財政赤字は加速度的に増えたのは間違いない。そして景気は回復しきれていないため税収は伸び悩んでいる。それが債務の膨張との間にアンバランスを生じており、財政赤字は膨大なものとなった。果たして財政の崖を無事にクリアすることが出来るだろうか?なかなかシビアだね。

債務とゴールドは釣り合うのか?



米国の金準備は一頃と比べると随分と減った。それとは反対に米国債の発行額は恐ろしく膨張した。2012年度の1トロイオンスあたりの負債額は61796.11ドルになる。いかに現在の信用バブルが膨大なのかが分かるが、果たして結末やいかに。

逆張りじゃね



ゴールドマン・サックスは2013年の金価格の見通しを引き下げた。現在1オンス1700ドル前後の金価格の3ヶ月、半年、1年先の見通しを1825ドル、1805ドル、1800ドルにそれぞれ引き下げている。また、2014年の金価格については1オンス1750ドルの見通しである。この見通しについて逆張り指標だとの見方が出ているが、私もそう思っている。

恐怖指数は10年以上かけて積み上げてきたのだ

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恐怖指数は今3%のレベルにある。1970年代後半の急騰前と同じレベルである。恐らくこの数値が大きく下がってくることはないだろう。順調と言って良いのかどうかは分からないが・・・。

ギリシャ国債の買い戻し?

ギリシャ政府は最大100億ユーロを投じて民間投資家から国債を買い戻すと発表した。対象となる20のギリシャ国債の買い戻し価格は償還期間によって異なり、最低で元本の30.2~38.1%、最高で32.2~40.1%と市場の予想を上回った。はて、ギリシャ政府にそんなお金があったかな?金準備はあったな。ギリシャの銀行はギリシャ国債を買い支えて青息吐息であった。ギリシャ国債が紙くずになったら終わる。とてもバーゼルⅢについていける銀行など存在しない。ギリシャの銀行を救うためにはギリシャ国債をゴールドに置き換えるより他に手段はない。同様のことがスペインにも言える。現状ではバーゼルⅢには移行できない。

信用バブルの果てにあるものは

世界中で量的緩和がなされている。しかも加速度的に増強されていきそうである。今、我々はどこにいるのだろうか。古代ローマでも同様のことは起こっていた。100枚の硬貨を作るのに10オンスの銀を使っていたとすれば、この量を半分にしてしまえば200枚作れる。これを続けたために2世紀経つうちにその価値は96%も減少した。歴史は繰り返すとは言うが、今はもっと凄いことをやっている。なんと言っても紙はいくらでも刷れる。端末に打ち込むだけならもっと簡単ではある。だが、昔と比べると現在の方がやり方が巧妙である。それは現物を介していないことと信用の形成の仕方が上手い。現在起こっているのはまさに信用バブルである。ゴールドはその信用バブルに反応した数少ない資産である。これは人類史上最大のバブルだ。それは間違いない。問題はこれをどうやって収めるのかなんだが・・・。

今日は・・・



今日はTOKYO GOLD FESTIVAL'12ということでまもなく東京へ向かいます。のんびりしてきますので更新は以上にします。よろしく。

先週の金価格

11月   London   NY(COMEX)
26日   1750.50   1749.40
27日   1746.25   1741.00
28日   1708.00   1719.80
29日   1725.00   1725.80
30日   1726.00   1715.20

*先週は下がり目でしたね。あんなに強気だったのに完全に潰されました。金ETFはじわじわと買われているようですが、先物中心で売り崩されました。今週は予想しづらくなりましたね。

*金ETF残高1703.67トン(12/2現在)exchange-traded gold securities

格付けが致命傷になるときは来るか?

バーゼルⅢによる資産定義の厳格化は運命を分けるだろうか?今まで国債はノーリスクで持ちたい放題だったが、今後は格付けによって評価が変わるのではないか?AAA評価のものしか持てなくなるように思う。BBB評価のものなど持てなくなるとしたらスペインやイタリアの銀行に明日はない。自国の中央銀行に買い上げてもらいゴールドで置き換えてもらうより他に手段がなくなるのではないだろうか。すぐには実行できないのも無理はないよね。

すべての通貨はゴールドへつながる



我々が本質的に見るべきものは通常のチャートではなくもっと全体的なものであろう。すべての通貨はゴールドにつながるである。世界中の通貨はゴールドに対して明確な減価を起こしている事実を知るべきなのだ。恐らくこれは簡単には元には戻らない。この12年間でゴールドに対する購買力は80%程度落ちているのだ。