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金本位制復活の可能性

米国の大統領選挙は終盤戦を迎えようとしている。なんでも今回の共和党は政策綱領に金本位制への復帰を検討する委員会の設置を盛り込んでいるとか。今まではこんなとんでもない事を言うのはロン・ポール下院議員だけだと思っている人も多いと思う。しかし、ここまで来ると少しは現実味を帯びてくる。だが、現在の金融システムに金本位制を導入するのは不可能に近い。もちろん、それは過去の金本位制をベースに考えた場合にという前提である。もし本当に現在の金融システムに金本位制を導入することが起こるのであれば驚きの仕掛けがなされることになるだろう。そいつを想像するのも楽しいかもしれない。
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プラチナはなぜ下がる

ゴールドもシルバーもグダグダ相場となっている中、同じ貴金属でありながらプラチナだけ下げてきた。なぜだろうね。鉱山問題は未解決のまま時間だけが過ぎていく中での下げである。まさに相場は予想通りには動かない。週末は案外何もなく肩透かしを食うのかもしれない。そんな雰囲気がしてきた。その後、ECBはあっと驚く作戦を持ち出してきて相場は一変する。なんてことがあるかもね。

週末待ちか?

今日も静かだ。週末待ちという事か?バーナンキは何を言うだろうか?期待して良いことはあまりないが、妙な静かさがへんな気を起こさせる。ECBはジャクソンホールには行かないらしいが、どうやらそれどころではないらしい。新たな債券買い入れプログラムはもめており、ドイツの反対もあるためまとまるのか不安が残る。ECBも9月は正念場で詰まるところがゴールドにとっても重要な局面ということである。

物騒な話ばかりだな

あまり聞きたくないような物騒な話ばかりで気が滅入る。相場の方も怖いぐらい静かで嫌な感じ。こういう時に竹島だの尖閣だのと気の重くなるニュースは聞きたくないと思うのは私だけじゃなかろう。そこに増税の話が加わる。ただでさえ暑い夏が更にむさ苦しくなる。今月、スカッとした話はオリンピックぐらいのものだった。しかし、終わってしまうと日本には閉塞感が強いことに改めて気が付かされた。メディアの方にも問題がある。世の中を明るくするのはメディアの占める割合が大きい。伝える義務があるとは言え暗いニュースの配分を減らして明るく前向きになれる内容に改変するべきだ。問題なのは不景気だと言う重苦しいイメージを植え付けられてしまうことである。日本はそのイメージで20年引きずられたとも言える。気の持ちようは重要なのだ。

先週の金価格

8月   London   NY(COMEX)
20日  1615.00   1621.20
21日  1639.50   1638.60
22日  1642.00   1654.10
23日  1665.25   1671.10
24日  1667.00   1670.70

*チャート的にははっきりと上抜けした1週間であった。懐疑派も存在する中、強気派が正しいことを証明できるかどうかの1週間になるのだろうか?

*金ETF残高1615.38トン(8/26現在)exchange-traded gold securities

Get Ready for Take Off!

aden sistersが Take Offの準備をしなさいと言っている。どうだろうか?もちろん、当たる可能性もあるが、明らかなサインが出てからの方が安全なのは言うまでもない。

http://www.24hgold.com/english/news-gold-silver-get-ready-for-take-off-.aspx?article=4028295446G10020&redirect=false&contributor=Mary+Anne+%26+Pamela+Aden&mk=1

なぜ増えてきた金ETF

金ETF(SPDR)は今月35トンほど増えている。意外と増えているんだな。手っ取り早く稼ぐんなら先物だと思うが、金ETFに来ているとなるともう少し長い目で見ているということか。このへんはポールソンの影響がどのぐらい働いているのか気になる。どうもポールソンの取り扱われ方が気に入らないのだがね。個人的にはまだ完全に解き放たれていないと見ているが、本物になる時が来るのを祈っている。

安心して買う人がどれぐらいいるか?

フラクタルディメンション

ゴールドはチャート的には完全に上抜けした。これで安心して買いに入る人はどれぐらいいるだろう。何回も騙されているから慎重にもなる。最初はプラチナ鉱山の暴動絡みのどさくさまぎれだったが、知らないうちにQE3期待が高まったり、ECBの一定利回りまでの国債買い入れなど思惑買い?が広まった。気が付けばチャートが上抜けしたということだ。確かにQE3とECBの国債買い入れは行われると思うが、その前にユーロ危機による市場崩壊を見る可能性はある。しかし、壊れる前に金融緩和を行うことが分かっていれば話は別である。さて、どっちのシナリオだと思うかな?

QE3期待が強まったとか・・・

力強さの足らなかったゴールドが続けざまに上げてきた。期待しないとよく上げる。なんでもQE3期待が強くなっているとか。今日は私んとこの金鉱株も出来高が莫大だった。さて、嘘が本物になるのかの瀬戸際である。まだ臭いんだけどね。

ECBはどこまでやるだろう?

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ECBの国債買い入れに期待が集まっているようだが、いったいどこまでやるつもりなんだろうか?ECBによる一定利回りでの国債買い支えまで噂が出ているが、こいつはモノによっては切がなくなるだろう。当面の危機は脱することが出来ようが、違う危機が訪れる。だが、銀行に資金注入して救うよりもECBが直接買い取った方が手っ取り早いのは事実だ。さて、どこまでやるのかね?

綺麗に抜けてるが・・・

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綺麗に抜けてますね。普通ならこのまま行くが、何度も潰されているのでここは慎重に見ていきましょうね。ちなみに金鉱株はまだショートが減っていません。

今はどういう状態なのか?

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いったい今はどういう状態にあるのだろうか?株式市場はわりと好調?確かにS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表されているVIX指数(恐怖指数)は問題なさそうだ。この指数はリーマン・ショックの時に急騰した。ユーロ危機が叫ばれる中、この数値にいるのはやや不思議だが、ダウが好調なら当たり前か?冷静に考えるとへんなんだよね。嘘つきLIBORではなく、嘘つきVIXはあるのか?

ポールソンが買っていると言うが・・・

ポールソンとソロスが4~6月期に金ETFを買い増していると騒がれている。ちょっと調べてみたが、今年の4~6月月にSPDRは残高を約7トン減らしていた。ポールソンが14.08トンの買い増しだから20トン以上売った奴がいるのかな?ソロスは量的にはかなり少ない。ただ、動き的には多くの人が売りに向かった時に買いに回ったと言うのは事実なのかもしれない。しかし、全力買いにはまだ遠い感じだ。7~8月も同様に買っているようであればかなり強気に傾いていると見て良いだろう。

先週の金価格

8月   London   NY(COMEX)
13日  1622.50   1609.90
14日  1597.75   1599.00
15日  1601.75   1603.10
16日  1604.50   1614.70
17日  1614.75   1615.80

*もう一つ煮え切らない感じがあった1週間です。しかし、やや上がり目ではあるかな。このままきれいに抜け出せると良いですね。何度目の正直だろうか?

*金ETF残高1603.61トン(8/19現在)exchange-traded gold securities

プラチナ鉱山の暴動は深刻

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プラチナが急騰したのは南アフリカのプラチナ鉱山で大規模な暴動が起きたからだがかなり深刻なようだ。死者がかなり出ている。当然、鉱山は操業停止だから急騰するわな。これは長期化しそうな感じがする。大丈夫かいな。

2012年Q2金需要

2012年Q2の金需給が発表されている。どうもあまり芳しくなかった。2012年Q2金需要は990.0トンで2011年Q2の1065.8トンと比べて7%減っている。インドの需要減でほぼ相殺されるが、中国の需要もやや凹んではいる。香港ルートからの輸入分がどのようにカウントされているのかは不明。欧州のコインやバーの需要は増えている様子。異例なのは中央銀行の購入が増えてきていること。157.5トンで過去最高を示す。カザフスタン、フィリピン、ロシア、ウクライナが購入。インドはストライキの影響が大きいと聞く。中国はやや息切れが見られるが、まだキャパシティがあるだろう。

株は上がるか?

推薦図書の紹介ではないが、澤上篤人氏の著書『やっぱり!株は上がるぞ』が話題になっている。この景気が下向き加減の時に何を言っているか?とも思えるが、私も株バブルは起こると思っている。目先は欧州危機等で暴落の見通しさえ存在する中で突拍子もない意見だ。しかし、今起こっているのは国債バブルである。国債は最大の市場である。ここが崩れたら受け皿としては株式市場しかない。私が迷っているのは目先暴落があるのかどうかである。もし暴落するのであればすでに兆候がなければいけない。まさかのまさかはあるのか?

アフリカン・バリック売却の噂

中国黄金はアフリカン・バリック・ゴールドの経営権取得に向けカナダのバリック・ゴールドと協議している模様。バリックによれば中国黄金はタンザニアでの金産出で最大手のアフリカン・バリックの株式73.9%の取得について検討中。買収案が提示されるかどうかは不確実だと言う。この話、最初は紫金で囁かれていたが、今度は中国黄金が出てきた。売却するということはなんらかの問題があるということだが、労働コストとタンザニアは電力不足によるディーゼル燃料コストの上昇により利益を圧迫しているらしい。そのための整理の一環か?しかし、中国は買収に熱心だね。

長期金利が上げだしたが・・・



米長期金利が上げ始めているが、市場の見方は景気に対するポジティブな見方からだと言う。果たしてそういう見方で良いものか?また、債権投資家の米国債に対してロングとする割合は増えているらしい。米国債バブルはまだ続くのか?

量的緩和だけがサインではないが・・・



中央銀行による量的緩和だけが、ゴールドが上昇するための唯一のサインであるとは思いたくない。しかし、今回もそうなる可能性は高い。今回はFRBだけではなくECBも関連する。つまり要因が2か所に増えた。不思議なのは緩和で供給された資金は回収すらされていないのに調整がかなりの長期間に及んでいること。前回の上昇がスタートしたのは北京オリンピックの時である。今回はロンドンオリンピックが終わったところである。タイミング的にはちょうど同じである。

ユーロ解体の準備なのか?

ドイツ連邦銀行は9月、都内に事務所を開設し、日本国債の取引を始める計画のようだ。外貨準備運用の一環らしいが日本国債のウエイトを増やすと言うことはユーロ圏の債権を減らすと言うことだよね。独連銀が保有する外貨準備は全体で約300億ユーロ(約2兆9000億円)。うち約20億ユーロ相当が円に投資されていると言う。しかし、時期が9月とは急だし、嫌な時期と重なる。ドイツはユーロ解体の準備にでも入ったのかと思わせる。

運命のドイツ国民投票

ドイツはユーロ圏危機への取り組みにおける欧州との関係について将来のある時点で国民投票を行うことになりそうだ。連立与党の一翼を担う自由民主党(FDP)のブリューデレ下院院内総務は提案されている法改正で政府から予算の権限が奪われるならEUの統合深化に関する国民投票は避けられなくなろうと指摘。独憲法裁判所は恒久的救済基金について9月12日に判断を下す際に超国家的機関への権限移譲によってどの段階で法律の限界に達するかを示唆するだろうとの見方を示した。

ユーロ危機の行く末はドイツの判断にかかっている。これまで中途半端な対応に終始してきたのは国民感情として他国を救済し続けることに問題が生じるとの判断からである。しかし、国民投票で方向性が明確になるとユーロ危機に対する結論が出てしまうことになる。また、独憲法裁判所の判断を下す日が9月12日とまじかに迫っていることからも国民投票のスケジュールが思いのほか近いことも考えられる。運命の日が近づく。

LIBORショックは起こるか?

LIBORの実質変更は住宅ローンや金融商品無効にする危険があるとささやかれている。LIBOR算出方法の実質的な変更は住宅ローンからデリバティブ(金融派生商品)に至るまで何百万という金融商品の契約を無効にする危険があると言う。 住宅ローンは分かるがデリバティブ商品にまで契約無効とはね。確かに金利そのものが関わっている商品は過去に遡って無効になるわけか。しかし、そのすべてが詐欺ということになるんだよね。酷い話だ。また、LIBOR算出方法の見直しは石油や他の商品の価格設定の方法に影響を及ぼす可能性が高いとの見方もある。これはどういうことだろう?値決めの仕方が共通だと言う事か?つまり操作しやすかったということなんだろう。酷い世界だったんだな。

先週の金価格

8月   London    NY(COMEX)
6日   1610.00    1611.60
7日   1611.00    1612.30
8日   1613.25    1612.60
9日   1615.00    1617.80
10日   1618.50    1620.50

*じわじわと上がってきたが、大きな状況変化はない。今週もこんな感じで行くのかな。先週末、NYが上げ基調だったのはなぜなのか?そいつが気になる。

*金ETF残高1587.71トン(8/12)exchange-traded gold securities

Platinum-gold ratio



しばらく前まではゴールドよりも希少性の高いプラチナはより高価であった。いろいろな理由はあるが現在は価格の逆転現象が起こっている。自動車用触媒需要の多いプラチナは景気の影響をもろに受ける。Platinum-gold ratioの低下は先々の景気低迷を示唆する。さらに下がっていくと予想する。

消費税増税法成立

消費税増税法が成立してしまった。一体改革は消費税率(現行5%)を2014年4月に8%、15年10月に10%へと引き上げる計画。日本人の所得は年々減っているのに税金はどんどん増えていく。日本人の貧困化が始まったのだなと実感した。恐らく消費減退により景気は失速するだろうと思うが、世界的にもこんなことやってて良いのかとも思う。税金が増えて得をするのは誰だ?

お盆休みに突入

ここ最近、オリンピックのサッカーばかり見ていたので寝不足でしんどかった。それも今晩で終わる。と同時にお盆休みに突入したのは大きい。もう若くはないので寝不足は本当に体に堪える。これで体調を整えられる。今年は娘が受験生なので旅行はなし。近隣でぶらぶらしながら疲れを取る作戦で行く。日帰り温泉ぐらいは行こうかな。

重要な局面が近づいている



ゴールドは重要な局面が近づきつつあるように思う。なんかタイミングが出来すぎのようにも思えるが、欧州危機もこの秋には重要な局面を迎えるだろう。下に向けるとちょっと怖いが、それはないんじゃないかと思っている。上に向けるとかなり強い波動で上昇すると言う見方。

欧州失業率マップ



欧州失業率マップを見てみる。ギリシャもそうなんだけど、イベリア半島の酷いこと。かつて世界を制した頃のスペインの面影はない。ここから立ち直るのは容易なことではない。

1年前を下回りだした金価格



ゴールドの長期上昇相場が始まったと言われてから1年前の価格をこういう形で下回ったことはなかった。見た目には曲がり角に差し掛かっているようにも見える。もちろん、終わっているわけではないが、去年の夏は威勢が良かったんだなと改めて思う。300ドルダウンか。