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訴訟合戦に突入

一連のLIBOR操作問題は訴訟合戦へと突入した。今度はニューヨーク州の地銀バークシャー・バンクがマンハッタンの連邦地裁に訴えを起こし、損害賠償と懲罰的賠償および集団訴訟を率いる権利を求めている。さらに三菱東京UFJ銀行や農林中央金庫、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズ、シティグループなど21の金融機関を提訴した。ちょっと待てよ。日本の金融機関まで含まれているが、どういうこと?確かに農林中央金庫なんて金利が急騰していたら一発で死んでいた銀行かもしれない。必死で協力していた金融機関が芋づる式に存在すると言う事か?この世に信じられるものはあるのか?
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オリンピック、楽しんでるかい

今年のオリンピックは野球とソフトボールがないので楽しみが減った。個人的には今年は男女のサッカーのみという感じである。昨夜は遅くまで日本対モロッコ戦を見ていたので今日は眠い。永井はスペイン戦ほどの切れはなかったが良くやってくれた。このまま海外へ移籍してしまいそうだ。ゲーム全体としては消化不良気味でやきもきする内容だった。これで負けていたら100倍疲れるところだった。しかし、この調子だと日本人選手が大量に海外移籍となるやもしれぬ。

中国の景気刺激策は・・・



世界的に景気が下がり目になりつつある。新興国も例外ではなく、中国も急停車の様相。そんな中で中国の景気刺激策が銅市場に大きな影響を与えるとささやかれているらしい。銅価格は25%ほど下げているが、それなりに持ちこたえている。さて、どう出るか。

http://www.chinamining.org/News/2012-07-25/1343202810d58295.html

先週の金価格

7月    London    NY(COMEX)
23日   1572.25    1576.70
24日   1583.25    1581.10
25日   1601.00    1604.80
26日   1618.00    1616.10
27日   1618.25    1623.60

*なんだろうね。FOMC前にじわじわ上がってきてしまった。しかし、金ETFはイマイチ。QE3期待からか?欧州危機からかどっち?今週はなんらかの大きな動きが起こるかもしれない。

*金ETF残高1570.00トン(7/29現在)exchange-traded gold securities

「必要なこと全てする」・・・連発

ECBのドラギに引き続きメルケルとオランドも「必要なこと全てする」発言を連発している。これは何をするという意味があるのか?ギリシャ債務は再びヘアカットになりそうだ。一つ一つの問題に終わりがないのが苦しさを露呈している。スペインとイタリアは支援なしでは立ち行かない。ESMはどうも小回りが利かないようでFRBのように迅速に対処できなければ危ない。焦点はECBがスペインやイタリアの国債を独自の判断で買い支えることが出来るかどうかだと思うがドイツが賛成していない。だが、今は必要なことは全てしなければ危ない状態なのである。

少し飛び出しているが・・・



ゴールドが少し上に飛び出してきているが勢いがもう一つである。この程度だといつもつぶされている。何か勢い付ける材料が欠けている。Q2GDP1.5%増をどう取るか?景気が明らかに下向きになればQE3期待から吹く可能性はあるが、いかにももう一つ。ならどうやって抜けてきたのか?

本物であるのなら



退屈なんでこんなの出してみました。過去のバブル曲線と現在のゴールドを重ねてみました。本物であるのなら、こうなるかな。良いところにいるんだがね。

そろそろどちらかに・・・



そろそろどっちかに抜けても良いころではある。まあ、上抜けるといつも猛烈に抑え込まれていたから期待感は薄いのかもしれない。相場とは良い意味でも悪い意味でも期待を裏切るものである。さて、今回は・・・。

*明日の更新は仕事の都合により休止いたします。

香港に落ちたLME

LMEの株主は香港取引所が示していた22億ドル(約1700億円)規模の買収案を承認した。これで完全にLMEは香港に落ちることになる。なんの問題も起こらずにスムーズに事が運んだと言うことは初めから概ね了承されていたことになる。非鉄金属の価格決定力は中国に移ることになった。これが後々何に影響するのか。

日本の預金封鎖

日本における戦後の預金封鎖はどうだったか?新円切り替えで預金が封鎖されるのは当然としても株や債券を購入する資金は自由に引出可能だったとは意外。たったの4か月間だったが、買える人は限られただろう。だが、金持ちはさらに金持ちになっただろうことは容易に想像がつく。今後の参考になるね。

http://blog.livedoor.jp/okane_koneta/archives/51716810.html

ドイツは何を想う

スペインもイタリアも手におえなくなったらドイツはどういう選択をするのだろう。究極の選択になってきそうだ。どこまで我慢できるだろうか?どこまでも際限なくお金を出し続けるしかない状態は続く。最後のカードはドイツが握る。このまま行くとユーロ圏の景気はどんどん下向く。ドイツの景気にも陰りが出だす。そうなるといくらユーロ安でもどうしようもなくなってくる。最後は一人勝ちにはなれないのだ。さらに新興国経済までブレーキがかかり始めると危機的な状況となる。ドイツの一人勝ち状態はもろくも崩れ去る。そこで悟るのだ。どのみち状況が良くならないのならマルクの方が良いと。ユーロ崩壊のカードはやっぱり怖いね。

スペインで空売り禁止3か月

スペインで空売り禁止3か月が発表された。いつか来た道だ。あからさまに危険ですと言っているようなものなのだがね。これから危険地帯の潜む夏へと突入する。空売り禁止がスペインだけに止まるのかイタリアなどにも波及するのかは問題になる。地獄の夏と化すかどうかが掛かっている。また、中東での戦争の勃発はさらに危機的な状況を生み出す。重ならないことを祈るばかりだ。

*岡山のアクセスが急騰していますが、何かあったのかな?

見えないインフレ



現在のCPIはその算出法に問題があるとされる。実際2000年以降高騰しているエネルギーや大学の学費等はCPIからは除外されている。CPIは現実問題として住宅バブルを検出できなかった。どこまであてにして良いのかは考え物である。しかし、医療費も酷いね。

先週の金価格

7月    London    NY(COMEX)
16日   1589.75    1588.60
17日   1585.25    1582.40
18日   1575.25    1573.50
19日   1584.00    1581.70
20日   1576.25    1584.00

*下げても切り返してはいるんだが、やや下がり目である。スペインが手を挙げた。ユーロ圏は夏を越えられるかの瀬戸際に来ている。そのわりにゴールドに元気がないのは不思議。

*金ETF残高1575.61トン(7/22現在)exchange-traded gold securities

スペインは救えるか?

週末はスペインに揺れた。金利は7%を再び越えてきた。そして即時最大1000億ユーロの支援が決まった。スペインを救えなければユーロに明日はない。これで支援するのはギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次いで4か国目である。同じことの繰り返しであるが、そろそろ気が付くべきである。根本的な問題を解決しなければ危機を脱することはできないことを。しかし、それが出来ない。永遠に資金供給を続けるしかないのか?いつまでも市場を操作することは出来ない。やがて相場は現実に帰って行くのである。

誰の危機なのか?

ついにスペインはこと切れた。正式に支援を受けることになった。支援と聞くとスペインという国を支援するのかと思ってしまうが、ECBが支援するのはもちろん銀行である。良く考えると国を直接支援するシステムはないのだね。国債金利が上がっても国に通貨発行権がない以上自分で買い支える力がない。ECBが銀行に資金注入してそのお金を使って買い支えるしかない。その銀行が危機に扮すると政府としては手の打ちようがない。支援策ではスペイン政府がユーロ圏から融資を受け入れた上で銀行への資本注入や不良債権処理を行う。結局、金貸しからさらにお金を借りるシステムがまだ生きている。最後になると政府はギリシャのようにヘアカットをお願いして踏み倒すしかないが、最後の最後までデフォルトは許してくれず骨の髄まで搾り取られる。驚いたのはECBがギリシャ国債を担保対象外にしたことである。恐らく銀行家にとってはギリシャ国債はどうでもよくなっているのだろう。紙くずになるのかもしれないが、崖の上に立っている人を後ろから押すようなものだ。この夏、一波乱あるのかもしれない。

お金が死にかけている



私たちのお金が死にかけていると言う人たちがいる。ワイマール時代のマルクに例えるのは行き過ぎだとは思うが、過去の教訓に習うのは悪いことではない。今ではユーロの屋台骨が揺らぎ始めてきた。だが、ユーロが傾いてなかったならばドルはどうなっていたのだろうかと思う時がある。私が思うに両通貨ともすでに芯まで毒にむしばまれている。そこへきてLIBOR操作疑惑である。通貨は信用あって初めて成り立っているシロモノである。信用そのものが崩壊したら音を立てて崩れ去る。それを市場操作でごまかしてきていたのだ。ある意味それで市場の崩壊を阻止できていたと言える。しかし、種が明かされてしまってはもう使えない。

エアコンが・・・

居間のエアコンのスイッチが入らない。どうやら壊れているようだ。やっと夏らしくなってきたなと思っていたら灼熱疑獄に見舞われている。なんという暑さだ。まさか扇風機復活とはね。まだ買って5年以内なのに、そのおかげで保証期間内らしく土曜日には修理に来てくれるらしい。ということは明日もこの状態か・・・とほほ。

*今日はタイからのアクセスが急激に上昇(100近い)しているがなぜだろう?心当たりの人はコメントどうぞ。

再接近はあるか?



1980年ぐらいに一度クロスしている。再びこの2つがクロスする日はやってくるのだろうか?

QEは温存か?

バーナンキは追加緩和を行う用意があるとあらためて表明したものの追加緩和に関する新たな手掛かりはほとんど示さなかった。この感じはこの夏、QE3がないことを暗に示しているのかもしれない。となるとこのまんま上下動しながら夏を過ごす可能性が出てきた。まあ、ユーロ爆弾が破裂したら展開も変わるかもしれないが、のんびりと休暇を楽しむのも良いかもしれない。しかし、暑くなった。梅雨が明けるまでエアコンを使った日は限られていたが、今では必須だ。

都合が悪くなると

LIBOR操作疑惑をめぐり当局の調査が世界的に拡大していることを受けて銀行業界では基準金利の算出に向けた金利水準の提示を取り止める動きが広がっている。RBSはシンガポール銀行間取引金利(SIBOR)、東京銀行間取引金利(TIBOR)、香港銀行間取引金利(HIBOR)への金利報告を停止した。これは都合が悪くなったのでやめますと言うことだが、開いた口がふさがらない。芋づる式に出てくるようだと世も末ということになる。バークレイズ前COO証言によるとLIBOR操作は中銀指導と理解しているなどと言っていることから身を守るためには元締めを引きずり出さないとならないほどに追い詰められているのがよく分かる。火の手が中枢に及ぶのは近いのかもしれない。

Gold – The Next LIBOR Scandal?

無題

次のスキャンダルはゴールドか?という話が実際にあるようだ。今のところは動きはないようだが、GATAあたりが動き出さないかな。今回は話題に上りやすい背景だけに騒いだ方がお得?

http://mindfulmoney.co.uk/12991/investing-strategy/gold-the-next-libor-scandal.html

落ちていたガソリン消費



米国のガソリン消費量がこんなに落ちていたとはね。サブプライム前のほぼ半分だ。一つの指標ですべては語れないが、落ち方が尋常ではない。想像するに個人消費はかなり落ちているはずだ。それが十分に伝わっていない気がする。QEでは景気を持ち上げる力は限定的だが、落ちるのを止める効果は少しはある。もはや構造的に厳しい状況にあるのは事実であるが・・・。

LIBORの影響は

LIBOR不正操作問題は今後どういう影響をもたらすのか?それはもうリーマン・ショックのような危機時にLIBORは操作できないことを示している。LIBORがとめどなく上昇したら資金調達に難が生じる。大手銀行ですらバタバタと倒れだす。さらに中央銀行によるバックアップの必要性が高まる。すべては助けられないんじゃないかな。特に欧州圏内には銀行が多い。難しい状況を作り出している。

先週の金価格

7月   London   NY(COMEX)
9日   1585.00   1587.30
10日   1595.25   1566.50
11日   1577.00   1576.60
12日   1556.25   1572.20
13日   1595.50   1589.40

*アップダウンが激しかったが終わってみると動きなしになる。動きの大半はいつも通りロンドン時間からNY時間にかけてである。まだ、この状態が続くのかなと思うが、意外とLIBOR問題の結末が影響したりしてね。

*金ETF残高1590.26トン(7/15現在)exchange-traded gold securities

LIBORは氷山の一角



LIBORは氷山の一角だという話だが、そうなんだろうね。しかし、なぜ今LIBORが蒸し返されたのか?私はLIBORの裏に本命が隠されているのではないかとも思っている。いったい何が炙り出されてくるのか?

中国の失速は・・・

中国の景気失速が鮮明になってきた。輸出する国の景気が悪くなりつつあるんだから当然だが、それにも拘わらず世界の株価は上昇してしまった。なんでも中国の景気対策への期待からと言うが、素直に下げた方が良いと思うがね。確かになんらかの景気対策は講じるのだろうが、実際の立ち位置の把握が難しくなる。しかし、新興国も景気見通しが厳しくなりつつある。世界的に右肩下がりなのは間違いないが、債務がつみあがっていて、さらに金利水準がすでに下がり切っている先進国とそうでない新興国とでは対策に開きが出てくるだろう。対応策が打ちやすい中国などは楽とは言わないが、少なくとも時間は稼げる。難しいところに来たのは間違いないが・・・。

80-20 Ruleだと・・・

chart-of-the-day-bull-market-july-2012.jpg

前回(1980年)のゴールドバブルは10年で2000%ぐらいになった。上昇トレンドの80%は最後の20%で起こると言う80-20 Ruleを適応すると確かに最後の1年ぐらいに集中している。今回はスタートを1999年とするともう11年以上が経つ。だが、まだ最後のフェーズは起こっておらず、これから起こるとすると残りの80%が出現することになる。さて、これは本当に起こるのか?

中央銀行のバランスシート拡大



上のグラフはリーマン・ショック前の2007年と現在の中央銀行のバランスシートの拡大を比較したものである。イングランド銀行が一番ジャブジャブになっているとはね。スイスが米国と同じぐらいバランスシートを拡大しているのは無制限の介入をしているためか。ECBはこれから急拡大する可能性がある。日本は私が思っているよりは大きくなっているが、現在の円高を反映していると言える。本来なら物の価値はこれに比例して上昇する。

尖閣諸島波高し

尖閣諸島波高しである。中国の行動がより挑戦的になってきた。日本は尖閣諸島を国有化する方針を固めたが、今は余計な事をやるべきではなかったのではないか。正直、武力衝突が起こってもおかしくない雰囲気が出てきてしまった。米国は静観の様子だし、日本だけで問題解決出来るほど器用ではあるまい。一つ間違えるとやばいな。