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銀行が壊れているうちにゴールドは次のステージへ?



銀行が格下げラッシュで壊れてきたうちにゴールドは次のステージに行くだろうか?週末はダウと一緒に上げているから明らかに追加緩和を期待したもののように見える。正直、世界同時緩和でサマーラリーと行きたいものだ。少なくともそれで大統領選挙明けぐらいまではつなげるんじゃないの。
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ダウはなんでこんなに上げた?



昨日のダウは凄かったな。なんでこんなに上げたんだろう。EU首脳会議が深刻化する信用不安への対応策で合意したことを好感したと言っているが本当か?なんの解決もしてないだろうと思うが、非常に不思議なところ。ゴールドも急騰しており、どっちなのか分かりにくい。ジャブジャブ路線を織り込み始めたか?

バークレイズ事件は氷山の一角

バークレイズはLIBORの操作疑惑で米英当局に総額4億5300万ドルを支払うことで和解した。随分前の問題が今頃片が付き始めているとはね。この件については20以上の銀行が英国、日本、欧州、北米当局の調査を受けているらしい。要するに市場の操作を行っている金融機関は非常に多いと言うことで氷山の一角に過ぎない。今、目に見えているものと実態が異なるものが多く存在する。嫌だね、ほんとに。

ゼロリスクアセット?



格下げ大増発の果てにゴールドはゼロリスクアセットとして再評価されるのを待っている。未だ沈黙の状態であるが、その時はやってくる。気の長い話ではあるが・・・。

もしユーロが解体したら・・・



もしユーロが解体したらこうなるらしい。経済的にはかなり縮小する。失業率も急上昇して、消費者物価はドイツを除いて大きく上昇する国が多くなる。これが事実だとしたらどっちを選択しても地獄だな。

融け始めたスペイン

ムーディーズはスペインの国債格付けをジャンク級に引き下げ、スペインの銀行28行の格付けを引き下げた。このままではスペインの銀行システムは機能しない。すでにスペインの銀行預金の取り付け騒ぎが起こっているらしいが、もう自力で立ち直れる状態を越えている。あとはECBが資金供給するより他に手段がないが、イタリアが同時に融け始めたら終わるかもしれない。いずれにせよ早急に対応しなければならなくなった。ゴールドが大人しいのがかえって不気味だ。

消費税は上がるのか?

消費税は上がるのだろうかね?景気は確実に悪くなるだろうし、良いことは少ない。別に破綻と言う意味ではないが、ギリシャと同じ道を歩むことになるのかな。結局、景気が良くならなければ現在のシステムはすべてが逆回転してしまう。これから高齢化に進むことを考えると税収は確実に減る。税収が減ってもやっていけるようにしなければいけないんだが、肥大化しすぎた既得権益集団を養うためには税収減は許されないのかね?ぶら下がっている人間が多いと言うことについてはギリシャに似ているか?

銀行格下げ一覧



銀行格下げ一覧をよそ様で見かけましたのでロイターさんから落としてみましたけど酷いね。さすがにこの時期にBaaクラスに落ちると今後がきついよね。ノムラはどうなるんだろう。心配になってきた。

先週の金価格

6月   London   NY(COMEX)
18日  1615.50   1628.70
19日  1625.50   1617.90
20日  1601.00   1606.80
21日  1582.00   1565.20
22日  1565.50   1572.30

*FOMC後に大きく下げました。背景はいろいろあるでしょうが、やや不可解な売りです。今週も不安定な状態は続くと思います。

*金ETF残高1603.41トン(6/24現在)exchange-traded gold securities

ツイスト・オペの弊害か?



これは純粋な米国30年債とS&P500指数のリターンを比較している。ツイスト・オペの作用により株式のリターンを長期債が上回ってしまっている。しかも大幅に。これでは出来高が減るよね。なるほど、ここに資金が集まるわけだ。

http://www.zerohedge.com/news/presenting-fundamental-flaw-feds-thinking

不透明性が高まる

週末にガタガタしてきた。米国の景気動向がどうもあやしい。ユーロ圏もGDPの1%程度の支援がまとまりそうだが、こんなことを永遠に続けるわけにもいかない。ユーロ共同債構想も頓挫したままだし、先が見えてこない。そうした中で起こっている銀行の格下げラッシュは恐ろしさも感じる。なんか身内同士でたたきあいをしているようにも見えるが、不透明感がさらに高まった様に見える。相場が下げていくのも無理はないか。

ややヒステリーな下げだ

ゴールドはQE3に言及がなかったということで下げているらしいが、ややヒステリーな下げが演出されているように思える。QE3は時間の問題だと思う。景気指標が悪くなっているのならQE3は近いはずでゴールドの下げ要因ではない。この下げはあまり気にする必要はない。まあ、それでもこれだけ動くわけだから動かそうと思えば簡単に動くわけね。

ツイスト・オペ延長

FOMCでは年末までのツイスト・オペ延長が発表された。QE3の発動は見送られたが、賢明な判断だったと思う。FRBは明らかにQE3導入のタイミングを計っている。恐らく欧州危機の悪化のタイミングに合わせて発動するものと思われる。今回は景気見通しの悪化なども見られ始めており、何もしなことによるリスクは存在していた。ツイスト・オペの延長は必要だったのだと思う。もちろん、現状では効果は薄いと思われるのだが。金価格は下げていたが切り替えして1600ドルは維持しているようだ。しばらくこのへんにいるのだと思う。上に行くきっかけも薄いため退屈な状態が続きそう。動くときは欧州危機が悪化してQE3が発動される時と見る。

FOMCの発表前に下げてきた



FOMCの発表前に下げてきたが、QE3なしを見越したのか?それとも突っかけてきたのか不明。状況的にはQE3なしでツイスト・オペ延長ぐらいが適切な判断と思われる。だが、下げてくる背景ではない。それとも違ったものを映し出しているのか?荒っぽくなってきたね。

ユーロ圏の問題は根が深くなる

オランダのギリシア料理レストランで支払いを拒むオランダ人が増えているらしい。「オランダはEUを通したギリシアへの莫大な支援金ですでに料金支払い済み」というのが支払い拒否の理由だという。なんと強引な理由づけだろうか。少なくともオランダに住んでいるギリシャ人に罪はないと思うが、ギリシャ問題は民族間問題に発展する可能性を秘めているようだ。そのうち、お前らはユーロから出ていけとなりそうだ。また、ギリシャ人側では「ギリシアに対する反感を持つ国は自分の国についても反省すべき。オランダはギリシアがユーロに加盟した時点ですでにギリシア経済は他のユーロ諸国より劣ることを知っていた。それにもかかわらず、ユーロ加盟国が増えれば増えるほど、自国の商業や輸出に有利だと考えていた。これをあとから、ユーロに加盟させるべきでなかったというのは虫が良すぎる。」と言っている始末でお互いに歩み寄る気持ちがない。これならばユーロを解体してそれぞれの国の通貨に戻すのが良かろう。

取りあえず軽微だな

ギリシャの再選挙は緊縮派が勝ったこともあり、想像以上に落ち着いている。この調子だとFOMCでのQE3はまずないな。ツイスト・オペの延長で終わると思う。今後の混乱時に備えて切り札は取っておくべきだろう。目先は大崩れはないのかもしれないがスペイン債の金利の動きには注意が必要。

方向性は決まるか?

ギリシャ再選挙後ならびに今月のFOMC後にゴールドの方向性は決まるのではないかとの見方がある。そんなに簡単なものではないと思うが、期待せずに待つとしよう。しかし、ギリシャ再選挙後の週明けの金融市場は株価の急落や急激なユーロ安が進む可能性がある。その場合はG20開幕前にG7財務相・中央銀行総裁会議を緊急開催し大量の資金供給策などを打ち出す見通しである。そうなると・・・ということかな。ここで決まるかもう少し先かということ。

先週の金価格

6月   London   NY(COMEX)
11日  1584.00   1596.10
12日  1603.50   1609.80
13日  1619.50   1617.60
14日  1613.50   1623.30
15日  1627.25   1626.70

*ギリシャ再選挙前にスルスルと上げてきてしまった。結果やいかにだが、ここまではパニックはない。

*金ETF残高1594.04トン(6/17現在)exchange-traded gold securities

LMEが香港に落ちる



香港取引所はロンドン金属取引所(LME)を14億ポンド(21億8000万ドル)で買収することで合意した。買収はLME株主による承認が必要で7月末までに投票が行われるため決定ではない。非鉄金属取引の大半はLMEが握る。また、世界最大の金属の買い手は中国である。つまり両方が中国の手に落ちることになる。

ギリシャのデフォルトは織り込まれているか?

PIMCOのビル・グロス氏は「ギリシャがいずれユーロ圏を離脱することを想定している」とし、ユーロ圏離脱はギリシャソブリン債の「事実上のデフォルトだ」と述べた。選挙結果に関わらず遅かれ早かれデフォルトすると言っている。私もそう思うが、すべての相場がギリシャのデフォルトを織り込んでいるのかと聞かれると不思議な感じがする。恐らく株式市場等はギリシャデフォルト後の世界同時資金供給を想定していると判断せざるを得ない。ポール・クルーグマン氏も同じようなことを言っており、もはやギリシャにはユーロを離脱し、そこから改めてやり直す以外に道は残されていないとする。各国中央銀行がそのための準備をしているのは当然とも言える。

世界同時QEが炸裂する

ユーロ問題はリーマン・ショックと似ている。結局、両方とも銀行の危機である。銀行が危機に陥ることにより、金融システムが凍りつきショック状態となる。各国中央銀行はギリシャの再選挙を見守ることになる。緊急時には日欧米同時資金供給が行われる可能性もあるだろう。ダウがさほど下げていないのもそのへんに理由があるのではなかろうか。もちろん、副作用は大きいかもしれないし、問題の先送りに過ぎない。効いているうちが花である。徐々に効果は落ちていき最後は反応しなくなる。しかし、今はそれしかない。

スペインは救済できるか?

スペインの金利が一瞬7%を超えた。危ないところにいる。すでに自国の資金では買い支えられなくなっている。あとはECBが買い支えるしかなかろう。迷っている場合ではない。イタリアに飛び火して同時に急騰しだしたらやっかいなことになる。しかし、ムーディーズの3段階格下げは効いたな。さらにドイツ国債に変調が見られるのはひょっとしたらユーロ危機も最終ステージが近づいているのか?マネーはドル、米国債へと誘導されている。まるでゴキブリホイホイのようだ。

何かに反応しているのか

金価格はロンドン時間からNY時間にかけての狭間で動くことがよくある。今週もそんな感じでじわじわ上げてきている。何に反応しているのか?小さな上げでも1週間続くと結構な金額になる。知らないうちに上がっている時とはそんな感じだ。まてよ、17日はギリシャの選挙だったな。それでも買われているのか?いろんな思惑があるのだろうけど、ダウも思ったほど下げないし、ある意味不思議な現象ではある。リスクがあるのかないのか時機に判明するだろう。

香港ドル、ペッグ制見直し?

香港金融管理局(HKMA)のジョゼフ・ヤム前総裁は香港は為替政策を見直すべきだとの見解を示している。現行のシステムが香港の公益にかない続けるのかという疑問に取り組む必要があるとコメント。だが、実際に為替レートを調整する計画はなく、少なくとも人民元の完全交換が実現するまで現行システムは維持されるとの見通しである。しかし、前総裁のコメントだけにその真意がどこにあるのかが興味深い。

どっちの可能性もある?

1600ドルに戻したかと思えばあっという間に売りたたかれてしまった。神経質な動きである。やっぱFOMCまではこんな感じだな。だが、QEが実行される確信はない。ツイスト・オペの延長が可能性としては高いとみている。それはダウが思った以上に健闘していることも理由の一つ。また、ユーロが異常をきたしたとき(ギリシャのユーロ離脱)などに取っておく必要もあるからだ。その場合は今月QE実施の可能性があることになるが・・・。

EUは無事に年を越せるのだろうか?



スペイン銀の資本不足問題はユーロ圏の最大1000億ユーロ(約10兆円)の支援を速やかに実施する方針で合意し事なきを得たかのように見える。ユーロ圏の危機支援は、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次ぎ4か国目になる。だるま落としのように下から順番に来ている感じ。これらの問題は当然EUに影響を与えている。ユーロ危機に揺れるEUの財政・金融統合への一歩として「銀行同盟」構想が具体化する中、これに反対する英国内で、中長期的なEU脱退の可能性を視野に入れた議論が活発化してきている。今回のスペイン銀問題で銀行同盟構想はより大きく叫ばれるだろう。しかし、ユーロ圏諸国の借金の肩代わりを意味する預金保険制度の共通化や金融取引税が英国の意思に反しEUの多数決で導入されれば、シティーの経済的利益が大幅に減る恐れがある。ここに英国のEU離脱の可能性が出てくるわけだが思ったよりも早いかもしれない。

先週の金価格

6月   London   NY(COMEX)
4日           1618.30
5日           1616.90
6日   1635.00   1619.70
7日   1606.00   1588.50
8日   1576.50   1594.70

*1600ドルに復帰したゴールドであったが、木曜日に売りたたかれて大きく下げた。金曜日は再び上昇しているが、ギリシャ、スペイン等波乱要因があるだけに目先は読みにくい。

*金ETF残高1588.53トン(6/10現在)exchange-traded gold securities

やっぱり良かった昨日のサッカー

久しぶりに昨日の日本代表のサッカーは満足のいく内容であった。ヨルダンは格下の相手ではあったが、直近の2試合は引き分けており、いずれも接戦を演じていただけに不安があった。本田のハットトリックには驚いたが、影で遠藤の働きはすばらしかった。先制点を上げた前田も申し分なくレギュラーの座を不動のものとした。サイドバックもまずまずで酒井の存在が内田を活性化しているようだ。ディフェンスラインの出来も悪くはなく、けがで離脱した吉田の穴を埋められるかどうかが心配材料。あと気になる点はサイドに追いやられた香川が精彩を欠いていること。やはり香川はトップ下で光る選手のようである。本田との共存が出来るかどうか難しくなってきた。なにはともあれ次のオーストラリア戦に勝つとグッとワールドカップが近づいてくる。がんばれ!日本!

統一通貨の呪縛

スペインは自力で立ち直るのが困難なようだ。さじをEUに投げた。フィッチは3段階の格下げでこれに答えた。いったいいつまで続くのかと言いたくなる。イタリアもすでに国債購入ペースが鈍化してきており資金の枯渇が見え始めている。スペイン同様にECBによる資金供給オペの効果が薄れてきている。つまり更なる金融緩和が必要となっている。まさに無限ループ。そもそも統一通貨構想など間違っていたのではないかと判断するべき時が来たのかもしれない。

先週の逆パターン



先週の逆パターンになった。バーナンキFRB議長証言がQEに言及しなかったことから追加緩和に見方が後退したためと言う。振り回されているね。というか上手くコントロールされている。また、中国の利下げは非常にタイミングがよく結果的にダウを支えた形となった。米中は意思の疎通が取れているのか?