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スペインが先だと言う説

スペインが先にユーロを離脱するという話が流れている。それもウォールストリートジャーナル。6つの理由が書かれている。

1.スペインは救済するには大きすぎる。2.スペインはすでに緊縮財政にうんざりしている。3.スペインの経済は実業で成り立っている。ギリシャに本格的な製造業はないが、スペインの経済は立派な産業をベースに成功している。4.スペインは政情が安定している。スペインはユーロやEUが機能しているかどうかに応じて、とどまることも離脱も可能だ。5.スペインにはもっと大きな未来が開けている。なぜ失敗したプロジェクトにしがみつく必要があろうか。 6.ユーロの将来についての深刻な議論が、スペインですでに始まっている。主流を占める多くのエコノミストや専門家らが、真の問題はユーロであり、自国通貨のペセタを取り戻して初めて同国経済は復調すると主張している。

スペイン人は冷めた目でユーロを見ているんだな。もし、スペインが真っ先にユーロを離脱するようなら動揺が生じるだろう。個人的にはスペインが先になるとは思ってもいなかった。一寸先は闇という事か。
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丸紅の功績は大きい

丸紅は米国第3位の穀物メジャー、ガビロン・グループを36億ドル(約2900億円)で買収することで合意した。これにより丸紅は世界最大級の穀物トレーダーになる。天然資源やコモディティーの取引を確保するため、日本の商社はこれまで海外企業の買収を積極的に行っていたようだ。

これから世界で食糧争奪戦が起こることを考えると丸紅の功績は大きいと言える。日本人としては拍手を送りたい。先を見据えてしっかり行動している日本企業が存在することに安堵感を覚えた。あとは国内食糧自給率対策を早急に行う必要がある。

保険屋が逃げをうつ?

英ロイズ・オブ・ロンドンのリチャード・ワードCEOは危機に直面するユーロ圏崩壊に備えるため、保険業界がユーロ圏へのエクスポージャーを「できる限り」減らしたと述べた。ギリシャのユーロ離脱が起きた場合はユーロ建ての保険契約を多通貨に切り替える危機対応計画を導入するとし、ユーロ圏崩壊となれば、589億ポンド(921億ドル)の投資ポートフォリオで評価損を計上する必要が出てくる可能性があると明らかにした。ワードCEOは「現在のユーロ圏をめぐるすべての懸念を踏まえ、われわれは欧州での事業は慎重に進めなければならない。ユーロ建ての保険事業の行く先に、多くの疑問符が付く」と指摘。

保険屋が逃げをうつのは当然としても公表する意味があるのかは疑問が残る。あからさまに危ないと言っているようなもので危機をあおる効果がある。確かに助からないものは助からないのだが、いよいよそこまで来ているのかとも思う。ロイズは恐らく退避し終えているのかもしれないが、逃げ遅れている保険会社は死んだも同然。やっぱりギリシャは離脱すると思ってるんだよね。

世界はドルで溢れているが・・・

世界はドルで溢れている。ユーロは完全に傾いている。それでも消えてなくなるとは思わないが、このダメージはかなり残る。決済通貨としてのドルは必要不可欠となっている。なぜ、このタイミングで円と元をドルを介さずに日本と中国が国家間でレートを決める直接取引をするようになっていくのだ?三菱東京UFJ銀行など3メガ銀行と中国の大手銀行との間で行われるらしいがHSBCも絡んでいる。英国が絡んでいるわけね。米国はよく許しているなと思うが、ドルは決済通貨として用いられていることによって今の価値を維持している。使われなくなれば急速に価値を失う。これは単なるニュースではないよ。

証拠金引き下げの怪

米CMEグループは金と原油などの先物取引の当初証拠金を引き下げた。金については100オンス金先物の当初証拠金を10%引き下げ1枚当たり9113ドルとした。金先物の証拠金が引き下げられたのは2月に続き今年2回目になる。

なぜ、こうも頻繁に証拠金を引き上げたり引き下げたりするのだろう?非常に不思議な現象だが、もう強硬な管理下に置く必要がないのか?すでに買うべきものたちは仕込み終えているとの観測もあるが、知る手だてがない以上予想に過ぎない。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
21日  1592.50   1592.40
22日  1582.50   1568.30
23日  1549.00   1562.30
24日  1568.50   1557.80
25日  1569.50   1573.70

*なんだかよく分からないが戻してきて、また下げていった。そして再び戻している。怪しい動きですね。米CME、金と原油の証拠金を引き下げています。これまた怪しいです。

*金ETF残高1579.711トン(5/27現在)exchange-traded gold securities

なんでもありになっていくぞ

スペイン財務省の公表データによると4月の国内銀行によるスペイン国債の保有額は1462億6000万ユーロ(1840億ドル)に増加し、発行残高全体に占める割合は前年同月の13%から30%に上昇した。スペイン銀行セクターへの懸念が高まる中、銀行がスペインの国債消化を引き続き支援している。一方、非居住者によるスペイン国債の保有額は1885億5000万ユーロに減少。全体に占める割合は前年の54%から38%に低下した。

結局、ECBが面倒を見てくれなければ自国の国債は自国で面倒を見るしかなくなっていく。しかし、ECBと違って限界がしれている。それは各国には通貨発行権がないからだ。最後は残りすべてをECBが買うことになるのだろうが、スペインは絶対防衛ラインの一つである。相当な緩和になってしまうのは間違いがない。どうする?

メインプレイヤーは中央銀行なのだが

ゴールドは特殊な投資商品である。確かにゴールドはいろんなところで取引されている。しかし、メインプレイヤーが中央銀行であるものは少ないだろう。それはゴールドそのものの地上在庫の多くを中央銀行がもっているからである。4月も中央銀行の買いは続き70.3トンの買い増してあったが、相場の方はイマイチだった。買い手はトルコ、フィリピン、メキシコ、カザフスタン、ウクライナである。4月の相場は横ばいであったが、所々で買いを入れていたことになる。そして5月に入り失速?よう分からんね、ほんとに。

http://www.commodityonline.com/news/central-banks-purchase-703-tonnes-of-gold-in-april-imf-48270-3-48271.html

やっぱりおかしいよな

欧州圏の資金がドイツ国債に流れる。いくら買うものがないからって金利水準はアホみたいに低くなっている。なんかおかしいよな。ドイツの金利水準は上がると言われていたが、予想とは裏腹に急低下中だ。これは米国債と同様の動きである。米国債も金利が上がると言われ続けて実際は低下し続けている。何かが狂い始めている。その反動は非常に大きなものになるかもしれない。

きわどいところではあったが・・・

ゴールドはよく持ちこたえたな。きわどいところまで沈んでいたが、やや持ち直した。下げるときは力を失ったようにガクンと来るから先物をやっている人にとっては凍りつくんじゃないかな。金鉱株はずるずると駄々すべりする感じでゴールドのようなガクンとした感じではないが、気が付くと結構下げている感じ。どっちにしても気持ちよくはないが、収まりつつあると言って良いのだろうか?もちろん、時限爆弾のスイッチは入ったままだから危険極まりないのだが・・・。

ギリシャのユーロ離脱か?ユーロ共同債発行か?

ギリシャはドラクマの発行準備をしているとか、ユーロ離脱に備えよとか危機をあおるニュースがよく流れる。確かに可能性はあるが、当事者でない我々には正確には分からない。また、今度はユーロ共同債を促す発言があちらこちらから聞こえる。これはドイツが嫌っているものだが、ここまで事が深刻になってくると急転直下決まる可能性も出ているのかもしれない。相場が不安定になるのも分かる気がするが、今後の成り行きを知っているものもいるはずである。ブローカーの掛け合いの中には嘘とホントが入り混じっていると思う。注意深く見ていく必要があるだろう。

怪しさ漂うモルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーがゴールドの買い推奨をしている。また、金鉱山株も同様に強気の見通しを出している。ここはおかしなポジションを張っているので本物か騙しか分かりにくい。もちろん、コメント自体は真っ当なもので正しい解釈だと思うが、言っていることとやっていることがあべこべなブローカーはよくある。本物であることを願いたいものだが・・・。

http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_446076

2006年の調整期に似ている?



これは今回の調整は2006年当時に似ていると言う説。当たると面白いね。しかし、驚くべきは出来高が当時と比べるとはるかに大きくなっているということ。最近、出来高が少ないとは言うが6年前と比べるとすでに相当大きい。

金環日食



みんな金環日食を見ることが出来たかな。私はダメだった。嫁さんは5分遅れでうっすらと雲が途切れた時に見たらしい。娘は学校で見れたと言っている。私は次の金環日食は厳しいかもしれないのが残念かな。

混乱は続くのか?

先週、世界の株式市場は混乱した。ギリシャは離脱するのか?踏みとどまるのか?依然として不透明だ。個人的には時間の問題だと思っているが、先週の相場はギシャの離脱を織り込み始めたとも言われている。状況に変化がない以上今週も引き続き混乱が続くと思わねばなるまい。ゴールドや金鉱株が先に反転しかけているのは逃げ出した資金の一部が見直し買いを行っているのだろうけど、まだ弱いため安心感には乏しい。出来高を伴った反発であることが必要条件である。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
14日  1558.50   1556.50
15日  1556.50   1544.30
16日  1548.50   1540.30
17日  1554.00   1574.30
18日  1589.50   1592.10

*木、金とゴールドに買い戻しが入った。ギリシャ問題道半ばと言うか、壊れる前の買い戻しだから何とも言えない。今は中途半端な状態の方が買われそうな気がする。

*金ETF残高1591.032トン(5/20現在)exchange-traded gold securities

ギリシャだけではないと言うが・・・

この調子だとギリシャのユーロ離脱は現実化しそうだ。この世に絶対はないが、考えざるを得ないところまで来ているのは事実。にわかにユーロ圏がざわついてきた。そうした中でスペインも2012年中にデフォルトに陥るという意見が出ている。ギリシャが呼び水となり、連鎖的な崩壊を呈するということか。しかし、そうなるとユーロそのものの危機に直面する。当然、相場はそこまでは織り込んでいないが、ギリシャ離脱時に仕掛けられたら危ないかもしれない。

http://archive.mag2.com/0000048497/index.html

少し戻したが・・・

ダウはじわじわ下げているが、暴落には程遠い。ゴールドはやや戻して持ち直した。まだギリシャ問題の進展はないはずだが、ゴールドには資金の一部が流れ始めたか?金鉱株も少し買われたが、いずれにしても出来高が大きくなく好転と判断できる状態とは言えない。確かに買えるものが少ないのは事実でドルに流れている資金のほんの一部がゴールド関連流れるだけでも状況は一変するが、今のところは本当にスズメの涙ぐらいである。だが、この中途半端なまましばらく行ってくれるのも悪くはないかもしれない。

ダウはこんな感じだが・・・



ダウは株式市場の中では健闘している方だ。下げそうでもよく粘る。まだ危険水域には遠いが、もしこいつを割り込んでいくようなことが今起こると即QE発動だろう。まあ、効果があるうちが花ではあるが、効かなくなったらどうする?

ギリシャが死にかけてドルに資金が流れた



ギリシャがユーロを離脱する可能性が出て来てから一方的にドルに資金が流れている。最も安全な資産はドルだと見なされているわけだが、まさに一方的だ。果たしてこれは正しい行動なのだろうか?今のところは正しいとされているが、いつまでもそうだとは限らない。だが、決済通貨としてのドルは当分変わろうはずはない。結果的にドルにながれこんだマネーは米国資産に投資されやすい。米国にとってはシメシメである。どうなんだろうね?

ギリシャの取り付け騒ぎ

ギリシャで取り付け騒ぎが起こっている。1日で7億ユーロ以上だって?これが加速するようだといよいよ末期的だ。来るところまで来つつあるのか?相場も引きずられてガタガタと来た。まだ先は長そうだな。しかし、これで世界同時QE発動の可能性が高くなった。正直ここから勝負するのは薦めないが見ている方としては面白い展開。

長い調整ではある



振り返ってみると金価格は1900ドルの最高値を更新してから調整を始めた。結構長いな。すでに昨年12月の安値レベルに達しつつある。

さすがに売られすぎと思うが・・・

随分と下げてきたな。さすがにゴールドは売られすぎと思うが、どうだろうか?亀井さんとこで「フレッシュ・ショートが作る、売られ過ぎ状態」と出ているが、確かにやりすぎだと思う。これでQEとか突然出てきたら反転の仕方が半端じゃないと思うんだが、それは虫が良すぎるか。

推薦図書のご紹介



「いますぐ アメリカ発の金融大崩壊に備えよ 」 デビッド・ウィドマー (著), ロバート・A・ウィドマー (著), シンディ・スピッツァー (著), 峯村利哉 (翻訳)  徳間書店 1890円

ちょっとタイトルが気に入らないんだが、内容は気に入ってます。現在、株式バブル、住宅バブル、個人政務バブル、消費バブルの4つのバブルが崩壊を始めている。だが、最も危険なバブルは政府債務バブルとドル通貨バブルである。欧州危機の事を叫ぶ人はいるが、ドル通貨バブルのことを叫ぶ人は少ない。だが、ドルは間違いなくバブルである。著者はドルに対してかなり悲観的な見方をしているが、破滅的ではない。また、金投資推奨派であるが、金本位制論者ではない。立ち位置としては悪くないところにはいる。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
7日           1638.50
8日   1602.50   1604.80
9日   1582.50   1589.40
10日   1598.50   1593.40
11日   1583.00   1580.40

*まさかの1600ドル割れでした。背景的には買われて良さそうですが、仕掛けてきたかなと言う感じです。ダウがガクンと下げるようならQEは早まると思います。

*金ETF残高1585.307トン(5/13現在)exchange-traded gold securities

これが本物の下げだろうか?

ギリシャの本格的なユーロ離脱、破綻をめぐる思惑により、世界が揺れる。株式相場は荒れ、商品相場も大きく揺れている。果たしてこれは本物の下げが始まったのだろうか?個人的にはメインテーマはドルに関連するものになると考えていたが、今起こっているのは欧州危機である。少し状況的なタイミングが早いと感じているが、どうなんだろうか?ドルの減価が止まったかに見えるのは欧州危機すなわちユーロ危機が起こったからである。すべてはドルの減価を止めるためのカモフラージュ作戦であったとしたら恐ろしい戦略である。もともとギリシャ粉飾にはゴールドマンサックスが関わっていたのである。疑われても不思議はない。今起こっているバブルで破綻して最も恐ろしいのはドルバブル(米国債バブル)である。世の中で起こっていることの多くはドルバブルを支えるものが多い。これが始まりに過ぎないとはね。

*明日は大阪出張のためお休みになります。

政府債務バブルが弾けようとしている

ギリシャは死にながらにしてかろうじて生きているが、自分から生命維持装置を外すかもしれない。欧州諸国は政府債務バブルの崩壊を防ごうと躍起になってきたが、ついにコントロール機能を失いかけている。今回の危機の発端は米国に始まった住宅バブル崩壊から来ている。住宅バブル崩壊によって発生した債務が政府債務に置き換わっただけである。それが国債バブルを生み出し、今それが崩壊しかけている。ギリシャはその第1弾である。だが、正確に壊れるのが今なのかもう少し先になるのか分からない。一つ言えることはそれが始まりに過ぎないということである。

1600ドルをあっさり割ったな



ゴールドは1600ドルをあっさりと割り込んでいった。ギリシャ問題が振り出しに戻ったためだが、再びキャッシュが必要になったため全売りの様相なのかな。ここでギリシャがドボンした場合はどうなるのか?本来なら欧州危機はゴールドにはポジティブなはずなんだが、水面下ではどうなっているのか見てみたいがはっきりとは分からない。止まるまで見守るしかなかろう。

ギリシャは離脱の可能性が出てきたな

ギリシャ総選挙では緊縮反対の少数政党が躍進したこともあり、ユーロ圏離脱の可能性が出てきてしまった。もとより、ギリシャにとってはそのほうが幸せだとは思うが、周辺諸国がそう簡単に自由にさせてくれなかった。だが、今回はフランスのオランド登場により、ギリシャ離脱に現実味が出てきた。相場もその影響を受けつつあるのか?ゴールドも不自然な動きを見せている。荒れ模様かな?

不景気だと政治は不安定になる

フランスはサルコジが破れてオランド大統領が誕生しそうだ。緊縮財政への拒否反応は根強い。結局、景気が悪いから政治が不安定になるわけだが、これでユーロ分裂のリスクが高まった。ギリシャの緊縮財政に対する反対意見は強く総選挙を揺さぶる。この状態でユーロ圏をまとめあげるのは不可能に近い。気が付いたら振り出しに戻されていたとは狐につままれたようだ。ドイツとしてはこのままの状態で長期間維持したいのかもしれないが、非常に危険なことであろう。そう考えるとオバマ大統領の再選も厳しいのかとも思えるが、必死で景気回復を訴えているメディアを見ていると再選を願っている勢力があることが伺える。果たしてどういう結果が出るのだろう。