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この危機はどこへ行く道

ドルにしてもユーロにしてもいったいどこまで減価していくのか?お互いが傷ついているからどの程度痛んでいるのか分からなくなっている。1970年代の初めごろの原油価格は3ドルぐらいだったが現在の100ドルと比べて約33倍。1トロイオンス35ドルだったゴールドは1750ドルで丁度50倍。減価率はかなりのものだ。ユーロのスタートは1ユーロが1.179ドルであった。現在は1.324ドルだから発足当時と比べると悪くない。10年単位で見ればドルよりも減価率は低いのではないか?ぐらついているとは言え、まだドルよりも良いと言う事か?ゴールドに対しての両通貨の上昇率で比較してみるとドルは475.76%、ユーロは279.76%となる。やっぱりドルの方が酷いな。ユーロ諸国の金利状況はユーロ発足前の状態に戻ったに過ぎないという見方があるが、確かにその通りでメッキが剥がれただけとも言えなくもない。果たしてこの危機はどこへ行く道なのだろうか?
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