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米国債はいつまで安全資産?

米国債は安全資産として買われているのだろうか?PIMCOのビル・グロス氏は自分の投資判断の間違いを認めて敗北宣言をしたが、私は彼の見方は間違っていなかったと思っている。米国債は政治的に守られた資産だと言う事を見誤っただけである。しかし、欧州債務危機を見ていると政治的に守られた資産と言えども危険が背後に迫っている様が見て取れる。イタリアの金利は上がり始めるとあっという間に7%に達してしまった。つられて周辺国の金利も上がりだした。ギリシャ債のCDSが無効化されたのが大きいようにも思うが、明らかに欧州の国債がリスク資産として売られ始めている。そこへドイツ国債の札割れはショッキングであった。まさかドイツ国債がリスク資産と見られるとは思わないが、国債の見方が大きく変わる兆候とも取れる。そんな中、米国債は未だに安全資産として買われているかのようなイメージがあるが、果たして何時までこの状態を維持できるのだろうか?フィッチは米国債の見通しをネガティブに引き下げてきた。再び債務問題は米国へと戻ってくるのか?気がつけば米国も欧州も問題を先送りしているだけで何も解決していない事に気がつく。やがて先送りできなくなると思われるが、少なくとも落ち着いた新年を迎えたいものである。

*明日の更新はお休みになります。
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一巡したのかな?



今日は豪州から香港時間に掛けて元気良く上げた。欧州時間にも下げずにNY時間に入ろうとしている。売りも一巡したのかな?ドル資金調達難から売られやすい状況だったと思うが、1700ドルに再び戻した。この局面は乗り越えた。どこまで壊れるのかによって売られ方が決まると言えるが、取りあえず年内はどのへんに留まるのかである。

QFⅡは意味があるか?

中国は適格外国機関投資家(QFII)による人民元建ての株式・債券の投資枠の運用・実施ルールを12月に発表する計画のようだ。もともと外国人投資家は中国国内の株式投資を自由に行う事は出来なかった。許可のある金融機関でしかも枠が定められているため閉じられた世界であった。この枠がどうも広げられるようなのだが、この時期に中国の本土株(いわゆる上海A株など)に投資する価値があるのかということになる。ソースを見失ってしまったが、このQFⅡの申し込みが100社を超えているらしい。ちょっと驚いているが、どうなるんだろうね。

先週の金価格

11月   London    NY(COMEX)
21日   1702.00    1677.30
22日   1699.00    1699.40
23日   1681.00    1692.30
24日   1692.50    1694.80
25日   1688.50    1680.30

*じわじわと後ずさりした1週間であった。経済的な情勢としてはドタバタ劇であった。格下げや金利急騰の嵐であった。相変わらずなかなか前に進まない。金融機関としては損失を誰が負うのかで生死にかかわる。これがはっきりしないことには金価格など上がって欲しくないというのが正直なところである。

*金ETF残高1595.87トン(11/27現在)exchange-traded gold securities

中央銀行は闇に包まれている

中央銀行とはいったいなんなのか?通貨供給量を管理し、金利を管理している。それだけか?金融危機の時は銀行を助け融資したりする。本来、中央銀行とは自国の銀行や金融システムを管理するものである。FRBは他国の銀行にも無利子で融資することがあると言う。今回、始めてFRBに監査が入ったらしくこの事実が確認されたらしい。しかし、総額16兆ドルとは貸し込んだものである。しかもこれは表に出ていないし、公表されている通貨供給量はまったく当てにならないことになる。FRBとはいったいいかなる組織なのか?ある意味、中央銀行とつながりのある大銀行は絶対につぶれないと言える。QEなんて小さい小さいと思える大判振る舞いだ。金融の闇は深い。

http://www.jca.apc.org/~kitazawa/

最近一番ダメなのは・・・



最近一番ダメな通貨なんなんだろう?と思ったら意外なことにルピーだって。ユーロじゃないんだね。でもまあユーロ建て金価格は良く上げって来ている。こうやってみると各国通貨建て金価格は強弱はあるものの連動性があることが分かる。

欧州時間に下げるゴールド

最近の金価格は欧州時間に下げる事がよく見られるようになった。なぜなのか?ユーロ圏は債務危機で資金調達に苦労していると言う。特にドル資金の調達が困難だと言う。そうなると資産売却に入り資金調達する事になる。欧州時間では株と一緒にゴールドも売られているように見える。すべてが売り叩かれて骨と皮だけになるのか?格下げラッシュに金利急騰ラッシュ、火種が矢継ぎ早に出てくる始末。解決の糸口が見えないまま時間だけが過ぎていく。寄り合い所帯だと何も決まらないのがもどかしい。これでは座して死を待つのみなのか。どう見ても誰が損失を被るのかでもめているように見える。これじゃあ決まらんわな。

ドイツが鍵を握るが・・・

ドイツ国債の入札が札割れを起こした。私はドイツは磐石だと思っていただけにびっくり。欧州債務危機はドイツも巻き込むのか?とも思えるが、ドイツ単独なら問題はあるまい。しかし、ユーロ共同債発行になった場合はドイツへの影響は出てくるだろう。それだけに今回の札割れはドイツに尻込みさせるには十分ではないか。さらにびっくりなニュースが出た。ドイツの15万オンスの金売却である。記念金貨発行のための売却と言ってもピンとこない。債務問題でドタバタしている時だけにあらぬことを想像してしまうね。

米国債ロングが増えているらしい

混乱の様相を呈してきたが、イタリア債やスペイン債はECBが買い支えなければ終わっていたのかもしれない。フランス債も見切りをつけ始めた投資家がいるだろう。すっかり欧州の債券はリスク資産となってしまった。そんな中で債券投資家は米国債をロングしているようだ。図体の大きいものは図体の大きいものしか買えない。当然ではあるが、米議会超党派委員会の財政赤字削減策をめぐる協議難航が起こっているにも関わらずである。今では米国債ですら将来はリスク資産に変貌する可能性を含んでいる。金ETFに資金が流れ込み出したのには理由がある。図体の大きな最後のリスクフリー資産になるからだ。いかなる理由があってもこれを潰せない理由がそこにある。

姿を現すか・・・

金価格は調整中で1700ドルを割り込んできてしまった。当然、金鉱株も不調である。みなさんのウォッチしている金鉱株の大株主リストに変化がないだろうか?紫金には変化が出てきた。ブラックロックのポジションが大きく膨らんできた。同様にショートも大きくなっているが。それと新たに大株主リストにモルガンスタンレーが登場した。驚いたのは同様の大きさのショートポジションも持っていることだ。ショートしながら丁寧に拾ってきたと言う事か。ギリギリの状態で分からないように動いてきた事が分かる。ひょっとしたら他にも潜在的にポジションを取っているブローカーがいるのかもしれない。このタイミングで浮上してきたということは金価格の下げはそろそろ終わりとなるのかもしれない。

この10年の流れは・・・



ドルとユーロは合せ鏡のようなものだがその間を切り裂いていくのがゴールドである。ゴールドの上昇ペースは必ずしも現在が最大ではなくわりと毎年コンスタントではある。さて、ゴールドと共にドルとユーロは何処へ行く?

日本の順番が来ないことを祈る

イタリアに続いてスペインの金利上昇が話題に上る。一説によるとヘッジファンドが売り崩してきているとか。ここまでギリシャ、アイルランド、ポルトガルと潰されてきた。これらの国はすでに金利上昇により資金調達が不能になっている。イタリアとスペインは国としての規模が違って大きすぎる。金利7~8%はデッドラインと言われていてギリシャ、アイルランド、ポルトガルもこのあたりで手を上げた。すでに両国とも近いセンまで来ていて下手をすると今週にも限界を超える可能性がある。ちょっと冗談では済まされないことになっていると思っている。それと同時に日本は大丈夫なんだろうかという思いが頭をよぎる。誰かが言ってたな。日本国債の国内保有率が80%を割り込むと危険だとか。最近は日本国債の外国人保有率が増えていると聞くが、欧州債務問題も他人事ではなくなってきている。日本は金利が1%上昇するだけでも蒼くなるんじゃないだろうか。

先週の金価格

11月    London    NY(COMEX)
14日    1776.00    1780.30
15日    1785.00    1781.10
16日    1756.00    1762.20
17日    1742.50    1719.90
18日    1719.00    1724.80

*木曜に大きく下げてきたが、ポールソンの影響なのか、欧州危機によるキャッシュ確保の動きなのかは不明。金ETFは残高を大きく増やしてきており、背景因子的には強気で良いと思うが・・・。

*金ETF残高1592.00トン(11/20現在)exchange-traded gold securities

先物を制するものは・・・

手に入る情報を下に考察すると目先の金現物の買いはかなり強そうだが、金価格そのものはボックスの動きに終始し、むしろやや下げているぐらいだ。金現物をいくら買っても先物の売りには及ばないという典型的な例ではある。これは原油も同じだがWTIなど現物取引などほんの僅かでありながら価格決定権は非常に強い。今の時代、先物を制するものは価格決定権を制するである。それは商品だけに留まらず株、国債、通貨も同様でそれは取引額が現物の売買よりも圧倒的に巨大だからである。だが、巨額のデリバティブ取引は強力であるが諸刃の剣である。サブプライムでも分かったように崩壊する時は破壊的だ。過去にJPモルガンとチェースマンハッタンが合併処理で救済された時も原因は金のデリバティブではないかと言われていた。現在の金価格の動きは当時の比ではない。もちろん危険度も同様である。歴史は繰り返すと言うが同じような事が起こるのではないか。

勢いがなくなってきたが・・・



ゴールドの勢いが無くなってきている。環境的には買われてしかるべきだが、利の乗っているものの益出しと言うことか。7~9月期の公的機関の金購入が加速している事が判明して心理的に買いやすくなってきた。また金ETF残高も大きく増え始めた。恐らく目先の金現物の動きは活発であろう。ECBは欧州債券の購入に踏み切る。背景因子はゴールドにとってポジティブである。そろそろプチバブル的上昇が起こるタイミングが近いと見ているのだが。

ゴールドの時代はやってくるか?



欧州の債務問題は片付くどころか悪化してきた。有効な手立てはなかなか出てこない。ECBがなんとかするしかないだろうが、やっぱりFRBと同様に刷りまくってインフレ誘導しかないか?米国も再び財政赤字問題が噴出している。その度にドルやユーロに激震が走ったのではたまらない。これらの通貨は固定しなければ正常は貿易は難しくなる。主要通貨の不安定化は長期化させるべきではない。

伝染する金利上昇

イタリアの金利が再び7%を越えてきているが、どうも金利上昇が周辺国にまで波及しつつあるようだ。スペインが7%近いところまで来た。全体的に金利の上昇傾向が出てきている。ギリシャ債のCDSの無効化が効いているという意見があるが、私もそう思っている。国債を保持し続ける安心感が破壊された事実は大きい。そうなると金利上昇を止める手段はもうECBやEFSF等が買い支えるしかないが、同時多発的に起こるととても支えきれるものではない。さすがに冷や汗が出てきた。

ポールソンの影響はあるか?



どうもパッとしない金価格。ポールソンが金ETFの3分の1を売った影響はあるのだろうか?原油はついに100ドルを突破した。相対的に見てゴールドは出遅れていると思えるが、どうなんだろうね。個人的にはまだ年末2000ドルは維持したいと思っているが・・・。

まともなのがドイツ国債だけとはね

気がつけば欧州の国債でまともなのはドイツ国債だけではないか。まるで悪夢を見ているようだ。グロソブはイタリア国債をすべて売却したと言っているが、かなりやられたんだろうね。フランス国債も売却に入ったとか。ユーロ建て債券の保有比率が大きく下がっている模様だ。逆に中国のCICはポートフォリオの価値が損なわれるから売却は出来ないと言う。どういうこと?大きすぎて身軽に動けないんだろうか、それともそう言いながらこっそりポジションを外しているのか不明である。国債が買えない世界は未知の世界である。あまり経験がない。それでも資金需要はある。相対的に買えるものは株しかなくなる。案外、株バブルになるというのはありえない話ではない。どうなるのかね?

なぜイタリアだったのか?

イタリアの金利高騰で大騒ぎしているが、なぜイタリアだったのだろうか?当初はギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインの順番だったはずだ。なんで順番をぶっ飛ばしてイタリアに来たのか?だれか抜け駆けして売り飛ばした奴がいたはずなのだが、だれも何も言わない。要するに売れる状態にあったから売ったんだよな。じゃあ、ポルトガルやスペインはどうなんだろう?非常に不思議な現象だと思っている。本当に駄目ならすべてが投げ売りになりそうなものである。今、どういう状態なんだろうか?

国家破綻時の逃げ道は・・・

国家が破綻する時の逃げ道はゴールドしかない。8月の金価格は恐ろしい勢いで上昇したが、米国の債務上限騒ぎでうろたえたのと格下げが効いたのかもしれない。ギリシャ問題はやや複雑で本来ならあの状態の国の通貨は紙屑同然となってしかるべきだ。だが、ギリシャはユーロを採用しているためそこまではいかない。おかしな現象ではある。しかし、この一件でユーロの信認は地に落ちてしまった。そしてイタリアに飛火する。これらの国の富裕層は金買いに奔走するはずなのだが、あまり見えてきていない。ドイツという国に対する安心感からなのだろうか。もっぱら金買いに熱心なのは中国とインドで日本人は売りばっかりだ。中国人は将来的な人民元の危機を想定している可能性はある。それに対して日本人はまだ円を信用していると言える。

先週の金価格

11月    London    NY(COMEX)
7日     1782.00    1795.60
8日     1795.00    1785.10
9日     1784.00    1768.60
10日    1756.00    1758.00
11日    1773.00    1788.50

*こうやって見るとボックス的な1週間であったが、値動きは結構大きい。ということは下げると拾われていたということと、上値もやや重かったことになる。イタリアがおかしくなったり、フランス格下げ誤送信など上げても良さそうな1週間であった。金ETFは買い転換となったが、継続されるのかが問題。

*金ETF残高1567.59トン(11/13現在)exchange-traded gold securities

ユーロは存続可能なのか?

元々統一通貨は無理があるシステムである。各国の経済状況と通貨政策が噛み合わなくなる。デフォルト寸前のギリシャは本来ならば通貨は極限まで売り叩かれているだろう。だが、ユーロはそうはならない。それは後ろに巨大工業国ドイツが控えているからだ。ドイツがマルクを採用していれば通貨高に悩まされていただろうが、ユーロを採用しているお陰で通貨高がかなりマイルド化されている。いや、ギリシャショックで恩恵を受けていると言った方が正しい。しかし、ギリシャやイタリヤのために自国の税金を投入したくはない。景気の良いときはいい顔が出来るが、弱小国がコケ始めると面倒を見るのが嫌になってくる。誰でもそうだが良い思いはしたいが、人のために金は出したくはないのだ。今度はオランダがギルダーに戻すための国民投票をやるとか言い出した。国民感情的には自国の通貨に戻したいと言うのが本音だと思う。統一通貨構想とは銀行家の思惑の中で出来上がったものなのだから。

ギリシャがイタリアに変わっただけじゃないの

ダウがまた反発している。どうやらイタリアで緊縮策が可決されたらしい。欧州懸念後退ということだが、なんだかギリシャがイタリアに変わっただけで何も変わってない気がする。非常に操られてる感が強くて気持ちが悪い。ゴールドも大きく反発しているが、欧州懸念後退でなぜ大きく反発なの?とも思える。理由が違うわけだね。大きく上下しながら誘導されるべきところに送られているのかもしれない。ひょっとすると大本命が隠れている可能性もあるぞ。

中国の金融緩和は何時か?

中国の住宅バブルは弾けつつあるという話をよく見かけるようになった。3割、4割引きで投売りも始まっているとか。中国の住宅バブルは一般人には関係がない。というか投機家が値段を吊り上げて儲けているだけだからむしろ良い事とも言える。それはごく平均的な一般人の損失はないだろうと思うからだ。金融引き締めによって住宅価格は急速に調整しているようである。また、CPI上昇率も低下し始めており、これは人民元を切り上げ始めた効果かとも思われる。ここにきて中国の対策は功を奏し始めている。恐らく思い切って10%ぐらい切り上げたらCPI上昇率は適正化するのではないだろうか。輸出は欧米の景気状況からも伸び悩むのは見えている。このままドルにペッグしたままにしておくメリットは低い。だから人民元を切り上げ始めたのだと思う。そうなるとダメージを受ける経済に今度は刺激を与えるためにどこかで金融緩和に転換する時が来る。本格的な内需拡大のための金融緩和である。今度は本当にバルブを開けるかもね。

中国に集まるゴールド

金ETFが連日はっきりと残高を増やし始めた。目先上げ下げはしているが、見た目的には上げると出ているように思える。調整していたゴールドではあるが、9月の中国の金輸入量が出た。なんと1ヶ月で56.9トンである。下げてきているから必死でかき集めた感じだ。裏返すとこれだけ買っているのにあんまり上がらなかったのだ。やっぱり先物売りの現物買いで上手くバランスされていたわけだ。中国は生産量も世界一なのにこんなに輸入する必要があるところが凄い。まさに独り占めにしようとしているようだ。改めて大下げはないんじゃないかと思った。

*明日の更新は休止になります。

1800ドル近くまで来るとはね

この不安定な状態で1800ドル近くまで来るとはね。ユーロ圏の債券から資金が逃げる。米国債が買われているが、これだけでは心もとない。どうも行き場のない資金の一部がゴールドに流れている。金ETFも纏まった量が動いてきた。不安定な中で資金を動かすのは勇気のいる事である。1800ドルは心理的な境界線である。こいつを超えると値が軽くなる可能性はある。じわじわとここまでよく頑張ってきたものだ。個人的にはもうしばらく厳しいと見ていたが、思ったより強いのかもしれない。

依然不安定な状態

ユーロ問題が解決しないまま時間だけが過ぎていく。依然不安定な状態が続いている。ゴールドはじわじわ上げてきているが勢いが無い。何を買うにも思い切って行けない。それはギリシャの動向が読めないからだ。いきなり万歳をされたらいくつかの銀行が吹っ飛ぶかもしれない。そうなるとキャッシュが必要になるし信用不安でまた市場が凍りつく。すべてが売られるからその心配もあって資金投入はし難い。だから思い切っては上がらない。それはゴールドとて同じだ。そういった中では一時的に円は重宝する。円に集まる資金は不安定性を示しているとも言える。もしゴールドが大きく下げる事があるとしたら、トンでもないことが起こった時だ。

EFSFに金準備を・・・

欧州金融安定化基金(EFSF)強化のためIMFのSDRやユーロ圏各中央銀行の金準備を使用する案が浮上しているらしい。ついに金準備に手をつけるところまで来たな。中央銀行にある金準備が一箇所に集められるようだと始まる予感がしてくる。だが、ドイツは反対しているそうな。そりゃそうだわな。一番出費が大きくなるわけだから。欧州の外貨準備の大半はゴールドであるわけだから他に支払うものがないわけで回収されたら何も無くなる。

先週の金価格

10月    London    NY(COMEX)
31日    1722.00    1715.10
11月
1日     1699.00    1719.90
2日     1743.00    1737.40
3日     1758.00    1764.40
4日     1749.00    1754.00

*1日は1700ドルを割り込むほどに下落したが戻して終えた。そこが底になって反発し、一段階切り上げた形になっている。上と下を見れば結構ボラティリティは大きかったが、それなりに落ち着いた感がある。ギリシャがゴタゴタしているわりには大人しかったとも言える。

*金ETF残高1543.99トン(11/6現在)exchange-traded gold securities