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もし一時的デフォルトが起こったら・・・

もし米国に一時的デフォルトが起こったらどうなるか?1979年にも米国は一時的なデフォルトを起こしている。その時、金価格は240ドルぐらいだったかな?それから1年ぐらいで当時最高値の850ドルまで上昇して行った。1980年の事である。要するに1年ぐらいで3倍以上になるってことです。それとこれが原因で長期金利はアホみたいに上昇して行きます。猛烈なインフレも起こり、当時のボルカーFRB議長はインフレファイターとして有り得ないほどの利上げを行っていった。

さて今回はどうなるでしょうか。もし一時的なデフォルトを起こしたら、現在は1630ドル弱ですから3倍超だと5000ドルぐらいですね。ルイーズ・ヤマダ女史は言います。ゴールドはスカイロケットとなって5200ドルを目指すと。どうなんでしょうね。でも、もし一時的とはいえデフォルトしてしまうと1年で3倍超のシナリオに突入すると思いますよ。その場合は金鉱株もスカイロケットです。しかもブースター付きで。

http://www.commodityonline.com/news/Louise-Yamada-Gold-to-skyrocket-to-$5200;-Silver-to-hit-$85-41123-3-1.html
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金本位制に光は当たるのか?

思った以上に金本位制支持者が多そうな事に驚いています。それは個人的にはごく少数派意見だと思っていたからだ。実際はそうだと思うが、ここに寄せられるコメントが意外と前向きだと知って気をよくしました。正直、金本位制に関する記事は少なくしており、このブログ内でも中心意見ではないだろうと思っていた。私は選択肢の一つとして金本位制はあるとする立場だが、絶対と言うわけではない。選択する国があるとしたら米国が最も可能性が高いと見る。

現在の状況から見るにどういったシナリオがあるだろうか。一番の可能性は新通貨導入に絡み金本位制を導入すると言うもの。これは旧通貨を暴落させる恐れがあるが、旧通貨建て債務圧縮と基軸通貨の新通貨へのバトンタッチを同時に行えるウルトラCになる。中国はそれを知っているため金準備を増加させているとも言える。難しいのは計画的デフォルトが先に来るのかどうかだが、デフォルトが先に来ると相場はかなり荒れる。デフォルトした後は当然ドルの信用はゼロになるため通貨の裏付けが必要になる。そこでゴールドが利用されると言うものである。だが、こちらの方がケースとしては難しいように思う。

先週の金価格

7月     London    NY(COMEX)
25日    1613.50    1614.80
26日    1612.75    1619.90
27日    1625.00    1614.10
28日    1613.50    1617.20
29日    1628.50    1627.20

*強いことは強いんだけどね。なんとなくしっくりこないと感じるのは私だけだろうか。まさか金曜日に上げてくるとは思っていなかった。また、債務引き上げ問題が解決しない中、米国債が買われる様は不可思議だ。今回のやり取り自体が茶番である可能性もあるが、何が起こっても良いような心構えだけは必要かもしれない。

*金ETF残高1568.14トン(7/31現在)exchange-traded gold securities

影響力を増す上海先物取引所

このたびHSBCは上海先物取引所の会員資格を与えられることになった。これは中国で最初の外国銀行として取引を開始することになるらしい。中国の4大商業銀行(工商銀行、建設銀行、中国銀行、農業銀行)は2009年4月に商品市場での取引を規制当局から承認を与えられた。中国の商品取引所でのコモディティデリバティブのボリュームは拡大しており、アクセスを熱望する声は多いと言う。当然不当な空売り筋は承認を得られないだろう。今回承認を受けたHSBCは臭い筋ではあるが、意味合いが異なるのだろう。

キャッシュを握り締めて何処へ行く

いろいろ売られているようだが、キャッシュ化の動きが進む。特定の通貨が買われる。大事が起こる前触れとも言える。米国債のプチデフォルトなら良いが、完全な踏み倒しになると大事ではある。だが、米国債は動きとしては問題が無いかのよう。金鉱株は他の株と一緒に売られる傾向。我慢だなここは。不思議なのはやっぱり長期金利。厳戒態勢が引かれているのだろうか?ドイツバンクはこのまま行くと来年金価格は2000ドルだと言い出した。この週末動きが出るかな。

金価格は開放されるか?

昨夜の金価格は押してきていたが、戻して終えた。金価格は開放されようとしているのだろうか?金ETFは再び残高を増やした。しかし、米長期金利は落ち着いている。制御されているのか?それとも買い手がないため動かないのか?米債務引き上げ問題は最後の最後まで来てしまった。未だに決議されていない。ここまで不安定な状態だと危機を乗り越えられたとしても、とてもAAAを維持できるような状態にはほど遠いだろう。格下げの恐怖が待っている。そう遠くない将来金価格は完全に開放されるかもしれない。

*下記日程にて講演会があるようです。大阪在住の方で参加される人がいましたら内容をお教え下さい。よろしくお願いいたします。もちろん、日高氏の講演内容ですが。

2011年7月30日(土)12:45~ (開場 12:15)

TKP大阪梅田ビジネスセンターホール3A
(大阪市福島区 TKPゲートタワービル)

第1部「注目を集める金の資産運用について」

講師:エース交易スタッフ

第2部
「日本はこれからどうなる~
アメリカは金本位制を考えている~」

講師:日高義樹氏

危機時に金リースレートは下がる?



金リースレートが異常値を示している。最近はこいつが下げると大体金価格も下げる事が多いが、もう反映されている可能性もある。来るだろうとは思っていたが、やっぱり週末近くに来たね。米債務上限引き上げ問題、すなわち米国債デフォルト問題が絡んでいるからか?しかし、怪しげな動きである。

推薦図書のご紹介



「為替占領」  岩本沙弓 著  ヒカルランド  1680円

この方の本はよく推奨本にしています。著者が主張する変動相場制がまがい物だという意見には賛成です。私自身固定相場制に戻してはどうかと提案しているぐらいだから当然かもしれない。著者も米国デフォルト支持者のようで新ドル発行の可能性を示唆している。現実派の著者としては思い切ったことを書くなとも思った。また、日本はデフォルトにはなりようがないとも書いているが、私は可能性は残ると思っている。個人的にはいつも良い本を書いてくれていて嬉しいと思う著者の一人である。

逆ニクソン・ショック

最近、たまに逆ニクソン・ショックという言葉を見かける。金本位制に回帰するという意味である。このブログでも何年か前に逆ニクソン・ショックという記事を書いた覚えがある。故高橋氏の本でも出てくるが、私が名付け親だと思っていた。これが知らぬ間にあちこちに拡大している。今回は朝倉慶氏がブログ記事にアップしている。「逆ニクソンショック(金本位制への回帰)」である。これによると米国は日本の国家破綻を待っているとしている。そのタイミングで金本位制を狙っていると言うが、どうなんだろうね?メキシコの93トンの金購入も絡みがあるとしているが、あくまでも想像の範疇になる。しかし、これほど金本位制が取り上げられるようになるとは思っても見なかった。数年前だったらありえないことである。

http://www.funaiyukio.com/money2/

歴史的大転換はやってくるか?



HUIの時価総額はS&P500の時価総額の僅か2%程度にしか過ぎない。単一銘柄で言うとエクソンモービルやマイクロソフトにも及ばない。これがリバランスされると思っているが、今年とは限らない。何時やってくるだろう。

犯人は・・・

紫金株大量売却の犯人はJPモルガンであった。やっぱり1日で売却は完了しているようですね。誰が買い手だったのかは未だ不明。しかし、不思議だ。JPモルガンは去年必死で買い進んできたブローカーである。4.25HKDでの売却はあまり美味しくはないのではなかろうか。少なくとも去年の買値は確実に下回っている。不自然な行動だが、誰が引き受けたのかはもっと気になる。

今朝の時点では・・・



今朝の時点では金価格上昇中。まだ米債務問題は解決してないようだ。このままアジアマーケットは開いてしまうのか?このタイミングで米国の格下げが出ると暴騰することになる。どうなるんだろうね。

沈黙か混乱か

さて、いよいよ週が開ける。市場はどういう反応を示すだろうか。当ブログにも多数の意見が寄せられた。あまり良い感じにはならないのかもしれない。スケジュール的にはもう8月2日には間に合わないとされているが、その前に格付け会社の格下げが出てきそうである。その時点で混乱が起こりそうだ。振り返ってみると週末の金価格の戻しは交渉決裂を確信しての買い向かいだった事になる。米国債の沈黙はもはや逃げようがないということか?実際、買い手がいなければ取引にはならないが、先週はFRBが米国債を買っているという記事を見て不思議に思っていた。すでに先月いっぱいで米国債購入は終了していたはずだが、買い手不在の状態を回避するためだったのかとも思える。鬼が出るか蛇が出るか、運命の時である。

先週の金価格

7月    London    NY(COMEX)
18日   1599.00    1605.10
19日   1601.00    1588.80
20日   1586.00    1601.90
21日   1601.00    1590.20
22日   1602.00    1600.30

*金価格は結局1600ドルを維持して先週を終えた。少し意外でしたね。相対的にボラティリティは大きかったと思います。それは米国やユーロ圏のドタバタ劇が物語っている。米国の債務引き上げ交渉は決裂したようで、これまたびっくり。これで米国もギリシャ同様部分的なデフォルトの可能性が出てきた。よって格付け引き下げの可能性も高まる。週明け早々荒れ模様となるかもしれない。金ETFは若干残高を減らしている。

*金ETF残高1546.33トン(7/24現在)exchange-traded gold securities

1600ドルを維持して引けるとはね

よくぞ1600ドルまで戻したものである。もし米国がデフォルト回避したらはしごを外されるようなものだが、ここで買い向かうのはリスクはある。特に新規で金先物ポジションを張るのは怖い。それにも関わらずよくぞ戻したと言いたい。米国債にはまだ異常は認められない。どうやら債券投資家は大丈夫だと思っているらしい。しかし、米財務長官、NY連銀総裁、FRB議長は債務上限引き上げ失敗の米経済への影響を協議しているようだ。これがヤラセかどうかは不明だが、万が一の可能性は常にある。この件に関しては途中経過のニュースは非常に少ない。待つしかないんだよね。流れてくるニュースはギリシャの部分的デフォルトに関するものが圧倒的に多いな。確かに重要な案件であるが、事の重大さは米国の方がはるかに大きい。ギリシャ問題も重大なのだが、今回は市場への伝わり方が比較的マイルドである。それは難しい表現で難解なメカニズムを取るため分かり難いのではないか。実際ほとんどの人はピンとこない。米国もそういう手法を取るのではないか?

*今日はこれから仕事ですので更新は以上になります。後はよろしく。

静かだな・・・

ギリシャは部分的デフォルトになると言う。米国の債務引き上げは今日中に決まらねばならない。しかし、妙に静かな気がする。静か過ぎる。昨日の紫金の膨大な出来高は象徴的な出来事だったのかもしれない。ポジティブに捉えるもよし、ネガティブに捉えるもよしである。こういう世の中に生まれてきて良かったのかどうか分からないが、予想する楽しさがあるのは事実だ。恐らく悪い方向に向かって動いているのだろうが、心臓がいきなり止まるのか、それとも徐々に止まっていくのか。その違いだけなのだろう。金価格は上げたり下げたり方向感が無い。これでは動き難かろう。こういう時はじっとしていたほうが良い。吉報は寝て待てである。

紫金株の大量売却

昨夜の紫金株大量売却の話は突然だった。しかも3億3840万株という量である。巷ではブラックロックかJPモルガンではないかと言われているようだ。株数的にはJPモルガンが全部吐き出すぐらいの株数である。昨日は売却価格ぐらいまで下げていて、しかも出来高が4億株を超えていることから終了したのではないか?一番驚いたのは幹事会社がゴールドマンサックスだったことである。個人的な予想だが、恐らく大株主が誰かから誰かに代わったのではないかと思う。幹事がゴールドマンサックスだと聞いて真っ先に頭に浮かんだのはポールソンだが、果たして誰になっているのだろうか?

沈黙する長期金利

金価格は1600ドルを突破した。浮かれたいところだが、勢いはそんなには強くない。記事によっては金価格上昇の原因は欧州債務危機だとしているものもあるが、私は米国債務危機の方が理由としては大きいと思っている。実際、米国がデフォルトする確率はどの程度のものなのか?FT紙によるとトレーダー達は60%と見ているようだが、いわゆる銀行家達は10%ぐらいだと言う。金価格は明らかにリスクに反応するものであるが、その対極にある長期金利は沈黙し安定している。二極化が起こっている事になる。トレーダーはゴールドを買い、銀行家は米国債を買うという構図である。どちらが正しいのかはすぐに答えが出る。しかし、極端すぎはしないか?

瞬間的に1600ドルに達したようだ



どうも瞬間的に1600ドルに達しているようだ。一応、記録として載せておきます。今晩、この勢いが続くようだとかなり強いということになりそう。米国の債務上限引き上げ成功だとじわじわ上昇で失敗の場合だと急騰か?

祝 なでしこジャパン

いやぁ、驚いたね。なでしこジャパンがワールドカップを制してしまった。さすがに決勝なんで最初から見てました。厳しい試合でした。正直、出来は良くなかった。パスミスが目立ちかなり押し込まれていた。明らかにスピードとパワーで劣っているのが分かる。沢は時折、絶妙のパスを出すが、生かすことが出来ない。シュート数は圧倒的に米国が勝っており、前半だけで2~3点取られてもおかしくはなかった。前半を0-0で終わったのは奇跡に近い。このへんからが神がかりの始まりだったのかもしれない。後半先制されるが、泥臭く取り返す。延長でも先制を許し、もはやこれまでかと思った。ところがコーナーキックを沢が合わせて再び追いつく。PK戦では追われる立場の米国は固くなりことごとく外す。そして、なでしこジャパンは奇跡のワールドカップ制覇を実現した。おめでとう、なでしこジャパン!

ブラックロックのソブリン債務指数ランキング

ブラックロックのソブリン債務指数ランキングなるものがあるらしい。1位から44位まであって順位が下ほどデフォルトリスクが高いようだ。最下位はもちろんギリシャである。1つ上がポルトガル。順にベネズエラ、エジプト、イタリアと続く。日本は上から26番目。米国はなんと15位だって。今、デフォルトするかもしれないって大騒ぎしているのにね。相対評価の中には「債務の保有者」というのもあって日本が債権放棄したら米国は絶対にデフォルトしないからか?冗談じゃないな。このランキングはムーディーズやS&Pに通じるものがある。

http://f.blogos.livedoor.com/news/article/5710372/

先週の金価格

7月     London     NY(COMEX)
11日    1555.50     1554.40
12日    1550.50     1567.30
13日    1579.00     1582.60
14日    1590.50     1587.00
15日    1587.00     1594.10

*最高値更新の1週間であった。だが、市場がパニックを起こしてゴールドに殺到というわけではなく、ぼちぼち堅調に推移といった感じだ。今週は1600ドル突破と行きたい。金ETFもサポートするように残高を増やしており、安心感を伴う。

*金ETF残高1540.58トン(7/17現在)exchange-traded gold securities

デフォルトと騒ぐが・・・



米国の債務上限引き上げ問題であるが、個人的には今回は乗り切るのではないかとも思っている。恐慌はデフレでとのコメントがあったが、銅価格の上昇を見ていると市場はインフレ予想をしているように見える。つまり米国は今回の局面を切り抜けてQE3に突入すると見ているのではないだろうか?その後、ユーロ圏で何かしでかすというシナリオか?

息の長い上昇になるか?

昨夜のNY金先物市場は好調に推移した。予想どうりであるが、果たして息の長いテイクオフになるだろうか?米議会では債務上限引き上げで四苦八苦しているが、当然財政支出削減や増税を伴う可能性が高く景気を下押しする。法案が通った場合は景気減速、デフレリスクを伴う可能性がある。つまりQE3の必要に迫られるため先日のバーナンキ発言へとつながっていく流れであろう。法案が無事通過した場合はQE3導入がセットでジャブジャブ路線はゴールドにポジティブでOKである。また、法案否決の場合はストレートにデフォルトであるため大混乱の中、ゴールドは上昇していく事になる。こいつは息の長いテイクオフの可能性があるぞ。

砲雷撃戦用意!

ムーディーズに続いてS&Pも米国債の格下げを示唆してきた。しかし、長期金利はさほど上げてはいない。不思議だ。ギリシャとは違う。よくコントロールされている。現在の金価格はどこまで現実を反映しているのだろうか?10%か?それとも20%か?よく分からない。恐らくまだ充分反映されていないだろう。こういうタイミングで日本は三連休とはね。月曜日に何かあったりして。冗談は別にして何時何が起こっても不思議ではなくなった。全艦戦闘配備で突入するしかあるまい。左転進20度、砲雷撃戦用意。

3.2.1.0.発射!



取り合えず発射したようだ。ムーディーズは米国債を格下げの方向で見直しを始めた。なんといってもソブリンリスクの本命は米国である。スケジュール的には7月22日までに米国債務上限の引き上げ合意を取りまとめないと間に合わないらしい。ここまでは金価格も金鉱株も今の調子で上げると見て良いのかな。バーナンキの言っていたQE3示唆も米国債務上限の引き上げ合意が得られてこその作戦だが、成功の場合でも結局ドル安路線なのでゴールドにはポジティブである。どっちに転んでもOKだな。

本物になるのか?

ゴールドにとって今晩は重要となった。普通に考えればもう1600ドル突破は時間の問題だと言いたいが、いつも抜けたところで押さえ込まれてきている。ゴールドは不自然な動きが多く見られるのだ。だが、今晩、昨夜同様に大きく上げれば概ね発射されたと言って良いのではなかろうか?発射宣言するのはなかなか勇気のいることだが、書かないわけにはいくまい。この傾向が一ヶ月も続いたら結構なものであるが、期待したくなってきたのは事実である。

ソロスのポジション

今日は急遽仕事の都合で大阪を往復する事になってしまった。タイトなスケジュールだったので何も出来なかったが、新幹線では本を読むことにした。ちょっと驚くことが書いてあった。ジョージ・ソロスが金ETFを売り払ったと言う記事は皆がよく知っている事だと思うが、その話には続きがあったらしい。ソロスは金ETFを売却すると同時に金鉱株を購入していたと言うものである。銘柄はゴールドコープとフリポート・マクモランである。しかし、大きく取り上げられたのは金ETF売却の部分のみだったらしい。ゴールドコープは純粋な金鉱山株であるが、フリーポートは金鉱山だけではなく銅鉱山も持っている銘柄であり、タイプ的には紫金と似ている企業だ。フリポートを選んだ理由は想像できるが、はっきりとしたところが知りたいものである。

タダならぬ空気を映し出すゴールド

ギリシャ問題はロールオーバーで決着するのかなと思っていたら、今度はイタリアがおかしくなってきた。金利が上がってきている。仕掛けられているような気がする。いきなり協議に入るらしい。米国は米国で財政赤字削減が上手く進まないようだ。どうも議会をコントロール出来ていないようである。これだと債務上限引き上げも難しい可能性が出てくる。本当にこんなことで逝ってしまうのか?だが、米国債の場合は金利はまだ正常だ。中国も文句を言ってきていない。そんな中で金価格はじわじわと上がってきた。いったいどっちに反応しているのか?どっちが顕在化するのか分からないが、この夏は何もなく過ぎるとは思えなくなった。

先週の金価格

7月    London    NY(COMEX)
4日    1495.00    1496.30
5日    1510.00    1516.30
6日    1527.25    1529.40
7日    1527.50    1532.70
8日    1541.50    1544.20

*あっとビックリの1500ドル回復であった。回復に留まらず1550ドルを窺うほどとは、これまたビックリした。上げ方もかなり唐突なもので予期するのが難しかった。QE2は終了しているはずだが、不穏な空気を漂わせながら最高値更新を試すか?

*金ETF残高1509.99トン(7/10現在)exchange-traded gold securities