fc2ブログ

世界を変えられるか

ロンドンFXさんとこで面白い記事が出ていた。「アイルランドの苦悩」という記事である。これまで起こってきた金融危機による銀行救済は国民の税金によってなされているが、民間投資家による損失分担はまったくされていない。今回のギリシャ・ショックでもそうだが、金融支援と言っても財源は税金なのであって債権者負担はまったくなされていない。何度も言っているが責任は国債発行者である国と国債保持者である金融機関にある。お互いの間で決めるべき事なのである。国民を巻き込むのは間違っている。この記事の流れから察するに金融機関やギリシャ等を救済する時には債権者は責任を負わないなどの取引が事前に行われていると考えたほうが良さそうだ。そうなるとギリシャ問題は極めて大きな試金石となる公算が高い。国債絶対安全神話とはこういった裏取引によるリスク回避が前提となっていたからで、それが崩れるという事を意味する。これは国債市場全体に影響する可能性が高く世界中に激震が走る。結果的にゴールドにはポジティブに働くだろう。
スポンサーサイト



ユーロの行方

ユーロは存続の危機に立たされているのかもしれない。最初はなんてことないと思っていたギリシャショックだが、蓋を開けてみるとどうしようもない状態だった。ギリシャの債務再編(デフォルト)はポルトガル、アイスランド、スペインに続いてしまう。ここはなんとしても押さえ込まなければいけなくなっている。振り返れば各国とも無理な国債発行を行っていたわけで責任は国と債権者である金融機関にある。一般の国民は税金を使わせるわけにはいかない立場にある。このままでは座して死を待つのみである。最も一般的な方法はギリシャをユーロから脱退させてデフォルトさせるのが正しいと思うが、どうも嫌らしい。それは芋ズル式に続いてしまってユーロ崩壊の可能性が出てくるためである。また、債権者の被害が非常に大きくなってしまうためやりたくない方法である。それではどうしたら良いのか?

FRBと同じ手段しかないのではないだろうか。つまりギリシャ国債をECBに売却して集めるしかない。発行しすぎたその他の国の国債もECBに集める。それを各国の金準備でファイナンスをかける。結果的にユーロ圏の公的金準備がECBに集まることになる。ユーロ圏の公的金準備は12000トンを超える。これで余分な国債をすべて処分する。ギリシャだけでなくアイスランド、ポルトガル、スペインも同時に処理しなければこの問題は解決しない。米国がゴ-ルドでファイナンスをかけるときに同時にユーロ圏も処理する。かくして公的金準備はFRBとECBに集結することになる。