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過去のバブル



過去に起こったバブルと現在のゴールド、シルバーの上昇率を比較してみた。過去のITバブル時代の懐かしい銘柄も多いし、住宅バブル絡みのファニーメイやフレディマックまである。現在のゴールドは日本のバブル時代の日経225の4分の1以下のレベルであることが分かる。1980年当時の急騰と比べても5分の1以下である。あくまでも参考値であるが。
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バロンズアンケートは正しいのか?

踏み上げさんとこの記事に出ているバロンズアンケートは正しいのだろうか?納得するところと???なところがあると思うがどうだろうか?今後はドル高、インフレ、ダブルディップなし、株式には強気で米国債には弱気の予想である。セクターとしてはハイテクが良いらしい。大型株志向で債券はバブルになっていると言う見方である。簡単に書いたけど、どうかな?個人的には一時的なドル高反転はあれど長期的にはドル安基調は変わらないと見る。また、インフレ傾向は出てくると思っている。来年はダブルディップの危険性は高まると見ており、株式市場にはやや弱気だ。米国債にも弱気の見方である。

http://markethack.net/archives/51646720.html

先週の金価格

10月   London   NY(COMEX)
25日   1337.50   1340.30   
26日   1329.50   1340.30
27日   1324.50   1325.00
28日   1333.50   1344.10
29日   1346.75   1359.80

*週末に上昇を始めたゴールドだが、個人的には上昇するのはFOMC後だと思っていた。木、金と大きく上げているが、これが騙しでなければ来週も堅調に推移するのだろう。追加緩和が規模の大きいものであると知っていれば動けるがそうでなければ難しいはずである。ドル安の動きも同様でおかしな感じはする。金ETFは減少している。

*金ETF残高1612.81トン(10/31現在)exchange-traded gold securities

トレーディング規制は来年から

自己資本比率規制「バーゼルⅢ」に盛り込まれたトレーディングに関する資本規制について導入時期を2011年12月とすることでガイトナー財務長官と欧州委員会のバルニエ委員が合意したようだ。また、欧米でのデリバティブ改革については協調した方法での実施に取り組むとしている。どうやらデリバティブ規制は来年の12月まで待たなければならないようだ。問題はどういう形で実施されるのかであるが、現物の手当ての無いショートが制限されるのであれば我々にとってはポジティブとなる。

流動性の罠

国債についての問題が出てきたので少し思うところを書きたい。国債は言うまでもなく将来に対する借金であり税金で償還されるものである。例えば現在の日本の銀行は預金されたお金が融資に回されずに国債に化けている部分が大きいと見られる。お金をリスクのある融資に回さずにノーリスクの国債を購入して金利分をゲットする。これでも収益は上げられる。しかし、そんな銀行に存在意義は無い。銀行がリスクを恐れて国債購入に走れば走るほどマネーの流動性は低下し不景気になっていく。だが、国債が捌けなくなるのも非常に怖い事でこれはこれ以上問題の先送りができなくなることを意味している。日本のバランスシートはすでに壊れており国債発行に頼らざるを得なくなっている。銀行は銀行で市中にお金を流さない。日本は流動性の罠に落ちておりマネーが下の方まで回らなくなっている。マネーは上の方で行ったり来たりしているだけだ。状況は米国も同様で国債の保有者が異なるだけである。最もそれが問題であるが。日本の場合は国債の保有者である日本の金融機関にごめんなさいすればよいだけだ。JALの再建時に金融機関は債権放棄に応じているように日本の再建時にも債権放棄(国債の償還放棄?)してもらえばよいだけである。しかし、米国の場合は中国、日本などにごめんなさいはなかなか難しい。

金貸しは国家を相手に金を貸す

ドクター・ドゥームがまた悲観論を述べている。ヌリエル・ルービニ氏は米国は「財政面で悲惨な状況」にあり、景気停滞期に突入するリスクがあるとの認識を示した。追加の量的緩和には大した効果はないと言っているが、私もそう思う。追加供給された資金は市中には循環しないからだ。最近、よく出る国家債務であるが、それが誰に対する債務なのかは話題にもならない。よく言われる言葉だが「金貸しは国家を相手に金を貸す」と言うが、もしそうであるのなら債権放棄してしまえば良いだけのことなのである。それで全国民が救われるのなら理想的なはずである。それをしようとせずに最後まで搾り取ろうとするのが今の国際金融のあこぎなところだ。

インフレは音を立てずに忍び寄る

ビル・グロス氏はFRBによる資産購入再開は30年に及んだ債券強気相場の終わりを告げる公算が大きいとの見方を示している。米国債は発効の限界点に差し掛かっているのだろうか?ここに来て長期金利は上げ始めている。国債市場ほど巨大な市場はないと言えるが、ここから資金が抜け出たらどうなるのだろうか?ここまでのところいろいろな見方が出てきてはいるが、やはりQE2とはインフレ化のきっかけとなるのか?

ドル高反転?

ドル高反転か?とも思える動きだが、実際どうなのかまだ分からない。それに合わせて?金価格もうだうだしているのか?FOMCでQE2の内容が決定してから動き始めるのだろうか?香港の金鉱株的に見ると最近の紫金は8.00HKDを上限にして頭を抑えられており、やや調整が続いている。今のところブラックロックとJPモルガンがショートを入れており、しばらくこの状態が続くと見ている。だが、大きなポジションに変わりはなく明らかに蓋をしているように見える。金先物も同じような状態になっているのではないかと予想している。それが何かの原因(FOMCでのQE2など)によってロックが解除されるのではないだろうか?

本格化する通貨戦争

80円台でさ迷う円を見て何を思う。通貨戦争はここでは終わらないという認識が必要だろう。ゴールドマン・サックスは成長とインフレ率を望ましい水準まで押し上げるためにFRBは最大4兆ドルの資産を購入する必要があるとの見方を明らかにした。要するにじゃぶじゃぶ戦略(QE2)を推し進めていくということだが、追加量的緩和で生み出された流動性は吸収されずに商品や新興国通貨、株式などに向かう可能性が高い。そこでバブルが形成され再び彼らの収益源となる。春山氏の昨日の記事は興味深いものがあった。「世界デフレを考える(3)FRBが「レバレッジ集団の再軍備」に猛進する宿命」であるが、ぜひ読んでみて欲しい。米国経済は生きるか死ぬかの状態である。じゃぶじゃぶ戦略は最終手段であり、レバレッジの再軍備で逆転を狙っていると言う。しかし、こいつは諸刃の剣である。金価格はドルの希薄化を正確に表し始めている。それでも背に腹はかえられないと言う事か。

http://blog.livedoor.jp/okane_koneta/archives/51569591.html

G20不発?



どうやらG20はまったく機能しなかったようだ。円高が凄い。80.50円まで来た。今晩、ドルインデックスは下げるのだろうか。米国の金融緩和策は為替操作だとの意見もあるが、まったくもってその通りだと思う。これでドル下落の管理は難しくなったか?ドルにペッグしている人民元にも利があるように思う。やっぱり日本がババを引くのか。

G20後の影響はどう出る?

風も涼しくなり秋らしい気候になってきた。今年は松茸が今頃になって豊作らしく、来月中旬までは楽しめるようだ。値段も手ごろになっているらしいから行ってみようかなと思っています。さていよいよ10月も最終週となる。G20の影響はどうなのか。急激な円高は止まるとの見方がある。ドルインデックスもやや反転の兆しがある。為替の難しいところはゼロサムだから何かが弱くなれば何かが強くなる。実際は弱くても数値上は強く見えるのだ。今後の目安は金価格になるのだろうか。そうならばそんなに下がるわけはないのだが・・・。

先週の金価格

10月   London   NY(COMEX)
18日   1367.25   1369.60
19日   1339.00   1335.30
20日   1339.00   1346.10
21日   1343.50   1325.70
22日   1322.50   1327.70

*先週大きく下げたのは19日と21日のNY時間での事だった。各国では資本流入規制も起こりつつあり、ドルへの巻き戻しの動きも見て取れる。またG20での動きも気になる。その後、行き場がなくなったマネーは何処へ動くのかだが、一部はゴールドに留まるし、買いは続くと見る。

*金ETF残高1618.09トン(10/24現在)exchange-traded gold securities

過去のハイパーインフレーション



上記の表は過去のハイパーインフレをまとめたものだが、凄まじいものである。やっぱり何らかの理由で国自体がおかしくなるとどうしようもなくなる。ドイツのハイパーインフレなどは伝説となっている。ここ最近ではセルビアを除いてそこまで酷いものはない。果たして次に来る運命の通貨はなんだろうか?

機能するのかG20



踏み上げさんのところで面白い記事が出ていた。内容は今回のG20でガイトナー米財務長官が貿易黒字ないし赤字を「GDPの何%まで許せる」という具体的な数値目標を提案してきたというもの。4%以内と言う設定目標が妥当なものかどうか不明であるが、よく見るとドイツ、中国は輸出を減らすか為替を切り上げなければならなくなる。また米国は恐らく人民元との為替調整を狙っているのは明らかである。この論理はなかなかに正当性は高く反対し難い。なんらかの設定目標が決められる公算も大きいと見る。ここ最近の香港市場に対する資金流入はそれを見越したものなのかもしれない。

香港株的には・・・

金価格まだ下げ基調だな。香港の金鉱株的にいくと下げはそんなにきつくないし、出来高も少ない。ということはブローカーの大きな売りはなさそうだと言う事。ならばそろそろ下げは終わると見ている。紫金はクレディ・スイスがターゲットの切り上げを行っているが、タイミング的には???である。散々ネガティブな問題が起こった後だからへんな感じがするのも当然。だが、一息ついたらもう少し上げると見ている。ということは金価格の調整もそろそろ終わるということかな?

推薦図書のご紹介



「ロックフェラーの完全支配」ジオポリティクス(石油・戦争)編  ウィリアム・イングドール著 徳間書店 2000円

この本タイトルがイマイチなんだが、内容は面白い。石油利権に関する過去の歴史を振り返って読み解いていくものである。もちろん裏側の背景を書いているのでどう捉えるのかは読む人次第である。この本は3部作になっているらしく、1部は前作のアグリスーティカル編で3部はまだ未発売だが、金融・詐欺(マネー・トラスト)編らしい。3冊目が一番面白そうである。

調整は長引くのか?

荒っぽい調整である。ゴールドだけでなく利の乗っているものは軒並み売られてる感じだ。中国の利上げも影響していると言われる中、この下げは一時的な利食い売りなのか相場の転換、停滞を意味するのか悩ましい。米企業決算は良さそうに見えるが、実体経済は良さそうにない。量的緩和は十分だという意見も出てきており、判断し難い状況となっているようだ。基本的方向性には変化はないと思うが、相場の動きが急激なだけに惑わされそうである。

ゴールド急降下中!



凄いな。一気にこんなに下げた事ってあったかな?急騰も急落も突然やってくるもの。少しは切り返すと思うが、それでも凄い角度だ。

世界からボイコットされる日本

中国のデモは凄いな。後から後から出てくる。現地の日本企業は生きた心地がしないだろう。米国ではエンジンが暴走するとか難癖を付けられ、中国ではデモ騒ぎで日本製品ボイコットと叫ばれる。知らないうちに日本人は世界から嫌われたものである。何がこうさせたのか?米国の場合は完全にGMなどを苦しめすぎたのが良くなかったと思う。中国の場合も日本人は中国人をそもそもよく理解していないのではないかとも思える。尖閣諸島問題も避ける事が出来たように思えるがどうだろうか。周りに気遣いをしているようで実は迷惑がられているなんて事、身近にあるのではなかろうか。それが日本人なのかもしれない。

ドルの到達ポイントは・・・



ドルが徐々に減価するのは良いとして最終的な到達ポイントが問題になる。どの辺になるかだが・・・。

先週の金価格

10月   London   NY(COMEX)
11日   1351.50   1353.90
12日   1348.50   1350.50
13日   1365.50   1371.90
14日   1373.25   1381.20
15日   1367.50   1368.90

*わりと激しい1週間ではなかっただろうか。大きく動いたのは13日のNY時間であった。急騰と言って良いと思うが、翌日の香港時間にも急騰を演じていて、その辺がピークだった。その後はクールダウンで1370ドル弱で推移している。問題は今週だが、力強さは残ると見ている。金ETF残高が回復し始めており強材料。今週最高値更新できるかは不明だが、今週地固めした上で来週高値更新と見た方が良さそうだ。

*金ETF残高1623.04トン(10/17現在)exchange-traded gold securities

CRB指数は跳ね上がるのか?



ここまで上昇してきた商品指数だが、こいつが2008年のようなトレンド転換になったら大変だわな。しかし、もうちょっと上に行くと、それは有り得るぞ。

インフレに向かうのか?

FRBはデフレを警戒しているようだが、インフレ率が低すぎるとまで言っている。しかし、ここまで商品相場は上昇してきてしまっている。それは今後の追加緩和を見越してのものだが、これが単なる序章なのか更なる相場の始まりなのかはよくよく考える必要はある。だが、じゃぶじゃぶ政策は当分続くのだろう。インフレターゲット政策となると債券から株式であるし、商品でもある。素直に受け取ってよいのであれば状況としてはベストである。株高、商品高で行けるトコまで行ってくれだ。後のことは後で考えようとなる。

ほどほどのところで止まるな・・・

私がいない時にゴールドは元気よく上昇していたようだ。1400ドルにタッチするかとも思ったが、ほどほどのところで止まるな。やや売りが出てきて現在は1370ドル台でうろついている。まだ冷静なところがあると見える。香港系の金鉱株も急騰かとも思えるが、3年前と比べるとまだパワーレベルは低いと言える。紫金で言うと取引再開した日などは出来高が物凄かったが、こういう日は力強く上昇する。今日のように下げる日は出来高が落ちているが、個人投資家の利益確定っぽい。程よい調整を挟んでいるため健全な状態と言える。しかも大して下げてないので、ここでエネルギーをためておいて再び上昇し易くなるだろう。もちろん、金価格の方も引き続き強いと言う前程ではあるのだが。

ゴールドは特別なのだろうか

今月に入っての商品全般の急騰はやや唐突だとは思う。このペースが続くとは思えない。ダウにも同じような事が言えそうだが、ドル安に相まってよく動くこと。景気の見通しが怪しくなっているだけに際どいセンではある。すでにポジションを持っていれば良いが、そうでなければなかなか後追いは出来ないところでもある。そうした中でゴールドの位置づけが特別なものなのかどうかが非常に興味深い。特別であると言うのなら5000ドルはあるのだろう。

*明日、明後日は仕事の都合によりブログの更新は休止いたします。

3連休が終わる

今回の連休は娘のテスト週間の関係で遠出は出来なかった。また、土曜は仕事も入っていたので日、月と休めたのは大きかった。お陰でテニスでもしながらのんびりする事ができた。土日は地元のお祭りだったが、土曜は大雨のため打ち上げ花火や手筒花火は中止となり本日に持ち越し。ラッキーな事に見れなかったはずの花火をこれから見に行く事ができる。こっちはお祭りシーズンなのだ。

安くなるドル資産を買うと言うのは・・・

円も81円台に突入し、危機感が強くなってきた。日銀が介入しているのに止まらないのであれば、もはや80円割れは時間の問題である。恐らく日本は大量の米国債を購入する事で許してもらう事になるのではないか。そこである程度円高も是正されて落ち着くのではないかと見る。IMFもやっと国際通貨システム安定に向けて提案を検討すると言い出した。人民元以外は持っていくところに近づいているのではないか。日本人としては納得がいかないが、その後さらに安くなるのだろうという米資産を購入していかなければならないのは複雑である。

ドルとユーロは合せ鏡だが・・・



ドルとユーロは合せ鏡のようなものだが、ゴールドはドルの合せ鏡ではなくなりつつあると思う。この1年を振り返るとゴールドは必ずしもドルに逆相関ではなかった。現在はドルの下落に反応しているように見えるが、それだけが理由ではないだろう。すべての通貨は減価し、ゴールドに対して低下していく。

先週の金価格

10月  London   NY(COMEX)
4日   1313.50   1315.00
5日   1330.50   1340.60
6日   1346.50   1349.10
7日   1345.00   1333.60
8日   1341.50   1347.00

*大きく動いた1週間であった。5日に急騰して、さらに7日の昼にヒートアップしたが、夜に入って下げてきた。一時1360ドルを超えていたが、現在は1350ドルをやや下回るところで落ち着いている。一休みしたところで再び上に向かって行く可能性が高いと見る。だが、金ETFは減少気味である。

*金ETF残高1608.67トン(10/10現在)exchange-traded gold securities

為替とはかくも不公平なものだが・・・

為替とはかくも不公平なものであるが、だれが基準ルールを創っているのか。基本的に主要国通貨(ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフラン)はゼロサムゲームになっているはずである。この中で一番割りをくっているのは明らかに円である。何かが高くなれば何かが安くなっている。それが為替ではある。グリーンスパンが言うにはこれらの通貨すべてが同時に低下することがあると言う。問題は何に対して低下するかだと。それは価値構造の低下にほかならない。我々は今起こっていることが何なのかを正確に理解する必要がある。