今の世界は正しいのか?
世界的に失業率が改善していかない状態で高止まりしたままうろついている。皮肉にも企業業績はリストラ等により改善し好決算を出す企業も出てきている。現代資本主義は企業優位社会であり資本家のための社会構造である。果たしてこのシステムは正しかったのであろうか?今、その答えを突きつけられているのではないだろうか?一日中働いても生活が楽にならない人もいれば、もう長いこと仕事につけないでいる人もいる。一向に改善しない雇用状況。恐らくここからさらに10年ほどは大きな変化はないと思う。今の社会は一度脱落するとリカバーが効き難くく、一気に奈落の底に落ち込んで行ってしまう。これからどうするべきなのか?はっきりと見えてきたのはグローブル化によるさらなる国内の空洞化現象である。日産はついにマーチを海外生産に切り替えた。企業としては正解だろうが日本国として見れば正解とはいえない。むしろ背筋が凍る。「ユニクロ栄えて国滅ぶ」とは良く言ったものだが、これでは日本人は絶対に幸せにはなれないのだろうと思う。あとはやっぱり通貨の問題だろう。通貨政策上の先手が打てないお国柄と言うのはどんなものだろうか。今の円高のレベルでは企業が悲鳴を上げるのも無理はない。そこにまったく目を向けないのは恐らく理由があるはずであるが、その辺は陰謀論も加わってくるかもしれない。
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