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推薦図書のご紹介



「下げ相場」はこうして儲けなさい  ピーター・シフ 著  鈴木立哉 訳 東洋経済新報社 1680円

この本、旅行中に読んでいたものだがとても面白い。まず米国経済のことが書かれていて、やっぱり今後は厳しいと言う話になる。この人はやや極論派でハイパーインフレの文字が出てくるが、インフレについての解説も忘れずに書かれている。結果的に米株には悲観的でコモディティを推奨する。結局ゴールド論者なのだが、金鉱株もかなりも薦める。彼の投資手法はまず投資する国を確定させて、その次にどのセクターを選ぶのかを決める。そして最後に銘柄選びをするという工程を踏む。彼はどちらかと言うと大型株派なので私に近い。彼が選ぶ好ましい投資国はオーストラリア、カナダ、シンガポール、ノルウェー、香港、スイス、ニュージーランド、オランダの8カ国のようでコモディティ以外のセクターも紹介する。意外と面白いよ。
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ハワイは楽しかったが・・・

4泊6日のハワイ旅行が終わり帰って来ました。片道8時間の飛行機はやっぱりきつかった。しかし、ハワイはとても良かった。日本人が多く住みついているようだがその気持ち分かるような気がした。食い物のボリュームはやっぱり米国流で何を食ってもでかい。やや大味だが悪くはないかな。レンタカーで1日回ってみたが、思いのほか渋滞が激しかった。交通取締りも厳しいらしく、なぜかと聞いたら税収の落ち込みが大きいので反則キップを積極的に取っているのだとか。なんでも税収減の影響はハイスクールの授業にも出ていて週休3日になっているらししい。ということはハワイは元々観光で稼ぐ州なので観光業の落ち込みが大きいと言う事。景気低迷の影響がもろに出ている。免税店も閑散としていたし、活気が無いようにも見えた。この状況は簡単に改善するとは思えないだけに少し心配である。ハワイは日系人の比率が20%ぐらいあるらしく外国にいると言う違和感が少ない。また住み心地も悪くなさそうで個人的には住みつくには良い場所だなと思った。

正念場に来た株式市場

日経平均は半年振りに9500円を割れ、香港市場も大きく下げており、欧州のソブリンリスクが遅れて回ってきた感じだ。さて今晩ダウは10000ドルを割り込むのだろうか?しかも為替が落ち着かないし波乱要因は朝鮮半島の地政学リスク等もありことかかない。そんな中、ゴールドはやっと自分の居場所を見つけたのか落ち着き始めたか。問題は金鉱株の方かな?

PS.こういう時によくもまぁ重なるなぁと思うが、明日の晩からハワイへ行く事になり、しばらくブログの更新を休止いたします。休止期間は5月26日~5月31日までです。のんびりしてきます。

世界的緊縮財政ブーム?

ソブリンリスクが叫ばれる中、あちこちで緊縮財政の声が出てきている。やっと回復の兆しが見えつつある景気に水を差す可能性は高い。景気が自然に浮上し始めるまで資金はつぎ込み続けなければ元の状態には戻らない。しかし、財政の不均衡を是正しなければデフォルトの危機が迫ってくる。国家を救うために国民すべてが犠牲になるわけだが、そもそもこうなった原因は金融にある。要するにゴールドマン・サックスなどの大手銀行の利益で財政補填すれば良いだけの事である。まず出来ないのだろうけど。だが、このまま進むと金融機関には金はあるが市中の金回りはますます悪くなる。

南アフリカ侮りがたし



ちょっと古いんだけど、世界の金埋蔵量を見てみたい。南アフリカの金生産量は年々減少の一途を辿っているが依然として埋蔵量は世界最大である。高コストに悩まされるが、今後さらに金価格が急騰するようだと状況が変わる。ロシアはあまり開発されていないのかあまり話題には出てこない。意外なのは現在金生産世界一の中国は世界の3%に過ぎない。個人的に不思議に思っていたのはポールソン・アンド・カンパニーがなぜ金鉱株としてアングロゴールドとキンロスゴールドを選んだのかということ。普通に考えればバリックゴールドやゴールドコープにするのが定石と思う。アングロゴールドはもろ南アフリカ銘柄、キンロスゴールドはロシアに開発中の金鉱山を持っている。今後はリザーブ量が重要になるのかな。だが両銘柄ともヘッジポジションが残っており主力にはし難い理由をもつ。どういう理由かは知りたいところだ。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
17日  1236.00   1224.10
18日  1216.75   1223.00
19日  1195.00   1191.40
20日  1192.00   1183.00
21日  1179.75   1177.00

*急に流れが変わった1週間であった。ゴールドにとって悪い環境ではないが、買われすぎ感が強かったのも事実できっかけさえあれば下げに反転する要素はあったといえる。まだ下げが終わったとは判断が出来ない。

*金ETF残高1403.06トン+82.39トン(5/23現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

波乱の一週間が終わった

波乱の一週間が終わったな。ユーロはまさに暴落だったが切り替えしたとはいえ、元に戻るとはとても思えない。ドルへの資金集中は凄いが、円やスイスフランにも流れている。しかし、今週はゴールドには流れきっておらず下落した。今週はいったい何が違っていたのか。確かにネット買い越し残はかなりのレベルであり損失補填の換金売りが起こりうる状況であったとは思う。そのきっかけがメルケル首相の空売り規制による拒否反応もその1つだったか。そろそろ落ち着くのかというところだが、ダウはこのへんで止まれないと一気に崩れかねないだけに注意を要する。まだまだ気を緩める事はできないな。

賛否両論あるが・・・

メルケル首相の取った突然の空売り規制には懸念の声も多い。同じユーロ圏諸国には打診すらなかったらしく一枚岩でない事が露呈した。メルケル首相はEU首脳は市場が国家を「ゆする」ことができないようにする必要がある、と主張している。これは市場と書かれているが正確には金融である。ある意味国家の金融支配からの離脱を画策していると言える。今までになかった動きであると同時に問題は多いが正しい選択である。市場が暴落しようが国家が金融に支配される状態からは脱しなければならないのは事実である。世界が金融支配から解放されるときは来るのだろうか?

混乱は続く?



ドイツの空売り規制が波紋になったのか、市場の混乱は続いているようだ。不思議なのはだからと言って今すぐ状況が変わるわけではない。特にゴールドポジションはそうだが、まさに道づれである。拾いたい人には願ってもないタイミングと言える。まあ、落ち着くまで待つしかあるまい。

強気なジェームス・ターク

ゴールドも他の相場につられて大きく下げてきた。しかし、1200ドルを超え最高値を更新してきている事もあり年内予想は強気のものが多くなっていた。わりと平気に1500ドルと出しやすくなったとは言えるが、ジェームス・ターク氏は年内1800~2000ドルとかなり強気だ。ただ、2000ドルに届かそうとするのなら止まって入られないか、恐ろしい角度で上がっていく必要がある。少なくともドルの大きな切り下げみたいなものは必要だろう。

http://www.mineweb.com/mineweb/view/mineweb/en/page33?oid=105069&sn=Detail&pid=33

ドイツの空売り規制は伝染するか?

ドイツは欧州国債のネーキッド(現物による裏付けを伴わない)の空売り、および同国債のCDSのネーキッドでの投機を一時的に禁止した。どうも最悪のタイミングでの発表だったのか、すべての相場が下げ下げ状態となった。相場はNOと言っているが、守るべきものにまずはシールドを張る作業をした。と言うことはよろしくない事が起こる可能性があると認識している事になるが、他の国はどうするつもりなのか?ちなみにフランスはドイツのような空売り規制を検討しないと言っている。怖いのはドイツはユーロ圏では最もしっかりしている国である。ここがこんな逃げを打つということは自分自身が真っ先に退避するかもしれないということ。ギリシャに引導でも渡すつもりか?

調整っぽい動きだが・・・

金価格が1200ドル前後まで下げてきている。正常な調整とも言えるが、少し違う点がある。今までなら金ETFもつられて大きく売られることが多かったが、今回は金価格が下げようとも残高はさらに増加している。金ETF購入の勢いには衰えが見られない。これは一通り調整が終了すると勢いよく飛び出すのかもしれない。

勝負はまだついてはいないが・・・

ここまではドルの圧倒的な勝利である。ユーロは地中深くに沈んでいこうとしている。仕掛けは格付け会社のギリシャ格下げや投資会社のCDS空売りなどで売り崩されたのが原因だとか言われている。狙ってやられた事なら見事としか言いようがない。その前はカリフォルニアのデフォルト疑惑が渦巻いていたが知らないうちに煙に巻かれて触れられなくなっている。経済規模から行ったらギリシャなんてカリフォルニアの比ではないが、メディアの捉え方はギリシャの方が数十倍大きい。同じ事を米国に仕掛けたら同じように崩れるのは恐らく間違いないが仕掛けるものがいるのかどうかだ。もし限界まで吸い込みつつあるドル相場や米国債相場が攻撃されて今のユーロ圏のような状況となったら地獄絵図になる。そうか金融規制法案の真の目的は最後に米国自身を守るためにあるということなのか。

EUはドイツ次第と言うことだが・・・



フランスのサルコジ大統領がドイツのメルケル首相に対してドイツがEUによる救済策を支持しなければフランスのユーロ離脱もあり得るとしてドイツの参加を強く迫ったと伝えられている。この内容が物議をかもしている。ドイツは内心救済策に対して消極的と思われる。今後、救済に必要な金額はどこまで増えていくのか見当もつかないし、救済の必要な国の数も増えるだろう。ドイツは出来る事なら自分自身がユーロ離脱をしたいはずである。どうやったら巧妙にユーロ離脱が可能なのか考えていたのではないのかね。それを先にサルコジに言われてしまったのは非常にバツが悪い。しかし、ユーロが存亡の危機に扮している事が見て取れる。

先週の金価格

5月   London   NY(COMEX)
10日  1196.50   1202.70
11日  1222.50   1231.40
12日  1237.50   1237.10
13日  1237.50   1232.60
14日  1236.50   1231.40

*いきなりの最高値更新には驚いたが、なんとか値を維持しているようだ。しかし、週末の下げ方も凄かったね。1220ドル割れまで下げたが、切り替えして1230ドルを維持した形。今週は波乱含み、ダウも商品も引き続き売られてドルと米国債に流れ続ける可能性もある。ユーロもガタガタだ。そうした中で、ゴールドが最後に切り替えしているのは大きかった。売られながらも値を維持する可能性があると言う事。金ETFも順調なようだ。

*金ETF残高1396.61トン+81.79(5/16現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

崩れ行くユーロ



ユーロ建て金価格が急騰している。ギリシャショックから特に上昇角に角度がついたか?そして1トロイオンス1000ユーロに近づいてきた。これはユーロドルの動きに逆相関するが本当に見るも無残である。やや演出過剰のような気もするが、確かに危ない感じがする。

危ない感じになってきた?

ダウがまた危ない感じになってきた。商品も全売りっぱい。キャシュ化もしくは米国債に資金が集中する。ドルインデックス強いね。ユーロがちょっと不味いか?来週も波乱の予感がする。ゴールドも最高値を更新しながらNY時間で叩き売られて沈没。だが、よく持ちこたえたとも言える。出来ればこの状況で上昇して欲しかったが、これで判断が難しくなってしまった。金ETFの残高も増加を続けており、先物での売りはあっても持ちこたえた理由はそのへんにあるのだろう。よって来週の予想であるが、売りはあっても値は持ちこたえてなんとか上昇すると予想しよう。

急増する金ETF

昨日一晩で約17トン金ETF(SPDRのみ)の残高が増えていた。先週も約30トン弱と結構な増加である。よくもまぁ、この高値で買えることと思うが、量が量だけに驚きも大きい。最近でこそ短期型のヘッジファンドなども金ETFを利用するようになったが、本来は年金基金の長期型のポートファリオに馴染むように設計されたのが金ETFを開発した経緯であった。ここで金ETFの残高が急増する事の意味は大きい。確実に金価格の下支えになっていくだろう。もしこのままさらに詰みあがっていくのならかなり底堅くなっていくと思われる。

どこまで上昇し、どこで止まるかだが・・・

よく上げてきたものだ。この短時間に。一時1245ドルを指していたようだが、流石に少し下げている。ゴールドには本来値段なんてものはない。中央銀行が発行する通貨には裏づけとして担保されるべき金準備が存在するが、その量はほぼ固定されている。つまり通貨価値が供給量の増加と共に希薄化されていくことになる。そのため通貨供給量に比例して金価格が上昇してしまうのが普通だ。この40年余りに増加した通貨量は天文学的である。しかし、金価格を天文学的に上昇させるわけにはいかない。そこで金価格を制御し、通貨システムを保護するメカニズムが考えられた。そいつがここに来て支障をきたし始めている。制御できなくなっている。どこまで上昇し、どこで止まるかだが・・・。

最高値更新なるか?



さっき見てビックリしたんだけど、ゴールドは1220ドルまで来ていた。一通り売り物もこなしたようだし、果たして今夜は最高値更新と行くのだろうか?眠れないとか言ってる人もいるようだし、久々に興奮してきたのかな?

ドルスワップ取引の復活



ドルが凍り付いて資金不足が生じていると書いていたが、やはり予想通りドルスワップ取引が復活した。ちょうど米国債を買うための実弾が尽きてきて困っていた時だけにこれは丁度良い燃料補給になってしまう。これで米国債の入札は問題なくクリア出来るだろう。まさか今回の一件はドルスワップ取引を復活させるための芝居だったなんて言わないだろうな。これを何回も繰り返せば米国は生き残るのかもしれない。あとは危険なデリバティブを解除すれば逃げ切れる。なんて考えてないだろうな・・・。

最弱通貨となったユーロ



この1年の主要通貨別感覚の動きを見るとユーロが最弱通貨となっている事が分かる。ポンドも散々駄目通貨と言われ、ドルも基軸通貨足り得ないと言われたが気がつけば今度はユーロが沈んでしまった。確かに資金の一部をゴールドにしようと思うのは自然な事なのだろう。

先週の金価格

5月  London   NY(COMEX)
3日            1182.30
4日  1185.00   1172.20
5日  1165.00   1175.60
6日  1185.25   1208.80
7日  1202.25   1208.00

*ゴールドは週始め上げ渋っていたように見えるが、ついに1200ドルを超えた。きっかけがあると急騰するということだが、果たして今週はコレを維持できるかだ。個人的には維持するだろうと思っている。ドル市場が凍りついていることによる混乱は続くだろう。米国債入札に危機が及びそうだがゴールドを売った資金ぐらいで米国債は買いきれるものではない。市場規模が違いすぎるからである。今回は米国債に買われすぎ感も強く。買い難い状況になっているのも大きい。株式市場にも資金が流れ難いことを鑑みると資金の一部がゴールドに流れる可能性はある。また、金ETFにも継続的に資金流入が起こっている。

*金ETF残高1367.54トン+80.11トン(5/9現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

来週はどっちに傾くか?

ゴールドは一時停止って感じだったが、上下動はやっぱり大きい。ダウはさらに売り込まれた。米国債も買われすぎからやや売られている。金融市場は凍りつき資金調達がままならない。ドル不足になっているようでまるでリーマンショックを思い起こさせる。来週はどっちに傾くのだろうか?しかし、ドル市場が凍りついているとなると米国債の入札は厳しいように思える。下手をすると長期金利が跳ね上がる。このへんに対してはFRBが対策してくるかもしれない。昨夜は前日の行き過ぎを修正する動きであったが状況の急激な改善は難しいと思われる。また、金ETF残高は継続的な増加を見せている。この流れは継続すると予想しよう。

いきなり1200ドル突破とは驚いたが・・・



今日は朝起きていきなり驚いた。ダウの暴落にも驚いたが、ゴールドの逆行高にも驚いた。そして金鉱株の逆行高にである。これまでは金鉱株はダウに連動する事がほとんどであったからだ。この動きは私が待ち望んでいた最終形態でもある。だが、1日の動きではまだ分からない。これが継続しなければならない。しかし、凄かったな。すべてのものが売られて、買われたものがドル、米国債、円、ゴールド、金鉱株などか?しばらくこの状況が続くと考えてよいのかどうかである。私は良いように思うが、いかがだろう?

今だ読みきれず・・・

ダウの崩れとともに世界のあらゆる市場に影響が出るこの状況は依然として変わりがない。例外は米国債市場だけなのか?ゴールドは意外と早く立ち上がりそうだが、金鉱株は依然としてパッとしない。当初、リーマン・ショックから最も立ち上がるのが早いのはBRICSだと言われていた。順調な国もあったが、最も公的資金を投入して景気刺激を行い賞賛されていた中国の株式市場は立ち遅れている。むしろ危ない危ないと言われていた米国の方が好調と言える状況である。その米国にギリシャショックの余波が降りかかるとそれが世界に伝播する。結局、すべての市場は今だ米国中心で動いている事に変わりはないのである。しかし、ギリシャは欧州の小国である。それでもこれだけの影響が出てしまう。これから確実にポルトガル、スペインへと続く。もちろん英国も忘れてはいけないがめぐりめぐって再び米国にたどり着いたときの最大震度はかなりの大きさになってくるように思える。どうも株は危険な状況となる可能性もありそうである。ゴールドは上手くいくと逆相関っぽくなりつつあるが、金鉱株はまだそうではない。リーマン・ショック級の事態が起こるのであれば対応を考えておかなければならないのかもしれない。

そろそろ大型買収が出てきても良い頃だが・・・

オーストラリアの産金大手ニュークレスト・マイニングはリヒール・ゴールドを買収することで合意したと発表した。ニュークレストがリヒールの全株式を取得する。買収総額は約95億豪ドル(約8300億円)。買収後の金生産量は年280万オンスで世界第5位になるとしている。現在は金価格に対して金鉱株指数は歴史的安値にあると言ってよい。各社CEOの将来の金価格に対する強気発言からもM&Aは積極的に起こるはずである。やっとそれらしい案件が出てきたように思う。今後はこの動きが加速するだろう。

昨夜は何が起こったのか?

昨夜のダウの下げには驚いたが、その後のメディアの説明では欧州での債務危機がギリシャ以外の国にも波及するとの懸念が強まったためとされている。225.06ポイントの下落とはまたよく下げたものである。同時にユーロが叩かれドル上昇。また、ギリシャが大幅な歳出削減計画を遂行できるか懐疑的な見方が広がり安全資産としての米国債が買われたようだ。商品は一部を除いてほぼ下げている。ゴールドに関しては安全資産としての上昇が考えられたが、事前に金リースレートの不穏な動きから下げる事が想定されていた。この状況での金価格上昇が阻止された形だ。ということは今回のダウの大幅な下落は予め想定されていたものなのか?

もとに戻っている金リースレート

以前にもあった事だが、一晩で金リースレートがもとの値に戻っている。昨夜の動きが非常の大きく上げて下げていたが借り換えでもしていたのだろうか?いぜれにしてもおかしな動きである。水面下でよからぬ動きがあるだろう事は間違いなさそうである。だが、金価格の方は今夜も堅調そうではある。理想を言えば1200ドルを突破して欲しいものである。

オーストラリアの鉱山業税率アップ

マーク・ファーバー氏も少しコメントしていたが、2012年の7月からオーストラリアの鉱山会社の税率がアップする。なんと驚くなかれ利益の40%が課税されるらしい。アホみたいな税率だが、実行されるとかなり厳しい。当然、金鉱山企業にも適用されるがオーストラリアの金鉱山は確かコストが高めだった。これは国際競争力の低下につながり生産量の低下につながるだろう。南アフリカに続いて生産量の低下する国が増えることになりそうだ。これは金価格的には上昇圧力となる。

http://www.gata.org/node/8599