米金融規制改革法案が成立すると・・・

米金融規制改革法案が成立すると政府支援を受けた銀行はデリバティブ取引業務を分離することが義務付けられるなどデリバティブ規制が行われるらしい。ほとんどの米大手銀がコレにあたる。昔のグラス・スティーガル法の時代に戻るような感じだろうか?非常に良い事だと思うが、どうも多額の資本を必要とするデリバティブ業務を銀行本体から切り離すことになるとデリバティブを扱う分離会社は850億ドルもの資本不足となる可能性があると言う。個人的にはデリバティブ取引は消滅させても構わないと思うが本当にデリバティブ会社は封鎖の可能性もあるようだ。銀行にとってはドル箱収入だけに死活問題であるが、なんとしても法案成立を祈りたい。これが世界中で適用されたらゴールドは鎖から放たれることになる。JPモルガンの呪縛から放たれる日が来るのだろうか?
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金価格高騰とは言うけれど・・・



金価格高騰とは言うけれど、1970年代の金高騰時と比べると現在の上昇など大したことないのがよく分かる。その当時はニクソン・ショック後の石油シュックなどもあり混乱していた。2000年代に入って金価格は毎年上昇を続けているが行儀の良い上がり方であると言える。果たして1970年代のような急騰劇が起こるのだろうか?

金ETFに継続買いの動きあり

どうも金ETFに継続買いの動きが出ているようだ。残高がじわじわ増え始めている。ギリシャの大幅格付け引き下げでソブリンリスクに注目が集まる中、金利の急騰をもたらした。この事件は大きかったのだろう。また、FOMCにおいて低金利が長期間継続しそうだということからゴールドが見直され始めたことからであろう。この動きはしばらく続く可能性があり、金価格も再び1200ドルを見る可能性が高まったと言える。

上を向いて歩こう

ゴールドもどうやら上を向いて歩こうという感じになりつつあるようだ。しかし、大きく上に動いているがしっかりと売りは入っており過熱感はいくらか沈静化されている。金ETFもこのまま残高が増えていくような動きを見せている。米国でも欧州でもこのままソブリン・リスクが語られ続けるようになるとさらに金ETF残高に影響を与えるものと予想する。金鉱株にこの動きが連動するのはもう少しずれるように思うが相対的に割安感が目に付く。

脱落組がハッキリして来た

スタンダード&プアーズはギリシャの長期債務格付けを3段階引き下げ、投機的要素が強い「ダブルBプラス」にした。今回の格下げは本気と見た。いよいよギリシャ国債がジャンク債扱いとなってしまったが、ここから自力での復活はないと思う。連休中に何か起こる可能性が出てきたかもしれない。また、ポルトガル国債の長期信用格付けも2段階引き下げ「シングルAマイナス」となっており、脱落組が鮮明となってきた。ギリシャはエンジンルームに火が入ってしまったのだ。どうする?

ギリシャは助けられない?

各国のギリシャ支援策の総額は約300億ユーロ。結構な金額だがさらにIMFが100~150億ユーロ追加する。だが表明はしていてもこの金額で実施されるかどうかは分からない。今のところは口先介入である。現にドイツはギリシャ政府による財政赤字削減努力が十分でない場合は支援を拒否する可能性があるとしている。だがこの不景気で雇用がままならない最中に財政赤字の削減を行ったらさらに厳しい状況になるのは目に見えている。実際は国内景気を刺激するために財政支出を増やすべきなのだ。これではヘビの生殺しに近い措置である。彼らにとっての理想的なシナリオはギリシャが自らユーロ圏を離脱してくれる事である。その後でデフォルトさせることが最も被害を最小化できる最良策である。ギリシャ国債の金利急騰はデフォルトへの懸念を表している。

常に長期金利は急騰の危機にある

米国債入札を前にまたまた金リースレートがマイナスに転換している。嫌な感じだ。今年の金価格はドル高であってもさして下げなくはなったが、米国債入札には神経質に反応する傾向は生きている。ドル高であっても下げない金価格は間違いなくソブリンリスクを反映しているものと思う。これに長期金利の上昇が重なるのは絶対に不味い。微妙な駆け引きが続いているのだと思うが、ここでもう1つ円安になるとすると・・・。共倒れは避けたいものだが・・・。

なぜIMFなのか?

ギリシャ支援の交渉がIMFとの間で始まっているらしい。なぜIMFなのか?EU内では話が纏まらないのか?支援は決まっても実際に手を下すのは躊躇する。悪いのはギリシャ自身で本来なら切り離して破綻させるのが正解だからだ。しかし、ムゲに出来ない理由もある。ここでギリシャを切り捨てるとその他のPIIGSもユーロを離脱すると言いかねない。下手をするとユーロ崩壊の可能性があるのかもしれない。ドイツはむしろそれを望んでいるかもしれないがフランスはドイツをつなぎ止める物がなくなってしまうことに対する恐怖感があるだろう。ユーロはドイツを押さえ込んでいたものだからだ。さて、どっちに転ぶのだろう?

先週の金価格

4月   London   NY(COMEX)
19日  1136.25   1135.20
20日  1144.75   1140.40
21日  1143.00   1146.20
22日  1133.75   1141.30
23日  1139.50   1157.50

*最後は急騰して終わった先週だが、動く時はいつも唐突で理由そのものが分かりづらい。このへんまで来ると上に抜けやすいはずだがいつも何かが起こって押さえられる。今回はどうなるか?金ETF僅かな減少があった。

*金ETF残高1319.55トン+78.31トン(4/25現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

経済回復が予想以上?

G20が閉幕した。共同声明が発せられているが経済回復が予想以上との事。えっ、と思うが今日も米地方銀行が7行破綻している。大手銀だけが救済されてぬくぬくと生き延び地銀がバタバタと倒れていく現状を見て経済回復が予想以上とはどういうことなのか?ギリシャ問題も大して取り上げてないし、人民元問題も触らぬ神にたたりなしか?なんか形式的な会合に終始している気がする。これで大丈夫なのか?

コモディティの時代と言うけれど・・・



コメディティの時代と言うけれど、これから先もこんな風に行くのだろうか?実際株式市場と商品市場は逆相関すると言うが、過去の例を見るとそのようにも見える。しかし、相場の大きさも極端に異なり上記グラフのように資金移動が起こっているのならマネーが吹きこぼれてしまう。また、経済的背景からこの後さらにコモディティ価格の上昇が起こると恐ろしい事にもなる。さらに背景には債券や通貨の問題もあり非常に複雑である。

ドイツはユーロを脱退した方が良い

今晩のゴールドも動きは荒っぽそうだ。昨夜もそうだが上がりも下がりも忙しない。どうもしっくりこないね。ギリシャがまた危なっかしくなっている。弱小国はドイツにおんぶに抱っこである。こんなのが続いたら切れるんじゃないだろうか。下手をするとユーロは分裂の危機が来るのかもしれないと思い始めてきた。それは得をする国、損をする国がハッキリしすぎているからだ。明らかにドイツはわりをくっている。これなら離脱してマルクを復活させた方が良い。

新100ドル紙幣の登場だが・・・



ついに新100ドル紙幣が登場した。偽造防止のために3Dなどの最新ハイテク技術を駆使した新しい100ドル紙幣のデザインである。新紙幣は2011年2月10日に発行され、流通後も現在の紙幣も利用できるようだ。さて、こいつの登場はいろいろな憶測が流れていた。新通貨への移行の布石だとか、ドル切り下げを仕掛けてくるだとか。実際、来年にならないと使えない以上なんとも言えないが本当の狙いはなんなのかね。現在、発行されている100ドル紙幣の3分の2は海外で流通しているらしいが、そうなると国内というよりも海外要因と言える。流通額は総額8900億ドル。ただ事じゃない額だ。

高収益体質が戻ってくるか?

紫金の2010年第1四半期決算が出ているようだ。どうも40%の増益らしい。久しぶりに大きな増益幅である。高収益決算を叩き出すサイクルが帰ってきたのか?今年の金価格は1年前と比べると30%程度上回っており収益を後押ししている。また銅価格もかなりの水準に来ておりこのまま高止まりするのだろうか?いずれにせよこの状態が数ヶ月続くようだと2010年半期決算はかなり期待できる。一昔前の決算の度に暴騰する紫金に戻ってくれるだろうか?

銀行が悪の枢軸になるとは・・・

大手米銀たちの好決算を見てため息が出てくる。普通、銀行の好決算は好景気を連想させる。ところが今は不景気真っ只中。どうなってるのと言いたい。銀行が正常に機能していればより多くの資金を企業に融資し、不良債権化せずに回収できていれば当然好決算になる。本来、銀行は経済の潤滑油になるものである。ところが銀行の貸付が一向に増えずにやっていることはマネーゲーム一辺倒。ズルをして貧乏人からお金を巻き上げて好決算をたたき出している企業が世の中のためになっているとは到底思えない。だから訴えられても誰もかわいそうだとは思わない。しかし、これで金融規制法案が進み易くなったかもしれない。デリバティブ取引が行い難くなり透明性も増してくるだろう。結果的に金相場にはプラスに働くだろう。

ゴールドマン・ショックの根の深さ

ゴールドマン・ショックが表面化してきたことの意味は大きい。実際、CDOを販売しながらその裏で系列ヘッジファンドがショートして二重にボロ儲けしているという話はよく聞く。今回それが表面化したのだが、立証されたら凄い事になる。これらは氷山の一角で多くの同じような案件があるだろうと思われるからだ。今、一番困っているのは恐らく年金基金だろう。カルパースなどはかなり被害を受けているらしく将来の支給額の減額が視野に入る。一般人は将来の保障に支障が出始め、一部の富裕層たちはさらに裕福になっていく。投資とはゼロサムゲームであるから一般大衆の損失は誰かの利益になっている。損失ばかりが伝えられるがその裏で利益を得ている人間は存在するのだ。その1つがゴールドマン・サックスである。

人民元切り上げ騒動の謎

フォーリン・アフェアーズを見ると人民元に関してのレポートの多さに驚く。もちろん人民元の切り上げについての記事である。特に4月号の記事なんかは「中国の人民元切り上げの先送りはもう許されない」ときたもんだ。しかし、ここで数%切り上げたところで膨大な米貿易赤字は大して減っていかない。中国からの米国への輸出は減るところまで減っている。少なくとも先送りは許されないとか大騒ぎをする状態とは思えない。他に理由があると考えるのは私ぐらいだろうか?ドルに何かが起こると考えれば理解できる。単なる想像にしかすぎないが・・・。

先週の金価格

4月   London   NY(COMEX)
12日  1158.75   1156.00
13日  1148.25   1151.10
14日  1153.75   1154.80
15日  1154.50   1158.80
16日  1151.50   1136.80

*上げ下げしながらも1150ドルを挟んだ動きだったが、最後のNY時間で大きく下げた。ご存知のようにゴールドマン・ショックである。系列のポールソン&カンパニーにも飛び火した事でゴールドは大きく崩れた。今週も影響が残ると見たほうが良いかもしれない。金ETFは動きなしで先物中心の売りだったようだ。

*金ETF残高1320.48トン+76.48トン(4/18現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

ゴールドマン・ショックは偶然か?



SECによるゴールドマン・サックス詐欺容疑事件、別に驚くことでもないが、本気でやろうとしているのか?実際、立証はかなり難しいとされているし、単なるエサとして使われている可能性も否定できない。お陰で株式市場は下げだすし、商品関連も大きく下げてしまった。特にゴールドはしこたま下げている。なんでもこの一件で安全資産として米国債が買われているとか、ほんとかしら?長期金利は落ち着きだしたようだ。なんとも臭い一件であるが見事してやられた。

人民元の変動相場制移行

人民元がいよいよ変動相場制への移行を正式にアナウンスされたらしい。地味に書かれているが中国外務省ウェブサイトで公表された国家主席のスピーチとのことだから事実だろう。まあ、ジェスチャーだけでなかなか進めない可能性もあるが、このニュースを週明けに相場がどう捉えるのかが興味深い。過去に中国が段階的に人民元を切り上げた時は香港市場も資金流入等が起こり活況を極めた。いわゆる中国株ブームが起こっていた頃である。あの時は何を買っても儲かっていた頃で今や懐かしい。人民元が切り上がるとその分の資産価値は跳ね上がるため銀行や保険関連銘柄は魅力が大きい。銀行銘柄のチャートを見ると丁度1ヶ月前から買われておりやや落ち着いたところにある。まあ全般にこの1ヶ月はそういう傾向にはあるが臭いな。ある程度の資金流入は想定されているのかもしれない。

持続不可能な金価格?

GFMSは現在の金価格は持続不可能なものであると警告している。宝飾品需要は年々減少の一途を辿っており価格高騰の影響をもろに受けている。それに対して投資需要が上回るという大きな需要の転換が起こった。現状の価格では宝飾品需要が回復する事はないだろう。そういう背景もあり、スクラップが物凄く出てくる。公的売却が底を突きつつあるのとは裏腹にスクラップが需給を緩める。確かに微妙なバランスではある。計算し難いのは中国の動向で金生産は増加の一途を辿るが輸出されることはなく国内に留まるだろう。逆にこれから輸入が増える見込みであるためこれまた微妙なのだ。個人的にはGFMSの予想はスルーするが頭には入れておく。

景気回復期待は本物か?

インテル、JPモルガンなど好決算が続く。おいおい、ホンとかよ!と言いたくなる。その結果、ダウの上昇に勢いが付いた。こいつはしばらく上げていくのか?ドルインデックスは80割れすれすれまで行っていたが跳ね返ってきた。80以下にはしたくないようだな。ゴールドは1150ドルを挟んだ動きか・・・。下げきらずに踏みとどまるね。上に上がる可能性の方が高いのかもしれない。原油が大きく上げたが、景気回復を反映しているのか?それとも・・・。バラバラに動かれると分かりづらいのが難点。

コメントが増えてきたということは・・・

コメントが随分と増えてきたな。ということはそれなりに佳境に達しつつあると言う事か?複合的にあらゆるリスクが蓄積されつつある。いったいどこから吹きこぼれるのか?そうした中で物騒な事件が続く。ポーランド大統領機墜落事件、これは本当に事故なのか?タイでの混乱、CIAは絡んでないのか?そして核テロときたもんだ。これまでのパターンだとどこかで事件が起こるというシナリオで最終的に世界中が巻き込まれる。最後は戦争ですべてをうやむやにしようというのか?しかし、相場はそうはいかない。混乱は必至なのだ。

常識的には限界に近い銅価格



銅価格も常識的には限界に近づいてきたと思う。過去の最高値には及ばないが原油よりもこちらの方がよりピークに近い。しかし、ゴールドマン・サックスはまだ上がると言っているようだ。確かに米景気回復が本物であればインフレは本格化するだろう。メディアも景気回復を誘導しているように見える。だが偽物だった場合、この上昇は非常に不味い傾向だった事になる。商品価格の上昇は景気の回復があってこそ始めて正当化されるし、許される。そうでなければどこかで暴動が起こる可能性がある。

中国貿易赤字化

中国が6年ぶりに貿易赤字に転落してしまった。予想はされていたが思ったより早かったか?輸出は4ヶ月連続で前年比ダウンである。今回は輸入の大幅な増加があってのことなので意図的に貿易赤字化を狙ったとも言えなくもない。要するに人民元を大幅には切り上げたくないとの意思表示なのか?それとももう米国債は買いたくないと言いたいのか?そういう背景が見え隠れするのは確かである。米長期金利には上昇圧力がかかりそうな気がする。そうなると今週の金価格もじわじわと買われると見て良いのだろうかね?

先週の金価格

4月  London   NY(COMEX)
5日           1130.80
6日  1132.75   1134.30
7日  1142.00   1148.00
8日  1148.00   1151.20
9日  1152.50   1161.40

*先週は非常に綺麗な上昇だったようですね。こうして見るとほぼ一直線です。チャートを見るとほとんどNY時間での上昇なんですけど。やっぱり怪しい?この調子が続けば今週は1200ドル近くまで来ますが果たして・・・。金ETFは買われています。

*金ETF残高1321.10トン+76.94トン(4/11現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

デフレとは何を指すのか?

日本のデフレ化は凄まじい勢いで進んでいるように見える。吉野家の牛丼の安さと言い、コンビニ298円弁当しかりである。これで雇用が守れるのかと心配になってくる。売れないから値段はどんどん下がっていく。しかし、ゴールドや原油価格などは上げてきている。本当にデフレなのか?と言いたくなる。それぞれの国内通貨ベースで見た場合、確かにデフレになっているのだが、ゴールドや原油を基準に見た場合は完全なインフレ状態が続いているのだ。ここでゴールドを否定する事によって実在するインフレを封印することが出来るのである。だが、この現実にやがて多くの人たちが気がつくときがやってくるだろう。そして騙されていたことに気がつくのである。

乗り切れない金鉱株指数

ダウは驚いたことに一時11000ポイントを超えていた。まるで本物なのかと思わせるような動きである。金価格も予定通り?順調な推移だった。だが金鉱株の動きはやや鈍くはないか?ダウの動きと比べると金鉱株指数の動きは弱いし、ゴールドに対しての金鉱株の動きも弱い。相対的に金鉱株の動きは出遅れ気味である。それを示すようにGold to XAU Ratio は6.56である。ゴールドが先で金鉱株が後になるこの動きはもう長いこと維持されている。そろそろ一旦裏返っても良い頃だとは思うが・・・。

長期金利は跳ね上がるか?



米長期金利は重要な局面に差し掛かろうとしている。このまま上昇していくのか?ここに来て人民元切り上げの話題が広がっているが、これは偶然なのだろうか?人民元の切り上げは米国に良い事のように伝えられているがそうでもない。今まで中国は膨大な利益を米国から得ていたわけだが人民元を切り上げ始めるとそれは減少し始める。今までは有り余る外貨準備(ドル)で米国債を買い支えてこれた。それが出来なくなるのである。当然、米長期金利には上昇圧力が掛かる。このまま4%を突き抜けていくのではないか?どっちに転んでも中国が悪者にされるような気がしてきた。

相変わらずNY時間に左右される



露骨にNY時間に左右される金価格だが、このまま週末を上昇基調で終われるかどうかは大きい。しかし、NY時間以外がほぼ横ばいで推移しているというのはイカサマの臭いがすると言われても仕方がなかろう。