危険な香りがしてきたな

どもうAIGが追加支援を求めてきそうだと言う。2009年第4四半期は72億ドルの赤字だったらしい。一応徐々に良くはなっているように見えるが実際は火の車だろう。ファニーメイも2009年第4四半期は163億ドルの赤字でこちらも153億ドルの公的支援を要請すると言う。米国は今年は昨年以上に財源確保に苦しむ事が考えられる。米財務省はご丁寧にも2009年12月末時点の中国の財務省証券保有高が8948億ドルに達し最大保有国だったと言い直している。やっぱりこれは重要な事だったのね。個人的な意見なんだが米住宅価格はそろそろもう一段下げ始めると思っている。これが現実となると米財政状況はさらに苦しくなる。恐らく今年の何処かでダウは激下げするとの予想となるのだが・・・。
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先週の金価格

2月   London   NY(COMEX)
22日  1115.25   1104.50
23日  1107.00   1103.50
24日  1103.00   1097.20
25日  1094.50   1106.60
26日  1108.25   1117.90

*先週は1100ドル前後でウロチョロしていました。IMFのゴールドは結局中国が買うらしいと言う噂もありニュースは事欠かなかった。個人的には非常に忙しくそれどころではなかったが・・・。金ETFはもう1つかな。

*金ETF残高1293.44トン+76.67トン(2/28現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

債務を減らすには人民元切り上げだが・・・

再び人民元の切り上げが注目されているようである。なにやら人民元はドルに対して41%ほど過小評価されているという。実際の価値を図るのは難しいが素人目に見ても人民元が安めに設定されているのは分かる。ドル安につられて下げていた人民元は周辺諸国に負の影響を与え始めている。また、中国国内的にもインフレという副作用を呈し始めてきた。今後の中国政府の対応如何によって次の世界観が変わってくるのかもしれない。米国はドル安による効果で債務を圧縮することと国内産業を支えて雇用の創出をしなければならない。これは絶対に避けられない問題でもある。中国も米国への輸出が回復してこないのであればドルペッグにこだわっている意味がない。ここで人民元を段階的に切り上げ始めるのも1つの手段ではある。41%の切り上げは有り得ないが、もし実現したら恐ろしいことになる。つまり中国自身の購買力の増加は海外資産買収を容易にするからである。人民元資産価値が41%増加するのは敵対的買収を考えると物凄い効果を発揮する。もちろん人民元切り上げ効果は香港市場をも直撃する。香港市場への資金流入が加速するからである。株価の高騰はより敵対的買収を容易にする。また、国内のインフレ沈静化にも貢献できるため人民元切り上げのメリットは大きい。ドルペッグが輸出回復につながらない事を確認したら中国は人民元の切り上げを始めるだろう。

ユーロ建て金価格高値更新



ユーロ建て金価格が高値更新していると沸いている。非常に重要な事だと思うが、上のチャートはドルもユーロも結局長い目で見ると同じような動きに収束していくだろうと言う事。近いうちにドル建て金価格も高値更新していくだろう。これはユーロ安だとかドル安だとかそう言った類の問題ではない。

米国債バブルはどこまで続く?

依然として不透明な相場展開が続いている。ダウは不安定ながらもなんとか踏みとどまってはいる。香港市場を見ても出来高が上がらずややしょぼい。米国債が買われ続けている理由は資金の行き場が無いからだと思うが最後のバブルを形成しているようだ。ギリシャ問題も丁度良いタイミングであったが、より一層米国債へと資金が流れ易くなる道筋を作ったと言える。今は債務リスクが取りざたされているが大量に発行されている米国債も例外ではなくCDS等の空売りにより潰しに遭うリスクも存在する。それからが本当の最後のバブルだと見ているが・・・。

中国はIMFから金を買わない?

中国はIMFから金を買わないと言っているらしいが、買うつもりならとっくに買っていると思う。市場での売却になったのには理由があるはずである。個人的には行き先が決まっているのではないかと思う。行き先不明のまま売却が進みすべて整理されると見る。行き先はすべて米国でCOMEXでの空売りからの足抜けの清算に使われる。しかし、200トン程度では足らないのではないか?清算しなければならないのであれば金価格は急騰する。だから金ETFを巻き込んだ。これにはボルカールールの実施が裏に潜む。

逆相関から相関へ



ゴールドはこうやって見るとドルとの逆相関から相関へと動きが変わりつつあるのがよく分かる。もうしばらくしないと完全に切り替わったとは言えないが、かなりドル高に抵抗している。しかし、ここん所はお互いにらみ合いが続いている感じだ。

綺麗に抜けてはいるが・・・



ゴールドは綺麗に上に向かって抜けてはいる。トレンドとしては↑で良いと思うのだが勢いはやや弱い?IMFの影響なのか?

平和と言えば平和だが・・・

世界の注目は今、バンクーバーに注がれていて平和なひとときを迎えているとも言える。金融市場の方は一息と言ったところなのだろうか。ダウはなんとか踏みとどまったし、ドルインデックスも80前後で落ち着きだした。金価格はじわじわと上げてきているが急騰といった感じはない。金鉱株は非常に地味である。他の株に埋没してほとんど目に付かない。しばらくこのまま行くのかもしれない。個人的にはドル安予想のはずなんだが、思った以上にドル高が続いている。もっとも外因性のドル高ではあるのだが、上手くバランスしてドル安を止めたのだとも言える。言うなればギリシャは生贄にされたのかもしれない。ギリシャが時間稼ぎだとしたら次のサイクルのドル安はかなりキツイものになるだろう。もちろん有効な対応策でも準備されるのであれば話は別だが、そんな魔法はそうそうあるものではない。ある意味現在の金価格は素直に事実を反映しているのかも知れない。そうであるのなら今度ドル安に傾いた時はかなり期待できるとも言えよう。

鉱山会社のヘッジは減っているが・・・

Gold Hedging Report-Q42009が出ている。順調に金鉱山会社はヘッジポジションを減らしてきている。ちょっと見落としていたのだが、2009年のQ3に住友金属鉱山が大きめのヘッジポジションを取っていたとは驚いた。気がつけば住友金属鉱山はアングロゴールド・アシャンティに次ぐヘッジポジション第2位である。バリックが綺麗にヘッジを解消しているのに逆行するようなことをやるとは意図があってのことなのだろうか?最近セットされたこの取引価格ってどうなんだろうね?見た人は感想をお聞きしたい。

http://www.kitco.com/reports/fortis_february2010.pdf

先週の金価格

2月    London   NY(COMEX)
15日   1098.25   1099.50
16日   1115.25   1117.80
17日   1119.00   1106.80
18日   1118.00   1108.10
19日   1112.75   1117.10

*1100ドル回復は思ったよりスムーズであった。その後はやや横ばい。ドルインデックスが反転上昇し始めたのは昨年12月頭ごろからだっただろうか。金価格も一旦ピークを打ち下げ始めた。その後一進一退を繰り広げ現在に至る。今週はIMFの金売却がどの程度影響するかだが、個人的には現状のレベルを維持すると見ている。金ETFはやや買われている。

*金ETF残高1295.12トン+77.44トン(2/21現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

独自の道を歩みだすか?



ドルインデックスはまだ80を超えている。その割りにゴールドは健闘しているとは言える。今こそドルの鎖を断ち切れ。来週からは市場でIMFの金売却が始まると言うのによく上昇したものだ。

通貨戦争第2幕



ここで米国が公定歩合を引き上げるとは想定外であった。しかもドル全面高とは恐れ入った。出口戦略などと言っているが、そんな格好の良いものではないだろう。ドル防衛線を張っているに過ぎない。米失業率は高止まりしておりFF金利を上げられる状態ではない。これはドル危機が迫っているのではないのか?ドル全面高にも関わらずゴールドは下げて来ない。さあ、通貨戦争第2幕が開ける。

現物をペーパーゴールドで決済?

なにやらCOMEXのルールが変更されるのか?先物の決済をペーパーゴールドの金ETFでできるようになるとか。要するに金ETFは市場を介して現物に出来るということか?また、金ETFポジションを持っていれば先物市場で空売りも掛けられるのか?そうなると大きなポジションを持っているソロス・ファンドの大規模空売り攻撃も起こりえると言う事か?ゴールド大暴落発言とはそういうことなのか?なにやらきな臭い話になってきたぞ。

http://www.kitco.com/ind/Lewis/feb172010.html

究極のババ抜きゲーム

どうも日本の米国債保有高が中国を抜き首位に立ってしまったらしい。中国は11月に続けて米国債残高が減少しており、2009年12月時点で7554億ドル(約68兆2000億円)となっている。12月中に342億ドル(約3兆900億円)を売り抜けている模様。その結果、115億ドル(約1兆400億円)を買い越した日本の米国債残高が7688億ドル(約69兆4000億円)となり首位に浮上した。ついに日本は究極のババ抜きゲームの首位に立ってしまったのだ。この調子で郵貯マネーまでつぎ込んだらどこまで膨らむのやら。しかし、これで最近の米国の中国に対する対応の訳が見えてきた気がする。台湾に対する武器輸出やオバマのダライ・ラマとの会談など中国の感情を逆撫でする行為を行っている。これは米国債売却に対する報復行為なのか?どうも今年になってからの米中関係はおかしい。そのあおりをくって日本が米国債の受け手になってしまっている。米国は日本を捨石に使おうと言うのだろうか?冗談ではないぞ!

弱みを見せたら一貫の終わり?

ここ最近のユーロの崩れ方は目を覆うがギリシャ問題から一気に売り崩された感がある。どう考えても統一通貨というのは無理があるように思える。割と底堅いドイツとどうにも不味いギリシャが同じ通貨を用いるのはいかにも難がある。そこに投機筋が付け込み空売りを仕掛けたと言う。ボルカーが言うようにヘッジファンド、エクイティファンド、自己勘定取引も駄目駄目というのも分かろうと言うもの。まさに世界を混乱に陥れている根源とも言えるからだ。こいつがドルに起こったらどういう崩れ方をするのだろうか?勿論、十分な準備段階を経て仕掛けるものが必要なのだろうけどね。ひょっとすると先に日本が売り崩される可能性もあるのだが・・・。

1100ドルを回復したゴールド

sc2 15

ゴールドが1100ドルを回復しているようだ。思ったより早かったな。まさか今日とは・・・。ドルインデックスはまだ80以上を示しており、逆風のなか力ずくで乗り越えてしまったかのようだ。このままドルとの逆相関を断ち切るのか?また何故そうなっているのかが重要な問題である。

もう一度抜けるかどうかだが・・・



3度目の正直ってやつかな。今度こそ抜けていくだろうか?綺麗に抜ければ・・・。

先週の金価格

2月   London   NY(COMEX)
8日  1064.00   1061.40
9日  1071.25   1077.60
10日  1069.50   1070.70
11日  1076.25   1092.60
12日  1082.00   1092.40

*なぜ金価格が回復してきたのか説明できる人は少ないだろう。ドル高でもデフレでもゴールドが上昇するということが認識されだすんじゃなかろうか。今週は1100ドル回復すると見ていますが、果たしてどうか?金ETFはSPDRが少し買われだしている。

*金ETF残高1294.27トン+77.44トン(2/14現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

正念場を迎える日本の景気

トヨタがあれだけ米国で叩かれるのは容易ならぬことである。今後あぐらをかいた商売は出来ないだろう。米国自身国内産業重視の政策を取る事になると思われる。となるとこれからはより現地生産率を引き上げた経営をしていく必要が出てくる。さらにここ数年の為替の動きは異常事態であり輸出産業の利益構造に大きなダメージを与えている。日本国内の工場封鎖、海外移転の動きが加速していくと思われる。国内の人員削減は避けられないためこれからさらに多くの雇用が失われる。泣きっ面に蜂だがサブプライムによる景気悪化に為替が追い討ちを掛けてにっちもさっちも行かなくなってきた。せめて為替が安定していれば利益計算はしやすいのだが、為替が不安定なだけですべてがぶち壊されてしまう。結局、現地生産、現地販売が最もリスクが少ないことになる。日本の工場は基本的に国内分のみの生産で出来るだけ現地化する方向に動くのではないか。日本企業の利益は国外で上げるため順調だが国内の雇用は失われて貧困化が進んでいく。現在の米国の状況は未来の日本の姿である。どうするのか腹をくくらないといけない時が来ている。

1100ドル回復間近に・・・



気をもむ金価格は一昨日の急騰があったからだが、昨夜もなんとか値を維持したので1100ドル回復が間近に迫った感じがしてきた。相変わらずボラティリティは大であるが、来週1100ドル回復となれば一息つけるか?

ボルカーの真の狙いは?



新金融規制案(通称ボルカールール)が発表されて金融機関に動揺が走る。なぜボルカーはこんな案を出してきたのか?これが実行されると投資銀行的行為がかなり抑制される。ヘッジファンドに投資しては駄目、エクイティファンドもいけないし、自己勘定取引もコモディティーのトレーディングも駄目となったら昔の大人しい商業銀行みたいだ。実際どういう形で纏まるのかは分からないが、なんだかグラス・スティーガル法の復活みたいな感じがする。実際、AIGを介した未決済のCDSはかなりあるんじゃないかと思うし、これから問題になる裁定取引もかなりあると見る。すべての取引を一旦チャラにでもしないと不味いということではなかろうか。こうして大銀行すべてを市場から締め出してから大掃除をする。ルールの改定である。ボルカーは重大な任務を背負っているのではないだろうか?

ドルの復活?

何やら2008年11月以来のドル高予想となっているらしい。リーマン・シュック以来と言う事だから長く続いたドルの下落に終止符が打たれるのか?欧州の一部諸国の財政悪化が世界景気の回復に打撃を与えるとの懸念が背景にあるようだ。特にギリシャ問題が取りざたされるが、後ろにはスペインやポルトガルも控えている。それらの国に対する対策は不透明だが最後まではっきりしないだろう。それはこれまで一方的なドル安に欧州は困窮していたからだ。米国自体の状況が改善しているわけではないので金価格は最終的に下げきらずに留まる動きとなるだろう。

未だ米国次第なのだが・・・

最も経済規模が大きく、最も流通している通貨を持つ国は米国である。よって世界の情勢は依然米国次第である事に変わりはない。なんだかんだ言っても未だこの状況に変化はないのだ。ダウが持ちこたえているのも米国にまだ底力があるからなのだろうし、ドル高基調なのもまたしかりである。ここまでのところソフトランディングが上手くいっていると言って良いのか?金価格も急騰はなく混乱は見られていない。今後は落しどころを模索しつつシステムチェンジのタイミングを図ると言ったところだろうか?国家債務問題がクローズアップされる昨今借金棒引きに掛ける米国は強引な手法を用いる可能性が高い。しかし、残念ながら日本の郵貯マネーをすべて吸い上げるまでは事は起こさないだろう。

推薦図書のご紹介



「新・マネー敗戦」 岩本沙弓著 文春新書 903円

この本は今までこのブログで取り上げてきた内容を多く含んだ一冊である。基軸通貨とニクソン・ショックから変動相場制への移行の持つ重大な意味合い。それに伴うマネーサプライの膨張とドル安による借金棒引き構造。さらにドル帝国への資金還流システムの解説まで、これまでの米国の戦力的政策を詳しく纏め上げている。ゴールドや金本位制の記載もあるがそれほど多くはない。このブログを見ていく上での基礎知識に丁度良い感じです。

影に隠れる金鉱株



歴史的に見て現在の金鉱株は金価格に対して極めて割安の水準に位置している。冬眠に入ってから随分と時間が経っているが表舞台に立つのは何時の日か?ここ最近の状況は複合的な要因が絡む中不安定な一面を見せている。買い進んでよいのか逃げるべきなのか極端な判断を迫られかねないため動き難さはある。

実は不調なブログ

実はこの2週間ほど前から当ブログは非常に不調をきたしていた。画像のアップロードが出来なくなっていたのだ。それだけではなく細かい機能が使えなくなっている。普通に更新するだけなら支障はないのだが、少し困っていた。アクセスの解析も出来なくなっていたが、これはそんなに大きな問題ではない。最近、困っているのはプラグイン設定の一部が利かなくなっていることでフリーエリアの設定が出来ない事。FC2に問い合わせたところ丁寧に説明してくれた。悪戦苦闘の結果、画像のアップロードは復活した。だがプラグイン設定がまだ利かない。めんどくさい事になったものだな。

先週の金価格

2月  London   NY(COMEX)
1日  1086.50   1105.60
2日  1111.00   1113.40
3日  1115.25   1109.30
4日  1083.25   1063.20
5日  1058.00   1065.00

*大きく下げたのは4日だけであるが、予想は難しかった。個人的には戻しにさほど時間は掛からないとの見通しではある。金ETFの残高は減少。

*金ETF残高1296.30トン+79.27トン(2/7現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

固定相場制と金本位制

現在の世界通貨システムを運営していく上で変動相場制が変更される可能性はあるのだろうか?以前の記事に書いたように一連の金融危機を招いた根幹に関わる原因は遡るとニクソン・ショックから続いている金本位制の放棄と変動相場制導入にあるのだと。また、私が考える理想の通貨システムとは固定相場制と金本位制を組み合わせた物ではないだろうかと漠然と思っていた。だが実現には多くのハードルが存在するため不可能とする意見も多い。そんな中、ちょっと驚きの記事を発見した。それはフォーリン・アフェアーズ(2008年11月号)に「ドルの再生と新ブレトンウッズ体制の導入をー固定相場制と金本位制の復活を」という記事を見つけたからである。まさかこんなところで固定相場制と金本位制の可能性についての記事を見かけるとは思ってもいなかった。フォーリン・アフェアーズとは言わずと知れたCFRの機関紙である。ひょっとすると始めから彼らにとっての想定される選択肢の一つになっていたのかもしれない。

依然、不透明なままだが・・・

気がつけばドルインデックスは80まで来ている。金価格には厳しいがよく1065ドルで持ちこたえてはいる。ダウは下げ止まったと言って良いのかまだ分からないが、失業率の低下は好材料ではあったと思う。依然として方向感は不透明なまま時間だけが過ぎていく。意外なのは金鉱株の先週末の戻しが良かった事。まだ金価格は戻したとは言えないが、金鉱株の戻しのほうが早い。恐らく短期間に金価格は反転すると見る。相対的に中国系の金鉱株のパフォーマンスが劣るのが不満ではある。