2010.01.23(Sat) | 経済 | CM (0) | TB (0)
米国債相場が3週連続の上昇となっている。オバマ大統領が発表した銀行規制案の影響で株が下落し債券への需要が高まっている。私は米国債から撤退する日が来るなどと言っているが、現実はまったく逆の動きをしているわけだ。 来週の米国債入札を前にしての銀行規制案は株式市場に大きなダメージを与え、資金の株式から債券への移動を助長した。これは低くなった利回りが原因で入札が軟調になる可能性もある。米国債は発行高がすでに尋常ではないレベルに膨らんでいるが捌ききれない状態になるのは非常に不味い。来週のスケジュールは26日に2年債440億ドル、27日に5年債420億ドル、28日に7年債320億ドルの入札を実施する。どうなるかね?
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2010.01.23(Sat) | NYダウ | CM (5) | TB (0)
大きく崩れてきたダウであるが、これは本物の崩壊なのか?金融規制案発表が原因だというが、個人的には本当に実行されるのか疑わしいと思っている。内容は銀行がヘッジファンドやプライベートエクイティファンドに出資・保証することを禁じる。銀行自身の資金でリスクの高い金融商品を売買することも、おおむね禁止する。自己勘定の取引は失敗すると損失がかさむと判断したようだ。オバマ大統領は国民の銀行批判をかわすためにこの法案を出してきたのではないだろうか?すべてこの通り実行されるのではなく修正が入り結局スカスカにされる可能性もある。ダウの下落は逃げるための口実に使われているセンも否定できず、実態はどうなっているのか分からない。しかし、まだ下げる可能性は高い。金リースレートが事前に正常化してきたのはどっちに振れるのか分からなかったからか?いずれにせよ混乱の1月である。