ドル絶対防衛線

ドルの反撃が始まったかのようなドル高である。サマーズ米NEC委員長が言っているようにドル基軸通貨体制を維持する事こそが米国の国益たるのである。そのためには米国は財政赤字の削減など「ドルのファンダメンタルズ」を支える経済政策を追求しなくてはならない。それこそがドル不信を払拭する事になると思う。しかし、それが非常に難しい事であるのも理解している。今年の米国はドル絶対防衛線を張ろうとしているかのようだ。経済の底はある程度打った、これ以上の後退はない。今度はドルを守ろうと言う事か。取り合えず明日からのドルスワップ協定の解除がどうでるのか?新金融規制法案の影響も未知数である。財政赤字削減は通貨政策上の問題が絡む。今年の米国は何かやらかしそうである。
スポンサーサイト

先週の金価格

1月   London  NY(COMEX)
25日  1095.25  1097.10
26日  1093.25  1096.80
27日  1094.75  1087.20
28日  1088.00  1085.40
29日  1078.50  1080.20

*下げは基本的にNY時間で起こっている。下げながらも切り返して終わるが、そのラインは徐々に切り下がってきている。このへんで反転と行きたいところだ。金ETFは微減。

*金ETF残高1303.20トン+79.30トン(1/31現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

ブルームーン

今夜はブルームーンらしいが願い事をした人はいるかな。1月も終わろうとしているが、大変な1ヶ月であった。ドル高がここに来て加速しそうな勢いにも見える。金投資家にとってはドル高は鬼門だが、ドル高と金高が共存することもないことはない。しかし、一般的にゴールドは売りがかさむ可能性が高い。問題はそれに匹敵する買いが入るかどうかである。発表される経済指標と実体経済との間にはかなりの乖離があり首を傾げたくもなる。依然として潜在的なリスクは存在するわけで、ゴールドの存在意義がなくなっているわけでもない。今回のドル高とドルスワップ協定の解除、米GDP大幅好転は一連の流れとなっているように見える。しかし、2月1日以降の流れがこのまま行くという保障は無く保険的な意味合いも含めた動きであるとも考えられる。そのためドル高でありながらもゴールドが下げ渋りやや上昇する可能性も想定している。果たして・・・。

驚きの米GDP

たまげたな。第4・四半期の米GDP速報値は前期比年率で5.7%増と市場予想の4.6%増を超えて大幅な伸びとなった。そのせいもあってドルは全面高、さすがにゴールドもあおりを受けたようである。こいつはもう少し続くんだろうかね。この状況だと来週ゴールドはスタートから厳しいぞ。予め決められていたことなんだろうけど、もうしばらくドル高が続くと見なければいけなさそうである。ただドル高は今の米経済にはよろしくないのでそろそろ止まる必要はあるのだがなんとも長く感じる。

ニュースとは不幸を伝えるものなのか?

不況風が吹きすさぶ中、新聞を広げてもよろしくない記事ばかり。人間ってのは不幸な記事の方がす好きなのかと思ってしまうほど暗い記事の方が多い。こういうときは嘘でもよいから景気の良い記事を積極的に載せて欲しいものである。気持ちが滅入ると何をやっても上手くいかないもので本当に不思議なものである。不景気とか不況とは雰囲気に左右されるところが多いのも事実。これは通貨にも言えることで信用と同じである。国に対する信用があれば価値の無い紙切れでもお金として使うことが出来る。思い込みとは真に恐ろしいものなのである。暗いニュースを排除して明るいニュースにするだけで世の中はハッピーになるんじゃないかと思う。不思議とね。こいつは会社でも同じで一人明るい奴がいるだけで雰囲気はガラッと変わってしまう。生きているんだから前向きに生きたいものである。

ゴールドはバブルなのか?

ジョージ・ソロス氏はダボス会議で金相場は「究極のバブル」だとし、現在の高値から急落するリスクがあるとの見方を示している。ソロス氏のコメントには驚いたが、いったい背景に何があるのか。私はゴールドがバブルだと思った事はないが何故にゴールド叩きをしているのか?裏がありそうな気がしてきた。ソロス氏はこれと同時に中国に対し、「早急に」人民元高を容認すべきだと述べている。確かに人民元は切り上げられるべきだと思うが、早急にというところに違和感を覚える。丁度、2月1日をもってFRBとECB、イングランド銀行、日本銀行、スイス国立銀行、カナダ・オーストラリア・ブラジル・スウェーデンの各中銀を加えた主要8行とのドルスワップ協定は終了する。果たしてドルの流動性は正常に維持できるだろうか。私はスワップ協定の解除は早いのではないかと思っている。今年に入ってのドル高はやっぱり違和感があるのだが、ドルスワップ協定の終了も影響しているのだろうか?ドルキャッシュ枯渇を想定して本国に資金が還流しているのだろうか。そのためのドル高とも取れる。結果的にゴールドが急落すると言うのなら分からないでもない。人騒がせなコメントだと思うがソロスだけに無視できないと言う事か・・・。

ソブリン・リスクは顕在化するか?

またまたPIMCOのビル・グロスCIOは英国債への投資は避けるべきと指摘している。繰り返して言っているな。英国政府の財政は非常に危険な状況と指摘し、英国以外のG7の国債についても巨額の国債発行が成長を阻害する恐れがあるとして、カナダを除き慎重な姿勢をとるべきだと言う。また、資産をアジアや途上国にシフトするよう推奨している。国債はカナダを薦めているようだ。政府債務が成長を鈍化させる危険性がある国として、アイルランド、スペイン、フランス、米国、イタリア、ギリシャ、日本を挙げている。これは通貨として買えるものが無い事を示してはいないのか?そう言えば中国人民銀行の朱明・副総裁も「ソブリン債務危機のリスクは現実的だ。世界経済にとって真のリスクは、成長が非常に弱く、不安定であることだと思われる」と言っていた。この立場の人の意見としてはとても重いものである。ソブリン・リスクが顕在化し始めてくると悪化のスピードは一気に加速するだろう。それは資金の移動速度が増すからである。そうならないことを願いたい。

ブログ有料化の正否

他のサイトでも記事になっていたが、最近ブログの有料化がポツポツ目に付くようになってきた。ブログ有料化の正否を問われてもコメントに困るのが正直なところである。情報は有料であるという考え方には反対はしないが、個人的にはいくつものブログを同時に契約する気にはなれないため結局は1つも契約しないというのが実情である。そういった個人的な事情を考えると当ブログが有料化することはありえないことになる。まあ、日記的なこの内容で契約する人などいないとは思うけど。しかし、毎日の更新は大変なもので有料化することによっていくらかその苦労が報われるという側面も見逃せないとは思う。私自身も広告ぐらいはつけても良いのではないかと思うこともあるので有料化したいという気持ちは痛いほどよく分かる。よってこれからブログを有料化しようという人たちには心からエールを送りたい。頑張ってくださいと。

リスク回避による円買いの不思議

スタンダード&プアーズ(S&P)は日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けのアウトルックを安定的からネガティブに変更した。経済政策の柔軟性が縮小しており、財政圧力・デフレ圧力を食い止める対策がとられなければ格下げになる可能性があるとの見解に基づくとした。当然の判断であると思うが、これまでリスク回避で円が買われてきたのが何だったのかと思える。これからはリスク逃避先から円が脱落して円安に傾いて行くと考えるのが自然であるが、もし円高が日本の国力を弱めるための戦略的行為であったのならそうはならないだろう。しかし、本格的な格下げがなされる時はかなりの円安に転換すると見る。閻魔大王が動き出したと言う事は日本の行動に対する警告なのか?民主党政権は虎の尾を踏んでしまったのかな?

幻の人民元金本位制

ドル基軸通貨体制が揺らぎ始めた昨今であるが、長い年月を掛けてドルは後退していくのかもしれない。人民元が今後は強い通貨になっていくとは言われているが、ハードカレンシー化はまだ先のことなのかもしれない。そうした中でも去年はいろいろな事が起こった1年であった。中国のIMFへの増資とSDR債の購入が900億ドルであるから日本のレベルに近い。将来の通貨バスケットに人民元が加わるのは間違いないだろう。また中国はブラジルと2国間決済を締結し、通貨スワップ協定を6カ国(香港、インドネシア、韓国、マレーシア、ベラルーシ、アルゼンチン)と結んでいる。さらに人民元決済を東アジア諸国(ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー)に拡大しつつある。人民元建て国債の香港での発行も目を引く出来事であった。人民元の自由化への道は着々と進んでいる。そこへきて金準備を10000トンまで増加させるとの発言には度肝を抜かれた。私には人民元がドルと同等の要件を満たそうとしているように見えてしかたがない。中国は先物取引所の開設、取引開始を急いでいた。ドルとNY(COMEX)はワンセットなのである。膨大な通貨量を利用して先物相場を操り、すべての商品と通貨を管理するのである。これが基軸通貨の特権、果たしてそれを掴み取る事ができるであろうか。そこで最後に浮かび上がってくるのが幻の人民元金本位制の可能性である。

グローバル債務爆弾



上記のグラフはフォーブスがまとめた各国の国家債務のGDP比(黒塗り部分)を示したものである。オレンジ色の部分は銀行資産(トップ5行合計)である。これで見ると国家債務がGDPの200%に達している日本が最もデフォルトリスクが高そうに見える。危ない危ないと言われている英国の比率は日本の4分の1ぐらいである。米国はもっと低くなる。しかし、このデータの信憑性はと言うと???である。それは半ば国営化されたAIG、ファニーメイ、フレディマック、シティグループなどの簿外負債がどうなっているのか分からないからだ。そうなると銀行資産の数字ってのも怪しい事になる。恐らくこれらの国のいくつかがデフォルトするのだろうけど、どうなるのかね?

各国通貨建て金価格の推移



上記のグラフはこの10年間の各国通貨建て金価格の上昇率を示したものである。よく円高だからゴールドのメリットはないと言う人もいるけど10年間で見るとかなり健闘しているのが分かる。昔は固定されていた金価格であるが全通貨的な希薄化が起こっているように思える。最も希薄化が強いのはポンドで2番目の米ドルも同じぐらいのレベルである。3番目が円だというのは意外かな?次いでカナダドル、ユーロと続き最後がスイスフランというのは納得できる。スイスフランには信頼があるのだろう。長期で見ると通貨の通信簿として使える。

先週の金価格

1月   London   NY(COMEX)
18日   1134.50   1132.70 
19日   1133.00   1137.60
20日   1120.25   1111.30
21日   1108.25   1093.10
22日   1084.00   1091.50

*20日以降段階的に下げている感じである。最終日は少し持ち直しているが、もう少し下げる可能性も捨てきれない。この3日間の下げは基本的にNY時間でのことである。現在の価格支配権はNYにある。金ETFはやや減少傾向。

*金ETF残高1303.96トン+79.30トン(1/24現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

裏腹に米国債シフトが進む

米国債相場が3週連続の上昇となっている。オバマ大統領が発表した銀行規制案の影響で株が下落し債券への需要が高まっている。私は米国債から撤退する日が来るなどと言っているが、現実はまったく逆の動きをしているわけだ。 来週の米国債入札を前にしての銀行規制案は株式市場に大きなダメージを与え、資金の株式から債券への移動を助長した。これは低くなった利回りが原因で入札が軟調になる可能性もある。米国債は発行高がすでに尋常ではないレベルに膨らんでいるが捌ききれない状態になるのは非常に不味い。来週のスケジュールは26日に2年債440億ドル、27日に5年債420億ドル、28日に7年債320億ドルの入札を実施する。どうなるかね?

崩れ行くダウは本物か?

大きく崩れてきたダウであるが、これは本物の崩壊なのか?金融規制案発表が原因だというが、個人的には本当に実行されるのか疑わしいと思っている。内容は銀行がヘッジファンドやプライベートエクイティファンドに出資・保証することを禁じる。銀行自身の資金でリスクの高い金融商品を売買することも、おおむね禁止する。自己勘定の取引は失敗すると損失がかさむと判断したようだ。オバマ大統領は国民の銀行批判をかわすためにこの法案を出してきたのではないだろうか?すべてこの通り実行されるのではなく修正が入り結局スカスカにされる可能性もある。ダウの下落は逃げるための口実に使われているセンも否定できず、実態はどうなっているのか分からない。しかし、まだ下げる可能性は高い。金リースレートが事前に正常化してきたのはどっちに振れるのか分からなかったからか?いずれにせよ混乱の1月である。

またまた出てきた元切り上げ論

ピーターソン国際経済研究所は中国の経常収支を均衡させるには人民元が他の通貨に対して約30%上昇する必要があると言う。人民元の切り上げを拒否する中国は他国に間違いなく多大な負担をかけていると指摘。人民元は対ドルで41%過小評価されている。人民元以外にも香港ドル、マレーシアリンギ、台湾ドル、シンガポールドルが大きく過小評価されている。経常収支を均衡させるにはそれぞれ対ドルで32%、31%、29%、25%の上昇が必要になる。これらの報告は米国のご都合主義の産物でもあるが、通貨切り下げ合戦の主役でもある基軸通貨ドルを持つ国の本音であろう。このまま実行されるとは思えないが、香港ドルも32%切り上げが必要と見られているとはね。アジア版プラザ合意はあるのだろうか?

米国債から撤退する日

PIMCOの旗艦ファンド「トータル・リターン・ファンド」は12月に米国債のウエートを大幅に引き下げた。PIMCOは政府の借り入れ拡大への懸念から米英国債へのエクスポージャーを減らしていることを明らかにしていた。トータル・リターン・ファンドにおける米財務省証券のウエートは12月末時点で32%と11月末時点の51%から大きく引き下げられている。一部の為替アナリストの間では各国中央銀行が外貨保有に占めるドルの比率を引き続き下げた場合ドルが長期にわたって下落する可能性があるとの懸念が聞かれている。PIMCOの動きはただ事ではないと思うが、長期金利にはまだ影響を及ぼしていないようである。PIMCOの判断が正しいかどうかは年内には判明するのではないだろうか?米英国債は長期金利が生命線である。こいつが跳ね上がりだすと止まらなくなる危険性がある。そのため細心の注意がなされているはずである。今のところは制御出来ているのだろう。しかし、問題はこれから先である。

金リースレート正常化



知らないうちに金リースレートが正常化している。先週の12~15日にかけて正常化しているようだ。ちょうどNY時間で下げていた時に重なる。この1年、金価格は概ね右肩上がりであった。この間、金リースレートの動きは金価格とは逆相関的であった。ここに来て急に正常化したのは何故か?随分長い間金リースレートはマイナス金利であったが、これは異常な状態とも言える。時間を掛けて空売りを減らしていたのかもしれない。持ち高制限も影響するのか?今年はいろんなことが起こる年となるだろう。

追伸:リースレートの転換はシルバーを除く貴金属全般で起こっているようである。これはなぜなのか?
http://www.kitco.com/market/LFrate.html

*明日は出張のため更新は休止となります。

CFTCの持ち高制限は・・・

今日はあちこちでCFTCの持ち高制限についての記事を見かける。ついに原油だけではなく金や銀など金属先物の持ち高制限について検討が始まっている。不思議だなと思うのは政府はインフレの目はないと言っていなかったかな。ここまで商品相場は上昇しては来たが、まだ問題視されるほどではない。持ち高制限を課すということは今後問題になる可能性があるということである。その原因がなんなのか?それこそが問題である。バーグステン氏が言っているようにドルの国際的な地位によってアメリカは確かに恩恵を受けている。貿易赤字や財政赤字が増えても外国からお金を借りやすいのである。しかし借金を返さず赤字が増え続ければいつか外国はお金を貸すことをやめドルは崩壊する。もし外国がお金を貸し続けたとしても、資本流入でお金がだぶつき金融危機が再燃しかねないと述べている。アメリカ経済とドルの崩壊を避けるには、むしろドルの地位を緩やかに低下させるべきだと。果たしてCFTCの持ち高制限は非常時の安全装置となるのだろうか?

このトレンドの先にあるものは・・・



現在の金価格の上昇トレンドはサブプライム問題や金融危機だけで起こったものではない。このトレンドのスタートは2000年台始めごろである。サブプライム問題や金融危機は1つのきっかけにはなっているがそれがすべてではない。その先にあるものはなんなのかが問題なのである。

先週の金価格

1月   London  NY(COMEX)
11日  1153.00  1150.70
12日  1151.25  1127.80
13日  1127.25  1137.10
14日  1138.25  1141.50
15日  1128.00  1130.00

*1150ドルは維持できなかったようだ。終値では分からないが下げてる時は結構なところまで下げてきている。しかし、切り反しがしっかりあるためある程度の値を保っている。したがってあまり下がらないだろうとの見方である。もちろん急騰もし難い状態と言える。金ETFは減少傾向。

*金ETF残高1304.89トン+79.30トン(1/17現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust

解除されていくデリバティブ

インド証券取引委員会(SEBI)はソシエテ・ジェネラルのインド部門に対し、オフショア・デリバティブの販売と取引の停止を命じたと発表した。SEBIはソシエテが取引に関する公正な情報提供を怠ったとし、30日以内に回答または反論を求めている。バークレイズも昨年、SEBIからデリバティブ取引の停止命令を受けており、インド株に連動する上場証券の販売を停止している。中国もデリバティブ踏み倒し宣言をしているが、インドも右へ倣えし始めた。早々に危険なものを撤去してこれから起こりうる災いを取り除いておく事は重要である。それでも正常な状態にはまだ遠いか?

隠されたインフレ



インフレはあたかも押さえられているかに見える現在の経済情勢であるが過去へと遡っていくと結構なものである。我々は搾取されているのだろう。特にニクソンショック後の消費者物価指数の上昇は異常と言える。私は2000年から始まった金価格の上昇には隠された意味があると思っている。今後の10年は大量資金供給の副作用であるインフレが本格化するとの見方があるがその大きさとはいかなるものなのか?

インテル決算はサプライズだ

インテルの決算には心底驚かされたが、米国消費がそれほど回復していないだけに不思議な気はする。しかし、インテルはグローバルな企業であった。それでも純利益10倍とは、いかに前年が悪かったとは言え恐れ入る。これでダウはしばらくは走れるのではないか。春先までは株式市場が堅調に推移する可能性が出てきたと思う。この時期は年金基金の動きとも相まって思った以上に活発な動きとなると予想している。それは商品市場も同様で金価格も堅調に推移すると予想。3~4月頃までは上げ上げ相場到来なのか?

沈黙の紫金

02899 1 14

去年の最高値から20%程度下げたところでうろついている紫金は出来高がなかなか膨らまず退屈そうにしている。2年前の暴落から立ち直りここまで比較的順調に戻してきている。しかし、A株との価格差も25%ほどあるようだし、まだ上値の余地はあるとは思う。現状では株価を押し上げる力強さがあるとは言えず、またもう一段下げるとガタつく可能性も出てきた。期待の金価格も上げては下げ、下げてはまた上げると一進一退を繰り返している。方向感のなさが金鉱株をもたつかせているのかもしれない。明らかに待ちの状態である。

LBMA Forecast 2010

LBMAの2010年金価格予想が発表されている。2年連続ニアピン近辺だったロス・ノーマン氏はhigh1425ドル、low1080ドル、average1236ドルと少し抑え目の予想か?いつもは最も高い方の予想であるが、今回は上から8番目となっている。実際の正解に最も近いのは最高値レベルの予想者であるが、今年はどうなるであろうか?個人的には今年も最も高い予想のhigh1650ドル、low1090ドル、average1388ドルが当たるのではないかとも思える。仮に低かったとしてもロス・ノーマン氏の予想は超えるだろうとの読みである。Average forecastsはhigh1394ドル、low983ドル、average1199ドル。

http://www.lbma.org.uk/pubs/forecasts

なぜ跳ねているのか?



今朝起きたらゴールドがやや跳ね上げていた。特に大きな事は起こってはいないが、個人的にはもう少しうだうだした動きをするかなとも思っていたので驚いてはいる。NY市場はまだ開いていないし日本も今日は休場だ。香港も開場前だし、なかなか面白いタイミングだ。狙っている人がいることを示している。

金価格1500ドル達成オフ会

禅師さんの要望もあり金価格1500ドル達成記念オフ会を行おうと思っているんですが、参加したいと思われる人たちに開催地に関するアンケートを採りたいと思います。参加希望の人に限定しますが希望の開催地を書き込んでください。禅師さんは香港・上海・東京のいずれかを希望とのことです。私も禅師さんと同じでよいと思いますが、スケジュールによっては海外が難しい可能性はあります。東京ならばある程度の無理は利くだろうと思っています。来週の日曜日ぐらいに集計しようと思いますのでそれまでによろしくお願いいたします。

2010年、紫金鉱業株価予想集計結果

2010年株価       高値   安値
ちょっと通りすがり   35HKD   7.2HKD
ゴジラ          30HKD   7.3HKD
大河の一滴       20HKD   7.3HKD
abramovich      20HKD   6.0HKD
少佐           20HKD
花薬欄         20HKD
0122          18HKD
akasakaten      15HKD
リオネア        15HKD
takashi         9.5HKD   6.0HKD

平均           22.25HKD  6.76HKD

今年の紫金の株価予想は以上のような結果が出ました。私の予想はかなり高めに出したのでこれ以上の予想は絶対に出ないと思っていたんですがそれ以上がいるとは驚いた。15~20HKDという予想が現実的だと思います。安値は途中からabramovichさんの意見で取り入れましたが、そんなに下がらないという見方が多いのかもしれない。3年前は直通車の思惑などもあって香港市場は急騰したが今年も同様の事が起こる可能性はある。中国国内はインフレの問題が起こっておりマネーを何らかの形で吸収しなければならない。人民元立て債券の発行もそうだし貴金属取引の開放も資金吸収の一端を担う。また直通車もしかりなのである。

先週の金価格

1月  London   NY(COMEX)
4日  1121.50   1120.90
5日  1123.25   1117.20
6日  1130.00   1138.10
7日  1130.25   1130.10
8日  1126.75   1137.70

*ドルインデックスは落ち着きだしているけど、まだ下がってきているとは言えない。金価格も落ち着き始め幾分戻し始めている。ユーロと円がどうもおかしくなってきているため相対的にドルが生き返ってきそうな感じであり、それがドルインデックスに現れているのかな。米国は景気回復を謳い出口戦略を採りたそうだが見込みだけでどれだけドルを支えられるか分からない。将来のドル安基調は変わらないと見ているが、今しばらくドル高でありながらゴールドがじわじわ買われる傾向が続くと見る。金ETFは10トン程度売却と後退している。

*金ETF残高1312.10トン+79.30トン(1/10現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust