いろいろあった1年だったが・・・
いろいろな事が起こった1年であった。今年はGMやクライスラーはチャプター11の申請を行った。一時代を築いた企業達であるが今や米国の中心業種を担う企業ではない。米国の多くの銀行は破綻の数をさらに増やしている。失業率も高止まりしつつあり実態はもっと劣悪であろう。経済指標は改善したかに見えるがそう判断するのは早計であろう。米国債やドルの危機も懸念されたがなんとか回避されているようだ。1年前と今の最も大きな違いはゴールドを取り巻く環境の違いであろう。中央銀行の金売りポジションが金買いポジションに変わっていることだ。現在は一時的にドルが上昇しているが将来のドル下落要因は消えない。来年からはいよいよ米国の債務が問題としてクローズアップされるだろう。そのためドル資産を多く持つ国は資産分散の必要に迫られる。その動きが表面化したのが今年であったのだ。今後はドル高であってもゴールドは下げなくなるだろう。なぜなら金ポジションを取ろうとするものにとってドル高はチャンスとなるからである。さて、今年も残り少なくなってきたが、来年はどういった年となるだろうか?今年も1年間御訪問いただきありがとうございました。みなさん、良いお年をお迎え下さい。
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