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現在の混乱の芽は・・・

この40年、世界はいろいろな危機に見舞われてきた。オイル・ショック、アジア通貨危機、ロシアやアルゼンチンのデフォルトなど、そして現在のサブプライム問題から来た混乱の芽はどこから来ているのだろうか?私はすべての始まりはニクソン・ショックから来ているのではないかと見ている。ニクソン・ショックによりドルと金のリンクが外されて金本位制が消滅した瞬間からドルは事実上無制限に発行できる事になった。その影響により、ニクソン・ショック以前の金価格は1トロイオンス35ドルであったが現在は1200ドルを超えるところまで来ている。原油もその当時の1バレル3ドルから去年の最高値147ドルを記録するほどである。時を越えマネーサプライの増加により、実にゴールドは40年弱で30倍以上、原油は50倍近い上昇を記録した。これらの背景には通貨システムの問題が大きく関わっている。ニクソン・ショック後、為替は固定相場制から変動相場制へと移行していくが、これが世界の災いの芽となっていく。いくらでも刷れるドルと各国通貨では勝ち目が無いのである。しかも米国では通貨、金、原油など次々と先物市場が真っ先に設立されている。無制限のドルと先物市場の主導権を持つ米国に勝てるものはいなかった。ドルによる膨大な資金流入により新興国はバブルとなり、資金引き上げにより通貨危機を引き起こしデフォルト状態となる。そして利益だけを自国へと持ち帰る。恐ろしいシステムである。これらは金本位制の放棄と変動相場制移行がなければ起こりえなかったことである。サブプライムショックによるレパトリエーションにしても固定相場制であれば問題はここまで大きくはならない。しかし、このシステムをいち早く理解して対策を講じている国が存在する。中国である。中国は人民元を自由化していない。しかも自国で上げた利益を国外へとは簡単に持ち帰れないシステムを採用している。果たして中国は米国のシステムを打ち破る事が出来るだろうか?
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先週の金価格

11月  London   NY(COMEX)
30日  1175.75   1178.90
12月
1日   1192.50   1196.00
2日   1212.50   1214.80
3日   1208.75   1207.50
4日   1190.25   1161.40

*旧反転して1200ドルを維持していたゴールドは週末に急降下した。急落はないと言ったんだが大はずれに終わった。アシア勢が身動きの取れない週末に仕掛けてきた感じがする。私はこれ以上大きくは崩れない派であるがやや注意は必要。

*金ETF残高1326.68+82.99トン(12/6現在)exchange-traded gold securities+iShares COMEX Gold Trust