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クレジットの罠

人類最大の発明の1つとされるクレジットシステム、これには大きな罠が隠されている。金本位制の時代は通貨発行量を用意に増やす事はできなかった。それは裏づけとしてのゴールドはそんなに急には増えていかないからだ。しかし、今の不換紙幣システムならいくらでも通貨を流通させる事ができる。銀行は信用創造によりマネーを発生させる事ができるが、ここでは住宅ローンを取り上げてみよう。住宅をキャッシュで買える人はほとんどいないので銀行などからお金を借りることになる。このお金は元々誰かが預金したものであるが、それを融資という形で借り受けたところで新たなマネーが発生する。これが日本中で起こると当然住宅バブルとなる。ここで問題になるのは信用創造の多発によりマネーサプライが急激に上昇することである。当然インフレになるが、将来自分が稼ぐ未来のお金を現在に出現させる事によりインフレが加速していく事になり自分で自分の首を絞めることになりかねない。インフレ率よりも賃金上昇率が上回ればよいが、日本の平均賃金は現在毎年低下している。これではローンの返済は厳しい。住宅バブルは行くところまで行くと弾けて不況に突入する。結果的に自分が発生させたマネーにより自分自身も破綻の危機に立たされることになる。つまり借り入れた時からそれ以降の社会的状況や経済的状況が一定なら良いがそうとは限らない。これを現在の米国に当てはめるとなかなかスリルがある。
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依然長期金利が焦点



これは米国債(10年債)の金利の動きである。今年に入ってから一直線に金利が上昇しているのが分かる。オバマ大統領に代わってから中国は米国債を殆ど購入していないと聞くがほぼ中国の動きに連動しているように見える。その後、買い手がないためFRBが米国債の買い入れを決めたがそれでも金利の上昇は止まらず4%近くまで上昇してきた。今年から中国はコモディティの戦略備蓄を始めたりIMF債の購入を決めたりと米国債離れが鮮明となってきた。ゴールドもそういった動きに連動しようとしていたが現在猛烈な制御がかかっている。しかし、もはやすべてをコントロール出来る状態ではない。やがてゴールドに掛けられた呪いが解ける日がやってくるだろう。